2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
billageOSAKAからの案内と留意および各登壇者挨拶、サービス紹介(全1記事)
提供:株式会社MJE
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司会者:まずはじめに、当会場「billage OSAKA」につきまして、責任者の柿木原から簡単にご説明とご挨拶をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
柿木原明良氏(以下、柿木原):みなさん、こんにちは。インキュベーション施設billage OSAKAを運営しております、株式会社MJEの柿木原です。
今日たくさんの方に来ていただいているんですけども、billage OSAKAに初めて来たよって方はどれくらいいらっしゃいますかね?
(会場挙手)
ありがとうございます。「billage OSAKA」のこと知ってたよって方どれくらいいらっしゃいます?
(会場挙手)
ありがとうございます。簡単に「billage OSAKA」の説明をさせてもらおうと思っております。
その前に、今日のハッシュタグ。#トークンエコノミー大阪 というイベントハッシュタグを作りました。本日のイベントは写真もSNSへの投稿も大丈夫ですので、ハッシュタグを付けて投稿してほしいなと思っています。
「billage OSAKA」なんですけども、見てのとおりビレッジの「v」が「b」になっております。その意味なんですが、ビレッジって日本語で村っていう意味なんですけれども、温かみのあるコミュニティをイメージさせる村っていうところと、ビジネスのbをかけて「billage OSAKA」という名前にしております。
場所は大阪市のちょうど真ん中にある本町駅にあります。イベント会場として見えてるこの範囲は、ふだんコワーキングスペースとして使っており、週末や平日の夜とかに、こんな感じでイベントを沢山しております。
施設としては100席以上のコワーキングスペースと、ガラスの向こう側は個室ですね。レンタルオフィスと言われる個室であったりとか固定席があります。
サービスやコンテンツはいろいろやっているんですけども、普通のコワーキングスペースとかレンタルオフィスとは違って、ヒト・モノ・カネ・情報の調達を支援するような施設にしたいなと思っておりまして。
具体的にはこれから起業される方への起業のサポートであったりとか、ベンチャー企業やスタートアップの資金調達、お金を調達するためのサポートだったりとか。あとイベントの開催を特徴にしております。
本日のようなイベントを年100回ぐらい今やっておりまして。いろいろスライドにもありますが、ビジネスセミナーやミートアップであったりとかハッカソンであったりとか、ピッチイベントであったりというのをやっています。これからもいろいろ企画していこうと思ってます。
あとは起業の相談窓口の設置を進めておりまして。例えば月曜日は弁護士さん、水曜日は社労士さんが来られて起業の相談ができるような相談窓口というのを準備しております。
アクセラレーションプログラム。スタートアップ企業の資金調達を目的としたプログラムであったりとか、大企業とスタートアップ企業のオープンイノベーションを目的としたプログラムをこれから準備していこうと思ってますので、ぜひご利用いただければなと思います。
本日ご参加いただい皆様にー2時間無料券のチラシを配布させていただいていますので、大阪に来られた際、もしくは本町に来られた際はぜひ使っていただければなと思います。僕からは以上です。ありがとうございます。
司会者:ありがとうございます。では続きまして、さっそくですが本日の登壇者の方に1名ずつ前に出てきていただきまして事業紹介と自己紹介を行っていきたいと思います。
トップバッターは株式会社ALIS代表取締役 CEOの安さんにご登壇いただきたいと思います。安さんお願いいたします。
(会場拍手)
安昌浩氏(以下、安):こんにちは。株式会社ALISの代表を務めております。安と申します。8分ということで、だいぶタイトなのでちょっと急ぎめに自己紹介と事業紹介をさせていただきます。
実はもともと関西の大学出身でして、ちょっとエセ関西弁が出るんですけれども気になさらないでください。他意はないです。
九州出身でして、都会だと思って京都に行ったところかなり田舎だったので(笑)。ちょっと東京に行きたいなっていうところで東京に行ける会社に就職しました。
去年の5月ぐらいにALISを創業して、ICOという方法で……あ、これメディアの方っていらっしゃってましたっけ? じゃあちょっとオフレコ気味のところは話せないんですけど(笑)。ICOをやっていろんな喜怒哀楽を体験しながら、今年の4月にクローズドベータ版をリリースしたという流れになってます。
そもそもALISって何をやる会社なんだっけってところをお伝えするとですね。「信頼の可視化で人の繋がりをなめらかにする」というのを掲げていまして。
北九州っていう暴力と権力が支配するみたいな街で、なんとかヤンキーに目をつけられないように生きてきながら大学に行き、そのあと就職して感じたことはですね。「資本主義の格差社会、半端じゃないな」と。「どんだけグルグル同じレイヤーで回ってるんだ」みたいなところにすごく憤りを感じて。
なんとかそういう社会をもっと良くしたいなっていうときに、「信頼の可視化で人の繋がりをなめらかにする」みたいなところが1つ世の中の在り方としてあるなと思って、こういうビジョンを掲げています。
こちらにいらっしゃっているリテラシーの高いみなさんは、もう重々感じてらっしゃることだと思うんですけども。従来、人って3つの資本を持ってるって言われてるときに、金銭資本に注目がいきすぎたと思ってるんですよね。
お金って僕の中では手段でしかないと思ってるんですけれども、やっぱり目的化してしまうと格差も生まれますし、いろんなチャンスが消えてしまうと。
そこで、社会関係資本に注目して、それをなんとかできるようなサービスを作れないかっていうところで。そのきっかけとして、インターネットでできてるようでできてない信頼の可視化っていうのをALISというメディアを使ってやろうというところですね。
今それをやるに向けて挑戦してるのが、この新しい事業開発の方法というところで、トークンエコノミーです。
海外ではクリプトエコノミーって言うのが一般的らしいんですけど、日本ではトークンエコノミーが流行っているのでトークンエコノミーとあえて言いますね。このトークンエコノミーを用いたコミュニティへのサービス共創に挑戦してます。
トークンエコノミーって、僕は2つ大事なことがあると思っていて。1つ目は価値主義って話ですね。これは価値と報酬が紐付いている。日本円って実は紐付いてないと思ってるんですよ。
例えばすごく人に親切にしてらっしゃる方がいたとして、いろんな感謝を受けることはあれど実際にお金もらうことはないとか。これはちょっとわかりやすい例で言ったんですけども。
実は円って、ここがかなり難しかったりするなというところです。ビットコインの場合は、例えば不正がないかたちでブロックを生成すると、報酬としてビットコインがもらえるっていう価値と報酬が紐付いているというところがあります。ALISの場合は、いい記事を書いたり見つけたりすると報酬がもらえるという仕組みです。
この体系がちゃんとそろってるというところと、自立経済圏ですよね。中央集権でなにかをやらずとも自立的に発展していく経済かどうかが必要だと思っていて。
これができると従来の事業開発の構造が大きく変わるとぼくは思ってるんです。旧来の株式会社になってしまうと、結局どうしてもゴールって株主の利益になってしまうんですよね。
もともとリクルートで新規事業やってたときに、リクルートって本当に……あ、メディアの方がいるんだった(笑)。まあ、一般的な大企業ってキャッシュフローで言ったらマンモスみたいに作るわけですよ。
大手企業って数百億とか数千億みたいな利益を作って、でもそれって新規事業にぜんぜん還元されないんですよね。新規事業に10億入れるより、既存事業に10億入れたほうがROI取れるので、仕組みとして自然に既存事業にお金が回るようになります。
とくに雇われ社長とか雇われ役員だとなおさらそれが起こります。日本ってオーナー企業が少ないってこともあって、利益追求型の事業が注力されやすい構造になります。
一方でトークンエコノミーの場合は、コミュニティの価値をゴールに据えられるので、今まで本当は助けたかった人たち、世の中のこういう人たちがやってるこういう活動って、尊い価値があるよねみたいなところに対して、みんなで一緒に向かえるかもしれないなっていうところを感じていて、今これをやっているってところになります。
ALISのサービス紹介を、ちょっと遅ればせながらさせていただきます。今クローズドベータ版というかたちで登録制限してやっているんですけれども、個人が記事を投稿して、それをみんなで評価するソーシャルメディアっていうジャンルのサービスですね。
いいねを獲得した記事と、信頼できる記事にいち早くいいねした人に報酬としてALISトークンを配布する。なんでこういう報酬体系にしているかと言うと、結局SNSとかソーシャルって、フィードバックがあるかどうかで続くか続かないか左右されてくるんですよね。
なのでいち早く、人気じゃない記事だけど将来人気になりそうなところを見つけていいねするみたいなインセンティブ設計を作ることによって、今までまったくフィードバックを受けられなかった方でも受けられるんじゃないかなっていう仮説を置いて、こういうポイントに設定してます。
3点目はちょっと時間ないんで飛ばします。
1ヶ月間、実際にこのトークンの払い出しシステムとかも実装して動かしてみました。そうしたところすごくいい数字が出て、アクティブユーザーは今2000人ぐらいなんですけども記事がもう5500、1ヶ月で投稿されてるんですよね。
確かとある有名なブログサービスがローンチして3ヶ月目ぐらいに「300記事達成しました」みたいなリリースを出してたんですけれども、それの20倍ぐらいなのでどれくらい驚異的な数字なのかというのがわかっていただけると思います。
いいねも10万、ページビューも70万っていう、やっぱりこの2000人がこれだけ活動してるみたいなところにこのトークンエコノミーの強さみたいなのをちょっと実感してます。
ちょっと説明すると長くなっちゃうので、大事なことだけお伝えするんですけれども。結局コミュニティもちゃんと1つの事業だよねっていうところを僕たちは組み込んで事業を作っているというところと、その中心に”非中央集権 × トークン”っていう発想がないと、やっぱりこれはうまくいかないなっていうところだけ注目してもらえば大丈夫です。
普通の会社だと、コミュニティって絶対使えないんですよ。基本的にLTVで見る存在でしかないんですけども、そうじゃなくて本当に一緒にサービスを作っていく存在としてやっていると。
とはいえ、非中央集権が大事って言いながら今ゴリゴリ中央集権でやってるわけなんですけれども、将来的には当然、非中央集権にできる部分はしたいと思っています。とくに利益の分配とかそうですよね。
コンテンツってユーザーが作ってユーザーが発信するのに、FacebookとかTwitterとかってまったくユーザーに利益が還元されないわけじゃないですか。海外のMediumっていうかなりイケてるトガったサービスは実はドルで返してたりするんですけど。Facebookとかはそうじゃないですと。
でも、それって普通に考えるとちょっとおかしいですよね。そういうところを非中央集権的に利益分配みたいなのを将来やっていきたいなと思っています。
トークンエコノミーという文脈においては理想と現実ってかなりギャップがあって、ただそこをちゃんとやるっていうところをお見せするためにも、こういったかたちで情報を全部公開しているんですよね。
全タスクの公開もそうですし、ソースコードももちろん公開してますし、BIも公開してます。とりあえず全部公開して自分たちの透明性を圧倒的に高めるというところが、とくに非中央集権的なコミュニティを巻き込むためには重要だなと思っています。
いろいろおもしろいのあるんですけども、例えばコミュニティメンバーが公式にない機能を先に作り始めるみたいなことも起こってですね。
まだ検索機能は実装してないんですけど、コミュニティメンバーが公開してるAPI使って独自の検索・リスティングサイトを作ったり、なんならタグ機能とかもまだ無いのに、そのサイトではタグまで付いてるんですよね。
でもやっぱりこういうところに熱量みたいなのを感じていただけるといいなって思います。以上です。ご静聴いただきありがとうございました。
(会場拍手)
司会者:安さんありがとうございました。では2人目のご登壇者の方に前に出ていただきます。株式会社グローバルウェイ、タイムチケットのファウンダーでいらっしゃいます山本さんにお願いしたいと思います。山本さんお願いいたします。
(会場拍手)
山本大策氏(以下、山本):よろしくお願いします。タイムチケット代表の山本と申します。タイムチケットという個人の時間を気軽に売買できるサービスを運営しています。今日はよろしくお願いします。
もともとは銀行系のSEとかベンチャーでエンジニアをやったり、リクルートのグループ会社でずっとエンジニアをやってきました。
会社員時代に会社の外の人たちといろいろ知り合いたいなということで、気軽にお茶ができるマッチングサービスのコーヒーミーティングというのを作ったんです。これがきっかけで株式会社レレレっていう会社を起業することになりました。
レレレでタイムチケットという個人の時間を売買するサービスを作って、それも成長してきて今のグローバルウェイという会社に売却し、今に至るというような経歴です。基本的にはエンジニアですね。今は普通に会社員としてやってます。
なぜこのタイムチケットというサービスを私が作ったのかと言うと、先ほど言った気軽にお茶ができるマッチングのコーヒーミーティングというのをやっていて、私自身いろんな方とお茶してきたんですね。
そのお茶した人の中には、非常におもしろい知識とか経験をされている方がいて、人よりビジネスに詳しいとかスポーツに詳しいとかそういう人はたくさんいるんだけど、そんな知識や経験がなかなか気軽に売れる場所がないというのは、「これは社会的な損失だな」「問題だな」ということでタイムチケットというサービスを作りました。
そのサービスのコンセプトが「スキルを売る」ではちょっとおもしろくないので、「時間を売る」というコンセプトで始めました。これが2014年7月ですね。「わたしの30分、売りはじめます」というコピーで始めました。
使い方は簡単で、時間を売りたいなと思ったらチケットというかたちで売り出すんですね。タイトルを30文字以内、売りたい時間と売りたい単価、これを決めると30秒以内にチケットが発行されて、すぐに時間を売れるというようなサービスになっています。
購入の仕組みは、そのチケットを見た人がクレジットカード決済かコンビニ決済で申し込むと。チケットの販売者がOKしたらサービスを提供して、その手数料をいただいているというようなビジネスモデルですね。
現在会員数が11万人で、販売されてるチケットが約3万枚となってます。プロフィール写真撮影や恋愛相談、ネーミングの相談とかこういったものが人気ですね。
そのほかにもお金、副業とか占いとか。30分間気軽に相談をお願いできるという、そういうプラットフォームになってます。
Twitterでもいろんなユーザーの声をいただいていますね。本業がありつつ副業でタイムチケットを利用してされている方に評価していただいています。
タイムチケットのハイライトとしては、先ほどのネーミングの方なんですけど、タイムチケットで作ったネーミングで社名が決まったりとか、大企業の企画名になったりしています。
この方も会社員の方で、もともとタイムチケットをやられていたんですけど、タイムチケットでいろんな人と交流してそれを会社の方にフィードバックしてくれるということで、タイムチケットでの活動が会社自体の副業解禁につながったというようなケースもあって。こういった取り組みがこれからどんどん増えそうだなあと感じています。
サービスのビジョンは「個人のはたらく可能性が多様に広がる社会」。「次のはたらくを作る」ということをミッションとしてメンバー一同やっています。
タイムチケットはこれまで時間を売買するサービスとしてやってきたんですけれども、タイムコインというトークンを発行してスイス子会社によるICO(Initial Coin Offering)の実施を現在計画中です。
スイスのFINMAという日本でいう金融庁みたいなところに現在申請しているというステータスですね。この中でICOに参加されたことあるよという方いらっしゃいますか?
(会場挙手)
あ、けっこういらっしゃいますね。ICOの流れを簡単に。クラウドセールのところだけなんですけれども。
まずトークンの発行会社が、ホワイトペーパーというIPOで言うところの目論見書のようなものをつくります。「このトークンでこういうことしますよ」というテキストを作って公開して、投資家がホワイトペーパーの中身を見て、内容が良ければこのICOに参加しよう、トークンを買おうと決めるわけですね。
トークンを買う前にはKYC(Know Your Customer)ということで本人確認しなければいけないと。そして、これはイーサリアム上で考えていますけれども、クラウドセール用のスマートコントラクトをデプロイして、それに対して投資家がイーサを送るという仕組みです。
こうやってトークンが配布される仕組みをイーサリアムが提供しているので、このあたりがスムーズにできるのがICOの特徴かと思います。そしてトークンの販売者にイーサが入って、この資金で事業を運営していくというかたちですね。投資家が得たトークンはサービス内で利用できるようになります。
また仮想通貨の海外の取引所にこのトークンが上場すれば、トークンをここで売買することも可能ですね。これがICOの簡単な紹介になります。
なぜICOを計画するのかというところなんですが、2017年と2018年上半期のICOの調達状況のデータによると、まあそんなに落ちてないというか、むしろ件数としては伸びている。2018年ですでに580件ですね。
中にはTelegramとか、EOSとか、Petroとかのすごく巨大な調達をしたところもあるので差はあるんですけど、それを除いても平均調達額は20億円くらいで変わってないというような感じですね。
先ほど安さんが言われてましたけど、新しい資金調達の方法であり新しいクリプトスタートアップを生むための、新しいスタートアップの手法だなということで、私自身すごく興味を持ってます。グローバルウェイの代表も非常に興味を持って、「ぜひチャレンジしてみよう!」ということで実施を計画しています。
タイムチケットは個人の時間を売買するということで、シェアリングエコノミーの中の1つのサービスとされているんですけれども、このブロックチェーンや暗号通貨で、シェアリングエコノミーが大きく変わると言われていますね。
タイムチケットの規模はだいぶ小さいですけど、世界の名だたるプレイヤーと同じように、個人間の取引で20パーセントから30パーセントの取引手数料を取ってるんですね。
インターネットの歴史を見ると、インターネットって仲介がないかたちで、どんどんコストが抑えられて、例えば個人発信しやすくなったりとか、物が買いやすくなったりしてきたと思います。
個人間取引にもそういう流れがブロックチェーンによって来るんじゃないかと言われているんですが、個人間取引で中央集権的サービスがこんなに手数料取る必要ないでしょうと言われていて。
それはまさにそのとおりだなあと実感しています。こういう低い取引手数料のシェアリングエコノミーが必要とされる流れっていうのは、個人的には不可避だなと思っています。
これはやっぱりチャレンジしていかないと、タイムチケットもどんどん取り残されていってしまうぞという危機感を感じています。
3点目はインターネットと個人のエンパワーメントの変遷ということで、タイムチケットは個人を応援したいと思っています。個人の新しい働き方を作る、そういう気持ちを応援したいというサービスです。
もともとインターネットってどんなコンテンツがあったかと言うと、初期のころはホームページとか掲示板とかブログみたいな、日記とか記事コンテンツですね。発信する人が評価される時代がありました。
その次に写真とかログ的なコンテンツに、フォロワーとかいいねとかRTがあって。影響力のある人が評価を得るという時代ですね。
そしてこれから来る時代は、経済圏を生むコンテンツが増えてくると考えています。個人の取引額とか個人の現在・将来価値が重要視され、経済圏を生むサービスが必要とされてくるんじゃないかと。分散した経済圏で経済を動かす人が評価を得る時代が来るのではないかということで、タイムチケットにもこの要素を取り入れたいと思ってトークンを導入したいと考えています。
タイムコインでできることはいろいろあります。大きいのは、独自のコインを発行できてこれをファンに販売できるという機能ですね。
先ほど安さんも言われていましたけど、タイムチケットも非常にコミュニティを重要視していまして、だいたい月1でイベントをやってますし、アンバサダーなどコミュニティに対して貢献してくれるユーザーさんがたくさんいますね。
コミュニティの価値として意識しているのが、生涯価値、紹介価値、影響価値、知識価値、共創価値です。カスタマー、レコメンダー、インフルエンサー、ナレッジプロバイダー、コクリエイターということで、コミュニティに対していろんなかたちで貢献してくださるユーザーさんってたくさんいるんですね。
タイムコインをコミュニティへの貢献度が高いユーザーに自律的に配布していくような機能を持たせる予定です。タイムコインが流通することによってコミュニティ貢献度の高いユーザーを増やして、コミュニティの価値を高めていこうと思っています。
未来像なんですけれども、タイムチケットを非中央集権化していきます。これがまず第1段階なんですけども、その先には非中央集権的なシェアリングエコノミープロトコルを作って、いろんなシェアリングエコノミーがこのプロトコルを利用してタイムコインが流通できるような未来を描いています。
気軽にシェアリングエコノミーサービスをみなさんが作れるような、アイデアを持っている人が簡単に作れるような、そういう時代を作っていきたいなと思っています。
個人の時間を売るサービスの上に、個人の時間の価値と個人の信用に基づくコミュニティを作っていくのが、これからの自分の仕事と思ってがんばっていきたいと思っています。
すみません、ちょっと長くなっちゃいましたけど。今日はよろしくお願いします。ありがとうございました。
(会場拍手)
株式会社MJE
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