2024.10.01
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拠点を超えてアクセルを踏み続けるLINEスキマニのフロントエンドチームの紹介(全1記事)
提供:LINE株式会社
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花谷拓磨氏(以下、花谷):それでは拠点を超えてアクセルを踏み続ける「LINEスキマニ」のフロントエンドチームの紹介したいと思います。
まず簡単に自己紹介いたします。私は花谷拓磨と申します。LINE株式会社の東京拠点に勤務していまして、冒頭のスライドでもあった、フロントエンドの東のチームのうちのフロントエンドDev9チームのマネージャーをしています。
「LINEスキマニ」のフロントエンドチームをリードしていまして、その他でいうと、UITのMeetupや、UIT INSIDEというpodcastの企画などのオーガナイザーもしています。もしかしたら、そちらで聞いたことがある方がいればうれしい限りです。では、さっそく本題のほうに移っていければと思います。
今日はせっかくフロントエンドチームの紹介ということなので、フロントエンドチームにフォーカスしたいところですが、まず始めに、「LINEスキマニ」の事業について簡単に紹介したいと思います。
事業の説明ですが、「LINEスキマニ」は、数時間だけであったり、明日すぐに働きたい人のための企業とユーザーの単発雇用のマッチングサービスです。いわゆるギグワークサービスと呼ばれる領域となります。すごく簡単に言ってしまうと、求人サイトになりますが、ギグワーク市場(単発雇用サービス)でLINEとして新たに始まったサービスとなっています。
LINEでは、これまで「LINEバイト」というサービスを長く運用してきましたが、そことはまた違うセグメントを狙っていく中で、LINEの抱えるリソースであったり、これまでの求人の領域の、HR領域の経験を活かして、新たにギグワーク領域に参入できないかということで始めたサービスとなっています。
基本的にはいわゆるアルバイトなどの仕事体系になると、数ヶ月から数年単位の仕事になるかなと思いますが、「LINEスキマニ」では、すごく短いスパン、数時間や1日単位の単発アルバイトを探すためのサービスとなっています。
まだ2月に始まったばかりのサービスなのですが、仕事を選んですぐにマッチングして、すぐに仕事をして報酬を受け取れるところが最大の特徴となっています。
詳しいサービスについての紹介は、ぜひ「LINEスキマニ」の公式Webサイトがありますので、ご覧いただければと思います。ここだけの話で15分つかっちゃいそうなんで、詳細はそちらを参照していただければと思います。
そして今日は、そんなまだ始まったばかり、サービスインして半年の「LINEスキマニ」を支えるフロントエンドチームについて、紹介したいと思います。
まずフロントエンドチームのメンバー構成について紹介します。「LINEスキマニ」のフロントエンドチームは、冒頭のタイトルで「拠点を超えて」といったとおり、現在複数の拠点と法人をまたいだ開発チームで運営しています。
状況としては、子会社のLINE Growth Technologyの東京・福岡拠点のチームメンバー。そしてLINE本社の東京拠点メンバーを加えて、全部で5人体制でフロントエンドの開発をしています。ここはまた今後増減すると思いますが、5人体制でここ数ヶ月回っているような状態です。
フロントエンドチーム5人で、どのようなものを開発しているかというと、こちらの2つです。まず1つがサービスのメインとなる画面、いわゆるtoC向けの、就業者向けサービス画面です。こちらでは仕事を探すことや、仕事の登録、報酬の受け取りなどなどを、エンドユーザーである利用者側が行うための画面となっています。
それに合わせて、フロントエンド領域として開発するものとして、事業者向けの、いわゆるtoBの管理画面があります。もちろん求人サイトはある程度マッチングしたうえで、報酬のやり取りを行ったり、求人を掲載することなどがあるため、事業者向け画面の開発も欠かせません。こちらについても、フロントエンドチームが行っていまして、各々toB専任、toC専任というものは置かず、両方全員のメンバーが開発するような状況となっています。
全員で同じものを開発する体制ですので、技術も基本的には統一しています。基本的にはReact、TypeScriptと、ここに含めるのが適切かは悩ましいことではありますが、Reduxを利用して開発を行っています。
また、スタイリングはスタイルドコンポーネント、APIとの通信はOpenAPI、swaggerを利用しており、基本的にそれぞれ専用の式は最小限にしています。
ただ、需要に応じてそれぞれ柔軟に技術を変えているところはありまして、toC向けの画面では、一部サーバーサイドレンダリングを行いたい部分があるため、Expressを利用してロードCSサーバーを立ち上げて、運用しています。
また、事業者向けの画面では、開発を円滑にするために、Nuxt.jsを採用しているほか、UIの表現にBootstrapを利用している状態となっています。
toC画面はできるだけディティールに沿って、LINEのトンマナに沿うようなかたちでデザインしたいという目的、toB画面については、UIの細部よりも開発効率や機能面の拡充を優先することによって、事業者に早期に価値を提供することを優先しているような状態となっています。このようなかたちに柔軟に技術を使い分けて、フロントエンドチームは開発を行っています。
また、2つのアプリケーションを開発するため、コミュニケーションもかなり必要な状態となっていまして、そこについてはさまざまな取り組みを行っています。
まず1つ目が、気軽に話せる、相談できるSlackスレッドを作っています。こちらは、毎日始業の一番早い人が始業する9時10分程度に、Botで自動にスレッドを作るようにしていまして。ここで開発についての質問やレビュー依頼、あるいは例えば「ちょっとコード一緒に書いてほしいんですけど、Zoomお願いできますか」といったコミュニケーションを行っています。
人が増えてくると、なかなかこういった大きなチャンネルに何か投稿するのは、心理的なハードルも高くなるかなと思いますが、「LINEスキマニ」のチームでは、フロントエンドとサーバーサイド、それぞれでスレッドを用意することで、気軽に相談したり質問したりできるような状態になっています。
とはいえ、その一方で、もっと大きな対局面での進捗を把握したいことや、メンバーの困りごとなどを気軽に相談したいこともあるかなと思います。そういった時のために、今は毎日11時15分からフロントエンドの朝会をしていて、困りごとや進捗状況を共有しています。
「今日こういったことやります」っていうことから「ちょっとこの開発をしているんですけど、かなりPull Request大きくなっちゃっていて、なんか一緒にできませんか」といったヘルプを出すようなところまで、この朝会でやっていたりします。
ですので、何かの議題がほったらかしにされることはあんまりなくて、フロントエンド朝会でコミュニケーションを積極的に取っている状態となっています。
また、これらの取り組みは、基本的に開発を進めるためのものではありますが、その他に改善をするようなことも多くあるかなと思います。
「LINEスキマニ」チームでは、そういったものはけっこう自由にしていい体制にしていまして。例えばこのPull Requestでは、swagger、OpenAPIとの連携をより円滑にするための改善Pull Requestで、こういったものも機能開発の合間にチョコチョコ開発して、みんなで積極的にレビューしていて、開発環境もできるだけ迅速に改善できるように、草の根のような活動を支援している状態になっています。
というところで、けっこうこれまで、例えばチーム開発をしたことがない方でも、すごく入りやすい環境でもあるかなと思いますし、技術的なところも、いわゆるモダンどころを押さえている環境になっているかなと思います。
実際、「LINEスキマニ」に入るメンバーの中には、ここに入るまでチーム開発したことがなかったっていうメンバーもいたのですが、今かなり活躍しているような状態となっているので、もしですね、ここで聞いている方で「ちょっとチーム開発はやったことないんだけど」っていう方がいてもですね、あんまり気にせず入れる状態になってはいるかなと思っています。
次に、フロントエンドの開発環境として、技術的な部分以外でのメリットも紹介できればなと思います。
何よりも、我々LINEのフロントエンド開発組織は、けっこういいとこ取りなところが多いかなと思っています。特に「LINEスキマニ」は、その色が強いかなと思っているので、紹介いたします。
まず1つ目は、大きな組織の中で始まったばかりのサービスに取り組むところは、かなりおもしろいところと考えています。
我々LINEの組織は、冒頭の紹介でもあったとおり、職能ごとに専門性が尊重されるエンジニア組織があります。ただその一方で、「LINEスキマニ」の中ではプロダクトファーストなベンチャー志向の動き方も求められます。ですがこれらは、相反するものではなく、双方を取り込んで開発しているような状態になります。
具体的には、専門性のところでいうと、職能ごとの組織があることによって、例えば人数が少ないからなかなか技術的に深掘りできないことはないですし、他のプロジェクトに取り組んでいる仲間と話すことも容易にできます。
また、どうしても片手間になってしまうとかっていうのが立ち上げたばかりのサービスだとありがちかなと思うんですけど、「LINEスキマニ」では、フロント、サーバーチーム、それに専属のQAチームも存在していることによって、本人のやりたい専門性にフォーカスしつつ、そこでバリューを発揮するということができるような状態となっています。
また、東京と福岡の2拠点で開発していますので、そういった多くの拠点を巻き込んでの開発を経験できるところも、いわゆる大きなメガベンチャーのメリットを享受できるんじゃないかなと思っています。
一方、まだ立ち上がったばかりなので、例えば「フロントエンド開発者としてフロントエンドだけにフォーカスしていたいんだ!」というわけにもいきません。
特に私たちは、PlanDevQA混合ミーティングというところで、開発者、企画者、そしてQAメンバーが混ざってミーティングする機会が1週間に1度ありますし、それとは別に、企画が出来上がった時にまずエンジニアに相談してみて、機能的に実現が可能か、あるいは工数を減らしてもっと高い効果を得られないか、というところまで相談することが多くありまして。基本的に専門性を兼ね備えつつ、プロダクトファーストで考えることが求められます。
ですので、潤沢なリソースがあるからこそできる専門性を発揮しながら、ワンチームとして信頼されて、エンジニアとして、かつプロダクトを同じ作る仲間としても要求されるところがありまして、かなりハイブリッドに仕事ができる状態じゃないかなと思っています。
なので、ちょっとエンジニアとして専門性を高めたい、一方でプロダクトにも熱意を持って携わりたい。ただの外注のようなかたちで済ませたくない、という人にはすごいマッチしている組織かなと考えています。
LINE全体が基本的にワンチームで開発をする体制ではありますが、やはり生まれたばかりのプロダクトで、これから生き残らなければいけないというプレッシャーもあることから、「LINEスキマニ」はその色がかなり強いかなと思っています。
また、その一方で、開発環境も専門性があるからこそできるような状態にはなっていて。モダンさと堅実さを兼ね備えた状態となっています。
フロントエンドはいわゆるReact、TapeScriptの、枯れてみなさんが使っているようなスタックを使っていますが、一方で技術的な挑戦もプロダクトのためなら基本的に厭わないっていうところでして。
例えばLINE社内では珍しいKubernetesを中心とした開発を行っていますし、そういったところで、モダンな当たり前品質をどんどん追求していくっていうような活動を行っています。
また、いいとこ取りという面では、開発サイクルも挙げられます。具体的には、「LINEスキマニ」では2週間に1度のリリースをベースとして開発していますが、基本的に先ほど挙げたとおり、QAチームの潤沢なチェックなどがあって、2週間のリリースを安定して行うというところを目指しています。
こういったところは、大きな組織だからこそできる話になるかなと思いますが、その2週間の開発の中で、少し早く実装を始めたり、例えば「ちょっとこの機能は効果が高そうで、簡単にできそうだからすぐやってほしい」っていうものがあったら、差し込みでも取り組むなど、基本的に2週間のリリースサイクルを守るところに加えて、さらにストレッチゴールとして新しい機能も積極的に取り組むことを両立しています。安定したリリースと、急ぎだからちょっとがんばらないとっていうちょっとスタートアップらしい仕事みたいなものが両立できているというところも、「LINEスキマニ」の開発体制のよさかなと思っています。
総合するとこんな人にマッチしているかなと思っています。まず1つが東京、福岡の2拠点で開発していることから、拠点を超えていろいろな人と協業したいという人に、かなりマッチしていいます。
そして、2つ目は自分でサービスを成長させたい方には、ぜひお勧めできるかなと思っています。先ほどのように、グランドラインに添いながら、ロードマップどおり開をすることもあれば、いきなり差し込みでサービスにとって効果の高いもの開発するってこともあるので、そういったところでプロダクトに貢献できている実感は得やすいかなと思います。自分でサービスを成長させたいオーナーシップのある方はすごくマッチしているかなと思います。
また最後に、大きな企業で仕事したいけど、一方で刺激も欲しいという、ちょっと欲張りな人もすごくマッチしていると思います。やっぱり、大きな企業だからこそ使えるリソースや挑戦とも確実に存在しているかなと思います。一方で「そういった組織に所属すると、なかなかフットワークが重いんじゃないか」と思う方も多いかなと思います。
そういったところは、「LINEスキマニ」は迅速なアウトプットを出すことが求められている環境で、大きな企業でありながら刺激のある開発ができるかなと思っていますので、ぜひこのあたりに該当する方は「LINEスキマニ」についてちょっと考えてみていただければと思います。
カジュアル面談ももやっていますので、「LINEスキマニ」の話について興味がある方向けに、もっと熱く語ることができればと思っています。
というところで、私から「LINEスキマニ」についての紹介は以上にしたと思います。ご清聴ありがとうございました。
LINE株式会社
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