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第1回 恋♡会議(全4記事)

2017.01.23

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男はロマンチスト、女は… 「恋会議」で明らかになった大学生の恋愛観

提供:株式会社リクルートライフスタイル

恋に興味がある大学生が40名以上集まり、恋について語り合うリクルートライフスタイル主催のイベント「恋♡会議」。モデレーターに社会学者の田中研之輔氏、ゲストに「じゃらん」編集長の大橋菜央氏を迎え、恋を語りたい4名の大学生と真剣に「恋バナ」を繰り広げました。イベント後半は「男の子会議」。男子と女子で恋愛観はどう違うのか、双方からさまざまな意見があがり、盛り上がりを見せました。

恋愛の活力をほかに活かせるのが理想

田中研之輔氏(以下、田中):テーマがだんだん難しくなるよ。もうみんなで考えられるんだけど。次は「どんな恋愛したい?」。

まあみんな恋愛してるからね。そのまんまでいいと思うんだけど。「どんな自分でいたい?」このへんの難題でございますけれども。

女の子と男の子は違うのかな? ちょっと聞いてみようか。

たぐち:まず高校時代のことを話すと、母親から「恋愛するな」って言われてて。

参加者(女性):えー。

たぐち:それはなんでかというと、「恋愛に依存しすぎてしまってダメになるタイプだ。お前は」みたいに言われて。

(会場笑)

たぐち:でも高2の時に「やっぱり付き合いたい」って思って、ちょっと母とも喧嘩したんですけど。

大橋:えー。かっこいいね。

たぐち:そこまでして付き合ったんですけど、それは結果的に好作用だったなって思いますね。

それがなぜかというと、自分のなかでセーブできたというか、本業は勉強とか部活なわけで、そこを重視しつつ恋愛の活力ももらうみたいな。だから、バランスが大事だなというのを感じたので、これからもそういう例があれば、恋愛に依存しすぎず、でも勉強とか仕事とかに活力を活かせるようなかたちで。

田中:恋愛したからこそさらにパワーアップして、という感じね。

たぐち:そうです。はい。

田中:お母さんも説得してという(笑)。

たぐち:もう許してくれると思いますけど(笑)。

田中:まだ許してないの?

たぐち:いや、まだ……大丈夫です。

(会場笑)

たぐち:だからそういうお付き合いをしたいなと思いました。

田中:すばらしい。だから、恋愛がすごいポジティブなエネルギーになるってことだよね。

たぐち:そうですね。まあバランスを取りながら。

田中:依存しちゃうぐらいだとまずいから、バランスが大事だと。

たぐち:はい。そうです。

田中:でも感情が出てきちゃうとバランスが崩れちゃわない?

大橋:(笑)。

参加者(男性):感情が大事。

男子大学生::僕が恋愛してた時はけっこうそれで精一杯になっちゃうという時期もあったんですけど。「どんな恋愛をしたいか」って聞かれると、その恋愛のためにほかのこともがんばれるのが理想だとは思ってるんですけど、実際にやっぱり恋愛にとらわれてほかのことが見えなくなっちゃいました。

(会場笑)

大橋:おもしろい。

2人のよさを活かせるポイントを見つける

いしかわ:僕は常に余裕のある自分でいたいし、そういう恋愛をしたいと思っています。余裕がなくなった瞬間に、相手のことを疑っちゃうとかネガティブに捉えちゃうということがあると思うので、常に仕事だろうが成績だろうがお金だろうが、余裕を持つことで彼女を信頼できるし自分のことも信頼できるようになるかなって思っています。

田中:恋愛をしているとき、みんなは我慢はしない? 我慢するような恋愛はダメかな?

いしかわ:僕は基本的に思ったことは全部言って。些細なことから、さっきの3大欲求の話まで、もう全部話してるので。

参加者(男性):大事。

いしかわ:そういうことに関して我慢はしないですけど、やっぱり会いたいのに会えないとか、近くにいてあげたいのにいられないっていうのは我慢して、お互い会えないけどがんばろうということは必要かなと思います。

田中:(Skypeを見て)なんかいいコメントが来てるんだけど。「恋愛の目標とか立てるのかな?」だって。深いね。

いしかわ:うーん。僕は勉強とか就活とかそういうことに関しては目標は立てる人間だと思うんですけど、恋愛に関しては2人で一緒に歩いていこうよみたいな感じなので、目標は立ててないです。

なかの:僕も恋愛に目標は立ててないんですけど、やっぱり彼女に影響されすぎて自分のスタイルとかを変えたくないので、自分のスタイルを貫きつつ、悪いところは、彼女から影響受けて(変える)。お互いに妥協点を見つけて、最大公約数を見つけて、みたいな。

(会場笑)

田中:着地点ね。接地点というかね。

なかの:そうです。

田中:お互いにうまく活かせるところでチューニングするという。

(Skypeを見て)「モンスト」だって(笑)。

なかの:もうモンストはやめてください(笑)。

(会場笑)

田中:ごめん。私が拾いすぎた。いいこと言ってるよね。2人のよさを活かせるようなところはどうやって探すの?

なかの:やっぱり話しあったりして。例えば、よく2人で美術館とか行ったりするんですけど、「あの絵は好きだったけど、どうだった?」みたいな自分の主張をしっかりするっていう。「あれは嫌いだった」とか「好きだった」とか、お互い相手に合わせないでしっかり主張をして。

田中:それは美術館から帰ってきて言うわけ? 「あの絵はどうだった?」って。

なかの:そうですね。

大橋:すてき。

田中:2人ですごく話すんだね。彼女とずっと喋るの?

なかの:喋ります。

田中:彼女的にはちょっと重いとかそういうのはないの? ちゃんと喋れてるの?

なかの:大丈夫です。

田中:つまり、コミュニケーションがすごくうまくいってるんだろうね。

男のほうがロマンチスト?

さっきの女の子会議とちょっと違うのかな。恋愛のタイミングとかもあるんだね。偶然に別れちゃったりとか。せっかくなんで、女の子会議のメンバー、ひと言どうぞ。

かめまるかはな氏(以下、かめまる):わりとみなさんうまくいってるパターン。

田中:だよね。

かめまる:でも今思ってたのは、私がドライなのかもしれないけど、わりとみんな“女の子”ですよね。

田中:これは言えるんじゃない? メンズサイドは意外と「なんで宅飲みなの?」って思うと思うよ。女子は思わないの?

かめまる:……思わない。

田中:思ってほしいよね(笑)。宅飲み行っちゃたらね。

いしかわ:いや友達とだったら。どうぞ。

田中:って我慢するんでしょう?

いしかわ:いや我慢じゃないです。会いたいけど、楽しんでくださいって。

田中:(女性参加者を指して)どうですか? さっき休憩中に聞いたら、彼氏と一緒にこの会議に応募して、彼氏も時間を空けてくれたんだけど、彼氏は抽選に漏れちゃって、彼女だけ来たって。だからすごいブルーだよね。

参加者(女性):彼氏がブルー。

田中:彼氏がブルー(笑)。今度ぜひ彼氏も一緒にね。今までの話を聞いて、恋愛に関してどう?

参加者(女性):男の人って女の人よりもすごくロマンチストだなって思ってて。

田中:本当にそうなの?

参加者(女性):女の人は感情的に見えて頭でちゃんと考えて言うことも行動もするけど、男の人ってけっこうロマンチストだから、「好きだから」とか「こうしてほしいから」しかあんまりない気がして。で、浅はかだなって思うけど……。

(会場笑)

参加者(男性):うるせー! バカヤロー!

参加者(女性):女の子は「ちゃんとしてるのに浅はかでかわいい」って思ってバランスが取れていくんだろうなと。

参加者(男性):ああ。そういうの好きです。

田中:深い話をしてるんだけど、女の子でロマンチストってあんまりいないの?

参加者(女性):う~ん。

田中:もう少し早く教えてもらえればね(笑)。そんな話聞いたことなかった。女の子はロマンチストだと思ってたから。だから、がんばるんだよね。

女性のほうが逆算で考える理由

参加者(女性):年によるんじゃないですか?

田中:年齢って、どういうこと?

参加者(女性):女の子のほうが結婚意識するのも早いし。

田中:確かに。

参加者(女性):もっと算段を逆算で考えるのが早い気がする。

参加者(男性):怖えー。

田中:怖いね(笑)。

参加者(女性):人とか状況にもよると思うんですけど。

田中:さっき恋愛と就活は別だっていう話になったけど、実は意外と重なる部分はあると思っていて。自分のゼミでは、女の子のほうが就活が強いっていう傾向はあって、しっかり計画的にやるんだよね。

参加者(女性):そうですね。今もたぶん(参加者が)1、2年生ですけど、女の子のほうがたぶん意識してる人は多いんじゃないかなと思います。

田中:着々とやるんだよね。

参加者(女性):もともと就職に際して男女比でまだ差があるという、その不利さがわかっているからというのもあるんですけど。

そうなると、就職と結婚って、男の人は一直線でいけるかもしれないけど、女の人は就職によってもガラッと変わってくるし。自分の仕事を続けるのかとか、そのへんも考えると、大学時代の恋愛も大事なんじゃないかなって、今の時代だと思っちゃいます。

田中:おっと! 本当にそう思ってるの。おもしろいね(笑)。

参加者(女性):なんか現実を見てしまって。

(会場笑)

田中:だからこそ、今の時間をすごく活かしていかないと不利だというのをわかっていて、だからこそ、この人と付き合おうみたいな?

参加者(女性):いや、それはない(笑)。

(会場笑)

田中:そうじゃないけど、そこに最後、好きかどうかという感情が入るわけね。

参加者(女性):でも、だからこそ尊敬が大事なんです。尊敬ができない人だとなかなかどっちもうまくいかないし。

別に就活のために男の人と付き合うわけではないですけど。でも、そういう目指したいところの人と一緒にいたいというのは自然なんじゃないかなと、就活を見てて思います。

メンズは今を生きている

田中:どう? うなずいてるけど。

いしかわ:けど、そのわりには遊んでる人とかチャラい人がモテてるなという印象があるんですけど。

参加者(男性):わかる。

(会場笑)

参加者(女性):そこはなんとも言えないんですけど、確かに妥協とか安売りとかをすれば、確かに……。

(会場笑)

田中:安売りって(笑)。自分を安く売るってことですよ。すごい(笑)。

参加者(女性):そうです。そうです。それは需要と供給とか……。

(会場笑)

参加者(女性):そこをやっぱり目指すなら、もちろんちゃんと考えていかないとそこにはたどり着かないなとは思う。

田中:それを1回目のデートのときに頭で考えたりするの? どこで考えるの? それ。

参加者(男性):怖いわ。

参加者(女性):人によると思うんですけど。だから私はデートはもちろんその気じゃないと行かないです。人によるとは思います。

田中:そうかそうか。もう1回目からね。さっきの話だけど。

参加者(女性):そうです。でも難しいです。

田中:ほかになにか言っておきたいってことある? (男性参加者を指して)どうよ? 盛り上げてくれたけど、今日。

参加者(男性):なんだろう。なんだろうなぁ?

(会場笑)

参加者(男性):好きだった女の人に「尊敬できる人じゃないと付き合えない」って言われたことがあって。それがすごい傷ついて。で、悲しすぎて学校とか行かなくなったりして。

そういうことがあったから、尊敬とかそういう観点で付き合うのはどうかなって思う。もうちょっとフィーリングで付き合ってほしい。俺は。

大橋:(笑)。

参加者(女性):そういうときもありますよ。やっぱり。

田中:だから、尊敬と感情が実はすごく近いところを走るということ。尊敬できるというのは論理的に尊敬してるわけじゃなくて、「これいいな」ってビビビってくるわけでしょう? そこが感情とリンクするってことでしょう?

参加者(女性):確かに。

田中:でも、計画的に「このタイミングではこの人と」って決める?

参加者(女性):う~ん……。

田中:とまでは言い切れないと?

参加者(女性):なんなんでしょう、まあ、うーん。

田中:それに比べてメンズは女々しいよね。今、あっちゃん。

参加者(男性):今を生きてるんですよ。メンズは。

(会場笑)

ここにきてメンズの結束感が高まる

田中:あっちゃん言っとけよ。もっと女々しい生物だと思ってもらえれば、恋愛うまくいく可能性あるよね。

たぐち:女々しいのもそうですけど、僕としては、僕の評価はもう女の子の人たちがするから、僕は自分の本当にやりたいことをやって。

田中:評価ってなんだ?(笑)。気になるんだけど、その言葉。

大橋:そうね。でも後からついてくるものだもんね。

たぐち:自分のがんばりを認めてくれるのは女の子に任せておいて、自分はやりたいこととかをがんばっていれば、自然とそういう出会いもあるのかなと思います。

田中:自分ががんばるときに相手のことも考えて、なにか「こういうふうにしていこう」ということも考える?

たぐち:そうですね。そういう特別な関係になればなりますけど、たぶん僕の性格上、なにかやりたいことがあったらもうこうなっちゃう(前しか見えなくなる)タイプなので、その関係性によります。付き合ってる場合だったら本当に思いやると思いますけど。

いしかわ:けど俺はやりたいことをやってる人が輝いてるって思うの。だから、それは……。

たぐち:ありがとうございます。

(会場笑)

田中:なんだこの結束感は(笑)。

大橋:すてき。結束感半端ないね(笑)。

たぐち:結束感は半端ないです。

田中:このメンズで回せるんじゃないの? お互いなにか好きなこと言ってみ。

男子大学生:さっきの話に関連してなんですけど、僕、東大通ってるんですけど、東大女子には、すごくそういうの(恋愛についての逆算)を感じて。ちょっと偏見入ってるかもしれないけど。

東大女子って東大男子と結婚する人がほとんどで、大学を卒業するともう結婚しにくいみたいな話があって。だからこそ東大女子はやっぱり大学のときに付き合っておかなきゃって考えてる人が多くて。

それに対して男のほうはやっぱりロマンチストなので、ロマンチストというか本能的なところで、ちょっと怖いなというところはありますね。

(会場笑)

田中:見られてる感があるの?

男子大学生:見られてるというか、女子が付き合うときにいろんなことを考えてるなというか。

田中:そういうふうに感じさせちゃう女子はどうなのかね。

参加者(女性):あんまり意識したことはなかったですけど、出るもんなんですかね。

田中:ここのみんなで話すのがおもしろいから、恋愛の経済学の授業やろう。ぜひリクルートさんにお願いして(笑)。だってみんなが出れるほうがいいじゃん。ふつうの大学でやるよりね。これうまくいったら第2回があるし、うまくいかなければ1回で終わりという(笑)。

(会場笑)

田中:プロ野球選手のトライアウトみたいなもんだよ(笑)。連絡がなければうまくいかなかったってことで、みんなでつながっておけばいいんじゃないですか。

今の価値観が変化することも頭に置いておいたほうがいい

おもしろいな。フロアからみんなからどう? 今、男の子会議・女の子会議を見てきて、「どんな恋愛をしたい?」ということのまとめに入っていきたいんだけど。

大橋:まとめるの? まとまるかな(笑)。

田中:恋愛のなにか大事なポイント。

参加者(男性):僕は今、彼女がいるんですけど、尊敬できる人なんです。僕とぜんぜんタイプが違うんですけど。大事だなって思うのは、考え方のベースが似てる人がいいかなって。

そこから興味の幅が広がってとかいろいろあると思うんですけど、一緒に過ごしていくうえで、例えば金銭感覚もそうですし、いろいろ諸々のベースが似てるといいなと思います。

田中:ベースが似てるってどうやってわかるの? どうやってお互い合わせていくの?

参加者(男性):誰か言ってましたけど、俺らめっちゃ会話するんですよ。ふつうに同じ学部なんですけど、電話しだすと3時間とか5時間とか。直接ももちろん会うんですけど。

で、LINEも毎日やってて。でも、飽きないんですよ。びっくりなんですけど。

田中:何ヵ月ぐらい付き合ってるの?

参加者(男性):まだぜんぜんなんですよ。4ヵ月ぐらいなんですけど。でも、まだ20歳なんですけど、今まで生きてきてこんなにおもしろくて合うやついないなって。別に笑わせてくれるとかそういうことじゃないんですよ。でも、すごく落ち着くんですよ。

田中:だからベースがシンクロする?

参加者(男性):はい。

田中:へ~。菜央さんどう?

大橋:ねえ。すてきだね。深い。

田中:すごいよね。深いよね(笑)。

大橋:価値観は大事ですよね。そのあと一緒に生活していく根本だし。でも、さっき休憩時間に来てくれた女の子と話してたけど、私が思うのは、みんな若いから「変化する」っていうことも頭に置いていたほうがいいかなと思って。

田中:今の自分から変化する?

大橋:そう。自分が変化するし相手も変化するし。20代ってめちゃくちゃ変化すると思うから、根本の自分の金銭感覚とか価値観も30歳になったらきっとぜんぜん違うし。

田中:確かに。

大橋:例えば自分が尊敬できると思ってる人の基準も、やっぱり20歳から30歳ってそれまでの学生生活から一気に働き出していろんなものを吸収する時期だし。

例えば、彼女と自分の就職先の環境が違うとぜんぜん成長の仕方が違ったりするから、そこで起きる価値観の変化とか尊敬の概念の変化を頭に起きながら、今の恋愛に一生懸命になったらいいかなって思いました。

参加者(男性):それ考えると恋愛できない気がします。

大橋:でも、今そうやって一生懸命恋愛してることで高まる部分はすごくいっぱいあるから。それはそれできっとしたほうがいいと思ってる。でも、「むだに早まわりする必要はないんじゃない?」と思ったりする。

田中:今日の恋会議に行きたいと思ってくれたみんなの大半は、たぶん恋愛に紳士な人、まじめな人なんだなって。恋愛なんかどうでもいいじゃんと思ってる人はここに集まんないかもね。すごくそれを大事にしてる人たちが集まったのかなと思う。

だけど、今みんなが恋愛に向き合ってるなかで、「次の恋愛を考えて」とは言えないよね。これは難しい。

今までの経験が今の自分を作っている

今はみんなすごくがんばってるじゃないですか。菜央さんのお話を聞くと、がんばってることを成長につなげていくためには、もう少し別の幅というかシチュエーションというか、そういうことがたぶん重要なんだけど。

参加者(男性):反論したい。

田中:いいよ。

参加者(男性):本当に根本の価値観ってよほどのことがないかぎりたぶん変わらないじゃないですか。

軸みたいなものがあって、さらに表層があって。表層の部分とその中間ぐらいまではまだ変わるかなって気がするんですけど、根本が合ってたらその変化も楽しめるんじゃないかなと思います。

大橋:そうね。すごく根本の、それこそ恋愛に関するスタンスみたいなものってけっこう変わらないんじゃないかなと思っていて。私、今も仲の良い大学の友だちがいるけど、大学の時代からちょっとチャラくてやんちゃだった人、そのままなのね(笑)。

(会場笑)

大橋:大学の時代からちゃんと真剣に恋してた人は今も真剣に恋してるし、そういう部分は変わらないかなと思うんだけど。

私自身も大学の2年から7年間付き合った人と別れたんだけど、その時はまさに尊敬の概念が変わって別れちゃったのね。大学時代は、根本の考え方とか価値観は似てると思ってたんだけど。でもやっぱり自分の方向性とか価値観が働き出してどんどん変わってきて、自分がすごく尊敬できる人だったのに、尊敬できなくなっちゃって。最終的には7年付き合って別れちゃった。

そういうのを経験してるから「がんばろうね」って感じ(笑)。

でも、一緒に成長していくというのが一番いいかなって思います。私の場合は途中から遠距離になっちゃって。5年ぐらい離れてると、自分の周りの友達すら知ってることも彼が知らなくなってる、みたいなことがあったんだけど。

できるだけ近くにいて、一緒に成長していければ、きっとそれで変化を楽しみながら一緒にいける気がする。コミュニケーション量が減っちゃうと違う変化が生まれちゃうと思う(笑)。

田中:あっちゃんひと言どう? 今日の恋会議というすてきな時間と空間を共有して。

たぐち:僕も今日友人に誘われてこの会議に参加者させていただいたんですけど。今まで中高とけっこう苦しい恋愛もあればうれしい恋愛もあって、それを今こう語ることができるというのは、そういう苦しさとかうれしさとか、そういう経験もむだじゃなかったんだなと思いました。

そういうことを、これからに活かしていきたいなと思います。そういう出会いがあればうれしいですね。

田中:今までの経験がやっぱり今の自分をしっかり作ってる。そしてこれからもね。

たぐち:当時、中高の時とかは「なんで俺こんなこと悩んでるんだ」とか「もっとほかにやることあるだろう」って思ってましたけど、真剣に恋愛すればそれだけの経験が得られるし、これからに活きてくんだなって思いました。

大橋:すてき。

恋会議、大成功!

田中:しんと君は?

なかの:僕も、今の彼女が今の僕を作ってくれたというのは言い過ぎかもしれないですけど、そのぐらい大切な存在だし、これから価値観が変わっていってしまってお互いが合わなくなってしまっても、限界までお互いがんばり合いたいと思います。

大橋:大丈夫。うまくいくかもしれないからがんばって。

なかの:がんばってうまくいかせます。

田中:しゅん君はどう?

いしかわ:とくに若いうちは、恋愛は一番のモチベーションだしやる気の源だと思うので、恋愛を楽しみつつ、みんなでこうやって楽しむのもっていいなって思いました。

田中:じゃあ最後どうぞ。

男子大学生:すごい友達がいて。その人はカナダ人なんですけど、日本人の女の子に一目惚れして、その人を追いかけて日本までやってきて。カナダでほとんど高校とか行ってなかったらしいんですけど、結局カナダで一番の大学に入学して、みたいな。

恋愛をまさにモチベーションに変えて。結局、その日本人の女の子は日本で結婚しちゃってたらしいんですけど。

でも、恋愛は本当になによりも一番の情熱になるっていうこともありうるものだと思うので、どうやって付き合っていくか、みなさん考えてみてください。

(会場笑)

いしかわ:誰やねん(笑)。

(会場拍手)

田中:というわけで、最後にひと言だけ。

すごく勉強になりましたね。実は、恋会議はどうなのかなと不安だったんですけど。事前に学生5人ぐらいに「一番真剣に語れる話題なに?」っていうのを2時間ぐらいディスカッションしてもらって「恋だね」という話になって、今日こういう場を設けてもらいました。

大学も学年もかかわらず、しかも女の子と男の子でそれぞれ分けて話して、もっと話したいことがたくさん出てきたっていうことが、非常によかったなと思います。

簡単なまとめに終わっちゃうとダメだと思うんだけど、それぞれが今向き合ってやっている一つひとつが、たぶんこれからのみんなの人生を作っていくと思うので、こういう場を1回限りで終わらせたくないなと本当にしみじみと思います。

モデレーターにならなかったかもしれないですけど、すごく楽しかったので、また第2回、それからソーシャルでつながっていければなと思います。

では、第1回恋会議、大盛況にて計画どおり実行できたということで、これからのみんなの成長を本当に我々は応援しています。恋会議大成功! どうもありがとうございました。

(会場拍手)

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