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第10期成果発表会(全1記事)

2018.01.19

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AI、ドローン、ゲノム解析 未来のプロダクトが続々登場した「TECH LAB PAAK」第10期成果発表会

提供:株式会社リクルートホールディングス

リクルートホールディングスが運営するコミュニティスペース「TECH LAB PAAK」の第10期生による、成果発表会が開催されました。各チームの半年間の成果や今後の展望を審査員の前でプレゼン。新たなプロダクトやサービスが続々と登場するなかで、受賞した6つのプロジェクトを紹介します。

人工知能でがんを発見

多田智裕氏:AIメディカルサービス、CEOの多田といいます。

このPAAKにいるメンバーは、人工知能の画像認識能力が人間を超えているということに異論を唱える方はもういないと思います。

私どもは、胃と大腸、内視鏡画像、そちらで活用できる人工知能を開発しております。内視鏡AIでがんの見逃しゼロ社会を実現いたします。

チーム体制ですね。私、CEO多田は内視鏡医を20年間やっている内視鏡の専門医です。当初、TECH LAB PAAK に入った時は、「エンジニアと医者だけだ」とさんざん言われていましたが、COOに元Qlifeの創業者、医療系口コミサイトNo.1のCOOの方にジョインしていただきました。

社外協力者は書ききれないんですけど、がん研有明病院、東大病院など20施設以上、国内トップクラスの先生にジョインしていただくところまで進むことができました。

最初に、私どもが出した成果。胃がんの原因の99パーセントをピロリ菌というものが占めています。まず、ピロリ菌がいるかいないかを、人工知能が診断するということですね。こちら、左がピロリ菌がいない、右がピロリ菌がいる胃です。けっこう微妙ですね。これは専門医も難しい。これを人工知能は一瞬で診断します。

細かい数字はともかく、左が「95パーセント、ピロリ菌がいない」。右が「99パーセント、ピロリ菌がいる」。こういうことを一瞬で診断します。

私どもは単に研究するだけではなくて、ちゃんと海外の医学雑誌『Lancet』の姉妹誌『EBioMedicine』に論文を投稿していましたので、マスコミでも「即座に専門医並みの精度が出ます」と放送していただきました。

スピードは、もうぜんぜん人間の勝負にならないですね。分析に3分かけますけど、普通に人がやると7、8時間かかります。胃がん内視鏡検診などに応用すると、私ども内視鏡医70人が1年がかりでやっている仕事を、たぶん1時間から2時間でこなしますね。

ピロリ菌だけではもちろん意味がないので、胃がんもかなり難しいです。胃がん、どこにあるかわかりますか?

もう(スライド内)右に答えがありますけど、こういうものも人工知能はわずか0.02秒でビシッと答えを出します。

これも胃がん、どこにあるかわかりますかね? こういうものを見逃すと大変なことになるんですけど。

これも(スライド内)右に答えがありますけど、「胃がんはここです」と、人工知能は一瞬で答えを出します。こちらは、もう結果が出ています。ほぼ全てのがんを拾い上げていて、海外一流雑誌に近々掲載予定です。

静止画だけではもちろん意味がないので、動画で内視鏡をやっている時にリアルタイムでも使用できます。今までは、内視鏡で診察している医者に見逃されたらおしまいだった。これは、人工知能が内視鏡の時に、一緒にがんがあるかないか探してくれています。

そこにがんがあるということをマークしてくれていまして、近寄っていくと「ここががんだよ」と教えてくれる。これは全世界の内視鏡現場で利用可能になると思います。

当然、私どもは胃がんだけではなくて、食道がん、大腸がん、すべてカバーするように開発を進めています。内視鏡AI画像診断を世界に広めようと思って、がんばっています。よろしくお願いします。

(TechCrunch Japan賞を受賞)

岩本有平氏:AIを使って画像解析で病気を見つけるというプロダクトは、数年前から話は聞いていましたけど、ここまで実用レベルで、しかも動画も含めて提供しているというところは、まだ見たことがなかったので。もうそれですぐに感動しました。ということで選ばせていただきました。おめでとうございます。

ドローンにフォーカスした位置推定の技術

小田雄一氏:yodayodaの小田と申します。

僕たちはロボットの汎用地図を作っていて、今ドローンにフォーカスしています。研究者で作ったスタートアップで、研究者崩れのチームなんですけど。

僕らのテーマとしては、ドローンに限らずロボット全般だと思うんですけど、やはりドローンの位置が重要で。今GPSに依存している状態で、それではない位置推定の技術を作ろうとしています。

大学とかでやっていたのは、衛星のデータとドローンでとってきたデータをマッチングさせて、こういう立体のデータが取れるわけです。

ドローンで取ってこれるデータはこういうもので。実際のデータはこれです。自動運転などをご存知の方はご存知かもしれないんですけれど、LIDARのデータとかですね。

技術的には自動運転の技術とすごく近い技術です。ただ、非GPSの環境で飛ぶというのがドローンに関してはたくさんあります。

研究としてはわりといいかたちできていて、論文になって、新聞に取り上げられました。

どういうところに応用しているかというと、橋の下側などのチェックに使っていっています。もともとは人でこういうかたちで人力でやっていたわけですね。

年間5人ぐらいこれで死んでいます。僕らはこれを自動化しようということをやっています。

NEXCOさんと一緒にやっていこうと、いいかたちで進んでいっていて。たくさんの橋があって、みなさんあまり詳しくないと思うんですけど、橋梁の点検市場というのは新興市場なわけです。(橋が)古くなってきて今チェックしないといけないということがすごく出てきている。

マーケットもNEXCO東日本で40億円ぐらいで、阪神高速とかで200億円ぐらい。トータルでものすごく大きいマーケットがあります。

地上だけではなくて地下の分野も実験していまして、こういう地下の空間についてやっています。(マンホールに入っている写真を指して)けっこうつらいことをやっています。ロボットの気持ちを僕はすごくよくわかっているんですけど。

いろいろな非GPSの環境があるので、やっていこうと。それで、調達に成功しました。ドローンの特化型のファンドがあって、エンジェルも、ぜんぜん関係ないですけど、ファッション誌の社長が入っているとか。

いろいろなデータを集めてきて、その各々のデータに興味があるというよりは、僕らはちゃんとロボットに道を作ってやりたいと思っています。

今、人乗りのドローンがシリコンバレーでもすごく研究されていて、いずれ飛ぶようになる。そのときにも地図は必要になってくるので、僕らの位置推定の技術を使ってやるということですね。

ドローンはなにがすばらしいかというと、計算機が本質なわけですね。3次元を動き回る計算機なわけです。スーパーコンピュータとかがあって、スマホまで小さくなりました。それが動き回っているわけですね。だから深圳勢が強いのは携帯などを作っていたからというのがある。

将来はそういうことをしたいんですけど、地道にこういう収益を取れるようなことをやってきたんですけど、最近深圳に行きまして。街中で飛んでいたりとか、ドローンに関してはもうぜんぜん先進的なわけですね。種類も圧倒的です。水中ドローンとか。ドローン自体がレッドオーシャンになってきて変な進化をしていっています。

中国のエンジニアや向こうの起業家と交流して、ちょっと僕も変わりました。「もうアメリカに行こう」と。深圳勢は、深圳で開発して、ゼロイチを深圳でやって、やはりアメリカに持っていっているんですね。僕らよりも、僕らというか日本でいろいろしゃべっているよりも中国の人たちのほうがけっこうスケールがでかいなと思わせられて、とりあえず「アメリカ行こう」と。

ビザが心配なので、アメリカに詳しい人は情報交換できたらなと思います。ビザのことを教えてください。すみません。以上です。

(500 Startups Japan賞を受賞)

澤山陽平氏:ずいぶん前にメンタリングしたときも、技術としてはすごいものを持っているなと思っていたところはあったんですけれども、そのあとしっかりとビジネスを進めてきたなと。NEXCOさんだったり、そのほかの展開もちゃんと進めてきたなというところが、まず第1の非常に大きな理由です。

2つ目は、つい最近だという話なんですけれども、深圳に行ってかなり衝撃を受けて、もっと大きなことをやるぞというその志に燃えているところが、やはりそこは、500 Startups Japanみたいに、日本から世界にどんどん飛び立っていく人を応援する僕たちとしては表彰する理由の大きなところになりました。

というわけで、もっと大きなところに向かってがんばってください。

笑顔で終わる子どもの歯科治療を目指して

松村雅代氏(以下、松村):みなさん、こんにちは。BiPSEEの松村と申します。

BiPSEEは今「歯科VRプレパレーション」という歯科向けのサービスのローンチに向けて日々動いています。

私自身が心療内科医ということがあって、私が解決したい問題というのは、人本来の持つ癒える力・治る力が医療の中で損なわれているんじゃないかなという課題です。

ではそれをどうやって解決しようとするのかというところで、私たちがまず最初にやっていることは、VRと姿勢誘導技術を重ね合わせることです。

まずお子さんが大好きなアニメーション、お子さんの目にやさしいように2Dのコンテンツをピンポイントで投影します。

お子さんの頭の位置と、それから歯科医にとってベストのポジションで見たときだけ映像が見えるような仕組みになっています。なので、右下のように映像が欠けてしまう。つまり頭の位置がズレてしまうということはあまり起こらないというかたちになっています。

どんなかたちで実際に治療しているのかというのをみなさんと一緒に見ていきたいと思います。

(動画が流れる)

こういう感じで、お子さんが笑顔で治療が終わるというところです。

進捗状況なんですけれども、実は大人のニーズが高いこともわかりました。それからビジネスモデルの修正を少ししています。

そして、歯科治療恐怖症というのがあるんだということがわかりました。これは人生のあるとき突然歯科の治療ができなくなっちゃうという症状の方で、かなりの方がいらっしゃることがわかりました。それで、このことから、心に効くVRコンテンツの開発への足がかりをヒントとしていたわけです。

一番大きなきっかけとなったのは、東京デンタルショーに出展したことです。東京デンタルショーというのは、日本で一番大きなデンタルショーで、来場者2万人、歯科医6,000人です。私たちがデモをしてアンケートでお話を聞けたのは60人の歯科医でした。非常に高く評価していただきました。

その結果、βテスト、今、実施済・実施中が8、予約中が6。今、ウェイティングリストもあります。

そのなかで、「実は大人で使っているんです」という先生方がけっこう多くて。「大人も怖いんですね」という話なんですけれども。歯科医のほうもぜひ使いたいというお話があります。

そこで修正点なんですけれども、VRゴーグルはオリジナルから市販のゴーグルを修正する方向に変えました。これ2歳のお子さんなんですけど、2歳のお子さんでも大丈夫なので、歯科で治療を受ける3歳以上のお子さんは大丈夫だろうということ。

あとはコンテンツ。BiPSEEがコンテンツを配信するのではなく、今後は再生プレイヤーとして提供する。要は自分の下にコンテンツ、それからDVDのコンテンツが自由に見られるようなかたちに変えてきます。

歯科治療恐怖症。これは歯科と心療内科。心療内科は私の分野なんですが、そこの橋渡しのような分野で。もともとのマーケットは小さい小児歯科でしたが、一般の歯科に全体にいきます。それから人の恐れと不安を感じるすべての医療領域がBiPSEEのマーケットになってくると思います。

チームは、私自身、心療内科医なんですけれども、実はリクルートにもいまして、あとはビジネススクール、そして岡山大学医学部のバックグラウンドです。

それから歯科医師の島田も、もともとは同志社大学の商学部で学生の起業もやっていたメンバーです。河﨑は、みなさんもよくご存じの人も多いと思うんですけれども、彼はいろいろなテックベンチャーの立ち上げに貢献しています。このメンバーでやっていきたいと思っています。

以上です。ありがとうございました。

(LINE賞を受賞)

砂金信一郎氏:改めまして、おめでとうございます。もっと歯医者さんが、みんなが嫌がって泣く泣く行くところじゃなくて、「あの動画の続きを見たいからもう1回行きたい」みたいな、そういうすてきな空間に、御社の技術で世の中変えていっていただくと、けっこうハッピーになる人が多いんじゃないかなと思います。

ビジネス的な観点でいうと、LINE@を全国の歯医者さんにかなり使っていただいているので、「追加でこれもどうですか?」みたいな。「せっかくWi-FiとかIT設備に投資をしたんだったら、VRにもやりましょうよ」というのを一緒に盛り上げられたらうれしいなと思いますので。

ほかにここに会場にいらっしゃる方々も、なにかLINE@とか使ったらもっといろいろできると。LINE Payを使ってMobikeみたいなことをやりたいという方がいらっしゃれば、ぜひお声がけいただければと思います。改めて、おめでとうございます。

ゲノム解析で病気の予防や早期発見

曽根原弘樹氏(以下、曽根原):よろしくお願いします。代表を務めます、ゲノムクリニックの曽根原と申します。ふだんは千葉大学院で医者をやっていて、なかなかこちらに来れなくて申し訳ありませんでした。ゲノムを読むという仕事をしています。

ゲノムは人体の基本設計図でして、親から1セットずつもらっていて、22本の常染色体と、男性であればXY、女性であればXXになります。30億文字のATGCの文字がこの上に書き込まれていて、2万5,000の遺伝子が乗っています。これに例えば病的な変異があると、病気になってしまったりとかリスクがわかったりします。

なので、つまり個人ゲノム解析を行えば、病気のリスクを知って予防や早期発見を目指せる疾患があるということになります。

今は次世代シークエンサーという機械が5年前ぐらいからありまして、超並列的かつ超高速に読んでコンピュータ上で再構築するという画期的な手法ができて、劇的に値段が下がっています。

10年前は1人当たり10億円かかって1年間ぐらいかけて読んでいたんですが、今は2日間で10万円ぐらいで読めます。なので、昨年オバマ大統領はこれを国策にしたいとおっしゃっています。

我々はなにをやりたいかというと、ごくごく一部ですけれども、27疾患59遺伝子からスタートしたいということで始めています。

これはアンジェリーナ・ジョリーさんなどで有名ですね。けっこう有名な方もなられたりしている疾患です。この原因は、遺伝子を読めばわかる可能性があります。この27疾患ですね。

ビジョンとしては、まずは提携する医療機関に来ていただいて、そこでカウンセリング後に検体、または血液を採って、次世代シークエンサーで読み、データ解析をして、医者がわかるレポートを作成する。

そちらをまたカウンセリングに返して、高リスクな方は高次医療機関につないで予防や早期発見を促す。逆に低リスクの方はフォローして、さらにデータベースをアップデートしてカウンセリングにつなげると。

現在は「千葉大学ベンチャービジネスラボラトリープロジェクト」の研究費を用いてやっていますが、近々19万8,000円でスタートする予定です。世界的にもかなり安い価格だと思います。

一例ですけれども、これは実際に来てくれた方の例です。34歳の女性で遺伝的リスクに対して不安を持っています。なぜかというと、今はぜんぜん健康な方なんですが、お母さんが乳がんで大きな手術をされています。またお父様のお母さんも胃がんで闘病中。カテーテル治療もされている。

3GbのDNAを解読してさっきの遺伝子の意味付けしたところ、病原性変異なしと。すごく彼女は安心されまして「読んでよかった」とおっしゃいました。この方はちなみに、私の妻、ユキコであります。

(会場笑)

こういった感じで、まずは身内からと思ってやっています。

成果としましては、今年創業して、ベンチャービジネスラボラトリープロジェクトを千葉大から認定されて、それなりの予算もいただきました。厚労省主催のヘルスケアベンチャーサミットにご招待いただき、先日はアジア・アントレプレナーシップ・アワードで特別賞を受賞しました。日本の企業では唯一の受賞でした。

あとはベンチャー・カップCHIBAでグランプリを受賞しました。熊谷市長も一緒にやりましょうという感じで言ってくれた。少しメディアで取り上げられたりもしています。

ただ、まだまだ課題はございまして。技術的な課題、あと社会的な課題がございまして。技術的な課題としては、まだまだ病院の臨床検査のレベルで見るとまだ新しい技術なので、いろいろ詰めなくちゃいけないところがあるというところで、Wet・Dryともにがんばります。

それから、これは我々だけではどうしようもありませんが、倫理、社会、あとは法的問題。アメリカでは遺伝子差別禁止法というのが2007年に制定されていますけれども、日本ではまだまだなので、そういったものを研究したいと思います。ありがとうございました。

(プロトスター賞を受賞)

山口豪志氏:こちらの賞を選ばさせていただいたのは、我々は起業家のコミュニティをやらせていただいて、今100社ぐらいあるんですけど、まさにこれからチームをどんどん作っていって社会に普及させていくというプロセスがこれからもっと重要になってくるかなと思っていて。

そういったときに、仲間集めというところがこれから重要なのかなと思ったので、ぜひ我々のコミュニティと一緒にやっていけたらいいなと。

ゲノム解析ってすごい可能性がある分野なのにもかかわらず、あまり注目もされていないかなと思ったので、ぜひ一緒に盛り上げていければと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。

グローサリーのZOZO SUITEを目指す「タベリー」

矢本真丈氏:10Xと申します。

今朝、PR TIMESさんとTech CrunchさんとTHE BRIDGEさんに、リリースを出させていただきました。岩本さん、その節はお世話になりました(笑)。

(会場笑)

資金調達とプロダクトのリリース、今日に合わせて出させていただきました。

メンバーを紹介します。メルカリで私と石川が出会って、一緒に創業しています。あと、私、過去に手伝ってもらっていたスーパーエンジニアの石田にジョインしてもらって、3人フルタイムでやっています。

目次です。概要と実績とこれからについて、簡単に振り返りたいと思います。まず概要なんですが、「タベリー」というプロダクトをやっています。「あなたにピッタリの献立が10秒で決まる」「買い物もラクラクです」と。

何を解いているかというところなんですが、「料理を続けるのは大変」という問題を解いています。おそらく今日この中に「料理を毎日しています」という方、そんなにいらっしゃらないかなと思うんですけども、料理を毎日してみると、確か育児休暇中に気付いた課題なんですけども、すごい大変です。

何が大変かというと3つあって、1つは意思決定。献立という、いろいろなコンテキストを組み込んだ意思決定がすごい大変です。2つ目が、買い物って非効率です。3つ目が、承認が足りない。やはり家庭の中で「ごちそうさま」だけでは足りなかったり、「いい料理だね」とほめてもらうことが足りないという、この問題を1つで解きたいと思ってプロダクトをつくっています。

時間がないので、詳細についてはApp Storeのほうで、ぜひダウンロードしてみていただけるとうれしいです。

PAAKでの実績なんですが、96日通いました。けっこう通ってるんですね。

(会場笑)

朝から晩までいたのですごいいました。それで、66回、そこで朱肉を借りました。

(会場笑)

ここで歴代1位だと言われています。いっぱい通ったせいで、メンバーカードをなくして、PAAKさんに5,000円払いました。

というのはネタで、17名、ユーザビリティテストでここを借りて、本当にプロトタイプをつくるというところをやっていました。すごいボコボコにされたんですけど、11月の終わりぐらいに、まずiOSだけリリースできて、レーティングが今4.9ぐらいついていて好評いただいています。

Instagramでマーケティングをメインでやっていて、25,000ぐらいのフォロワーを5ヶ月ぐらいで獲得していました。

調達はEquity、Debt、Equityで3回やりました。投資家は、もうスーパーエンジェルというか、私が尊敬している起業家の方々に入っていただいていて、彼らと一緒にいい船に乗れて、いいプロダクトをつくっていければと思っています。

これからなんですが、タベリーは本当に市井のどこにでもいる人の、日常とか毎晩の悩みを解決するプロダクトをつくっていきたいと思っています。同時にそれは、「この人がどんな献立をつくるか、何が、いつ、どんな食材がほしいか」という情報が集まるんですね。そうすると、未来の実需がわかるプロダクトになっていきます。

それって、少し前にバズっていたZOZO SUITEというプロダクトがあって、それとすごく似ているんですね。グローサリーのZOZO SUITEをつくりたいなと思っていて。

さらにそれを補強するところとして、料理をすると余り物が出るじゃないですか。そこを確実にログとして残す。冷蔵庫と、あとは人がほしいものわかっていて足りないものもわかるんだから、新しい小売りにチャレンジしたいなと思っています。

それで、お願いがあって、ぜひこの会場に足を運んでいただいた方は、iOSのApp Storeで「タベリー」と検索してダウンロードして、星5のレビューをいただけるとうれしいです。ぜひ応援してください。

ありがとうございます。

(TECH LAB PAAK賞を受賞)

岩本亜弓氏:本当に半年間、プロダクトの説明はほぼなかったんですけど、PAAKへ出勤していただいた回数、それから朱肉を借りた回数、いろいろなPAAKの思い出を語ってくださってありがとうございました。

PAAKは本当に、テクノロジーで世の中をよくするプロダクトを応援したいと思っているんですけど、面接させてもらった時からの進捗とか、あとは「やりたい」と言っていたことを実現した、本当にプロダクトを無事今日に向けてリリースしてくださったという、その半年間のコミット具合を、私は評価させてもらいました。

オフィスを出て行かれてちょっとさびしい気持ち満載なんですけど、いろいろなイベントもやっていますので、卒業生としてこれから大いに活躍して、「PAAK卒業生だ」と言ってください。ありがとうございます。

「世界中に生き様を創る」

籔和弥氏:MOSH株式会社の藪と申します。「世界中に生き様を創る」というビジョンで、会社をやらせていただいています。

今、チームは4名でやらせていただいています。もともと僕、前職はRettyで、PMを3年半ぐらいやって、その時のエンジニアの村井と、その時に出会ったNewsPicksでPMやってた甲斐と村山の4名でやっています。

いきなりなんですけど、最初にユーザーさんを1人紹介させてください。彼、原宿でヨガインストラクターをやられているRyuziさんなんですが、彼はこう見えて超すごくて、もともとブラジルにサッカー留学をしていて、水泳の全国大会に出て、劇団四季で『ライオンキング』のキリン役をやるという方が、今、ヨガインストラクターとして活動されています。

そういう彼、ヨガの界隈ではすごく有名な方なんですが、オフィシャルサイトを持たれていて、「ミラクルくるくる!」というかたちでWebサイトをつくられていて。正直いつどこで何をやっているかみたいなところ、活動の内容が現状不明確になっております。

こういう方々は本当に多くて、そのようなユニークな個人の方々のために、今、3分で個性が売れるサイト作成サービスをやらせていただいております。

MOSHの3つの特徴としましては、お会いするなかで、例えばWixとかいろいろ、サイト作成サービスを使っている方は多いんですけど、とはいえPCを持っていなかったり、PCを使えない、「1年半ぐらい前にちょっとやったんだけど、できない」みたいな方がすごく多くて。

それで、僕らはスマホで3ステップで簡単につくれる。それがジャンルによって固定フォーマットになっているので、写真と文字だけ入れていけば、しっかり個性が伝わるページがつくれる。それが同じようにWebで集客ができるというかたちでやらせていただいています。

そんな「ミラクルくるくる!」が、こういうかたちできれいなページをつくるようにできていて、今までまったく新規の集客ができていなかったんですけど、10月中旬ぐらいにリリースして、2~3件入るようになってきました。

こういうかたちで「巷で話題のMOSH」みたいなかたちで口コミもどんどん増えてきていて、ヨガインストラクター中心に広がっているというのが現状です。

ユーザーさんの反応も、ほかにも「機械オンチなんだけど、すぐ使えます」「すごい集客力に驚いてます」みたいな感じで、けっこう反応をいただいているのが、現状です。

今後、美容師の方や、ゴルフのプライベートレッスンをやられている方、パーソナルトレーニングなど、いろいろなジャンルでInstagramとか個人で活躍している人にしっかり展開していって、生き様を増やすというところをやっていきたいなと思っています。

矢本さんは先ほど99日とおっしゃっていたと思うんですけど、たぶん僕らは、ほぼ毎日来ていたぐらいPAAKすごくお世話になっていて。最初、1枚のHTMLページからスタートして、資金調達させていただいて、サイト作成サービスのβ版をリリースして、見つかるサイトのほうを開発中という感じで進めさせていただいております。

本当にPAAKのみなさま、お世話になってありがとうございましたというところを一番お伝えしたいというところと、「メリークリスマス!」というところで、今、ホストになっている方々の無料体験チケットみたいなものを3名分用意させていただいたので、もし興味ある方、お声かけいただければ、チケットお渡しさせていただきます。はい、ありがとうございました。

(オーディエンス賞を受賞)

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