2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
LINE KYOTOのこれから LINEが求めるエンジニアと組織ビジョン(全1記事)
提供:LINE株式会社
リンクをコピー
記事をブックマーク
池邉智洋氏(以下、池邉):本日は、暑い中お集まりいただきありがとうございます。
私からは、今日はLINEのオーバービューと、LINE KYOTOの全体像についてお話しさせていただきます。
その後、開発者と言ってもサーバーサイドやクライアントなど職種がありますので、その職種ごとで1人ずつプレゼンテーションをやっていくというかたちで進めていきたいと思います。
はい、私です。
いいですね。
(会場笑)
なぜかうちの会社ってこういうの好きなんですよ。
(会場笑)
はい。まず、われわれLINEは「CLOSING THE DISTANCE」というミッションを掲げております。
「CLOSING THE DISTANCE」は「距離を近づける」という意味です。LINEはコミュニケーションアプリですので、家族や友達、人と人との距離を近づけるというところから始まりました。そしてその先の段階として、人と情報や人とサービス、人と企業など、いろいろなものの距離を、LINEというサービスとテクノロジーを通じて近づけていくことをミッションとしております。
そういった社会の実現に向けて、メッセンジャーから始まりまして、現在は多様なサービスを展開しています。
非常に多くのサービスを展開しておりまして、いくつかはご存知かと思いますが、こうした戦略を「スマートポータル」と呼んでいます。
その中で注力する領域をだいたい4つぐらいに分けられます。
1番左側の「LINE Platform」は、いわゆるメッセンジャーやLINEを使ったログイン機能、LINE上で動作するアプリケーションなど、LINEのプラットフォーム事業ですね。「Clova」はスマートスピーカーをはじめとしたAI事業。「Pay & Finance」は、いわゆるFinTechと言われる決済や証券など、お金と金融にまつわる事業です。「Family Services」は、ニュースや漫画、音楽などのコンテンツ系のサービスです。この4つの領域にとくに注力しています。
こういった領域を支えているLINEのエンジニアの状況をお話します。
現在、エンジニアは2,200名ほどいます。
この後ろのモノクロの写真は、去年か一昨年ですかね。韓国で「たまには全員集まりましょう」といって、各国のエンジニアで来れる人を全部集めた際の写真です。当然2,200人は全員日本にいるわけではなくて、グローバルでいくつか開発拠点を持っているので、そこを足し合わせて約2,200人です。
グローバルの技術・開発拠点ということで、日本、韓国、中国、台湾、タイ、インドネシア。一番直近で立ち上がったのがベトナムですね。合わせて7つの国と地域に開発拠点ができております。
日本国内では最初に東京がありまして、その後福岡が立ち上がりました。そして、去年からここ京都に開発拠点を新設しています。そんな感じで国内3番目の拠点として、LINE KYOTOという開発拠点ができました。
ここからは、LINE KYOTOのこれからや、LINE KYOTOの特徴について、他のオフィスとどう差別化されていくのかをお話しします。
現在、LINE KYOTOのオフィスはこんな感じです。四条通り沿いにあるんですが、だいたい設立から1年ほど経ちまして、関西圏の方だけでなく、UターンIターンで関東や他の地域、海外からもエンジニアが入ってきていて、全体で20数名が所属しています。
エンジニアとしての職種は絞っておらず、サーバーサイドやインフラ、クライアント、フロントエンド、AI関係などの専門性の高い分野の開発事業を行っております。
もう1つの特徴としては、東京と福岡は営業や企画、サポートなどいろいろな職種が集まっていますが、LINE KYOTOは今のところほぼエンジニアのみが所属する開発に特化したオフィスになっています。
そもそも、なぜわれわれは3番目の拠点を京都に作ったかというところなんですが、大きく2つの理由があります。
今日いらしたみなさんもおそらくそうなのかなと思いますが、既にエンジニアとしてキャリアをお持ちの方とのタッチポイントを増やしていきたいということ。あとは働いていくなかでいろいろな節目というか、例えば地元に帰りたい、働く場所を変えたいなど、いろいろな事情があると思います。その時に、東京以外の働く場所として、既にいるLINEの社員も含めて、関西圏で働きたいと希望する方々に働く場所を提供できればということで立ち上げました。
もう1つ、よく聞く話として京都市の人口の10パーセントぐらいは学生さんだそうです。京都の街に占める大学の数や学生の数は非常に多いと思っていますので、これまでの新卒採用の実績から考えても、関西圏から来ていただいてる方は非常に多いですし、優秀な大学、大学院も多いので、そういった学生の方たちとのタッチポイントを増やしたいと考えていました。
京都で働いてもらうのもいいですし、一度東京に行ってみることもできる環境として、京都で学生さんとのタッチポイントを増やしていくために、アルバイトや夏休み期間中のインターンなど、そういうこともやっていきたいなと考えています。
先ほど申し上げた通り、京都オフィスはエンジニアが中心ですので、現状やっている業務の特徴としては、「Developer Driven」なプロダクトをやっていく方針です。
「Developer Driven」というのはどういうことかというと、LINEにはいろいろなプロダクトがあるんですが、その中にはDeveloper向けのプロダクトもあるんです。例えばLINEログインとか、いろいろなサービスがLINE上で立ち上がるのですが、そのプラットフォームとしてLIFF(LINE Front-end Framework)という仕組みとかMessaging APIのSDKとか、そういった部分の開発を担っています。
また、京都の開発者は現状20名超ですが、中期計画では100名ほどの規模に育てたいと考えています。
100名となるとさまざまなプレイヤーが必要です。現場でコードをバリバリ書いていただける方はもちろん、いくつかのチームに分かれていくので、いわゆるマネージャーやエンジニアリングマネージャーの採用も行っていきたいと考えています。ぜひ「マネジメントをしてみたい」という方もご応募いただけたらと思っています。
LINE KYOTOは今後、組織の役割を拡大させて採用を積極的に行っていきますが、われわれが具体的にどういった方を求めているかをお話しします。われわれがLINEのエンジニアカルチャーとして大事にしていることをご紹介します。
「Take Ownership」と「Trust & Respect」と「Be Open」。この3つのキーワードを非常に大事にしています。
「Take Ownership」は自分事としていろいろなことを主体的に考えて行動するということです。開発者としてもそうですし、「本当にそのプロダクトが世の中の役に立つものなのか」「良いサービスなのか」「必要とされているのか」、そういったことも考える必要があります。やはりいろいろな問題やリスクが開発の過程で起きますが、そういったことに対して自分事として捉える姿勢を求めています。
次が「Trust & Respect」、信頼と尊重です。LINEのエンジニアはいろいろな国や文化にルーツがあり、育ってきた環境ももちろん違いますし、話す言葉も違います。ですが、仕事の上では意見の相違やぶつかることもあります。たとえば、エンジニアは、コードのレビューをよくやっています。LINEではコードレビューしていないコードは絶対にプロダクトに入らないようになっていて、コードレビューにおいても良い感じのプレッシャーをかけながらもお互いを尊重して高め合っていただきたいなと考えています。
「Be Open」ですね。あまり物怖じせずにお互いの気持ちを話していくことが大切です。リモートで進む業務もありますし、東京のチームや海外のチームと連携することもありますので、自分が思っていることやソースコードなどを自分の中で留めるのではなく、お互いに公開していくことによって、よりチームの連携が強まっていくのではないかと思っています。
お互いの信頼の上に、自分事として仕事をしていく。
そして、「Positive Peer Pressure」と言っていますが、ある程度の緊張感を持ちつつお互いに高め合っていく。そんなカルチャーを大切にしています。お互いにオープンに議論して尊敬しあって、お互いに高め合っていく。そういったカルチャーに共感できる方を、われわれは求めています。
根底の部分としては、やはりみんな非常に技術力が高いですし、今のLINE KYOTOでも、オープンスペースでは技術の話が活発に議論されています。やはり技術者の好奇心や興味関心。あとはコンピュータサイエンスへの飽くなき興味、探求心といったところは基本的なこととして求めています。
このように、技術的にも人間的にもプロフェッショナルな人材を求めているので、そのうえで気になるのは待遇だと思います。よくありがちな「本社以外の拠点は家賃も安いので、8掛けで……」ということはやっていなくて、エンジニアの拠点ごとの待遇はすべて同じになっています。いわゆる人事考課のレビューも全拠点で同一の水準でやっていますので、そういった部分で心配いただく必要はありません。
最後にこちらですね。
現在のオフィスは昨年設立したばかりなんですが、実はまぁまぁ狭くてですね……。
(会場笑)
狭くなってきておりまして、新オフィスが9月ぐらいに出来上がる予定です。最寄り駅は地下鉄の四条駅になるので、非常にアクセスの良いところだと思います。オフィスも新しくなって、より働きやすい環境を作っていきたいと思っています。
こちらのオフィスでも、引き続き勉強会や地域のみなさんとコミュニケーションができるスペースにしたいと思っていますので、ぜひご期待いただければと思います。
僕からは以上となります。ありがとうございました。
(会場拍手)
LINE株式会社
2025.01.16
社内プレゼンは時間のムダ パワポ資料のプロが重視する、「ペライチ資料」で意見を通すこと
2025.01.15
若手がごろごろ辞める会社で「給料を5万円アップ」するも効果なし… 従業員のモチベーションを上げるために必要なことは何か
2025.01.20
組織で評価されない「自分でやったほうが早い病」の人 マネジメント層に求められる「部下を動かす力」の鍛え方
2025.01.14
目標がなく悩む若手、育成を放棄する管理職… 社員をやる気にさせる「等級制度」を作るための第一歩
2025.01.09
マッキンゼーのマネージャーが「資料を作る前」に準備する すべてのアウトプットを支える論理的なフレームワーク
2025.01.14
コンサルが「理由は3つあります」と前置きする理由 マッキンゼー流、プレゼンの質を向上させる具体的Tips
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.01.21
言われたことしかやらないタイプの6つの言動 やらされ感が強く他人任せなメンバーを見極めるチェックリスト
2017.03.05
地面からつららが伸びる? 氷がもたらす不思議な現象
2015.11.24
人は食事をしないとどうなるか 餓死に至る3つのステップ
特別対談「伝える×伝える」 ~1on1で伝えること、伝わること~
2024.12.16 - 2024.12.16
安野たかひろ氏・AIプロジェクト「デジタル民主主義2030」立ち上げ会見
2025.01.16 - 2025.01.16
国際コーチング連盟認定のプロフェッショナルコーチ”あべき光司”先生新刊『リーダーのためのコーチングがイチからわかる本』発売記念【オンラインイベント】
2024.12.09 - 2024.12.09
NEXT Innovation Summit 2024 in Autumn特別提供コンテンツ
2024.12.24 - 2024.12.24
プレゼンが上手くなる!5つのポイント|話し方のプロ・資料のプロが解説【カエカ 千葉様】
2024.08.31 - 2024.08.31