2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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櫻木瑶子氏(以下、櫻木):それでは次に、「先輩が語る、キャリアアップ・キャリアチェンジのための学び直し」ということで、実際にリカレント教育を実践・推進する方々にそれぞれのお立場から学び直しの意義についてお話しいただこうと思います。みなさま、よろしくお願いいたします。
はじめに、簡単にみなさまのご紹介をさせていただきます。お1人目は、信州大学の「信州100年企業創出プログラム」をご担当されている林准教授。
お2人目は、実際に学び直しを受けた社会人というお立場から、信州大学の「信州100年企業創出プログラム」にて、平成30年度から1年間学び直しをされた星野様。
3人目は、リカレント教育を提供する機関としてのお立場から、明治大学副学長、社会連携担当である竹本教授。
最後に、その明治大学の「女性のためのスマートキャリアプログラム」にて平成30年度から半年間学び直しをされた中山様です。よろしくお願いいたします。
それではさっそくお話をうかがっていきましょう。林准教授、そもそも「信州100年企業創出プログラム」とはどういったリカレント講座なのでしょうか?
林靖人氏(以下、林):まず信州大学では、Research、研究と、Upgrade、人材の成長というところをキーワードにしまして、挑戦的な学びと仕事をつないだようなかたちで「信州100年企業創出プログラム」といったものを実施しております。
このプログラムは、地域の未来や創造といったところを狙いたい長野県の企業さんたちと首都圏在住の人材をマッチングさせて、その人たちに一緒に次の企業をつくっていくことを通じて学びをすることが特徴になります。
櫻木:魅力はどういった点なのでしょうか?
林:まずこの魅力というところなんですけれども、通常の座学的なものももちろん入っているんですけれども、一番は、企業の中に入り込む6ヶ月間の「大人インターンシップ」という例えになるのでしょうかね。あるいは「セカンドインターンシップ」といういろいろな表現があるかと思うんですけれども、そういったタイプの学びが特徴です。
櫻木:なるほど。星野さん、この「信州100年企業創出プログラム」になぜ応募しよう、受講してみようと思われたのでしょうか?
星野亜紀子氏(以下、星野):東京で主に仕事をしていたんですけれども、自分のキャリアや今後の未来、家族の未来を考えたときに、「自分らしく働くには?」というところから、地域の仕事をしていきたいと夢を抱いていたので、今回、魅力的なプログラムだと思って応募しました。
櫻木:実際、受講されてどういった点に惹かれましたか? お薦めな点はなんでしょうか。
星野:私は家族と神奈川県の藤沢市に住んでいたのですが、このプログラムを受講したことによって、今年の4月に松本市へ移住をしました。いわゆるライフスタイルすべてを大きく変える可能性や、未来のあるところが一番の魅力だと思います。
櫻木:ずばり、現在やりがいを感じていらっしゃいますか?
星野:そうですね。責任もあり、また結果を出さなければいけないのですが、先生たちがいまだにバックアップをしてくださるので、非常にやりがいを感じています。
櫻木:星野さんのような受講生・卒業生もいらっしゃいますが、ほかにどういった生徒さんがいらっしゃるのでしょうか?
林:職種といいますか事業種はバラバラでして、モノづくりもあれば、製造業や飲食業もあれば、本当に旅館業ですとか、いろいろなパターンの企業さんたちが今回応募をいただいているというかたちですね。
そこに、先ほど申し上げた首都圏の方々にマッチングさせていただいて、だいたいそれぞれ半年間ほどそこに入り込んで、企業や業界の未来を考えながら、実際にその業界の未来を考えるために今後どういったことが必要なのか、そして今、何を始めないといけないのかを考えることを、みなさんにやっていただくかたちになっています。
櫻木:卒業生のみなさんの現在を見て、どのようなことをお感じでしょうか?
林:現在に関しては、みなさんそれぞれ、パラレルキャリアの人もいれば、実際に就職をした人もいます。タイプやパターンはいろいろあるんですけれども、みなさん、実はそれぞれの企業において、新しい事業部をつくられてそこに入り込まれたりですとか、社長の右腕になって活躍されたりですとか。また、一番おもしろいのが、研究員同士のコラボレーションが起きまして、新しい仕事を企業横断的にやったりしています。
櫻木:星野さん、今うなずかれていましたけれども。今回のこのプログラムを実際に受けてみて、どういったスキルや知識を身につけられたとお感じでしょうか?
星野:もう一度専門的な学び方の基礎などを学べましたし、このプログラムは「100年続く企業」という大命題がありましたので、100年後の未来や日本というものを、合宿形式でディスカッションして学べたことが非常に魅力でした。
櫻木:これまでの学校のイメージと変わった点は多かったですか?
星野:そうですね。一番おもしろかったのは、学生時代は教授と生徒という立場だったのですが、今回、我々は専門職のプロということで、教授とも対等に、それぞれが学び合えたことが学生の時とは一番違う魅力だと思います。
櫻木:なるほど。ありがとうございます。では、次に竹本教授にお話をうかがいたいと思います。明治大学では、どのようなリカレント講座を提供されていらっしゃるのでしょうか?
竹本田持氏(以下、竹本):明治大学は首都圏の総合大学で、大きな大学ですけれども、中心としては現役の学生・院生が対象になります。1990年頃に学外で社会人教育というものを一度試してみて、これにニーズがあるなということがわかったものですから、この方向を少し強化しようということで、1999年に「リバティアカデミー」という社会人教育の講座を開設いたしました。
最初は36講座ということで非常に小さかったんですけれども、現在400講座まで増えています。講座自体は、文化ですとか教養的なもの、資格・語学、それからビジネススキルを高めるものがあるわけですけれども。
明治大学は、どちらかというと男性の多い大学だったんですけれども、今だんだん女子学生が増えております。非常に多くの学生が学んでいますが、この社会人教育を受ける人たちの中でも、女子が増えてきていると。
こういうことを把握しまして、これは「そういうニーズに対応したプログラムがあってもいいのではないか?」ということから、2015年に、今日一緒に来ていただいています中山さんが学ばれた「女性のためのスマートキャリアプログラム」を導入したということであります。
これは履修証明プログラム制度を利用しておりまして、半年間ですが、きちんと講座を修了いたしますと、履修証明書が発行されるかたちになっております。
櫻木:なるほど。その講座を受講された中山様、この女性のためのスマートキャリアプログラムをなぜ受講しようと思われたのでしょうか?
中山香織氏(以下、中山):私は新卒で流通の企業に勤めていたのですが、非常に忙しい会社でした。女性として「今後、仕事をし続けるなかで、どうやって自分のキャリアを考えたらいいのかな?」と思い悩むことが多く、いったん退職したあと「何をしようかな?」と思っているときに、たまたまSNSの広告で、この明治大学の「スマートキャリアプログラム」を見つけたことがきっかけです。
履修証明プログラムなので、当時ハローワークにも相談にいったんですけれども、そこでもちゃんとバックアップしてくださることがわかりましたので、「1回勉強し直してみようかな」と、最初は軽い気持ちで受講を決めた次第です。
櫻木:竹本教授、中山さん以外に、この「女性のためのスマートキャリアプログラム」の受講者の方は、何を目的に学び直しに来られるのでしょうか?
竹本:もともとこの「スマートキャリアプログラム」は、新しく何かをしようということの前に、すでに働いていて一度子育てなどで家に入った人が、仕事に復帰する前にビジネススキルを高めていただくというところが、1つの目的にありました。
もう1つの目的は、今働いているんだけれども、もう少しキャリアアップしたい人たちにも対応しよう、ということで始めました。それで非常に多様な方が学んでこられますけれども。
その中では、ビジネススキルということですから、マーケティングや金融やマネジメントを幅広く学ぶ。講師の側は、明治大学の専任の教員を中心としまして、ビジネススクール・専門職大学院などもありますので、そういったところの先生方もゼミなどを持って、より魅力的な講座にしています。
櫻木:中山様、実際にこの講座でどういったスキルや知識を身につけられたとお感じでしょうか?
中山:私、実務でマーケティングに関わってきたんですけれども、そういった実務の裏に、実はいろいろな経済や経営の理論があって、そういうものを大学ではあまり勉強してこなかったんですけれども。理論的なところから今回きちんと学び直せたのは、私にとっては非常に大きな成果でした。
それに加えて、実は金融等の話も教授にしていただく機会がありまして。年金の話などは、主婦の方、非常に興味がおありで、授業を30分延長しても全部質問に答えていただいたり。すごくアットホームな雰囲気で、そういった社会情勢なども学べるのが魅力の1つだと思います。
櫻木:一度社会人になったからこそ、学べること、身につくことは大きいですか?
中山:そうですね。自分の現在地を探るといいますか、どういうことで今まで仕事をしてきて、自分のどんな能力に価値があったのか。改めてそういう学び直しを通じて、自分の現在地を測れたことが大きかったかなと思っています。
櫻木:竹本教授、このリカレント教育を実施されている明治大学様から見て、近年、学び直しを行う社会人の数は増えているとお感じでしょうか?
竹本:はい。具体的な人数を申し上げるのは難しいと思いますけれども、この「スマートキャリアプログラム」を含む社会人教育全体、リバティアカデミーにおける無料の公開講座等へ参加される方は非常に多くいらっしゃいますので、増えているなという感じはあります。
それから、一般の学部の入試、専門職大学院の入試などにもチャレンジする社会人の方が多くいらっしゃいますので、そういう点でも増えているのかなと。
ただ、実際に、例えばリバティアカデミーをきちんと受講するということになりますと一定のコストが必要になります。現在は年間1万7,000〜2万人ぐらいの方に受けていただいておりますけれども、人数的には少し頭打ちかなという感じがいたしております。
しかし一方で、この「スマートキャリアプログラム」のいいところ、あるいはリバティアカデミー全体もそうだと思いますけれども、非常に多様な方が受けておられます。リバティアカデミーですと、それほどではないかもしれませんが、「スマートキャリア」のように集中して授業を学ぶということになりますと、いろいろな立場・キャリアの方と横のつながりができていくと。
これはもしかすると、当初はあまり想定していなかったことかもしれませんけれども、その中で仲間ができて、個人個人のキャリアに加えて、その人のつながりが次のステップアップにつながっていくようなことが実際にあるようですので、非常にいい傾向かなと思っています。
櫻木:中山様、その人のつながりという点ではどうお感じですか?
中山:スマートキャリアプログラムのことをみんなで「スマキャリ」と言っているんですね。その受講生を「スマキャリ生」と言っていて、けっこう横のつながりは本当に大きいと思います。
なかでも、ゼミ形式の授業が必修科目として設置されているんですけれども、世代も違うし、環境も違う女性ばかり5人とか6人で集まって、チームを組んでチーム名を決めて、企業様の課題をどうやって解決していこうかという話をする授業があります。
そういうものを通じて、横の連携もそうですし、違う期のスマキャリ生の方とも関わりが強くなってきていまして、そういう女性の学び直しを通じた人脈がすごくバックアップになっているなと思っています。
櫻木:中山様、実際にキャリアアップを考えてみたり学び直しを考えるときに、不安に思ったことは何かございましたか?
中山:そうですね。受講しているときは楽しくて楽しくてしょうがないんですけれど、終わりが近づいてくると、この先やっぱりまたもう一歩、転職なら転職ですし、私はフリーランサーでコンサルタントをやっているんですけれども、そういった仕事に今度は入っていかなきゃいけないという不安はすごくありました。
ただ、みんなの前で将来のビジョンを発表するという授業が最後のほうに設定されているんですけれども、それで「何年後に自分がどうなっていきたいか」という話を、みんなの前で宣言をするんです。それは自分としても、今の現在地からここに向かっていくんだというのをみんなと共有できたことがすごく自信にはなりました。
櫻木:最後に、次につなげることができたということですね。
中山:そうですね。そのなかで自分のもっと勉強したいという意欲も出てきまして、この4月から明治大学の専門職大学院に入学して、より深い知識を得たいということで勉強を続けているところです。
櫻木:星野様、キャリアップや学び直しを考えたときに、なにか不安に思ったことはございましたでしょうか?
星野:そうですね。信州大学のプログラムですので、やはり学びの地は自分が居住している地域からは遠い信州松本であるところと、その先に就職・業務提携など、みなさんそれぞれのかたちでしたわけですけれども、やはり家族とどういうふうに地域に向かっていくかは非常に大きな不安ではありました。
私の場合は移住をしておりますので、子ども2人が学校を変わるという大きな試練もあったんですけれども、そういった大きな決断を迫られることは、非常に緊張を強いられる場面もありました。
櫻木:実際に一歩進んでみて、どうお感じでしょうか?
星野:この仕事は、地域の活性化のためのコンサルタントとして、課題解決をする人として働いているわけですので、また松本の地をいつか離れることもあるかもしれない。そういうことを家族に説明したり、自分自身とも家族とも向き合うことで、自分の人生を考え直す機会になりました。
櫻木:林准教授、実際に受講しようとお考えの方も多くいらっしゃると思うんですけれども、もちろん不安も抱えていらっしゃるかなとも感じます。そういう点はどのようにフォローされていたりですとか、どのように考えてもらいたいという思いはございますでしょうか?
林:一番は、私たちもできるかぎりのフォローをしていきたいと思っていまして、やっぱりゼミ形式で研究員のみなさんとかなり深く一緒にやるということに、まず1つ目を置いています。
1年目に私たちができなかったことは、実は2年目以降少しずつ改善をしていきたいと思っていまして。例えば、先ほどの住む場所の問題やお子様のこと、場合によっては介護の問題などもたぶん出てくると思います。
実は今、そういったところをいろいろな行政の方々とお話をして、来年度以降は行政と組んでフォローしていくですとか、我々もできるかぎり手厚い条件を作って、いわゆる移住も条件の中に入ってきてしまうものですから、リスクを軽減する取り組みを始めています。
櫻木:なるほど。竹本教授、明治大学では、不安を抱える学生さんや、一歩を踏み出してみたいけれどもどうしようか迷っている方々に、こういった支援があるということや、こう考えてもらいたいという思いはございますでしょうか?
竹本:おそらく家族の協力というのが1つ、とくにこの女性のプログラムの場合はあると思います。入校式や修了式にはお子様連れやご夫婦でいらっしゃる方もおられるんですけれども、非常に家族の理解があってやっているなということがあるので、それはきっと大学の力ではなく、必要なものかもしれません。
大学としては、やはり「スマートキャリア」のようなものは、事前に説明会等を何度も開いておりますし、入校にあたっては試験のような面接を繰り返し行っています。
それから、先ほどのように修了が近くなってくると、いろいろな不安をお持ちの方もいらっしゃいますけれども。このプログラムの中では就職支援セミナーというかたちで企業とのマッチングも行っていますので、そういった場を利用して就職した方もいらっしゃいます。
立地条件が恵まれていることもあるので、そういう点では我々もありがたいなと思いますけれども。家族の方にご理解いただく上で、その一歩先のところ、とくに通いやすいというところが、もしかしたら大学が工夫しているんじゃなくて、恵まれた条件なのかもしれないなと思いますね。
櫻木:なるほど。まだまだみなさんにお話をおうかがいしたいんですけれども、最後に、今キャリアを見つめ直している社会人のみなさまに対して、みなさまからメッセージをお願いしたいと思います。では、林准教授、お願いいたします。
林:私は学び直しという言葉を少しうまく捉えたいと思っていまして。学び直しといったときに、ちょっと「やり直し」というイメージが入ってしまうと良くないと思っているんですね。
むしろそうではなく、自分自身の今までの経験値を振り返っていくですとか、あるいはそれを振り返ってアップグレードしていくなかで、私たちが作っているような機会を使ってどんどん成長していただければ、いわゆる人生100年時代の中で、自分のやっていることの価値をもっと高められるかなと思っています。
ぜひそういったところに大学のいろいろなかたちのプログラムを使っていただいて、一緒に成長したいなと思っています。
櫻木:星野様、お願いします。
星野:100年企業を考えるというところで、私自身も100年について少し考えました。寿命も長くなっていますし、あとは社会も変わると思っています。なので、1つの仕事を永続的に続けるのではない未来がくるかもしれないと予測すると、いったんキャリアを離脱して、もう一度学びを得て、そこから再びキャリアをスタートさせることも、今後ますます増えていくと思います。
そういったときに、こうしたプログラムを使うことで不安をなくし、またキャリアアップを図って、実践に持ち込めるのは非常に魅力だと思うので、ぜひこういったプログラムに、多くの人に参加していただけるといいと思っています。
櫻木:では、竹本教授、お願いします。
竹本:今日は「スマートキャリアプログラム」を中心に少しお話をしましたので、女性中心の話になったかもしれませんけれども。明治大学では、最初に申し上げましたように、400講座のリバティアカデミーという講座を開いております。その中には、みなさんの趣味に関することですとか、資格を得るため、あるいはビジネススキルを高めるために、いろいろな講座を用意しています。これは男性も女性もないわけですし、年齢も関係ありません。
そういう点で、もう一歩勉強してみよう、あるいは、ちょっとしたことで関心のあることを「これは何だろうかな?」というのを大学に行って聞いてみようと。そういうきっかけが大学に行く理由になるのかなと思いますので、興味を持っていただけるとありがたいなと。
とくに女性の場合は、先ほど言いましたように家庭の理解も私は非常に大事なことと思っています。そういう意味では、これからはご夫婦揃って明治大学に通っていただければと思っております。
櫻木:中山様、お願いいたします。
中山:やっぱり、大人になって先生と呼べる人にもう1回出会える場所というのが、学び直しの場所の大きな1つの意義かなと思います。明治大学という、都会のど真ん中で受講生の仲間とまた一緒に勉強できる環境に、ぜひ足を向けていただけたらなと思います。
櫻木:ありがとうございます。みなさま、本日は本当にありがとうございました。
一同:ありがとうございました。
櫻木:今回の座談会を通して、視聴者のみなさまに「学び直し」という新たな選択肢を増やすお手伝いができたなら幸いです。ぜひ学び直しを通じて、自分の価値を高め、自分らしいキャリアを見つけてください。
みなさま、今日は本当にありがとうございました。
一同:ありがとうございました。
櫻木:最後に、「はじめの一歩を踏み出そう! 〜ポータルサイト『マナパス』について〜」ということで、先ほど柴山大臣からも紹介がありましたが、文部科学省にて構築しているポータルサイト「マナパス」について紹介させていただきます。
文部科学省では、大学などにおける学び直し講座や支援制度に関する情報を総合的に発信するポータルサイトの運営をしています。なお、サイト名の「マナパス」には「学びのパスポート」という意味があり、学びを求める多くの社会人に有益な情報の提供を目指しています。
それでは、さっそくサイトについて詳しく見ていきましょう。
今みなさまがご覧になっているのは、「マナパス」のトップページです。ここには学び直し講座の検索項目が並んでおり、学びたい地域や大学・大学院などの学校種、希望する課程、講座の金額などの条件を設定して検索ができます。
なお、フリー検索も可能ですし、先ほど大臣からもご紹介がありました文部科学大臣認定講座や、費用支援が受けられる講座、オンライン受講が可能な講座などの条件でも検索が可能になっています。
また、トップページの下部には新着講座やお知らせの欄があり、新たに開講する講座情報やイベント情報についてはこちらで知ることもできます。
さらにその下をご覧いただくと、修了生インタビュー、用語解説集、学習者・企業への支援制度などを閲覧できる仕組みになっています。こちらについては後ほどご説明いたします。
さて、トップページで検索項目を設定して検索ボタンを押したあとは、検索条件に合わせた結果が画面のように一覧で表示されます。検索結果としては、学校名、課程名、都道府県、受講料、ジャンルなどについての記載が表示されています。
さらに、この画面から気になる講座をクリックしていただくと、それぞれの講座のより詳細な情報が表示されます。ここでは大きく分けて、文部科学大臣認定講座である「職業実践力育成プログラム」対象講座と、通信制大学・大学院、公開講座の情報が表示されることになります。表示される情報は、講座の概要や講師名、開講時間、総授業時間数、受講料、学費支援の有無など、多岐にわたります。
また、例えば「職業実践力育成プログラム」の例では、受講により取得できる資格についても見ることができます。さらに、一部の大学などでは、授業の雰囲気がわかる動画を見ることもできます。「詳細はこちらから」のボタンをクリックしていただくと、各大学のサイトや情報提供元サイトで、より詳しい情報を見ることが可能となっています。
ここまで、講座検索についてのご説明をさせていただきました。すでに学び直しに興味が出てきた方は、ぜひこの検索システムを使って興味のある講座を検索してみていただきたいのですが、視聴者のみなさまの中には、学び直しをするとどんな効果があるのか、どんな制度があるのかわからない、また、費用を負担できるかわからないと不安に思っている方もいるかもしれません。
そんなみなさまにご覧いただきたいのが、修了生インタビューです。ここでは、特集記事として社会人受講者へのインタビューを掲載しており、大学などでの学びや学んだ成果の活用についてのイメージを具体的に持つことができると思います。
また、同じくご覧いただきたいのが用語解説集と支援制度です。用語解説集では、「大学」や「大学院」といった基礎的な用語から、「職業実践力育成プログラム」や「履修証明プログラム」などの学ぶ上で役立つ用語まで、幅広くわかりやすく解説しています。
また、学習する上で気になる費用支援制度やキャリア相談サービスなどについても、支援制度ページで確認することができます。
なお、トップページには「学び直し・BP講座紹介動画」のコーナーもあり、みなさまに具体的な学び直しのイメージを持っていただくために、各大学の講座紹介動画や学び直しが与える好影響について知ることができる動画を揃えています。
ここまで一緒にポータルサイトの概要を見てきましたが、みなさま、いかがでしたでしょうか。なお、この「マナパス」はまだ試行段階ですが、今後随時講座情報やその他のコンテンツを大幅に追加していく予定です。またメルマガも後日スタート予定ですので、まだ学び直しを具体的にイメージできていない方も、ぜひ一度サイトを覗いてみてください。
みなさま、本日は動画をご視聴いただき、ありがとうございました。この動画がきっかけとなり、みなさまにとって新たに学び直しという選択肢が生まれ、みなさまのキャリアに役立つものとなるよう、心より願っております。
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