2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
提供:株式会社リクルートテクノロジーズ
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男性1:よろしくお願いします。千葉大学大学院から来ました、チーム「西千葉」です。僕たちは今回、メルカリの検索UIを対象にして考えました。
現状の検索は、基本的にキーワードから探すか、カテゴリから探すかの2パターンになっています。
基本的にメルカリは、寝る前にダラダラ探したり、「○○のセーターがほしい」とドンピシャで決まってる人よりかは、なんとなく「セーターでいいのないかな?」「ジャケットでいいのないかな?」というように、カテゴリをまたいで見る人が多いと聞いたので、そこをターゲットユーザーに選びました。
現状のカテゴリ検索では、文字が羅列していて、階層を行ったり来たりして検索するというものになっています。
ターゲットの「なんとなく探している人」は、「クイーンベッドを見たけど、「やっぱりキングベッドかな?」みたいな感じで、カテゴリを切り替えるときに、画面遷移をするので、タップ数も多くなってしまいがちです。そこでなるべく遷移をなくして離脱させないようなUIを考えました。
具体的には、カテゴリを押すと、今まで縦に並んでいたものが、全部タブ形式に表示されるようにしました。レディースなどを選択すると「Tシャツ」「ポロシャツ」などのタブが下に増えていって、画面が変わることなくスムーズに切り替えることができます。例えば、一番下の階層にいて「やっぱりメンズが見たい」というときに、すべて1つの画面に収まっているので、階層を飛び越えて、わざわざ画面遷移することもなくスムーズに切り替えられるのが、一番の推しポイントです。
プロセスの説明に入ります。実際にアプリを操作しているとき、カテゴリ商品を探していて、別のカテゴリへ移動するときに、階層を戻ったり行ったり来たりしてしまいました。カテゴリをまたいでなんとなくほしいものを探している人にとっては結構タップ数が多いということで、なるべく画面遷移をなくしてスムーズにする解決策を探しました。
最初の発想プロセスでは、ここに行き着く前にいくつかの案が出ました。例えば、複数の気に入った商品を見ると、そこから似たような商品が芋づる式で探せるとか、それに関連するジャンル、セーターだったらセーターのジャンルとか、黒いセーターから黒い服を探すとか、1つの商品からお気に入りを探すというような案を出しました。
しかし、これはUXの領域になってしまい、今回のUIというテーマに対しては、あまりクリティカルではないということで、もう一度考え直しました。
検索行動を整理したときに、「フリーワードで検索」と「カテゴリから検索」の2通りがあります。
現在のカテゴリー検索では、階層がどんどん下がっていって、ほかのカテゴリにまたぐときに、上に上がってまた横にいって下がってくるという、カテゴリー間の移動をしています。これに対し、カテゴリをまたいで直接検索できないかと考え、今回の提案に至りました。以上になります。
司会者:ありがとうございます。みなさん拍手をお願いいたします。
(会場拍手)
まず「現状UIの課題はどこか?」「ターゲットユーザーは誰か?」「どのように解決するのか?」をチーム内で話し合いました。
内容を要約すると、SUUMOで賃貸住宅を探していて感じたことが、専有の面積が広いからといって居室が広いとは限らないなということ。同じ専有面積でも間取りによってちょっと広さが変わってきたりとか。
あと、こだわり条件の機能を使っていると、自分で選んだ条件がわからなくなるということがあるなと感じて、そこを解決できるように、条件をビジュアル化して、効率的にかつ楽しく検索できるようにしてはどうかと考えました。
女性2:このようにビジュアルで間取りを検索することによって、より理想に近い物件を簡単に探すようなデザインになっています。
こちらのデザインにいたるまでの発想プロセスですが、まず1つ目は、先ほどの課題を解決するために、画像でユーザーの好みを知って、簡単なUIでおすすめの物件を紹介していくことも考えたんですけれども、これはもう目新しさがない。
Google Mapからの物件検索に関しても、見にくさを解決できなかったり、音声検索も考えたんですが、生活導線を伝えることが難しいということで、なかなか解決にはいたりませんでした。そのため、間取りで検索するデザインのUIにすることによって、先ほどの目新しさや見にくさも解決されますし、まずなによりも、生活導線を伝えて、ちゃんと自分の目的の物件を簡単に探すことができるということを実現しました。
こちらの物件検索によって住んでみたいイメージに近づくと。さらに、こだわり条件の情報をビジュアルでわかりやすくすることによって、マッチングの精度がかなり上がるという2つの結論にたどり着くことができました。以上になります。
(会場拍手)
株式会社リクルートテクノロジーズ
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