2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
提供:マイナビ転職
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村山千代氏(以下、村山):みつキャリライブセミナー、本日のゲストはクリス・モンセンさんです。
クリス:Hello! Hey guys! Thank you so much for having me here.
本当にありがとうございます。よろしくお願いします。
村山:よろしくお願いします。さっそくなんですが、チャットに「いつもYouTube見ています」って。そんたくん、ロレイオさん。
クリス:Thank you. ロレイオさん、Thank you so much!
村山:「よろしくお願いします!」って、たくさんの方からコメントいただいています。
クリス:タカヒロさん、ともさん、コロさん、まみおさん、ふなこさん、まことさん、Hey guys. Thank you so much. イエーイ!
村山:明るい(笑)。よろしくお願いします。
クリス:よろしくお願います。
村山:後ほど詳しいご紹介はさせてもらうんですが、クリスさんはキャリアコーチという肩書きで、YouTubeでも働き方などのアドバイスをみなさんにされています。
みつキャリ世代に多い質問……例えば「3年続けたほうがいいのでしょうか?」「好きなことをどうやって見つけたらいいのでしょうか?」なんて質問に答えるような動画もたくさんあって、すごくためになりました。
クリス:ありがとうございます。
村山:こういう双方向のチャットで、みなさんにコメントを書いていただいているんですが、こういうセミナーも、これまではあったんですか?
クリス:一応、月1回やっているんですよ。Zoomのウェビナー(ウェブセミナー)で。でも、オープンにしていないんですよね。
村山:会員の方のみ?
クリス:そうそう、会員の方が参加できます。
村山:なるほど。じゃあ、今日はフリーで。
クリス:Yeah. So excited……! じゃなくて、すごく緊張しています。
村山:本当ですか? 緊張するんですか、クリスさん?
クリス:緊張するよー。
村山:緊張のほぐし方も聞きたいところですけどね。
クリス:「5秒で緊張をなくせる方法」というのがあるんですよ。
村山:あっ、そうですか?
クリス:ウソウソ(笑)。
村山:嘘はつかないでくださいね(笑)。
クリス:ごめんごめん(笑)。
村山:動画もあったらぜひ紹介してください。コメントで「今日はNASAのTシャツじゃないんだね!」って。
クリス:ああ、そうなんですよ。
村山:「全部見ています(笑)」という方もいらっしゃいますよ。今日は何のTシャツですか?
クリス:「No Mistakes. Just Happy Accident.」、「ミスじゃないよ。うれしいアクシデントだよ」という。
村山:あっ、失敗はアクシデント? あ、違う。良いこと?
クリス:失敗じゃなくて、うれしいアクシデント。ミスは学べることだから。
村山:「かっこいいTシャツやね」だって。書き込みいただきました。
クリス:ありがとうございます。そんたさん。
村山:ありがとうございます。
村山:今日のテーマが「『大好きで得意なこと』をキャリアにすると、自分の価値が上がり続ける理由」なんですが、事前にみなさんからたくさん質問を頂戴していまして。
クリス:そうなんですよ。今日はなんと、エクセルにまとめて8枚分の質問をいただいているんですね。本当にびっくりです!
村山:そうなんですよ。その中で多かった質問が「そもそも大好きなこと・得意なことが見つからない。どうやって見つければいいのでしょうか?」というような質問があったんですよ。
クリス:Yes. 「どうやったら好きなことを見つけられるの?」という質問がけっこうあって。
村山:そう。
クリス:I just wanna say, you guys, that’s great. もうそこを考えているのは、すごいことなのね。
本当に申し訳ないんですけど、今日のウェビナーは、「大好きで得意なことを仕事に『できる』んだよ。しても『大丈夫』なんだよ」ということを伝えるメッセージなんですよね。この見つけ方は「次」なんですよ。
まずは「やってもいいんだ」と気づいて、それをすると自分のスキルも伸びるし、価値も伸びる。こういうことに気づいたあとに、「じゃあどうやって見つけようか?」というのがワークに入っています。
もしそういうことを感じている人は、絶対その道が良い道です。みんなそのレベルをクリアしていくので、それも質問の最後でお話しできればと思いますので。
村山:今日は「大丈夫だよ」ということを、まずたっぷりとご紹介いただければなと思います。
まずは、この「みつキャリライブセミナー」について簡単にご紹介をさせてもらいます。
社会に出て、みなさん数年経ったと思います。就活時に思い描いていた「理想」と「今の働き方」にギャップがある。でも、なかなか人に相談できないし、そんな時間もないという方。そんなみなさんを「みつキャリ世代」と呼ばせてもらいまして、「キャリアを見つめ、キャリアを見つけてもらう」場を提供したいなと考えています。
同じ悩みを持つ人が集ってキャリアについて考え、見つめ直すことで、あなたらしい働き方や、未来を見つけるための企画となっています。
今日のゲストはクリス・モンセンさん。自らの実体験を基に「好きで得意なことを仕事にすることと、いかに長期的な利益と価値を生み出すのか」というお話をしていただきます。クリスさんに直接質問も投げかけていただけるチャンスですので、ぜひみなさん、積極的にチャットを活用してください。
クリス:すごい。良い質問も来ています。
村山:ありがとうございます。あらためまして、本日のアシスタントは村山千代です。どうぞよろしくお願いいたします。
クリス:よろしくお願いします。Thank you.
村山:ここから本編となるんですが、簡単にクリスさんのご紹介をあらためてさせていただきます。
クリス:ありがとうございます。
村山:クリスさんはキャリアコーチでいらっしゃいます。YouTubeチャンネル「クリスの部屋」ではチャンネル登録者約29万人。教育系YouTubeのカテゴリで人気を博していらっしゃいます。
そして、キャリアコーチとして働き方に関してみなさんにアドバイスをされているのですが、今日のテーマ「好きなことをキャリアにする」をクリスさんはYouTubeでもたっぷり語っていらっしゃいます。そういう思いに至った理由が、日本に帰国後、非常に厳しい環境の下で働いた経験があるんですよね。これがきっかけになったそうです。
クリス:そうなんですよ。この経験についてお話ししたいです。僕が日本に戻った時にすごく厳しい環境に入っちゃったんですよ。
村山:うんうん。
クリス:本当にそれは、「今の僕」からとしてはすごくありがたい。なぜかというと、そのつらい環境があるから「つらい」ということを理解することができて、「ここでは幸せになれない」って自分で気づけたんですよね。だからすごくうれしい。
でも、やっぱりつらい環境にいた時は、本当に「何のために働いているのだろう?」という感じ。もうすごい怖い社長とかがいると、やっぱりピリッとして、いつも怒られたりして。
でも、努力はするんですよ。毎日一番最初に事務所に着いて、朝7時にいたりしました。事務所を出るのは最後で、週末も仕事に行ってました。めちゃめちゃ努力して、正直言って、ぜんぜんお金にはなってないけど、それが正しい働き方だなと思ってたんですよね。
それで、本当に人生つらくて、人生を早く終わってもいいじゃないかとけっこう本気で思ってたんですよ。「こんなつらい経験はだれにもさせたくない」というのが本当に心の中からあって。
今の仕事は、そこから本当にいろんなことを学ぶことができて。独立したり、キャリアチャンジをしたり、徐々に本当の自分と向き合っていって、「自分は何をしたいんだろう? どういう人として生きていたんだろう?」って思いました。
自分が言っていることに嘘をつかないで、怖いけどステップしていったら、今の仕事にたどり着くことができたんですね。
村山:じゃあ、つらい経験も意味のないことではなかったんですかね。
クリス:そうそう。だから、きっと僕は学ばないといけなかったんですよね。
村山:みなさんのために、伝えるために、そういう思いをしてもらいたくないという思いが芽生えたわけですもんね。
クリス:そんな偉そうなことは言えない、本当に仕事でつらい思いをしている人には、やっぱり「大丈夫だよ」と言ってあげる。「どうやって好きなことを仕事にしていくか」については、一応の専門家だと思うので、それでなにかお手伝いすることができれば本当に幸いです。
村山:時間が限られているので、最初にクリスさんにセミナー、講義形式でみなさんにお話をしていただいたあとに……。
クリス:ごめんなさい、もう1つ。今コメントを見ていて、30代という方たちがいらっしゃいまして。
村山:いらっしゃいましたね。35歳の方もいらっしゃいます。
クリス:僕がこの仕事系にスイッチしたのが32歳とかだったんですよ。すごく怖かったのね。その時の仕事は、「辞めちゃダメ」だと思っていた。けっこう良い職で、マネージャーだったんですよ。収入はちょっと別の話ね。
マネージャーで働いていたんだけど、こういうキャリアコーチみたいな仕事になりたいと言って。でも、コーチはやったことないんですよ。「好きでやりたいんだけど、本当にできるの?」みたいな感じ。今やったら本当に大失敗する可能性があるわけよ。収入がなくなって。
でも、「OK。5年後も今の仕事を続けてたら、仕事をスイッチしたいか?」って考えてみたのね。そしたら、「5年後もスイッチしたいな」って気づいたんですよ。「じゃあ、今スイッチしたらどうなるの?」って考えになって。
そして、「最初の2年間は相当つらいかもしれないけど、5年後になったらある程度の生活しているんじゃない?」って思った。だから、つらいのが終わるんだなって思ったんですよね。実際に、「じゃあ、5年後つらいのをやる、5年後になったら……じゃなくて、『今』スタートしたほうが5年間のスタートができるから、決断しよう」って、決断できたんですよ。
村山:年齢できっと悩んでいる方も多いと思うんですが、タイミングは、年齢よりも「今の自分から何年先」って考えたほうがいいんですかね。
クリス:そうだね。年齢もすごくいいと思うんですよ。やっぱり20代のときってけっこうコロコロ仕事を変えることができるんですよね。「これ違うなー」とかって。
でも、30代にいくと、ここが本場でおもしろくなるんだよね。そこまで転職、転職ってコロコロできないから。だから、けっこう本気になって「これだ!」って決めて、そしてそれに従って動いて。やっていると「これだな」「これつらいな」ってわかるから。でも、その上の経験ができるのが3年後なのよ。だから逆に、30代は転職にはすごく良いと思う。
ごめんね。20代の人たちもぜんぜん大丈夫だけど。20代でもすごくいいよ!
村山:しっかり考えるチャンスかもしれないですもんね。今日がきっかけになるかもしれないですしね。
クリス:そう。だから、20代後半から30代に入っていくと、けっこうリアルに、本当に自分と向き合うと思う。嘘をつけないから。
村山:「やったことないのに、どうやって好きかどうかわかるんですか?」。こんな質問も多かったです。
クリス:あっ、OK。これはその次のレベルなんですよね。それはちょっと別のやり方があるんですけど。その前に知っていただきたいのが、論理的に「好きなことを仕事にしてもいいんだ」ということなんですよね。
好きなことを仕事にするか、しないか? どっちでもいいですよ。でも、「できるんだ」というのは「知っているか・感じるか」によって、変わってくるんですよね。「できるんだ」って気づくと、「ああ、できるんだ!」「(自分の)真実なんだ」となるんですよ。
僕がやった時は「できないでしょ(笑)」みたいな感じだったのね。「いやいや、無理だ」って「まぁ、やってみるしかない」みたいな感じだったんだけど。今は堂々と「いや、できるんですよ!」という。それをちょっと今日お話ししていくという感じです。
村山:「これは時間が足りなくなりそうだぜ」って、そんたくんが書いてくださっていますね(笑)。
クリス:そうなの。うん。
村山:そのとおりなんですよ。すでにちょっと押しているので、クリスさんにお話をたっぷりしていただいたあとで、みなさんの質問もピックアップさせていただこうかなと思いますので、まずは、クリスさん、みなさんにセミナーをよろしくお願いいたします。
クリス:はい、ありがとうございます。それじゃあ、今日も楽しく、気軽にやっていきましょう。
村山:お願いします。はい。
クリス:Alright! So,Talking about choosing your work.「得意」で「好きなこと」をキャリアに選べる時代という、この時代の進化や変化ということも、みなさん頭の後ろに入れていただきたいんですね。
これがけっこうデカいんですよ。「令和」になっているので、時代が変わっているのを今実感している方もいらっしゃると思うんですよね。まさに「働き方も変わってくる」。価値の生み方ということ。お金になるスキルやサービスが、どうやってお金になるのかを考えていく。時代が変わっているんですよ。
(コメントで)「えっ、本当?」。本当なんですよ。どういうことかというと、「好きなことをキャリアにするのは、実際にまずできることなのか」。できるか・できないかは大きいですよ。
もう1つ。とくに日本で感じるのは、「それやっちゃダメだよ」って親から言われたり、その前の時代の違うやり方の人たちが「それやっちゃダメだよ」という。
だから、「やっていいのか?」「実際できるのか?」の2つを論理的に理解していただくと、その次のステップの「じゃあどうやって選ぶのか?」というところに入っていくんですけど、今日はこれに集中させていただければと思います。
Alright。じゃあ、クリスの猛スピードトークでいきます。
村山:はい、お願いします。
クリス:Alright。So, じゃあ江戸時代。例えば、江戸時代で、僕は農民として生まれました。
クリス(子ども役):お父さん、僕は大工になりたいんだ。
村山(お父さん役):ダメだよ。
クリス(子ども役):ダメ? なんで?
村山(お父さん役):農家に生まれたから農家だよ。
クリス(子ども役):えっ、なんでダメなの?
村山(お父さん役):ん? 決まっているから。
クリス(子ども役):誰がそれ決めているの?
村山(お父さん役):脈々と……。
クリス(子ども役):それ「イヤだ」って言ったらいいじゃん。
村山(お父さん役):えっ、だって「決まっている」から。
クリス:うん。「嫌だ」って言ったら実際にクビを切られたりする時代があったと思うんですよね。実際に旅行もなかなかできない。「ちょっと沖縄行きたいな」「北海道や九州行きたいな」と言ったら?
村山:(お父さんは)「物理的に行けないでしょ」。
クリス:そう。やっぱり通れない場所もあって、その生まれた国で住むというルールもあって。そういうクラス(格差)もあった。これは事実だと思うんですよ。だから相当難しかったと思うんですよね。で、実際できるのか?「微妙やな。」やっていいの?「いやー微妙やな」。そう言うしかなかったんですよ。
村山:「幕府が決めたのです」って、さつきさん。
クリス:あっ、さつきさん、ありがとう! そうそう。そんたくんもありがとうね。
クリス:次行きます。ちょっとスキップして明治時代。黒船が入ってきて、56年ごろに中国の真実を知って。アフリカがどうなっているのか、ヨーロッパの船などのテクノロジーをどう使っているのか、軍隊がテクノロジーを使って世界で動いているのかを、日本が初めて知ったと。
それを子どもたちはリアルに目の前に感じることが出来たんだと思うのね。そんな中、子どもが……。
クリス(子ども役):「パパー、キャラメルポップコーン作りたいのー!」。
村山(お父さん役):「なんだねそれは?」。
クリス:そう。お父さんからしたら、今それどころじゃないのよ!侍たちが守ってくれる……といったって、幕府がないんだよ。明治天皇どうたらこうたらで揉めてんのよ。「ちょっとそれ(キャラメルポップコーンは)待とう」と(笑)。とりあえず、国を強くしないとやられちゃう。国、守らないといけないわけよ。
村山:これ芸風なんですね。「クリスの小芝居は見応えあるなぁ」って(笑)。
クリス:ありがとう(笑)。「坂本龍馬」って書いてあるよな。OK。これ猛スピードでいかないとね。
(一同笑)
村山:はいはい、そうですね(笑)。
クリス:じゃあ、大正はスキップして昭和。戦争もスキップしちゃって、昭和の戦後にいこう。「パパ、キャラメルポップコーン作りたいの!」と子どもが言って。
お父さんは「でも、そんなキャラメルなんて手に入らない」「ポップコーンなんてどこで買うの?」って。機械もないし、お父さんは「とにかく今は仕事やろう!」みたいな。ベビーブームがあって、子どもが6人とかいるわけでしょ。パパがキャラメルポップコーンを作っている暇はないのよ。
村山:うん、「稼いでこい」って話ですよね。
クリス:そこから、戦後のラッシュが始まって「みんな働こう」となった。「どうやったら良い仕事取れるの?」って言ったら、「ネクタイつけてたらいいんだよ」。「どうやってネクタイつけるの?」って言ったら、「良い大学行けばいいんだよ」。「どうやって良い大学行くの?」って言ったら、「良い学校行けばいいんだよ」。「どう良い学校へ行くの?」って言ったら、「めっちゃ塾に行きなさい」みたいな。その風潮がまだ日本に残っているよね。そろそろ今は外れてきているんじゃないかな。
そうすると、経済って、戦後、日本はすごい右肩上がりの経済だったんですよね。だから、「好きなことを仕事にする」のは難しかったと思う。あとこの時、「インターネットがなかった」んだよね。平成もスキップしちゃうね(笑)。
今は、「令和時代」なんだよね。令和なんですよ。昔のビジネスのやり方というのは、銀行からお金を借りる、土地が必要、人数が必要、営業マンが必要、OLたちが必要。なんかすごく独特なおもてなし。
「営業は足だよ」というCMが上がっているでしょ。「営業は足なんだよ」「なんで?」「そういうものなんだよ」。だから、それに「価値」があったのね。お客さんも「足を使う人はしっかりしている」という。
でも、今は足がなくても、ビジネス・経済としては収入を得られる時代に、するかしないかは別として、「できる」んですよね。で、今は「やってもいい」んですよ。「キャラメルポップコーン」だって。
ポイントは「やったら実際にできる」なんですよね。やってもいいことなんですよ。これを心の中から感じるのが大切なワークなんですよ。
だから、好きなことを仕事にしたい人たちは、80パーセントの要素が「メンタル」なんですね。残りの20パーセントは「行動」なんですよ。20パーセント、論理的に考えて何をやるかということなんですよ。
メンタルの部分が整っていないと、出会いが入ってこない、情報が入ってこない。自分が無理だと思っているかぎり、そういう情報が入ってくるんですよ。これはちょっとまた深くなるので。今日の「Take away」(持ち帰ってほしいこと)。If you wanna take a messages home.「やったらできる」「論理的に」。この2つが大事です。
もし心のブロックが入っているんだったら、別のやり方でいいのでブロックを外していく。「やっていいんだよ」って自分で許してあげる。それはすごく大切なんですよね。
「思考→行動」「ふみだす勇気がない」。そうそう。この勇気も、その80パーセントのところが整ってくると、怖いものが減ってくるのね。まだ◯✕感覚のような「やらないとダメなんだ」という感覚が残っているかもしれないから。
これ本当に、日本でも初めて、得意で好きなことをキャリアに選べる時代に入ってきたと思うんですよ。ここにもう1つキーワードが入っていて。「得意」で「好きなこと」ってけっこう大きいんですよ。
「得意」というのは「Talents」才能やセンス。「好きなこと」というのは、「Something your passion about」、あなたが情熱的になれること。得意というのは、ベートーヴェンのような才能じゃなくて、「ちょっとでも得意」くらいでいいのね。
もう1つのヒント。「得意」で「好きなこと」が見つからない人は……普通の人だったら3〜8個はあるから。逆に「選ぶ」という最後のステージにいくとき、「これしかない」という人は、もうちょっと探したほうがいい。いくつか出てくるはず。でも、なかには「これは趣味でもいいじゃん」というのが出てくるんですけれども。
クリス:なので、今日のポイント、あなたが心配していることは、このメンタルの部分で「やってもできるか?」、それと「それは本当にやってはいけないことなのか?」ということなんですよね。これはけっこうでっかいんですよね。本当に「これやっちゃダメなんだ」と思っているとね、なかなか行動につながっていかないんですよ。
メインの部分。「得意」で「好きなこと」を選ぶと、どのようなメリットが得られるのかということについて。しまさん「2万回ツイートするのも才能だよ」「人のサポートが好き」いいですね。重要なんですよね。「短期的にうまくいくだろう」じゃなくて、長期的に考えていきたいんですよ。30年、好きで得意なことをやっていたら、どうなります?
村山:プロフェッショナルになる。
クリス:プロフェッショナルになりますよね。例えば、好きで得意なことを本気で30年やっている方が1人いて。もう1人は嫌いで苦手でやりたくないことを、本気になれず30年やっている人。どっちのほうが収入が高いと思います?
村山:好きなことですね。好きで得意なことを仕事にしている人。
クリス:どっちのほうが業界で認められているとか。
村山:好きで得意なことをされている人のほうが、自分に自信もありそうだし、認められるのかなという印象はありますけどね。
クリス:そうですよね。「よく考えると当たり前じゃん」みたいな話なんですよ。嫌いで苦手なことで、例えば、親が「これがいいよ」とか、社会が「これがいい」、大学の先生が「これ行け」って言ったからとかね。
好きでもない、得意でもない、嫌いなことで、「20年がんばります」といって、あなた業界のコンペとか勝ていると思います? 社会はそんな甘くないよ。学校じゃないからね、これ。プロは本気でやっているから。
村山:あっ、みんないろいろ書いてくださっていますよ。「好きなことのほうがスキルが上がる」「毎日が楽しい。充実している」「自分自身の満足度も大きく得られそう」。
クリス:そう! 好きなことのほうが、スキルの上がるスピードが速くなると思うんですよね。うん、OK。
村山:あみさんのコメントは「嫌いで苦手だけど、会社の福利厚生を考えると辞められない」。
クリス:あみさん、それで大丈夫だよ。それは仕事の話じゃないから。今あみさんが、苦手で……それは、「仕事」と「お金という生活の恐怖」は、別のことなんだよね。だから問題は2つに論理的に分けていくと、ちょっとスッキリしていくかも。
クリス:「得意」で「好きなこと」を選ぶと、簡単に何が起こるかというと、例えば、仕事以外の時間でも学ぶことが起きると思うんですよね。
例えば、僕がYouTubeで映像を見ることが大好きなので、本当にずっと見ているんですよ。今はこういう教育系が大好きだから、朝起きるときから寝るときまでずっと聴いているんですよね。
YouTubeクリエイターやっているときは、大好きだからずっとスローモーションのビデオとか見たり。(クリス氏のYouTube動画のオープニングに登場する)ドローン、けっこういいでしょう。僕、自信持ってやっているんだけど。
だから、働いていないときも自分が勉強している。働いていなくて、お金もらってないんだけど、今も、今日も、自分でお金で教材を買うわけよ。自分のお金で、レッスン受けに行ったりするわけよ。資格を得たりするわけなんですよ。
これが数年間続くとどうなるか。これを見ていただくとわかるんですが、これがスキルの時間というところなんですよね。これがスキルのレベルが上がって、プロになるまでの時間が短くなるんですよ。なぜかというと、経験が増えるから。OK?
もし苦手で嫌いなことを仕事にすると、どうなるでしょう? このグラフをちょっと覚えて、次に行きますね。「苦手」で「嫌いなこと」を選ぶと、何が起こるか?
別にいいんだよ。苦手で嫌いなことで。そんなに真剣に働かなくていいから。働きたくないんだったらね。好きでキャリアチェンジしたかったらすればいいから、別に「苦手で嫌いなことをやっていて、人生幸せになれますか?」っていったら、いや、なれるよ。だって、江戸時代の人は幸せになれなかったって、そんな条件ない。それはアンフェアだと思うよ。
でも、「自分はこう」「自分にはこれが正しいな」って感じたら。それをすればいいんじゃないかなと思う。このセミナーはその道を「選んで歩んでいく人たちに」役に立つ情報だと思います。
苦手で嫌いなことを選ぶと、何が起こるのか? その仕事が嫌いだったら、仕事終わったら何します?
例えば、僕の事務所で編集が大好きな女の子がいるのね。仕事終わっても帰らないのよ。週末勝手に来たり、勝手に自分で学んだりするわけよ。僕の動画をやっている子がいて、22歳の女性なんですよね。最初すごくがんばっていて、ずっとこういうことを学んでいるわけですよ。
でも、嫌いだったらどうする? もう1分でも早く仕事から帰りたいじゃないですか。通勤中も、仕事の勉強しないで、お笑い見たりしたいよね。お笑いが悪いということじゃないんだけど、仕事と関係ないことをずっとやって、週末は休みたい、遊びたい。
これ数年続くと、仕事を考えるだけで日曜の夜からゾッとして「イヤダイヤダ」。ほら、仕事好きな人って、日曜日の夜「やった!」とか思っているんだよ。月曜日の朝「よかった、またノーマルに戻れるわ」って。
村山:かれんさんのおっしゃっていることですかね。「今の仕事はできるだけ仕事を忘れようとしている……」。
クリス:それはヒントかもしれないよね。そうしないとわからないじゃん。ひょっとしたら、別のすごい良い自分の、本当の自分がフルになれる職業があるかもしれないんだよね。
村山:うん。
クリス:これが数年続くとどうなるかというと、やっぱり時間がかかるんですよ。プロのレベルになると、収入もある程度マーケットプレイス・市場で決まっている収入になってくるんですよね。
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