2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
第2回「働くってなに?」 悩める若者:お笑いタレント・丸山礼&カップル動画クリエイター・るぅきぃ夫婦(全1記事)
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ゆきりぬ氏(以下、ゆきりぬ):ピースの角度は30度! どうも、ゆきりぬです! そして……。
豊田義博氏(以下、豊田):襟の角度は30度! 豊田です!
ゆきりぬ:おお〜。よろしくお願いします!
豊田:よろしくお願いします。余裕がありますね(笑)。
ゆきりぬ:いやいや(笑)。前回は豊田さんに来ていただいて、ちょっと私のお悩み相談みたいなことをしていただいたと思うんですけれども。
豊田:はい。ちょっと相談に……お役に立ったかどうか、わからないですけど。
ゆきりぬ:いやいやいや、本当にありがとうございました。こんな感じで、このチャンネルは、将来の仕事に対して不安や悩みを抱えている若者をゲストとしてお呼びして、豊田さんに悩みを解決していただいて、私は聞いているだけという(笑)。そういうゆるいチャンネルでございます。
豊田:「働く」ということを一応研究している立場なので、みなさんのお役に少しでも立てればと思います。
ゆきりぬ:ありがとうございます。そんな感じでやっていきたいと思うので、ぜひみなさん、よろしくお願いします! それじゃあさっそく、1人目のゲストを紹介していきたいと思います。丸山礼さんです。
丸山礼氏(以下、丸山):どうも、よろしくお願いしまーす!
ゆきりぬ:お願いします!
丸山:お邪魔します、失礼いたします。
豊田:お願いします。
丸山:あっ、私もあるんですよ、自己紹介。いいですか?
ゆきりぬ:おおっ、やってほしいです。
丸山:はい。地球はまるっと360度! まるりぬこと、丸山礼ぴょんでーす! イェイ! イェイ!
(一同拍手)
ゆきりぬ:テンション高い(笑)。
丸山:ははは(笑)。一緒にやりませんか?
ゆきりぬ:やりたい!
丸山:「地球はまるっと360度!」で、寄り目をやっています。
ゆきりぬ:寄り目、やっていたんですね(笑)。
丸山:はい。「まるりぬこと、丸山礼ぴょんです!」のあとに……「イェイ! イェイ!」です。
ゆきりぬ:(笑)。
豊田:(笑)。
ゆきりぬ:意外と、やること多かった(笑)。
丸山:私も、動画でやらせてもらっているやつなので(笑)。せーの!
どうも、地球はまるっと360度、まるりぬこと、丸山礼ぴょんです。イェイ! イェイ!
はい、最高です! すみません。勝手に来て、勝手にやらせて。とんだとんでもないやつが来ちゃいました(笑)。
ゆきりぬ:楽しい(笑)。
豊田:チャンネルのテンションが、ちょっと変わりましたね。
ゆきりぬ:そうですね(笑)。ということで、丸山礼さんです。
丸山:お願いいたします。
ゆきりぬ:お願いします。芸人さんをやられつつ、YouTubeでも動画投稿をしていて、なんと(チャンネル)登録者が20万人もいらっしゃるという。
丸山:そうなんです、最近達しまして。恐れ入ります。
ゆきりぬ:すごいですよね。
丸山:いや、ゆきりぬさんと比べたらぜんぜん。もうヘのへなんですけれども。
ゆきりぬ:いやいや(笑)。両刀使いというか……すごくないですか? 両方やっていて。
丸山:両刀使い(笑)。芸人と動画クリエイターは刀なんですね(笑)。
ゆきりぬ:いや、すごいなと思って。
丸山:いやいやいや。
ゆきりぬ:じゃあ、自己紹介シートを持ってきていただいたということで。
丸山:書きました。こんな感じでございます!
ゆきりぬ:ありがとうございます。
豊田:はい、ありがとうございます。
丸山:いかがでしょうか?
ゆきりぬ:すごくきれいに書いてくださっていて。
豊田:趣味が「人間観察」ですね。
丸山:そうなんですよ。
豊田:やはりそれは、お仕事につながっているってことですね。
丸山:はい。なんか、趣味が仕事になっちゃったパターンですね。「休み時間になると、教壇がステージだよ」みたいな感じでやらせていただいていました。
ゆきりぬ:なるほど。
豊田:そうか、教室の前(のほう)で先生の真似をしてたんですね?
丸山:ずっとしていました。
ゆきりぬ:どうですか? プロの目線から見て。
丸山:「得意なモノマネ」っていう項目がある。
ゆきりぬ:「女優さんの雰囲気」って、なんですか?
丸山:女優さんの雰囲気モノマネを……。
ゆきりぬ:女優さん(そのもの)ではなく、雰囲気のモノマネ?
丸山:そうです、もう雰囲気。
豊田:ちょっと試しに、なにかやってみてもらってもいいですか?
丸山:あ、いいですよ。女優の土屋太鳳さん。
ゆきりぬ:ああ、はいはい。
丸山:モノマネなんですけど……「土屋……太鳳……です」。
ゆきりぬ:(笑)。
豊田:マジに似てないですか、なんか?
ゆきりぬ:すごい(笑)。
丸山:(笑)。デビューのきっかけになったのが、ロバートの秋山さんのこういう……「どうも、ロバートの秋山です」。
(一同拍手)
ゆきりぬ:すごい(笑)。テレビで見ていたものを隣でやっていただけたのがすごくて、楽しい。
丸山:いや、恐れ入ります……(ロバートの秋山の雰囲気で)「お前、すごくいい奴だなぁ!」。
ゆきりぬ:やったー!(笑)。
豊田:(笑)。「お茶の間のアイドルになる」というのは、目標ですね。夢?
丸山:そうです。北海道出身なんですけど、高校を卒業して上京して養成所に行く……となった時に、母親と約束したことが、「じゃあ、お茶の間のアイドルになるぐらいがんばってね」って。それがすごく胸にずっとあるので、テレビやYouTubeを通して、元気づけられるような人になりたいなと思っています。
(一同笑)
豊田:なるほどですね。そうか、ちゃんとお母さんとのお約束ですね。
丸山:はい。母との約束でございます。
ゆきりぬ:ということで、本日のお悩みは何ですか?
丸山:はい。ずばりですね……「動画クリエイターとお笑い芸人、どっちがこの先活躍するの?」です。
ゆきりぬ:(笑)。
豊田:はい。
丸山:自分が動画(での活動)を始めたのは(なぜかと言うと)、若手お笑い芸人ってものすごい数がいて。東京だけじゃなく、全国にいっぱいいて。
ゆきりぬ:そうですよね。
丸山:そのなかで、なんか人数の多さにちょっと埋もれちゃう気がしていて。
豊田:埋もれちゃう……なるほどね。
丸山:個性を出したほうがいいんだなと思って。自分が得意だったことが(何かを考えたときに)たまたま動画コンテンツ(の投稿)や、思ったことがあったらTwitterに載せるとかはやっていて。それが習慣だったから、うまく今の時代にフィットして、私は自分をいろいろと発信できているんですけど。
豊田:動画クリエイター(になる)前に、もう何年も、SNSの中でわりと自己表現をしてきた?
丸山:しましたね。動画クリエイターという職業ができて、メキメキってそのYouTube(自体)の名前が上がってきて、そこで自分もやってみようかなと思って。そんな感じだったんですよね。
ゆきりぬ:そうなんですね。チャンネル登録者数の20万人も、芸人さんでそういう方って、なかなかいらっしゃらないと思うんですよ。何がウケたというか……?
丸山:できることを、全部吐き出している感じはありますね。
ゆきりぬ:なるほど。
丸山:ご飯を食べるのも好きだったから、ご飯を食べている動画を撮ったし。でも、それがわりと(動画を)見てもらうきっかけだったり。あとは個人的(な話)なんですけど、タウンワークさんのWebCMに出させていただいて。その動画がきっかけで、私のSNSを見てくださる方が増えて。
豊田:なるほど。
丸山:あと、ネタの動画も載せています。
ゆきりぬ:そうなんですね。
豊田:ああ、そうか。
丸山:なんか、「大阪の射的の店番をしているギャル」。
豊田:見たくなるよね(笑)。
ゆきりぬ:ちょっと気になる(笑)。
丸山:(笑)。河川敷で三脚を立てて、(もう)1人にいてもらって。それで、自分で撮って投稿するみたいな。
豊田:(お笑い芸人と動画クリエイターの)どっちがこの先活躍できるかは……先に答えを言っておきますけど、わかりません。
丸山:おおっ。
ゆきりぬ:おお。
豊田:わからないんだけど。「じゃあ、どっちに力を入れようか?」とかって、きっと悩まれているんじゃないかと思います。
丸山:はい、悩みます。
豊田:両方ともやっていたほうがいいですよ。うん。
豊田:なぜかというと、この芸一筋で、ずっと1つの職業をやっていく。そういう生き方って、やっぱりある時代までは典型的だったし、そういう生き方のほうが確実に稼げもするし寿命が長い……と言われていましたけど、もうそういう時代じゃないかもしれない。
仮に丸山さんがお笑い芸人(一筋)で当たったとしても、ずっと続くかどうかもわからない。なにか転機が来て、自分自身が別のことをやりたいと思ったときに、人間ってそれ(1つ)ばかりをやっていると変われないんですよ。
丸山:そうですよね、確かに。
ゆきりぬ:なるほど。
豊田:だけど、なにか別のことをやっていたり、いろんなお試しとかをしたりしている人は変わろうとしたときに変われる。
「変身資産」という言葉を、よく使うんですけど。要は、人の持っている能力には、いろんなことができる力がありますけれども。それは体力もそうかもしれませんし、いろんなことを考える力もそうかもしれません。「自分が変わ(ろうとす)るときに変われる」という資産や力があるだろうって。
ゆきりぬ:ああ、なるほど。
豊田:そういう力って、なにか1つのことじゃなくて、ちょっと試しにいろんなことをやってみるとか、そういうことをやらないとやっぱり(身に)つかないんですよね。
だから、お笑い芸人をやっていても、YouTubeの中でもちょっとした新しい企画を試していく。外れることもあったり、なにかが当たったりとか。お試しをしながら、「あっ、このへんがいいんだな」とか、そういうことをどんどんトライ&エラーしていくなかで、変身資産ってすごく増えるんですよね。両方をやっていたほうが、本当にいいと思いますよ。
丸山:じゃあ、もうこのまま進んでいいですか?
豊田:はい。
丸山:あ、うれしい。
豊田:ずっとそのままいっても、いいんじゃないですか?
ゆきりぬ:えー、すごい!
豊田:両方やっていることのほうがね、アイデンティティかもしれないです。
丸山:そうですね。
ゆきりぬ:そうですよね、確かに。
丸山:「枠にとらわれないで、やりたいことをやりたいな」というのは、ずっとあります。なので、今すごく背中を押されました。自分の人生だし、自分がやりたいことを突き詰めていくほうが、私は今もやっていてすごく楽しい。自分的に、すごくおすすめしたいなと思いますね。
豊田:ちょっと迷ってこんなことをしてみたいんだけど、でも(実際には)やらない人って、たくさんいるなと思っているんですよ。
丸山:いますね。
ゆきりぬ:そうですね。
豊田:もう、ちょっとでも(やってみたいと)思ったら、なにかをやってみる。うまくいくかどうかはどうでもよくて、なにかをやってみる。なにかをやってみると、なにかが起こるじゃないですか。うまくいかないことも含めてね。
そうすると「じゃあ、どうしよう?」と、また次にいろんなことが出てくるので。それを繰り返せば、さっき言ったみたいに、変身資産も増えてくる。なので、なにかちょっとでも気になったら、とにかくやってみる。それが、とっても大切な時代。たぶんそのことを、ちゃんと礼さんは大切にしているなと思います。
丸山:恐れ入ります。
ゆきりぬ:いや、すごい(笑)。
丸山:ゆきりぬさんは、悩んだ時とかはなかったんですか?
ゆきりぬ:そうですね。やっぱり「YouTubeだけで、本当に大丈夫なのかな?」とは、思ったんですよね。
丸山:悩みますよね。みんな悩むんですね、動画クリエイターというものは。
豊田:おそらくね。もちろん職業としても新しいし、確かに社会的にも、まだ確実(なもの)になっているわけでもないし。でも、だからこそいいんですよ。これがどうなるか、まだぜんぜんわからないので。こういうなかで、まさにいろんなことを試しながらやっていく。その前例なんて、ほとんどないわけじゃないですか。「いい変身資産を増やしている最中だ」ということも、たぶんあると思うんです。
丸山:本当ですね。
ゆきりぬ:なるほど。ということで、本日の結論は……「動画クリエイターと芸人、両立すべし!」。
丸山:がんばります!
豊田:はい。
丸山:ありがとうございました!
ゆきりぬ:がんばってください。
丸山:うれしい。ありがとうございます。
ゆきりぬ:もうね、次世代のお茶の間のアイドルを目指してがんばってください。
丸山:はい、がんばります。今日は、ありがとうございました。
ゆきりぬ:ありがとうございました。
いやー、すごい。めっちゃパワフルでしたね(笑)。
豊田:ちょっと気押されましたね。なんかね、(チャンネルが)乗っ取られた感じがありました(笑)。
ゆきりぬ:そう。でも、おもしろかった(笑)。
ゆきりぬ:それじゃあ、次のゲストをお呼びいたします。るぅきぃ夫婦さんです。
るぅきぃ夫婦・るい氏(以下、るい):よろしくお願いします。
ゆきりぬ:よろしくお願いします。
(一同拍手)
豊田:お願いします。
るい:挨拶してもいいですか?
ゆきりぬ:はい、お願いします。
るい:どうも、みなさんこんにちは。るいです。ポン!
るぅきぃ夫婦・きいち氏(以下、きいち):どうも、みなさんこんにちは。きいちゃんです。チャす!
ゆきりぬ:なんか、ゆるくてかわいかった(笑)。るぅきぃ夫婦さんは2人でチャンネルをやっている動画クリエイターで、今は(チャンネル)登録者が30万人いらっしゃるという。珍しいのは、カップル動画クリエイターさんなんですよ。
豊田:あっ、やっぱりほとんどいないんですか?
ゆきりぬ:そうですね。けっこう珍しいですよね。
るい:珍しい。
ゆきりぬ:(でも)最近は……?
きいち:増えてきました。
ゆきりぬ:確かに。お2人は本当に期待されているルーキーで、波に乗っている動画クリエイターのグループです。
豊田:(チャンネル登録者数が)どんどん増えていますね。もう30万人を突破。
きいち:そうですね。
ゆきりぬ:すごいですよね、うん。お2人はただのカップルではなく、もう実際に結婚されていて。
(指輪を見せる)
ゆきりぬ:そう、お子さんもいらっしゃるんですよ。
るい:そうなんです。
ゆきりぬ:ねえ。本当に忙しくて大変ですよね。
るい:忙しいです。昨年の11月に出産したんですけど、いま生後3ヶ月ぐらいで、もうすごく忙しいです。
豊田:まだ小さいですね。
ゆきりぬ:すごい。大変だ。
ゆきりぬ:ということで、このお2人の悩みを解決するために、自己紹介シートをいただこうと思います。
きいち:はい。こちらを書いてきました。
ゆきりぬ:ありがとうございます。
豊田:ありがとうございます。
ゆきりぬ:すごい、お2人分あるんですね(笑)。
豊田:20歳! 若いですねぇ。
ゆきりぬ:若い(笑)。
豊田:おまけに、お2人は誕生日も近いんですね。すごいね。
るい:そうなんですよ。
ゆきりぬ:本当だ! すごい。職業が会社員……えっ、会社員なんですか?
きいち:平日の10〜19時ぐらいまで会社員をやって、そのあとに動画を作ったりとか。あとは、子どもが3ヶ月になって、土日とかにパパの仕事をやっています。
ゆきりぬ:まだ、夜泣きとかってするんですか?
るい:最近は夜にまとめて寝られるようになってきたんですけど、本当についこの間まで、3時間ごとに授乳をしたりおむつを替えたりして寝不足で。YouTubeの撮影が、もう大変でした。
ゆきりぬ:そうですよね。2016年の3月に交際スタートということなんですけど、出会いは?
きいち:この時は、2人ともまだ高校生で。
ゆきりぬ:えっ、すごい……。
きいち:高校3年生の、卒業間近の長い春休みがあった時に初めてお会いして。
ゆきりぬ:へえ。
豊田:それはどういう場だったんですか?
るい:共通の知り合いの紹介じゃないですけど、集まりみたいなものがあって。そこで出会いました。
ゆきりぬ:なるほど。すごい、結婚は2年後なんですね。でも、その間に動画活動をスタートされたということで。
るい:はい。
ゆきりぬ:付き合って、「じゃあ、YouTubeをやろう」となったきっかけは、何だったんですか?
るい:もともとはYouTubeじゃなくて、カップルのショートムービーみたいな動画を別のアプリで投稿していて。
ゆきりぬ:へえ、ショートムービーを。
るい:それがけっこう、いろんな方に見てもらえるきっかけになって。そこからYouTubeを始めました。
ゆきりぬ:そうなんですね。
豊田:でも、そういう動画を作り始めようと思ったきっかけみたいなものは、どんなことだったんですか?
るい:もともとは、歌詞と組み合わせた動画を記念日にプレゼントして(それを)ちょっと載せちゃおうと思って。それを、けっこういろんな方が見てくれて。そこからですね。
豊田:るいさんが先に、動画を作って。
るい:はい。
ゆきりぬ:動画の編集も、奥さんのほうがされている感じなんですか?
るい:今は、2人でやっているんです。
ゆきりぬ:あっ、そうなんですか。
るい:私たちの動画って、企画というよりも、本当に2人がふだん生活している日常……(夫婦になってからは)子育てだったり、カップルの時はデートだったり。普通に生活しているなかで動画を回して、それを投稿するみたいな感じです。
豊田:なるほど。
ゆきりぬ:じゃあ、けっこうブログっぽい感じに近いのかな?
るい:そうですね、そんな感じです。
ゆきりぬ:そんなお2人の、今回のお悩みは?
きいち:はい。会社員もやっているんですが、動画が主な収入で不安定で。
るい:子育てとお仕事の両立が不安です。
きいち:先に、私の悩みから。ふだんは会社員をやっているので、ちゃんとした固定給は仕事としてもらっているんですけど。今生活している主な収入が、動画の収入で。
豊田:もう、そっちのほうが大きいんですね。
きいち:はい、大きいです。自分の収入だけになったときに、いまと生活がズレてしまうのかなという不安がありまして。
豊田:なるほどね。
ゆきりぬ:けっこう、YouTubeの周期ってこんな(波がある)感じだから(笑)。すごく難しいですよね。
豊田:そっか。収入に、やっぱりそれだけの波がある。それは残念ながら、別に動画クリエイターに限らず、基本的にはフリーランスで働く人たちが背負う運命なんでしょうけども。
ゆきりぬ:なるほど。
るい:私の悩みなんですけど。まだ子どもが小さいので、撮影と動画の編集とかも含めて、仕事と子育ての両立が本当に大変で。でも子育てを優先してしまうと、さっきの悩みみたいに、やっぱり収入がこう(波があるように)なったりしていて。
豊田:そういうことですね。
るい:そうなんですよ。でも、まだ小さいから、やっぱり子どもにもたくさん関わりたいので。どっちをどう優先して(いけばいいのか)。
豊田:お2人の相談は、やっぱりつながっている感じですよね。
ゆきりぬ:確かに確かに。お子さんは、YouTubeには出ているんですか?
るい:(出ているんですが)名前と顔は伏せていて。機嫌がよくない日だと「今日は、ちょっと撮影をやめておこうか」ってなって。投稿頻度もけっこう不安定になってきちゃうので、ちょっと不安かなって思っています。
豊田:でも、やっぱり(るいさんは)子どものことをすごく愛されているのがよくわかる。そうやって、「一番大切にしてあげたい」と思っているんですよね。それは、やっぱりきいちさんも?
きいち:いやぁ、もう子ども第一です。
るい:はい。
豊田:かわいいですよね、きっとね。
るい:かわいいです!
豊田:今は、仕事をしながら子育てとか(をするような)ワーキングマザーは、たくさん増えてきていますし。意外と、もう(子どもが)3ヶ月とか6ヶ月ぐらいで復職して働いている人たちも、たくさんいます。ワーキングマザーの両立は珍しくないんですけど、やっぱり多くの人が、そこにはすごく悩んでますよね。
ゆきりぬ:そうですよね。
豊田:子どもが小さい時代って、すごく限られている。その時間って、たぶんこれ以上ないくらい大切な時間だと思うんです。
ゆきりぬ:そうですよね、うん。
豊田:だと思うので、それをすごく大切にするということは、本当に……もう今もそうされていますけど、それは本当に大切にされたほうがいいなと思います。
豊田:たぶん生き方って、こういういくつかのサイクルみたいなものがあるんだと思います。今は、新しいサイクルに入ったと。だとしたら、このサイクルの中の生き方で、とりあえず時間の使い方などを考える。
子どもが生まれる前と(後では)たぶん、ちょっと働き方と生き方が変わってくる。(今までと)別のことをやらなきゃいけない。ということは、やっぱり以前とはちょっと違う、自分なりの「自分の変化」を起こす。「自分がいろいろ変わっていくチャンスだ」と思って、新しいスタイルを模索する。
だから、今までといい意味で(自分を)切り替えてリセットして、「じゃあ、この何年間をどうしようか?」と、まさに今の「子ども」をベースにした上で考え直していくのがいいんじゃないかと思います。
るい:今までの動画投稿って、ちゃんと曜日を決めて投稿していたんですけど。(子どもが)生まれてからは、やっぱりそれがスケジュールどおりにいかないので。(動画投稿を)優先してできないときは、もうがんばらずにお休みするほうが、気持ちも楽になるし、仕事自体も楽しく活動できるようになったので。
豊田:そういうふうに、臨機応変にということですよね。
るい:はい。
ゆきりぬ:そうですよね。けっこうYouTubeを見ている視聴者さんって、「動画クリエイターさんに、好きなことをやっていてほしい」みたいな(気持ちがあります)。だから、お2人が楽しんでYouTubeをやっていないと、たぶんダメで。苦しいのに「曜日を決めているから、上げなきゃ……」みたいな感じだと、たぶんみんなも「無理しないで!」ってなっちゃうから(笑)。
きいち:コメントでも、けっこうそういう(言葉が寄せられています)。
ゆきりぬ:そうですよね。大変そうなところが見えちゃうと、なんだかすごく心配になっちゃうと思うから。
豊田:1回目(の動画)でも言いましたけど、今の若い人たちって、「働くことが嫌だ」と思っていたりするじゃないですか。本当は、働いている中で意外と楽しそうにしている人もいっぱいいるんですよ。だけど、だいたい(その人たちを)みんなは見たことがないから、きっと、働いているみんながどんよりしているんじゃないかと思ってしまう。
でもやっぱり、動画クリエイターは見ていて(わかるように)みんながすごく楽しそうにしている。それは、すごく大切なことですよね。きっと、実際に楽しいからそうなんでしょうし。それを大切にすることは、働く上でもすごく大切ですね。本当に。
ゆきりぬ:ということで、本日の結論。「無理をしない」。お2人とも、がんばってください。
るい:ありがとうございます。
きいち:ありがとうございました。無理をせず、自分たちが楽しむことを一番に活動していきたいと思います。
豊田:がんばってください、楽しみにしています。
ゆきりぬ:がんばってください!
るい:ありがとうございました。
豊田:ありがとうございました。
ゆきりぬ:いやー、夫婦で一緒に困難を乗り越えるって、なんだかすてきですね。
豊田:いいですね。同じ動画クリエイターとして働く。でも、たぶん別の立場をそれぞれが持っていて、そういうことも合わせて夫婦で一緒にやっていく。なおかつ、お子さんをすごく愛されている感じがしますよね。
ゆきりぬ:いやー、本当にそうですよね。よかったです。
豊田:とってもよかった。
ゆきりぬ:それじゃあ、今回はこちらで終わりになります。楽しかったですね。いろんな人の話を聞いたりして。
豊田:そうですね。
ゆきりぬ:ありがとうございました!
豊田:こちらこそ、ありがとうございました!
ゆきりぬ:じゃあ、それではみなさん、バイバイ〜。
豊田:さようなら。
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