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「ベンチャー支援連合軍が語る!いま、ベンチャーに飛び込むべき理由」(全2記事)

2016.06.07

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「スーツ&オフィスからの脱却」「打算のないビジョン」VCたちが語ったベンチャーの魅力

提供:株式会社リクルートキャリア

2016年3月26日、リクルートキャリアが運営するサンカク スペースマーケットの共催によるイベント「ベンチャーDive!2016 Spring」が行われました。トークセッションのレポート第2弾では、モデレーターを務める、NET jinzai bank・中村優太氏、グロービス・キャピタル・パートナーズ・福島智史氏、Increments・小西智也氏、TBWA HAKUHODO QUANTUM・田中志氏の4名が「ベンチャー支援連合軍が語る! いま、ベンチャーに飛び込むべき理由」をテーマに、組織の中と外から見たベンチャーの魅力を語り合いました。(サンカクは、現職を辞めずに、社外の経営や事業に触れることができるディスカッション参加サービスです。ご登録はこちら

「ベンチャー支援連合軍が語る! いま、ベンチャーに飛び込むべき理由」

中村優太氏(以下、中村):そしたら、次ですね。福島さん、お願いします。

福島智史氏(以下、福島):こんにちは。グロービス・キャピタル・パートーナーズの福島と申します。グロービス・キャピタルパートナーズがなにをしている会社かというと、ベンチャーキャピタルです。

「ベンチャーキャピタルってなんですか?」というと、ベンチャーをお金の面や経営の部分で全面的に支援をしていくような会社です。

具体的にサポートしている会社は、SPinnoという会社とNeo Careerという会社の2社をメインに担当しつつ、あとはみなさんご存知のメルカリという会社ですね。C2Cのサービス。あとはViibarという動画のクラウドソーシング。あとは、iQONというアパレルのスマホサービスをやっているVASILYというところを支援させていただいてます。

なので、今日は支援先の会社さん、もしくは私が日々お会いするベンチャーの方々のお話もふまえてご紹介できたらなと思っています。よろしくお願いします。(会場拍手)

中村:次ですね。小西さん、お願いします。

小西智也氏(以下、小西):小西智也と申します。Increments株式会社で働いていて、創業メンバーとして取締役をやっています。

なにをやっている会社かといいますと、大きく分けて3つ事業をやっています。Qiitaというプログラマ向けの情報共有サービスと、KobitoというMarkdownが使えるメモ用のデスクトップアプリ。あとは、Qiita:Teamという、社内の情報共有を支援するWebサービスをやっています。

今回、ベンチャー支援軍という枠組みで呼んでいただいてるんですけれども。おそらく、今ここの会場に来ていらっしゃるみなさんの会社で、エンジニアがいない会社はほぼないのかなと思っていまして。

そういったエンジニアのみなさんの活動を支えているサービスがQiitaだったりQiita:Teamだと考えています。

そんな感じで、事業会社でありつつベンチャー全般を支援する会社として呼んでいただいているので、今日はそのへんを幅広くお話ししていければと思っています。よろしくお願いします。

(会場拍手)

中村:ありがとうございます。では次、田中さんよろしくお願いします。

田中志氏(以下、田中):こんにちは。田中志といいます。

のぞみという下の名前を見ると女性だと思われる方が多いんですが、実物は男です、なんかごめんなさい。

現在は「TBWA \ HAKUHODO \ QUANTUM」(4/1よりQUANTUM inc.として独立)というチームに所属していて、スタートアップをダイレクトに支援するということに加えて、コーポレートアクセラレーター、つまり「大企業とスタートアップをかけあわせて、新規事業を生み出していく」ことの支援もしています。

私としては、そういったプロジェクトの運営プラスその中でStrategistとして戦略や事業構築の面で支援を行っています。具体的には、NTT西日本さんと一緒に「Startup Factory」というプログラムを運営しています。

そこではビジネスコンテストからアクセラレーターまで一気通貫したプログラム運営と、そこに参加するスタートアップのメンタリングを担当しております。よろしくお願いします。

(会場拍手)

中村:ありがとうございます。最後に、Net jinzai bankの中村といいます。 Net jinzai bankは、ベンチャー支援という意味でいうと、今「人」に特化しています。すごくシンプルに言うと、イケてるベンチャーの方々に優秀な人たちをご紹介するというようなビジネスをしています。

グローバルで言うとSequoia CapitalとかAndreessen Horowitzのようなベンチャー支援チームを目指しています。お金の支援だけでなく、人の支援を持ってベンチャー勝たせる機能ですね。

今メンバーが16人の体制で、人という面からベンチャーを支援しているチームです。前職はわりと大きい会社にいまして、そこで事業責任者をやっていました。

実はソフトバンク時代に「サンカク」を使っていて、サンカクさんにインタビューをしていただいたことがありました。当時は、一応大きいところで働いていたので、「中村」という名前出せなかったんですね。「サンカク 山本」って調べると、僕の記事が一番上にきます。ぜひ見てみてください(笑)。

田中:写真はこのままなんですか?

中村:写真は載ってないですね。顔が出てしまうとまずかったので(笑)。今日はそんな感じの4人でお届けしたいと思います。よろしくお願いします。

ベンチャーの魅力は「変化」

中村:今日は、「ベンチャー支援連合軍」の4人ということなので、いろんなベンチャーを見てきているだろうということで。4つのテーマでそれぞれの課題をお話しいただこうと思っています。

まずは、「ベンチャーの魅力ってどんなところなんだろう?」というところです。福島さん、いかがですか?

福島:今日のディスカッションテーマが4つ(ベンチャーの「魅力」、「困難」、「人」、「成長」)あって、まずはベンチャーの魅力というところなんですけれども。ある意味、これが一番すべての課題を内包しているパーツかなと思ってます。

「困難」「人」「成長」というのがこのあとディスカッションするテーマだと考えると、ここに載っていないという意味で言葉をあげると、「変化」かなと思っています。

たぶんこういうイベントでみなさんが喋るときは、「裁量が多いです、スピードが早いです、だからベンチャーは魅力的です」というところが主になると思うんですけど。「それってなんですか?」というと、「変化」ということになるんじゃないかと。

いい変化というのは、よく話に出てくるような、自分の裁量が増えて、スピードが上がってというところだと思うんですけど。そうすると、一方で実は動かしている規模が小さくなったり、判断でミスったりということが起こると思うんですね。

それで、ベンチャーの魅力は何かというと、それができることが許されてる環境で、変化を味わることができると。別にあんまり怒られないという。そこが一番、僕自身が感じている魅力ですね。

例えば、僕ら毎日5社とか10社とか、いろんなベンチャーさんとお話しするんですけど。実は、グロービス・キャピタル・パートナーズというVC自体もベンチャーみたいなもので、10人ぐらいしかいません。

けっこういろんな失敗をしてるんですが、そこからの学びが早い、変化が早いという意味では、やっぱり大きい会社からベンチャーに入って、僕自身が「よかったかな」と思っています。なので、「変化」というのがベンチャーの魅力の1つだと思います。

スーツと上司からの解放感

中村:田中さん、どうでしょうか。

田中:私もチームとしては、今15〜16人ぐらいのチームで働いてて、半分ベンチャーみたいな職場なんですが、前職のコンサルティングファーム時代と比べてすごくいいなと思ったのが、「仕事をしっかりしていれば必ずしもオフィスにいなくていい」というのがやっぱりいいなと。

中村:それはあるかもしれない(笑)。

田中:大企業だと椅子とデスクがあって、デスクがフリーでも、同じフロアで働かなきゃいけない。そこに、長い時は20時間ぐらいいなきゃいけない。そういう環境に身をおくと、個人的には自分の中身がどんどん枯渇していく感じがあって……。

ベンチャーならカフェとか、もしかしたら美術館とか、どこでも働けると思っていて、そういう意味で、自分で働く場所を選べるというのは、個人的にすごくいいなと思って。プロジェクトの関係上、出張に行くことが多いんですが、気分を変えて働くことができている気もします。

福島:どこでも働けるのもいいんですけど、それと似た話で服装はあるかもしれないですね。

田中:それはありますね。

福島:逆に「困難」を語りたいんですけど。スーツしか着たことなかったので。今日ここにいらっしゃってる方々もふだんはスーツという方が多いと思うんですけど。(ベンチャーに)移るときには、そこがけっこう大変な話で……(笑)。

中村:僕も前職から移ってきたときに、着るものがない。まずユニクロに行ったというのが一番最初でして、本当にそれは困難。

田中:奇遇ですね。私も全身ユニクロで本日この場に参上しています。

中村:ユニクロ、ユニクロ、靴下もユニクロです。

田中:この話で大丈夫なんですか?(笑)。

ベンチャー支援の立場から見た「人」の魅力

中村:大丈夫です(笑)。小西さんは?

小西:そうですね。魅力という点ですと、福島さんがおっしゃっていた「変化」というところで。「自分で全部決めていい」という裁量の大きさというか、その変化を自分で起こせるのが一番の魅力なのかなと思っています。

たとえば、いま弊社では全社的にリモートワークOKなんですけども、これもある社員の行動がきっかけでした。今の環境に飽きた場合には自発的に「会社に来なくていい」というルールを自分で作ることができるんですね。ほかにも、「もっとこういうおもしろい人がほしい」と思ったら、そういう人を自分で見つけてきて採用してしまえばいい。

そういったアクションを自由にとることができて、当然その裏では責任もあるんですけど、関係者が少ないからこそ素早く動けるというのが一番の魅力なのかなと思ってます。

中村:ありがとうございます。僕は、「魅力ってなんだろう?」と思ったときに、最終的にやっぱり「人」になるかと思います。

とくに、今スタートアップマーケットで、インターネット関連が大きくなっているなかで、インターネット産業の平均年収は520万です。勤続年数が4.2年、平均年齢が33歳くらいです。そして退職金がないという。データ上で見たら、「こんなにひどいマーケットってあったっけ?」というのがインターネット業界のリアル。

でも、そこに飛び込んでくる人、そこで頑張ってる人はどういう人が多いかというと、僕がすごい魅力に感じているのが、やっぱり全員がビジョンに向かって忠実に動いていることですね。

やっぱり大企業の中にも、ある程度「あの部署の、あの人すごい」とか、「あの人の下で働きたい」とかあると思うんですけど。ベンチャーの場合、本当に全員がそういうタイプ。あの人もあの人も隣の人もあの人も……みたいな。

そういう人たちと毎日朝から晩までビジョンに向かってるときは、本当に幸せだなと思うんですね。ベンチャーはそこが魅力かなと感じてますね。

田中:前職を含めて、現在も大企業と一緒にお仕事もさせていただいています。その中で、勿論全員というわけではないんですが、「これをやったら社内で評価されるな」とか、お客さんというよりも組織の内部にばかり目が向いているなぁ、と感じることもあります。

翻ってベンチャーの方々は、ピュアに「ビジョンを達成したい」「こんな世界を作りたい」という心意気を持った方も多いなぁと。ちょっと心が洗われるというようなことが、外から見えるベンチャーの魅力だったりしますね。大企業の中にいるビジョンを持った人と、こういうベンチャーがかけ合わさると、大きな社会的なインパクトが生まれると考えています。

中村:ありがとうございます。

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