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FAプロダクツ_スマラボ東京開所式(全2記事)

2020.11.04

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"ものづくりのDX"を体感できるショールーム「スマラボ東京」がオープン 立ち上げメンバーらが語った想いとは?

提供:株式会社FAプロダクツ

2020年9月10日、製造業のDXを一貫支援するコンソーシアム「Team Cross FA(チームクロスエフエー)」が運営するショールーム「SMALABO TOKYO(スマラボ東京)」の開所式が開催されました。製造業の様々な課題を包括的に解決するソリューション展示が見学でき、企業のDX実現のヒントが得られる場として期待されています。本パートでは、スマラボ東京を運営するTeam Cross FAによる開所式挨拶と、国会議員や大手企業によるスマラボ東京にかける期待について紹介します。

日本の製造業の課題解決を担う、スマラボ東京とは?

野呂幸(以下、野呂):本日はお忙しい中、Team Cross FAによるスマラボ東京の開所式にご来場いただき誠にありがとうございます。本日の司会進行を務めさせていただきます、FAプロダクツの野呂幸と申します。開会にあたりまして、Team Cross FAプロデュース統括、天野眞也よりご挨拶させていただきます。

天野眞也氏(以下、天野):開会にあたりまして、ご挨拶させていただきます。Team Cross FAプロデュース統括 天野眞也でございます。よろしくお願いいたします。本日は、本当にみなさまお忙しいところ、我々Team Cross FAのスマラボ東京にご来場いただきまして、心から御礼申し上げます。この開所の運びとなりましたのは、この公式パートナーのみなさまの多大なるご協賛、これにもう本当に尽きると思います。

特に今回のスマラボ東京におきましては、日立システムズさま、ISID(電通国際情報サービス)さま、そして日研トータルソーシングさま、NTTコミュニケーションズさま、シーメンスさま、本当に多大なるご協賛ありがとうございました。

また、この開所の運びに至るまでには、我々Team Cross FAのメンバー全員が、一生懸命作り上げてきました。本当にありがとうございました。このスマラボ東京について、私からもう少しだけ、冒頭のご紹介をさせていただきたいと思います。

まず製造業が置かれている環境というところで、不確実性が高まり、先が見通せないということです。

具体的に申し上げますと、例えばトランプさんが「アメリカ・ファースト」みたいなお話をされたりとか。最近ですと、コロナ禍で大変な状況が続いているわけで、コントロール不可能な要素が増えて、先が見通せないという状況でございます。

そして、日本の設備というところで見ていきますと、端的に申し上げますと旧型設備が多くて、生産性が低迷しているという現状がございます。

加えて、このリードタイム短縮や人手不足、こういったところの多くの課題が重なってきているというのが、今の製造業の現場でございます。

ここをどうやって突破して、課題を解決していくのかというのは、まさにダイナミック・ケイパビリティとデジタルトランスフォーメーション、この2つのキーワードしかございません。

この辺りは『2020年版 ものづくり白書』の中で、経済産業省さんから発表がなされております。こちらを徹底的に、僕らはやっぱり加速していきたいというところが、このスマラボ東京の鍵となっております。

「上位側のDXとリアルの設備を結びつける」唯一の提案型ラボ

特に、今回見ていただきたいのは、DX。

このDXをいかにしてリアルの設備と結びつけていくのか。ここが実は日本の中でどこも実現して見せているところがないんですね。スマラボ東京だけが、唯一この上位側のDXと、リアルの設備を結びつけて、最終的には経営市場にどんな投資をしたら、どんな効果が付くのかというところをしっかりと提案できるような、そんなラボとなっております。

今回はこの点をみなさんに体験していただいて、ご支援をしていただきたいと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。

野呂:続きまして、株式会社電通国際情報サービス代表取締役社長、名和亮一よりご挨拶させていただきます。

名和亮一氏:ただいまご紹介に与りました、電通国際情報サービスの名和でございます。今日こういう場を持つことができたのは、会場のみなさまやTeam Cross FAのみなさまなどのご支援の賜物だと思っております。本当にありがとうございます。

当社もこの日本の製造業の将来に非常に貢献したいという熱い思いを持ち、このTeam Cross FAに参加しております。近年、デジタルトランスフォーメーションという言葉がいたるところで言われておりますが、私自身が大事だと考えているのはDXのXです。目指すべきはトランスフォーメーションだと。ただ、それをやっていける道具立てというか、ツールとしてのデジタルは必要不可欠なものだと思っています。

デジタルというと、昭和流で言うとハードとソフト。今流というか、我々流に言うと、リアルとバーチャル。それが融合した“デジタルツイン”が、日本の製造業のDXを推進していく、非常に重要なものだと認識しています。

Team Cross FAは、リアルに強いメンバー、それからバーチャルに強いメンバーで構成されています。弊社のメインはバーチャル側です。今回この両者が密にコラボした結果として、今日ここにデジタルと連動したロボットの展示を実現することができました。みなさまには、リアルとバーチャルの融合の実現をゆっくりご覧いただければと思っています。

今後もみなさまのご支援をいただきつつ、弊社は日本の製造業へのさらなる貢献をしていきたいと考えております。引き続きよろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございます。

野呂:続きまして、株式会社日立システムズ常務執行役員、桑原俊夫よりご挨拶させていただきます。

桑原俊夫氏:おはようございます。日立システムズの桑原です。本日はみなさまにおいては、コロナの状況下の中、対策が必要なところお集まりいただきありがとうございます。

公式パートナーの一員として御礼申し上げます。ここに至るまで私も先週こちらにお伺いして、進捗確認をしたんですけれども、スマートラボというよりも、まだスマート倉庫みたいな(笑)。

(会場笑)

Team Cross FA総出で、一丸となって仕上げて今日を迎えております。大変喜ばしい気分で迎えられたことをお喜び申し上げたいと思います。

日立グループは「Lumada」を提供しております。これは日立の造語です。「illuminate data」=「データに光を当てる」。正式な公式ステートメントは「お客さまの所有するデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、ソリューション/サービス/テクノロジーの総称です。」。正式にそういうステートメントが出ておりますけれども、今日、私ども日立システムズもデータに光を当てて、Team Cross FAと行動を共にしたいと思っております。

我々はITに強いSIerなので、基幹システムのなど経営情報、経営データ、それをどうやってスマートファクトリーに結びつけようかという時に、我々の大きなミッシングパーツはOTでした。

そこへ数年ぐらい前から活路を求めるために良きキーパートナー、良き指導者を探していたところ、当時、天野さんや貴田さん、飯野さんたちと知り合って、活動の中に入れていただき、晴れてTeam Cross FAという一員にはなりましたが、まだまだ我々はITの範囲しかできず彼らがいないとお客さまに完全なスマートファクトリーをお届けできないという状態でございます。このスマラボ東京も、我々自身としては気づきと学びの場だと思っております。

いろいろとご指導をいただきながらも、新しいイノベーションを、イノベーションというのは日本語にすると2つあるらしいんですけど、もともとは技術革新という言葉になっていますが、ある方たちは「新結合」と仰ってます。私もその「新結合」という言葉が非常に合っているなと思います。

新たな知と新たな知が掛け合わされて新しいものができていく、これがまさしくデジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションのコアな部分だと思っています。ここは日本のイノベータをどんどんと呼び込んで新しい「新結合」ができる場になる、とそう感じております。

ご来席の皆様、ぜひこのTeam Cross FAの活動と、スマラボ東京を盛り上げていきたいと思っておりますので、ご支援のほどをよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

スマラボ東京は「新たなサプライチェーンを創る大きなチャンス」

野呂:続きまして、本日お越しいただいておりますご来賓よりご挨拶をいただきたいと思います。参議院議員、山田太郎さまよりご挨拶させていただきます。

山田太郎氏:スマラボ東京の開所、大変おめでとうございます。参議院議員の山田太郎でございます。おめでとうございますというのは常套句なんですけど、実は今回、この会場に来て大変責任を感じておりまして(笑)。

実は私も民間にいた時は、ネクステックという製造業向けのコンサルティング会社で、上場企業を創って、意思半ばで議員に移ってしまったんですが。意思を継いで、FAナビの時代から、もう本当に錚々たる会社さんと一緒になって、こういう仕組みを作ったというのは、大変びっくりしているというか、責任を感じます。

責任というのは何かと言うと、FAナビさんがまだ技術翻訳を中心としていた時代からお付き合いをしていて。「この連中は必ず将来、光る原石だ」と。こういうふうに思っていたら、なんと光るどころか想像以上に今、光を発しているわけであります。

本を正せば、私も2013年とか2014年ですかね。今回、南相馬やタイのアマタナコンなんかでも連携して工場を作っているんですが。彼らをアマタナコンに最初に連れていったのは私でございまして。

その前にはIoTが流行っているということで、その時は議員としてドイツを一緒に2〜3週間、ぐるぐるぐるぐる国内をバスで回って向こうの状況を見たと。けしかけているうちに、こんなものまで作っちゃったということで、私は大変責任を感じております。

今回は「おめでとうございます」という以上に、しっかり責任を取って一緒になにかできることからやらせていただきたいと思っております。それから最後、実は私、今、自民党のほうでもデジタル社会特別推進委員会(2020.9.10当時)というものの事務局次長をやらせていただいてます。最近はデジタル庁という話も出てきております。

ただ、そういうのを政治のところだけで進めようとしてもなにも実現しないんですね。「目に見えるものが必要だよ」なんて言っているうちに、今日ここに目に見えるものとして実現したのでありまして。もう本当に足元は今日も、錚々たる会社さんと、しっかりこのスマラボ東京でかたちを見せて、日本を引っ張っていってもらいたいと。

我々、政治の立場からしっかり引っ張っていくと言いたいんですが。私はビジネスは現場にあると思っておりますので、そういう意味でやれることはなんでもやりたいと思っておりますし、チャンスがあれば。天野さんにプレゼンやパワポの作り方とかを教えたのは、私でございますので(笑)。

(会場笑)

そういう責任もありますので、責任を取ってこれからも一緒にやらせていただければと。そんな思いで来賓に呼ばれたんですが、主催者の一員としての思いがすごく強いものでございます。そんなご挨拶となりました。どうか、今後ともよろしくお願いします。また改めてこのスマラボ東京の開設、おめでとうございます。

野呂:続きまして、参議院議員、藤末健三さまよりご挨拶させていただきます。

藤末健三氏:本日はスマラボ東京の開所、おめでとうございます。私は参議院議員の藤末健三と申します。なんで私がここにいるかと申しますと、山田さんとの付き合いがありまして。もともと経済産業省にいまして。東大の工学部、次に政治家という道を辿る中で、20年ぐらい前からずっと一緒に、こういうインダストリーのイノベーションを一緒にさせていただいてましたので、今日も伺っております。

私はどちらかというとマクロのほうから、いろいろサポートさせていただきたいと思います。せっかくこれだけの方がお集まりなので、お話ししたいことが1つございまして。

何かと申しますと、私は今年の1月、10日間ワシントンD.C.におりました。主に向こうの国防総省とかの人たちとずっと会ってきたんですけど。何があるかと申しますと、先ほど天野さんの説明で、政治リスクという話があったじゃないですか。

その中で、わが国が何をするかということは、まさしくみなさまがデジタルの中で新しいサプライチェーンを創るという大きなチャンス、大きなトライアルが必ず来ます。ですので、ぜひそちらを見ておいていただきたいと思います。

みなさんも一緒に新しい日本のサプライチェーン、グローバルサプライチェーンを創らせていただくことをお願いしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。よろしくお願いします。

「日本が再び世界の標準を握る」サプライチェーンへ

野呂:続きまして、経済産業省関東経済産業局地域経済部部長、中嶋重光さまよりご挨拶させていただきます。

中嶋重光氏:本日はスマラボ東京の開所、本当におめでとうございます。また、心から天野さまはじめ、当局の事業にご協力いただきましてありがとうございます。

地域の学生に対するDX推進の実習でございますとか、中小企業のみなさま方に実際にスマラボがどういうものかをご指導いただいているということで、日ごろからもお世話になってまして、ありがとうございます。

先ほど、山田先生、藤末先生からご紹介ありましたとおり、国のほうも今後はafterコロナ、withコロナを考えていく中で、新しいビジネス様式を作っていかなければいけないと。その中で、キーワードとしてDXでございますとか、サプライチェーンの強靱化というのはここ1〜2年くらい、本当にスピードを速めて進めていくべきであるということで取り組んでいます。

当省としましても、この補正予算等でITの導入補助金でございますとか、ものづくり補助金といったような補助メニューをたくさんご用意しております。関東経済産業局のほうでも、4月からデジタル経済課という課を新たに設置しまして、強力に地域のデジタル化を進めていこうというところでございます。

私は地域をいろいろ回っているんですけれども、中小企業のみなさまから話を聞くのは「DXは大事だ」という理念はわかります。ただ、「誰に相談してどういうことをやればそれって進むの?」というところが、なかなかわからないというお話を聞くことが多いです。

そういった意味ではこのスマラボ東京でDX化を実際に体験していただくというのが、非常に意義のあることだと思います。私どもも、こちらにたくさんの中小企業のみなさんをお連れして、見ていただいて、実際に補助メニューを使って、自分たちのDX化を推進していくといったような連携を今後進めていければなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりますが、スマラボ東京のますますの発展と、ご参加のみなさま方のご健勝を祈念しまして、ご挨拶とさせていただきます。今日はありがとうございます。

野呂:続きまして、株式会社東芝執行役上席常務、最高デジタル責任者の島田太郎さまよりご挨拶させていただきます。

島田太郎氏:どうもお世話になります。東芝の島田でございます。Team Cross FAのみなさま、おめでとうございます。それから、お集まりのみなさま方、公式サポーターのみなさま方、おめでとうございます。

今、藤末先生のお話を聞いておりまして、ふと思ったんですけども。今まで日本のデフレマインドでは考えられないことが起こるかもしれないと。しかしながら、そういう中であえて勝つというような方法を見出せなければならないと私は思います。今現在、世界においてGDPが6パーセントぐらいの力しかない日本にとって、やる以上は世界で勝たなければならない。世界で勝つための方法としては、やっぱりオープン化や標準化。

ですから、このTeam Cross FAは非常に意味があると思います。オープン化によって、デファクトを取るという手段をとれば、再び日本が世界中の標準を握る機会が作れるのではないかと本当に信じております。ぜひ東芝としましても、このTeam Cross FAに惜しみないご支援をさせていただきたいなと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当におめでとうございます。

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