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レプタイル株式会社​ 山本廉​ 氏(全1記事)

2019.06.28

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使われなくなった社内通貨をkintoneでハック アプリを開かなくても使える「社内通貨レプタ」の成功事例

提供:サイボウズ株式会社

2019年5月23日、なんばHatchにて「kintone hive osaka vol.7」が開催されました。kintone hiveは、日々の業務でkintoneを活用しているユーザーが一堂に会し、業務改善プロジェクトの成功の秘訣を共有するリアルイベントです。本パートでは、レプタイル株式会社​の山本廉氏が登壇。社内の「ありがとう」を可視化するアプリ“社内通貨レプタ”のハックについて語りました。

「社内通貨をkintoneで!」 山本廉氏の自己紹介

山本廉​氏:レプタイル株式会社の山本廉より、「社内通貨をkintoneで!」というタイトルでプレゼンをさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

まず改めて自己紹介をさせてください。私は山本廉​と申します。国立の津山工業高等専門学校、いわゆる高専を卒業しまして、地元の企業のレプタイル株式会社に新卒で入社しました。現在22歳です。

好きなことは、写真の通りバンド活動をしておりまして、こうしてなんばHatchのステージに立てることをすごく嬉しく思います(笑)。もうね、歌ってやりたい気分なんですけど、今日はプレゼンをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

レプタイルは岡山県の津山市にございまして、主にWeb制作や映像の制作といったクリエイティブ事業と、私が担当しております子ども向けのプログラミング教室といった教育事業を中心に、「地域を元気に!」をモットーに日々の業務に取り組んでおります。

レプタイルの社名の由来は、変化に対応して生き抜く爬虫類からきております。会社には2匹の陸ガメと1匹のかわいい猫がいたりもします。

部署は全部で7つあり、社員は18名が在籍しております。

レプタイルは日々の業務はもちろんなんですが、1ヶ月に1回の全社会議や、年に1回の社員旅行を通じて、スタッフ一人一人がお互いにあたたかいコミュニケーションをとることができる会社だと思っています。

ありがとうを「可視化したい」

レプタイルでは、業務中での「ありがとう」という言葉をとても大切にしているのですが、その「ありがとう」をアプリに入れて可視化することで、よりあたたかいコミュニケーションが取れるのではないかと考え、作られたアプリが今回ハックする「社内通貨レプタ」というものになります。

このレプタがどういったものかと言いますと、例えば「運転ありがとう」「印刷ありがとう」「サポート助かったよ」というさまざまなタイミングで、お互いにポイントのやりとりを行うことができます。

このアプリ、実は2017年から存在していました。

しかし、最後に使われたのは1年半前です。みなさんの会社にもそういったアプリがあるかとは思うんですが、今回それを改めてハックします。

使われなかった理由は大きくわけて3つあります。

1.レプタを付与するためにアプリを開く必要があったこと。2.アプリを開いてからわざわざテーブルを追加する必要があったこと。3.レプタポイントをあげた人のレコードまで編集する必要があったこと。

要するに、非常に面倒くさい!!。僕は岡山出身なので、きっとお笑い芸人の千鳥なら「めんどいんじゃ~」と言うはず!!(笑)。結果的に、誰もこのアプリを使わなくなりました。

なので、今回のハックでアプリを開くのをやめました。

どうするのかと言いますと、簡単です。スレッド上のやりとりのみでポイントの付与を行います。

仕組みは、スレッド内の投稿ごとに配置したボタンを、クリックをするだけでみんなの通貨アプリ、通貨やりとりアプリを通してポイントのやりとりを行います。みんなの通貨アプリではスタッフそれぞのポイントを保有し、通貨やりとりアプリにはポイントのやりとりのログが残ります。

「ありがとう」が可視化され、評価される世界

動画をご覧ください。

まず、みんなの通貨アプリには1人1レコードがあり、10,000ポイントを保有しています。このようにスレッド上にボタンを配置しており、押すと保有ポイント「あげる』「もっとあげる」が表示されるので、今回は「あげる」をクリックします。たったこれだけで、山本から田村に5ポイントあげることができました。リロードを押してみると、実際に5ポイントのやりとりが行われております。

次は「もっとあげる」というボタンをクリックしてみたいと思います。今回は私山本が、田村に2000ポイントあげます。たったこれだけで2,000ポイントのやりとりができました。リロードしてみると、2,000ポイントのやりとりが行われています。

(動画を指して)こちらは「通貨やりとりアプリ」と言いまして、どんなやりとりが行われたのかを記録しております。今回はさきほどの2回のログが残っております。エラーに関しては、自分の投稿ののレプタポイントあげるボタンを押すとエラーが出ます。

ポイントの使い道も全員でハック!

こうしてスレッドのやりとり、クリックまたは数字の入力のみでポイントのやりとりを行うことができました。しかし、使い道がまだ決まっていなかったので、全社会議で使い道をみんなで決めました。

例えばレプタポイントを使った特別休暇を取ったり、お客様の商品を購入できる仕組みを作ったり、また社内の売店で支払いにレプタポイントをつかうなどのアイデアがでました。

たぶん私は、今日岡山に帰りスレッドに「kintone hiveがんばりました!」とコメントすれば、きっとみんなからポイントが集まるので、特別休暇を取って旅行にでも行こうと思ってます(笑)。

やり残しといたしまして、現状スレッドのやりとりでしかポイントの付与ができないので、今後は議事録や日報にもポイントの付与を考えております。

私たちレプタイル株式会社は、kintoneで「ありがとう」を通じた風土を育んでいきます。

ご清聴ありがとうございました。

(会場拍手)

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