2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
広告施策における「SATORI」活用法(全1記事)
提供:SATORI株式会社
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中曽根有樹氏(以下、中曽根):こんにちは、SATORISATORIカスタマーサクセスの中曽根です。本日は、「広告施策における『SATORI』の活用法」についてお話をさせていただきたいと思います。
本日、こちらの題材にさせていただいたのは、「『SATORI』と広告を絡めた施策はどのように構築して、どのように効果が得られるのか」というご質問を多くいただいていたためとなります。広告施策を行うという企業様は、ぜひ本日ご紹介いただく施策を活かして運用を進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
今、「『SATORI』と広告施策連携イメージ」というスライドを出させていただいていますが、まず始めにみなさんご存じかと思いますが、コンバージョンを増やすためには、前提としてサイトをさまざまな方々に見ていただく必要があると思います。
そのためにはリスティング広告や、ディスプレイ広告、またはSNS等を利用して集客をしていくかたちとなります。一般的に広告などから流入してきたお客様は、例えば月に2,000UUのアクセスがあったとしたら、資料請求などのコンバージョンのお問い合わせページに来ていただける確率が、5パーセントくらいと言われています。
さらに、そこで実名を登録していただけるカスタマーの割合は、その5パーセントの中の8パーセント程度と言われていたりします。この数字からわかるように、ただ単にサイトに来ていただいて何もしないと、多くのカスタマーが離脱してしまう結果になってしまいます。
ここで重要なのが、アクセスからコンバージョンに至るまでの導線を設計することとなります。「SATORI」を使って施策を展開いただければ、コンバージョン訴求することで、実名獲得の確率がここで格段に変わってくると思います。
さらに、実名を獲得した後も、「SATORI」にお客様のアクセス情報が入ってくるので、メールでのナーチャリングですとか、あるいは、「Hotセグメントアラート」と私たちは呼んでいますが、キラーコンテンツを見たお客様がいたら、営業担当者にすぐ通知が来る設定をしていただくと、すぐにアプローチをして成約につなげられる流れを作っていただきたいなと思います。
では、具体的に「SATORI」を使ってどのような施策を展開すればよいのかを、ご説明させていただきます。
本日ご説明させていただく機能は、主にこちらの3点となっております。「セグメントを活用した施策紹介」ですね。そして「プッシュ通知」のご紹介をさせていただきます。それから「JavaScript連携」。こちらも「SATORI」の機能の中にございますので、ご説明をさせていただきます。
まず、一番はじめですね。広告から流入してきたカスタマーがどれくらいいるのかを計測するための設定をご案内させていただきます。使う機能は「セグメント」という機能です。
広告から流入してきたカスタマーがどれくらいいるのかを、しっかりと効果測定をするときにこの機能を使っていただきたいというのが1点と、あともう1つ。このセグメントを作っていただくと、この後で紹介する施策の中でも活用ができますので、ぜひこの設定を試していただきたいなと思います。
みなさんがバナー広告などを出稿するときに、URLにパラメータを付与する場合があると思います。そのパラメータをセグメントに設定いただくことで流入を計れるというものです。具体的に画面をちょっとお見せしようと思います。
ちょっと見にくいかもしれませんが、これが、「SATORI」の設定画面です。設定の「セグメント」の中に、「条件テンプレート」という機能がございますので、そこに入ってください。その中に入って、この上ですね。ここはみなさまのランディングページのURLを記載していただくというかたちになります。
ここ、「URLフィルタ」となっていますが、この下にもう1つ「パラメータフィルタ」を追加して作ってください。ここにみなさまが任意で付けられたパラメータのキーと値を入れて登録をしていただきます。
このあとが条件テンプレートです。条件テンプレートを作った後に、「セグメント」機能のところでセグメントとして登録していただければ、翌日反映となりますが、このパラメータ付きのURLをクリックして、みなさまのサイトに来ている方がどれくらいいるのかという計測ができます。
注意点としましては、今お話ししたようにレポートは翌日反映になっているところです。あとは複数のパラメータが付いている場合ですね。今回、パラメータが1つになっていますが、例えば、Google Analyticsのパラメータなどが複数付いている場合がございますので、「パラメータフィルタ」の下に、後ろに続いているパラメータを追加して登録していただくかたちです。
ここではちょっと詳しい設定はできませんが、オンラインマニュアルで、「セグメント」「パラメータ」と検索していただければ、設定方法をご案内しておりますので、ぜひご覧いただきたいなと思います。
続きまして、広告から流入してきたカスタマーに、コンバーションを訴求するための設定をご案内させていただきます。
使う機能は、今作った「セグメント」と「ポップアップ」機能です。せっかく広告から流入いただいたカスタマーに対して、何もしなければ、先ほどお話ししたように、離脱してしまう可能性が非常に高くなります。
ここで、流入してきた人に対して特別なポップアップを表示させることで、サイト内回遊やコンバージョンを促すことができます。こちらも設定画面を映させていただきます。
ポップアップのコンテンツを決めて、内容を作って、プレビューを見て、その次に「ターゲット指定」という設定画面に行きます。
ここでさっき作ったセグメントが表示されています。ポップアップは、表示するターゲットをセグメントに設定できますので、さっき作った「広告流入」というセグメントを選んで、ポップアップを設置していただければ、先ほどのパラメータ付きのURLをクリックした人に対して、ポップアップを出していくことができます。
ポップアップのご説明をさせていただきましたが、フォーム機能でも同じようにターゲット指定ができます。異なる媒体から流入したカスタマーに対して別々のフォームを表示させてコンバージョンを訴求したり、計測したりできますので、どちらかを使って流入してきた人たちに対してのアプローチを作っていただきたいなと思います。
ちょっと注意点があります。こちらに記載をさせていただいているんですが、セグメント該当のページと流入の際のランディングページが同一の場合、初回訪問時にポップアップは表示されず、2回目以降の訪問時に表示されます。
もし初回訪問時にもターゲットを指定したポップアップを表示させたい場合は、コールバック関数を用いてJavaScript実行していただく必要がございます。
ここはちょっと開発が必要になってきますので、みなさまの(会社の)システム担当の方とご相談していただきたいなと思います。まずはぜひ、流入してきた方にこのポップアップを出すところをお試しいただきたいなと思います。
次が「プッシュ通知機能」ですね。けっこう今、いろいろなサイトにいくと、「プッシュ通知許可しますか」という通知が出てくると思いますが、カスタマーのブラウザに直接メッセージを届けられる機能です。
「SATORI」で作成したセグメント単位でのメッセージ通知も可能になっています。サイト訪問者からオプトイン(ユーザーに宣伝広告を配信する際、事前に許可を求めること)を獲得するだけで、訪問者が自社サイトを訪れていなくても、ブラウザが開かれている状態であれば、ブラウザにメッセージを送れる機能ですね。イメージはこんな感じです。
こちらのプッシュ通知は、一度サイトに来た人からオプトインが獲得できれば、ブラウザにメッセージが表示できるので、リターゲティング広告のようなイメージで活用できるんですが、さらにプッシュ通知とポップアップを併用していただくと、広告の改善効果も見込めます。
これは一例ですが、広告を見て、広告を押してサイトに来ましたと。「じゃあ、またあのサイトを見に行こう」というときに、また広告を踏まれて来るということも多いようです。
広告がクリック課金の場合は、クリック数が増えてしまい、コストも増えます。ここで「SATORI」のポップアップを使っていただくと、まず、広告から入ってきた人にポップアップを出して、サイト内の適切なページをご案内することで、コンバージョンの確率を上げられます。
さらに、プッシュ通知のオプトインが取れていれば、離脱してしまったとしても、あとでメッセージをお送りして再訪を促せるので、広告クリックの代替になります。これによって、コスト効率の改善にも繋がっていきますので、ぜひこちらを使っていただきたいなと思います。
プッシュ通知機能を使っていただくには、最初に、私どものオンラインサポートのほうにご依頼いただき、ドメインの登録を行う必要があります。こちらで登録させていただいたらご連絡いたしますので、みなさんの方でプッシュ通知のオプトインのダイアログを出すためのコードをサイトに設定していただくかたちとなります。
こちらもマニュアルの方に「プッシュ通知」と検索していただければ、設定方法が書いてありますので、ぜひご興味ある方は検索して見ていただきたいなと思います。
最後に、「Javascript連携」をお話しさせていただきます。ちょっと聞き慣れないかもしれませんが、「SATORI」の「JavaScript連携」は、「SATORI」から広告を出すものではありません。
「SATORI」で設定したセグメントを「割り当てセグメント」として指定した上で、JavaScriptの入力欄に各種広告の管理画面から取得したリターゲティング用のタグを設定していただきますと、「SATORI」で設定したセグメント条件に該当したカスタマーが配信リストに追加されていく機能です。
各種広告のタグをリターゲティング対象としたいページに設置する代わりに、「SATORI」のJavaScript連携に設定いただくことで、SATORI計測タグと広告タグが連携し、広告側に「SATORI」のセグメントを使った配信対象リストの蓄積が可能となる機能となります。
あくまで広告は広告側で出していただくものになりますが、一番下の設定の中に「JavaScript連携」というのがあります。ここで割り当てるセグメントを選択していただいて、広告のタグを貼っていただくかたちなのですが、これだけの設定では広告配信はされません。実際に広告を配信するには、あくまで広告の管理画面で、「SATORI」のセグメントを持った人に対して、こういった広告を出すという設定をしていただく必要があります。
こちらに関しては、広告側のサポートセンターなどにお問い合わせいただいて、設定をしていただく必要がありますが、こちらも適切な広告配信ができますので、ぜひみなさまに使っていただきたいなと思っております。
ちょっと駆け足になってしまいましたが、以上が「広告施策におけるSATORI活用法」のご紹介となっております。ぜひ、本日ご紹介させていただいた機能を用いて、「SATORI」と広告を連動させた施策を打っていただき、コンバージョンへの道筋を作っていただければと思います。ありがとうございました。
SATORI株式会社
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