
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
提供:マイナビ転職
リンクをコピー
記事をブックマーク
村山千代氏(以下、村山):どんどん時間が迫ってきたので、次にいかせてもらいます。今度は「仕事とプライベートの両立術」を教えてもらいたいと思います。忙しい中でどうやって分けているんでしょうか。
「作業にかかった時間を計る」。
ゆうこす:これは私、キモいぐらい測っていますね(笑)。というのも、もともとずっと「仕事が遅い」とか、学校の宿題とかもいろいろ言われてました。私も「遅いのかな」とは思っていたんですけど。みなさんの中にも、もしかしたら「あなた仕事遅いね」って言われている人もいると思います。
だけど、それはあなたの仕事が遅いのではなくて、あなたが自分の仕事の速度を自分で理解できてないからだと思うんですよ。
村山:区切ったら、もしかしたらできるのかもしれないのに?ここぐらい』ってお尻を決めたら。
ゆうこす:うーん、決めたっていうか、例えば今から自分はこれを書く時に、自分の中では「『これは1時間でできる!」』と仮定してるとして、「じゃあ1時間でできます」って上司に投げるじゃないですか。
だけど、いざやってみたら「あれ、5時間くらいかかった!」ってことがけっこうあると思います。新人になればなるほど、早く見積もっちゃうこともあると思います。
村山:きっとプレッシャーもあるからね。
ゆうこす:でも、その中で自分の処理速度というか自分の仕事の時間がだいたい自分の中でなんとなくわかっていたら、スケジュールも組みやすくなるし、スケジュールがズレない。なので、作業にかかる時間を自分で測ることはわりと大事だし、モチベーションになりますよね。「あ、早くなったわ、自分!」みたいな(笑)。
村山:とことん自分を知るのは大事ですね。それは好きなこともそうだし、どのくらい仕事に時間がかかるのかもそうだし。とにかく自分を知っていることは強いのかもしれないですね。
ゆうこす:そうですね。とくに就職・転職活動で自分のことを知ってないと、相手に伝えられないでよね。
村山:そうですよね。
村山:そして今度はプライベートのテーマです。ゆうこすさんは「プライベートもしっかりスケジュールを立てる」。
ゆうこす:そうですね。「プライベートの時間がない!」と思ってた時もあるんですけど、仕事ではスケジュールをしっかりたてるのに、プライベートのスケジュールは、なかなか立てていなかったなと思って。
プライベートでもしっかり立てるようにすると、「けっこうプライベートが充実した!」って実感できたんですね。私はけっこうSNSをする時間もスケジュール立てているんですよ。
村山:書き込みする時間、写真を撮る時間?
ゆうこす:例えば「この15分はInstagramを見る」「ここでなんかの予約をする」とか。わかんないですけど(笑)。
村山:えー!
ゆうこす:けっこう思い立った時に書いてるんですよね。
村山:キツくないですか? 全部予定が決まってるとキツいと感じる方もいるんじゃないかなと思いますけど、プレッシャーにならないんですか? 自分で立てた予定に縛られるというか……。
ゆうこす:ぜんぜん……仕事に関してはしっかりやらないといけないけど、プライベートの場合は書いてはいるけど、ぶっちゃけしなくてもいいので(笑)。そこで別に「あーヤバい!」とはならないですよね。上司があなたのプライベートまで決めてます! とかだったらキツいですけど(笑)。
自分で決めたものなので、そこは別にキツくはないですね。決まっていたほうが、私は仕事もプライベートも両立していろいろ動きやすいので。忙しくなってくればなるほど、たしかに共感してもらえるのかなとは思います。
村山:プライベートも充実してると、きっと仕事にも身が入るから、プライベートも自分で管理するのも、1つのヒントなのかもしれないですね。
コメントで「スケジュールを立てるのが下手なのですが、それもやっぱり各作業にかかる時間を把握することから改善でしょうか?」。スケジュールを立てるのが苦手という方がいらっしゃいます。
ゆうこす:でも、どこが苦手なんですかね?
村山:仕事でもプライベートでも、なかなか自分の時間どおりに動けない。自分で決めたのに、時間がその通りにうまくいかない。自分が作業する時間をわかってないと、決めたのにそこにハマらないという。
ゆうこす:たしかに。そうかもですね。
村山:「自分の時間を知る」っていうところから。
ゆうこす:でもその通りですね。自分の時間を知るのは大事かなと思いますね。
村山:ありがとうございます。
村山:そして、今度はヒントですかね。「小さな習慣を作る」。これは何でしょう。
ゆうこす:プライベートを充実させた後に、仕事にやる気が出てこないみたいな時があるかと思います。
プライベートがしっかりしたら、仕事のやる気がでてこないことって、けっこうありませんか?
村山:みなさんから、やる気がでてこないという質問を事前に多くいただいたんですよ。モチベーションの保ち方だったり、「やる気が出ません」「やる気が出たらやれるのに」と言う方もいました。やる気の出し方ってありますか?
ゆうこす:そうですね。一概に全員が全員、同じかはわかんないですけど、ほとんどの人がそうなんじゃないかなって思うのが、私は「小さな習慣」を作ることが大事かなと思っていて。
歯磨きにモチベーションもやる気も何もないじゃないですか(笑)。小さな習慣を作って習慣化。本当に、とにかく超小さいことでもいいんですよ。
なんか自分が今達成したいことやらなきゃいけないことを毎日ちょっとずつやるって習慣をつけておくと良いのかなって。やらないとやる気が出てこないかなと思うので。
私はそういう習慣を設けていて。私の例でいうと、毎日夜の10時半ぐらいに「新しいことを考えるタイム」を設けていて……お風呂の中に黒板があるんですよ。クレヨンがめっちゃ臭いんですけど(笑)。
村山:あはは(笑)。
ゆうこす:Amazonで売ってますよ。クレヨンが臭い、大人の黒板みたいな。お風呂のホワイトボードみたいな。名前で売っているんですけど、なんかすごいチョークから変な臭いするんですけど(笑)。
村山:水の中で書けるという。
ゆうこす:そうですね、それは一回置いておいて(笑)。22時台ぐらいに、新しいことを1個考えてみる。それがおもしろくなくてもいいから考えて、会社のメンバーに自慢してみる時間があるんですけど。
「いつかやろう!」「私はいつか新しいことを考えよう!」なんてことを考えていても、きっとやる気なんて出ないし、モチベーションも下がると思うんですけど。
「別に1日1個くらいでいいか」と考えたら、無意識のうちでもそれをやっちゃうので。習慣化されるし、だんだんと「昨日のあれ、面白くなかったな」「昨日のやつ、めっちゃおもしろかったわ!」みたいな感じでできて。やる気も出てくるので、とにかくやることが大事ですね。
村山:小さいことから始める。大きいことを考えると、やらない言い訳を考えちゃいますもんね。
ゆうこす:そうですね、本当。
村山:とりあえずやってみるのが、いいかもしれない。「適当にラジオ体操しとります(笑)」という書き込みがあります。体動かすのはいいんじゃないですか。
ゆうこす:たしかにたしかに(笑)。そうですね。
村山:ありがとうございます。
村山:そうですね、今度は、一歩踏み出す勇気がない方に「とにかく自分が楽しめるように気持ちをチューニング!」。
ゆうこす:そうですね。自分がそのフラットの状態というか、今新しいことにワクワクしたり、挑戦する時に、「挑戦とワクワクがしやすい土台」を作っておくことが大事かなと思っていて。
今、自分がめちゃくちゃ暗くてネガティブだったり、ウーッと沈んでいる時に新しいことなんて考えられないですよね。
なので、とにかく自分が気持ちをチューニングしておくのは大事かなと思っていて。自分の感情って、「癖がつきやすい」と思うんですよ。
村山:「感情の癖」ですか?
ゆうこす:絶対あると思いますよ。SNSでこれだけフォロワーがちょっとずつ多くなってきていると、アンチとまではいかないけど、そういった人たちは一定数いるわけですよね。
そういう人たちって、怒り癖が付いているんですよ。なにかを見たら怒る癖。ニュース見ながら、「なにかこいつの粗探ししてやろう!」みたいな(笑)。
村山:怒るために、なにかを見るみたいな?
ゆうこす:そうですね。絶対、感情の癖があると思うので。(ユーザーのコメントを見ながら)よかった、コメントで共感してくれる人がすごくいる!
村山:「感情の癖わかるかも!」ってありますね。
ゆうこす:なので、意識的に自分がポジティブになるのも大事で。あとは「ポジティブな友達を大切にする」のもデカいなと思いますけど(笑)。
ポジティブな発言を自分からもしてますね。ポジティブでいたいと思ってるし、なんか辛いことがあってもポジティブに。「いや、逆に……」みたいな(笑)。
ポジティブに考える癖を、「今日から1日5回でもいいからやる」と決めたら、少しずつポジティブ癖がつくと思うし、自分がポジティブになったら、周りの半径3メートルぐらいがポジティブになってくると思うんですよ。
そうすれば、自分がまた少しずつ楽しくなってくるし、ポジティブな自分の半径3メートルは、ポジティブな世界になってくると思います。新しいことが起きた時に、楽しみ癖とか挑戦しやすい環境になってきていると思うんですよね。
村山:「感情の癖をつける」。いただいたコメントであやさんも、「小学生からネガティブ思考が固定されてました笑」ですって。今日からポジティブに考える癖をやってみるといいですね。
ゆうこす:「これ最悪や!」って思うことがあっても、「逆に」って一回考えてみるのもいいですね。「逆に」っておもしろいですよ。だって漫画とかでも……自分が漫画好きすぎてすみません(笑)。漫画の話ばっかりなんですけど。
ここで1回、主人公が倒れました、負けました、みんなが「もう最悪だ、終わりだ」じゃなくて、たぶん作者は「『逆に』これを書いたことによって、絶対盛り上がるじゃん!」となるじゃないですか(笑)。
「逆に」精神が大事だと思います。私もHKT48辞めた時って、すごくあることないこと……ないことないことなんですけど(笑)。すごく書かれて。
当時はめちゃくちゃ辛かったし、「終わった!」って思ったんですよ。だけど発信しながら、逆に、ああいう辛い経験があったからこそ、同じようにいろんなことを目指していたけど、バッシングされてる子からは共感を受けるんじゃないかなーと思ったり。
逆に自分のストーリー面白くなったんじゃないかなぁとか。「逆に」という言葉を頭の中で考えるだけですごくポジティブになれたので。「自分が漫画の主人公だ」「自分はコンテンツだ」って考えたら、「逆に」というのはすごく考えやすいんじゃないかなって思いますけどね(笑)。
村山:順風満帆じゃなくてそういうものがあったほうが、「オイシイな」という。
ゆうこす:そう! 「オイシイ」って思った方がいいですよ。
村山:話す時に面白くなるなって。
ゆうこす:絶対そうですよ! だって就活の時に絶対ウケると思いますよ。だってめっちゃ辛い失敗して、「こういうことがあったんですけど、逆にこういうふうに切り替えて、今こういうふうになってます」「こういうふうにしようと思ってます」と言われたら、私だったらグッときますもんね。
私は就職活動したことないですけど、会社を立ち上げて、1年前に就職とは違うかもしれないですけど、YouTuberとかインフルエンサーになりたい子のオーディションをやったんですね。
4,000人の応募があって、全員見たんですよ。全員の資料に目を通して一次審査やって300人、400人と面談したんですけど、やっぱり「ストーリーって大事だな」って思いました! おもしろい話ができて、自分の人生をおもしろくポジティブに語れる人ってやっぱり強いなって思いますね。
村山:聞いてる人にしてみたら、ほんと強いなっていうことになりますもんね。コメントでも「最近『あえて』とか『逆に』って捉えるように心がけていて周りから『強いね』って言われるようになりました」と。
ゆうこす:よかった。(笑)。
村山:失敗も無駄じゃない。
ゆうこす:本当に無駄じゃないですよ。
村山:オイシイ材料。
ゆうこす:オイシイ材料ですよ。失敗したら私は「ラッキー!」って思います。「きたきたきたー!」って(笑)。
村山:「オイシイことを語れる!」となりますもんね。ありがとうございます。
村山:そして続いて、「興味が出たらとことん調べつくす!」。
ゆうこす:そうですね。「地図のない状態で、旅行に行きたいなとは思えない」ですよね。ちょっとでも「これ楽しそうかも、ワクワクするかも」って思ったら、私はとことん調べつくして。調べつくすだけじゃなくて、SNSでもそれをやってる人と繋がったりしますね。
それこそ、私はTwitter上で2年前ぐらいにめっちゃワクワクして「何じゃこれ!?」って思ったほどのイラストがあったんですよ。「この作者に会いたい」って思ったら、その作者のことをすべて調べ上げて、広島まで会いに行きました(笑)。
村山:えー! すごいですね(笑)。
ゆうこす:行っちゃいました(笑)。
村山:興味のレベルがすごい。熱量がすごいですね。それだけとことん熱中できるものを見つけるのが得意なんですかね?
ゆうこす:調べていくうちに、自分がそういうことをやっていることを想像できるじゃないですか。何も知らない状態で自分が挑戦している姿を想像なんてできないと思うので、それをやっている人と会うことも大事だと思うし。先輩の意見を聞くことで、勇気が出るんじゃないかなとはすごく思いますけどね。
「何の作品ですか?」ってコメントがある。今度映画化されるのかな? 「世紀末ちゃん」に会いに行ったんですけど。「キャピ子ちゃん」など、いろいろ書いている方です。あとで「世紀末ちゃん」を調べてみてください(笑)。
村山:知ってる方もいるかもしれないですね!
村山:そして続いてのスライドはこちら。「条件よりワクワク」。
ゆうこす:そうですね。
村山:ワクワクするかしないか。
ゆうこす:そうですね、やっぱり状況も大事なんですけどね。
村山:あ、コメントで「世紀末さん好きです!!」。
ゆうこす:本当ですか!? ちょっと待って、うれしい! 何人かいらっしゃるので、うれしいです。ありがとうございます(笑)。
村山:ご自身の作品じゃないんですよね(笑)。
ゆうこす:私のじゃないですけど(笑)。
ゆうこす:ワクワクして継続できることが一番幸せだと思うので。あと、条件で選んだ時に失敗すると、ただただ辛いんですけど。「ワクワクするかしないか」「自分が好きかどうか」で会社を選ぶと、そこで出会った人たちは全員仲間になれると思うし。
プライベートでも遊べる、そういう強固な関係の人たちになれると思うし。もし失敗した時に、その失敗をコンテンツにできると思うし。やっぱり私はワクワクするかで選んだ方がいいなと思っていて。
できたら、SNSでの発信を評価してくれる会社が私はいいなと思うんですよね。というのも、「挑戦してみたい!」「やりたい!」と思った時に実際にやる、すぐに行動できる人は、ぶっちゃけ100人いたら10分の1、10人ぐらいだと思うんですよ。
それだけでもすごいと私は思います。挑戦して失敗するのは10人中10人だと思います。そのうち、失敗をもコンテンツとして「私はこういうふうに失敗しました、なのでこういうふうに改善しようと思っています!」みたいに、コンテンツとして発信できる人は1人だと思うんですよね。1人いるかいないかぐらいだと思います。
すると、100人のうち99人がその人の発信をめちゃくちゃ見たいと思うし、めちゃくちゃ追っちゃうし、全員が共感できるんですよね。なので、なにかちょっとでも失敗したら、それでポジティブ癖もつくし、「こう改善したいと思います!」「みなさんはどう思いますか!?」みたいな発信すると超強いと思うので。そのためにはワクワクするかしないかは、大事かなと思いますね。
村山:事前も今も、たくさんあった質問なんですけど、反対にワクワクが見つからない方も多ければ、「ワクワクすることが多すぎて、なかなか時間もない」だったり、「結局、絞れない」という方もいるんですけど、「いろんなことをやりたい!」という方にアドバイスはありますか?
ゆうこす:そうですね。たしかにその辛さはあると思うんですよ。けど、とにかく1回全部発信してみる。私がやりたいこと、発信してもしなくてもいいから、誰かに話してみて一番自分が褒められること、「求められてるんだろうな」と思うこと、想像でもいいです。
自分にしかできないこと・やりたいことの中でも、「自分に共感してくれる熱量が高いものはここかもしれない」「私が唯一無二かもしれない」とか、まず自分にしかできないことや得意なことを1個だけ絞って、それで「小さな肩書きをつける」ほうが一番かなと思っているんですよ。
村山:モテクリエイターもそうですよね。
ゆうこす:そうそう。
村山:その人ならではの肩書ですよね。
ゆうこす:私の今の肩書きでいうと、SNSアドバイザー、タレント、YouTuber、インスタグラマー、モテクリエイターなど、いろいろとあると思うんですけど。これをモデルから始めていたら、全部はできなかったと思うんですね。
YouTuberから始めてもなかなか難しかったと思うんですよ。だけど、モテクリエイターっていう、他に敵ゼロ! 1人しか挑戦者がいないみたいな(笑)。
村山:同業他社がいない(笑)。
ゆうこす:いないんですよ。モテクリエイターという小さな肩書きを付けたことによって、やっぱりいろんな人におもしろがってもらえた。
仕事を依頼する側からしても、「モデルの菅本裕子さん」じゃなくて「モテクリエイターの菅本裕子さん」だったからこそ、依頼しやすいところもあったのかなと思いました。
まずは、小さな肩書きを自分で付けて、その小さな肩書きを持って、いろんなことに挑戦していくと、よりおもしろくなっていくと思っているんですよね。「モテクリエイターがSNSアドバイザー」って、おもしろいじゃないですか。
これがただのSNSアドバイザーだったらダメだったと思うんですよ(笑)。「小さな肩書き ×(かける)○○」は、たくさんあるに越したことはないと思うので。
「○○×○○×○○×○○...」をやっていくと、分母がどんどん狭くなってくるので良いことだと思います。まずは小さな肩書きで一番になることが大事だと思うので。そうですね、やりたいことの中で、敵が一番少ないところを見つける。
村山:一番の強みですよね。誰もいない。
ゆうこす:そうですね。もしくはやりたいことを掛け合わせてみればいいかもしれないです。「モテとクリエイターを掛け合わせたんです」みたいな感じで(笑)。
村山:絞らなかったら、もう最終的には組み合わせて(笑)。
ゆうこす:とにかく唯一無二を見つけてみるのは本当に大事かもですね。
村山:ありがとうございます。
村山:ここからは質問コーナーにさせてもらおうと思います。チャットにいま多かったのが、「ゆうこすさんは、きっと就職活動はされていないと思うんですが、もしゆうこすさんが会社を調べるとしたら、どうやって調べますか? 企業研究をどうやってしますか? 会社を調べても悪いことが書いてこない」とありました。
ゆうこす:たしかに、そうですよね。私これに関してはうまく答えられるかわかりませんが、SNSとかを通して、実際にそこで働かれてる方と会うことが大事なのかなと思っていますね。
村山:それこそ、企業が発信してるものだけだと、いいことしか出てこないし、実際に働いてる人に会うとわかるのかもしれないですね。
ゆうこす:そうですね。
村山:「反対に肩書きが足枷になっちゃうことってありますか? 聞いてみたいです…!」とも。
ゆうこす:私はまったくないですね。もし足枷になったとしたら、その足枷を乗り越えていって成長することも発信をする。私の場合ですけど、SNSがあるので、ある種のコンテンツになります。「足枷があってこういうのがつらい」「私は本当はもっとこういうふうになりたい」を発信します。
私はインフルエンサーをやってますけど、インフルエンサーじゃなくて、発信してない人からしても、その姿を周りや上司に話しているだけでも、すごく「応援したい後輩になる」と思うし、めちゃくちゃデカいと思いますけどね。
村山:コメントでもありますが「嘘をつかないで素直に」ですかね。「子どものころの将来の夢は?」。
ゆうこす:お姫様でした(笑)。こんなどうでもいい話、すみません。次行きましょう。
(一同笑)
村山:質問がたくさん来ますね。ありがとうございます。
ゆうこす:ありがとうございます。
村山:「ありのままの自分をさらけ出すためにはどうしたらいいですか? 嘘をつかずに、自分の強いところも弱いところも発信するのは勇気が必要じゃなかったですか?」。
ゆうこす:なるほど、そうですね。でも断言します。私はもともとアイドルで、本当に大きなコンサート会場でもたくさん歌ったことがあるんですけど、やっぱり握手会でも人気のトップアイドルの子たちは、ファンの顔を想像できていたりします。
先輩でSKE48の須田亜香里さんがいらっしゃるんですけど、ファンのことをけっこうノートに書いていて。そういうことでも少しずつ少しずつ、総選挙の上位に行っている先輩がいるんです。やっぱり、相手の顔などを想像できて初めて、自分の思いや気持ちを伝えやすくなるのかなと思っていて。
誰がいるとか何があるとかも想像できていない状況で、自分のありのままをさらけ出すなんて、無理だと思うんですよね。だから、自分が何をしたいのかも大事ですけれど、どんな人に届けたいのか、どんな人に応援されたいのかを考えるのも大事なのかなと思いますね。
村山:ありがとうございます。ももさんが「25歳おめでとう」。
ゆうこす:ありがとうございます……ゆうこすのことか!(笑)。ありがとうございます!
村山:「ニートの時、落ち込んだりしませんでしたか?」
ゆうこす:いや、めちゃくちゃ落ち込みましたよ。もう怖いのは、親戚からの目(笑)。
村山:世間の目、親戚からの目。
ゆうこす:めっちゃ怖いですよ、本当に。とくに私は両親が会社に行ったり、親戚もわりと真面目な人たちが多かったので、めっちゃ怖かったですね。
村山:それは、自分の中でどうやって乗り越えたんですか?
ゆうこす:ニートの時は、乗り越えられなかったですね。なので、SNSの世界で1回、本当に「『自分の仲間を集めよう』という。仲間を集められたら……すみません、これは就職にはあまり当てはまらないかもしれないですけど、もしかしたら個人事業主とか起業したい人、フリーランスになりたい人にはあっているかもしれないですけど。
認知というよりも人気というか、自分に本当に共感してくれる人が10人いたら、テレビに出られるかというのは絶対強いと思って。
めっちゃテレビに出ていても、仕事がない人もいるじゃないですか。まずは、10人、50人ぐらいのすごくコアな、自分のことを心の底から本当に応援してくれる人を作ったほうが強いし大きいな、って。
元アイドルだったからこそ、そう思ったのかわからないですけれど。SNSでめっちゃ仲間を集めて、SNSの世界に救いを求めていました。「今日暇な人いませんかー?」とか、「周りからの目がうわぁーっ!」とかって(笑)。
村山:仲間を作るためにっていうわけでもないのか。
ゆうこす:いや、仲間を作るためって感じですね。やっぱり仲間がいることで、さっき何でしたっけ。なんかどこかで話したけど……。自分が楽しめるようにチューニングのところもそうですけど、仲間や友達がいることで、新しいことに挑戦しようと思える環境にもなってくると思うので。SNSで仲間を探すのもアリだなと思います。
村山:ありがとうございます。あと、チャットなどでも事前に質問いただいていたのが、「芸能界やインフルエンサーにも興味があるのですが、会社員という道だけではなくて、この年齢からではやはり遅すぎるでしょうか?」という質問もあって。20代前半など、年齢的な面で悩んでいらっしゃる方はけっこういますね。23歳。
ゆうこす:さっき、私もこの事前の質問で、リスト見させてもらったんですけど、こういう芸能系の質問が多くてびっくりしました(笑)。ゆうこすだからかな。
村山:どうでしょう。あと、ある番組のディレクターをされている方がいらっしゃって、やめようと決めているそうですが、「中途採用ということもあり、就職活動・転職活動が不安です。人前で話すこと・ファッション・旅行・美容などに興味があり、広報の仕事がしてみたい」。就職活動で大切にすることなど、アドバイスをお願いします。
ゆうこす:めっちゃやりたいことある(笑)。ちょっと1回整理していいですか。まず、「芸能界・インフルエンサーにも興味があるのですが、この年齢からでは遅すぎるでしょうか?」ということなんですが。
これはガチな話をすると、すみません、私は「ネット発」のほうがいいと思います。
いろんな芸能事務所があるんですけど、基本的な芸能事務所って、やっぱり最初はレッスンを重ねて、そこからトップの芸能人たちと一緒に出させてもらったりする中で、というのが多いわけですよね。
とんでもなく美人とか、とんでもなく歌がうまいとか言われたら話は別ですけど、私がもし芸能事務所のスタッフだとしたら、最初から何ができるかとかどんな人かはわからないので、やっぱりレッスンを重ねてもらわないといけない。
23歳、なにがやりたいんだろう。でも、インフルエンサーがやりたいということは、たぶん女性に向けて何かやりたいのかな? もしかしたら、(デビューは)けっこう何年か後になっちゃうかもしれないので、芸能事務所には若い頃に入る子も多いんですよね。
だけど、インフルエンサーは、わりと下積みなどもなく、自分次第でできるんですよね。インスタグラマーとインフルエンサーがイコールにされがちなんですけど、インフルエンサーってつまり、「影響を与える人」って意味じゃないですか。
だから、インフルエンサーになるために、最初に何をしなくちゃいけないかというと、みんな「写真映え」とか「可愛くならないと」とか言うんですけど、「誰かに何かの影響を与えること」。
まずは自分に共感される。参考にしてもらえる。何かに情報を与えたりすることだと思うので、インフルエンサー発で芸能界に入っていくのが一番最短で、一番確実でいいんじゃないかなと思いますけどね。
村山:そこからいろいろ発信して、他の人にない強みも見つけられるかもしれないですもんね。
ゆうこす:そうですね。だから、芸能界でいうと年齢とかで、もしかしたら商業的には遅い早いがあるかもしれないですけど、誰かに何かの影響を与えると考えると、ママさんインフルエンサーもいますし。別に何歳でも遅くないと思います。遅すぎることなんて、1ミリもないと思います。
村山:ありがとうございます。あと新しい業界、新しい仕事に挑戦したい方、お仕事がしてみたい方もけっこういらっしゃって。就職活動で大切にすることなど、なにかアドバイスが欲しい方。自分がこれまで違うことをしたい時に、何か気をつけてほしいことってありますか?
ゆうこす:そうですね。私が新しいことをする時ってそうだな。
村山:いま番組のディレクターをされていて、いまの仕事が苦しくて、でもやめることを決めていて。自分の興味があることはわかっていて、ファッション業界だったり旅行だったり。新しいことに挑戦したいんですけど、アドバイスをくださいという方。
ゆうこす:でも、私はぜんぜん悩む必要性はないと思っていて。きっと「いま苦しいけど、次にやりたいことが見つからない」という人がけっこう多いのかなと思っているんですけど。
相談者さんは、もうやりたいことがたくさんあるし、別に私は雇う側ですけど、中途採用や新卒採用って、これはもしかしたら会社によりけりだと思うんですけど、うちの会社に熱量を持ってくれているとか、どれだけワクワクしているのかがやっぱり一番大事だと思うし。
そこで選ぶ会社であって欲しい。そこで会社を選んでいて欲しいし。別に人前で話すこと・ファッション・旅行・美容が好きだと思っているのであれば、それが「なぜ好きなのか?」「なぜワクワクするのか」をちゃんと自分で考えて、それが伝えられるなら、なにも悩むことはないというか。いいんじゃないですか。
村山:雇う側として一緒に働きたい人はどんな人ですか?
ゆうこす:そうですね。雇う側として働きたい。一緒に働きたいなと思う人でいうと、「なんで?」というところがすごく深掘りされている人。これは、ゆうこすがある種、特殊かもですけど、インフルエンサーやYouTuberの面接をすることが多いんですけど。
自分への課題とか、会社に入ってこうなりたいということをすごく細分化している人はすごく賢いなあと思うんですよ。「ここまでにこういうことをして、いま自分にとってこういう課題があるので、それをゆうこすさんの会社に入って一緒になってやっていきたいと思っています」とか、細かく細かく考えている人の話は聞いていておもしろいというか(笑)。
村山:自分がわかっている人?
ゆうこす:そうですね。本当にそれに尽きるという感じですかね。
村山:ありがとうございます。あとは「プラス方向に考える方法が知りたいです」という方がけっこういらっしゃるのかな。それも無理やり逆に。マイナスの気持ちになったら、逆にプラスの方向に考える。
ゆうこす:私ももともとスーパーネガティブでニートで(笑)、収入ゼロで。なかなかポジテイブにはなれなかったんですけど、もうこれは「習慣」。先ほども言っていた習慣にすると楽と同じで。1日3回でもいいので、1日の「もう最悪や、つらー」ということを、無理矢理にでも、めちゃくちゃ頭を使って、これどうやったらポジティブになるのか、ということを考えてみるというか
例えば漫画だと、たしかに失敗とか辛いことがないとおもしろくない。だから、もし自分が作者だったらと考えることによって、自分を俯瞰にして見る癖もつくと思うんですよね。
もし自分、菅本裕子、ゆうこすという漫画があったら、「これ、第1章いきなりこんなヤバいのきたぞ、次どう描こう、次にどう伏線を張ろうか」って考える癖をつけておくと、けっこうポジティブになれるんじゃないかなと思います。ポジティブは本当に癖です。
村山:漫画だったら、もう本当に辛いことがどーんときた方が、おもしろそうと思いますよね。どうなるんだろうって。コメントで「メンタリストDaiGoさんも同じことを言っていました。」と。
ゆうこす:本当ですか!?
村山:心理学的に合っているみたいですね。
ゆうこす:すごい、今度本読んでみよう(笑)。
村山:ありがとうございます。たくさん質問をいただいているんですけれども、お時間……。
ゆうこす:早っ、嘘でしょう。本当ですか。あっという間!
村山:みなさん本当にたくさんの質問をいただいて。「まだまだ知りたい〜〜!」。本当にありがとうございます。
ゆうこす:あっという間でした! 次から2倍の速さで話すようにがんばろう(笑)。
村山:話し方に関しての質問がありましたよ! 「どうしたら話すスピードが速くなれますか?」って。ゆうこすさんは頭の回転が速いのかな。
ゆうこす:いやいやいや、すいません。私、自覚があまりなかったんですけど。でも別に速く話すって、いいことなんですかね。たまに「速すぎて聞き取れない」と言われたこともあるので(笑)。どちらかというと、私はメリハリがあったほうがいいと思いますね。
私、生配信で商品を売ったりすることがあるんですけど、けっこうスピード感とか抑揚に気をつけています。
村山:大事なところは溜めて、とか。
ゆうこす:そうですね。ゆっくり話したりとか。あと、大事なところは目を見て、「はい! (手振りをつけながら)それでは!!」みたいな。けっこう抑揚をつけてとか、台本を読んだり……これは絶対私よりもアナウンサーの方に聞いたほうがいいと思うんですけど(笑)。抑揚は気をつけていますね。
村山:これ、もしそういう講座があったら、面接の対策もしてもらえそうですね。でも、お時間が来てしまった……。「第2弾希望!」なんて方もいらっしゃいますね。ありがとうございます。
ゆうこす:スタッフのみなさんにゴマをすりたいので、ぜひみなさん「ゆうこすに出てほしい」ってコメントしてください(笑)。
村山:「ゆうこすさんの本読みます~~!」という方いらっしゃいます。
ゆうこす:おお! ありがとうございます。
村山:ありがとうございました。そして、次回の第3回のゲストはクリス・モンセンさんです。「自分の価値を上げる『大好きで得意のこと』をキャリアにするには?」ということでね。
YouTubeを見ていらっしゃる方も多いと思いますが、ぜひ次回も参加をお願いいたします。ではみなさん、遅くまでご視聴どうもありがとうございました。最後にゆうこすさんからみなさんへのメッセージをお願いいたします。
ゆうこす:はい。いろいろ悩まれていたり、うーってなってる人もいらっしゃると思うんですけど、いまの悩みや失敗はポジティブに考えて、それを人に語ったり発信することで、それはきっと、自分の一生の宝物とかコンテンツとか、大事なものになってくると思うので。笑顔でポジティブに、自分のワクワクや好きなことを見つけて挑戦してほしいなと。失敗を恐れずに挑戦して欲しいなと思います。というか、失敗してください(笑)。
(一同笑)
ゆうこす:多少の失敗はしてほしい(笑)。そっちのほうが絶対プラスなので。
村山:力強いメッセージ、どうもありがとうございました!
ゆうこす:ありがとうございました。
マイナビ転職
2025.02.13
“最近の新人は報連相をしない”という、管理職の他責思考 部下に対する「NG指示」から見る、認識のズレを防ぐコツ
2025.02.06
すかいらーく創業者が、社長を辞めて75歳で再起業したわけ “あえて長居させるコーヒー店”の経営に込めるこだわり
2025.02.13
AIを使いこなせない人が直面する本当の課題 元マッキンゼー・赤羽雄二氏が“英語の情報”を追い続ける理由
2025.02.12
マネージャーは「プレイング3割」が適切 チームの業績を上げるためのマネジメントと業務の比率
2025.02.12
何度言っても変わらない人への指示のポイント 相手が主体的に動き出す“お願い”の仕方
2025.02.13
「みんなで決めたから」を言い訳にして仲良しクラブで終わる組織 インパクトも多様性も両立させるソース原理
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.02.10
32歳で「すかいらーく」を創業、75歳で「高倉町珈琲」で再起業 「失敗したからすかいらーくができた」横川竟氏流の経営哲学
2025.02.14
報連相ができない部下に対するコミュニケーションの取り方 「部下が悪い」で終わらせない、管理職のスキル向上のポイント
2025.02.10
A4用紙を持ち歩いて殴り書きでアウトプット コクヨのワークスタイルコンサルタントが語る、2種類のメモ術
着想から2か月でローンチ!爆速で新規事業を立ち上げる方法
2025.01.21 - 2025.01.21
新人の報連相スキルはマネージメントで引きあげろ!~管理職の「他責思考」を排除~
2025.01.29 - 2025.01.29
【手放すTALK LIVE#45】人と組織のポテンシャルが継承されるソース原理 ~人と組織のポテンシャルが花開く「ソース原理」とは~
2024.12.09 - 2024.12.09
『これで採用はうまくいく』著者が語る、今こそ採用担当に届けたい「口説く」力のすべて
2024.11.29 - 2024.11.29
【著者来館】『成果を上げるプレイングマネジャーは「これ」をやらない』出版記念イベント!
2025.01.10 - 2025.01.10