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基調講演〜レジで、変える、お店の未来(全2記事)

2015.12.10

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Airレジはお店の未来をどう変えた? リリース2年目の成果とAirウェイトの受付管理アプリへの進化

提供:リクルートライフスタイル

2015年11月19日に、「Airレジカンファレンス2015」が開催されました。基調講演の「レジで、変える、お店の未来」に登壇したリクルートライフスタイル・大宮英紀氏は、リリースから2周年を迎えた「Airレジ」を開発したきっかけを振り返り、アカウント数21万・利用継続意向99%に達した同サービスの成果を語ります。その他、顧客体験を向上させるアプリ「Airウェイト」と予約管理サービス「Airリザーブ」、2015年5月にリリースした新サービス「Airマーケット」を加えた、4つのAirサービスによる今後の展開を紹介しました。

お店の煩わしさを解決する「Airレジ」の開発

大宮英紀氏(以下、大宮):本日は、ご来場いただきまして、誠にありがとうございます。リクルートライフスタイル執行役員・大宮と申します。これから、「レジで、変える、お店の未来」について、Airレジを中心にお話させていただきます。お付き合いどうぞよろしくお願いいたします。

Airレジは、本日で2周年を迎えることができました。何気ない会話から一通のメールを経て、数人の仲間が集まり、Airレジの開発をスタートしました。そして、2年前のこの日にAirレジが誕生し、1年前、アカウント数は10万を超えました。

そして、本日時点でアカウント数は21万を超え、本当に多くの方々の店舗経営を支えるまでに成長しました。なぜ私たちはAirレジを開発したのか? それは、「お店を取り巻くさまざまな煩わしさを解決したい」、その一点に尽きます。

例えばお店を閉めた後、後片付けをして、その後レジ締めを数十分。そうこうしてる間に終電を逃してしまう。こんな日が何日も続きます。毎日忙しくて、休むこともできない。自分の時間、ましてや家族との時間を取ることができない。こんな現実があります。

最近はスタッフの賃金を上げたとしても、採用することが難しくなってきています。また、仮に採用したとしても、すぐに辞めていってしまう。それによって、深刻な人手不足に悩まされています。

オーナーは、お店の状況を見たいときに見たい形で見ることができないため、店舗経営をする上で適切なタイミングで、適切な手を打つことができません。

そして、POSレジのような機器の購入には高額な費用と維持費がかかります。例えば消費税変更の際には、お店の売り上げが1円も上がらないにもかかわらず、多くの労力と高額な費用がかかってしまいました。

「Airレジで、お店を取り巻くこれらの煩わしさを解決したい」、そう思っています。そして、自分らしいお店作りを支援していきたい、そう考えています。そういう思いで、2年前、私たちはPOSレジを再開発すると決めました。

従来型のPOSレジとAirレジの違い

こちらをご覧ください。縦軸はスマートさ、横軸は簡単さになります。POSレジには3つのカテゴリーがあります。

まず1つ目、レジスターと言われる、価格は数千円から数万円のもの。使い方は簡単な一方、単純な機能しかありません。

そして2つ目、ネットレジスターと言われる、レジスターをインターネットでつなげたもの。価格は数万から20万円程度。ネットにつながっている分、ちょっと便利になります。

そして3つ目は、POSシステム用と言われる、高機能で便利な一方、使い方は複雑なものになっています。加えて価格は100万を超えるものもあるなど、高額になっています。

ご覧いただいてますように、高機能になり便利になればなるほど使い方は複雑になる、そして価格も高額になっていく。私たちは簡単でスマートで、そして誰にでも手が届きやすい、そういったPOSレジを開発したい、そういう思いで0円で簡単に使えるPOSレジアプリ、Airレジをリリースしました。

Airレジには注文入力を書いて、売上の管理、予約の管理、顧客の管理、そして在庫の管理と外部サービスの連携と、お店の業務に必要なさまざまな機能が備わっています。お店の規模感やスタイルに合わせて、必要な機能からお使いいただくことが可能です。

Airレジは簡単に使えて、いつでも、どこからでも利用できる。そして、導入すればバックヤード業務が簡潔になります。そして他サービスの連携で、より便利に使えるようにもなります。

帰れない、休めない、人手が不足、状況がわからない。これらの煩わしさは、Airレジを導入することによって、バックヤード業務が簡潔になり、早く帰れるようになる。いつでもどこでも利用できることによって、休みやすくなる。そして、労働環境が良くなることによって、人を採用しやすくなったり、長期間労働しやすくなる。そして、お店の状況がリアルタイムに簡単にわかることによって、経営しやすくなります。

Airレジは全ての機能が0円です。必要なのは、インターネット環境とスマートデバイスだけ。もう、高い費用を払ってPOSレジを導入する必要はありません。政治や法改正には、自動で対応します。また、常に最新版の仕組みをご利用いただくこともできます。

Airレジを導入すれば、小さい投資で多くのことができるようになります。バックヤード業務を減らし、時間とお金を生み出し、お店の本業である接客とサービス提供に費やすことが可能になります。

もちろん私たちは、機能やサポートがまだまだ不足しているところ、そして至らないところがたくさんあることを知っています。しかし一方で、喜んでお使いいただいてる方が多くいることを知っています。

利用している方々の利用継続意向は99パーセント。これからも自分らしいお店作りをお手伝いするパートナーとして選ばれ、そして長年に渡りご支援できるサービスを作り続けていきます。

「Airウェイト」と「Airリザーブ」による顧客体験の向上と業務改善

さて、会計以外の業務で、店舗運営を支援する新たなサービスを昨年リリースしています。それは、待ちに関するうんざりや煩わしさを解消する、そんなサービスです。Airウェイトは、そんな「待つ」というストレスを解消する、顧客体験を向上させる順番待ち管理アプリです。

そしてもう1つ、同じタイミングで新たなサービスをリリースしてます。それは、予約管理に関する手間を解消するサービスになります。Airリザーブは電話予約、直接ご来店、ネット予約の管理業務、簡単にそしてシンプルに管理できる予約管理サービスです。

全国のビックカメラのApple製品修理カウンターでは、このAirリザーブとAirウェイトを導入して、顧客体験の向上と業務改善のお手伝いをしています。

想像してみてください、自分のiPhoneが壊れてしまったら、本当に毎日が不便になる。そんなときは、すぐにでもお店に行って直して欲しい。だけど、毎日仕事があって、いつ行けばいいかわらない、行ったとしてもどのぐらい待たされるかわからない、そんな経験があると思います。

AirウェイトとAirリザーブを導入すれば、待つ必要がないように、事前にお店と時間を指定して予約することが可能になります。そして今すぐ行きたい場合は、お店の混雑状況をいつでも、どこからでも確認することができるようになります。

お店のほうでは、AirリザーブとAirウェイトを導入すれば、お客さまのご案内がスムーズになります。そして同時にデータも取得できるので、データ分析をすることによって、後々業務改善に役立てることができるのです。

2015年5月に新サービス「Airマーケット」をリリース

お店を取り巻く環境には、集客、人材雇用、採用、在庫管理、まだまだ多くの煩わしさが残っています。

幅広く店舗支援をご支援するため、今年5月に新たな新サービス、Airマーケットをリリースしました。

お店のみなさんは、ご覧の通り豊富な説明、例えば使い勝手だとか導入の仕方、そして活用事例などを見ながら、ご自身のお店の課題に合ったサービスを簡単に探すことができます。そして、そこから簡単に申し込みをすることができるようになるんです。

Airマーケットは集客、クレカ決済、会計、勤怠、シフト管理などお店の業務に役立つ厳選されたサービスのみを掲載しています。

現在、ご覧いただいてるサービスと連携しています。この1年で10を超えるサービスと連携をしました。そして本日、ジョブカン、メリービズ、クラウド給与計算ソフト freee、マイナンバー管理 freeeなど、新たに5つのサービスと連携をスタートいたします。

この2年で4つのサービスを生み出してきました。一つひとつのサービスを改善することはもちろん、新たなAirサービスを生み出し、積極的に展開して参ります。

そのチャレンジは日本だけではありません。海外向けのチャレンジの第一歩として今年1月、海外向けAirレジアプリをリリースしました。現在、US、中国、シンガポール、タイ、マレーシアなどでご利用いただいてます。

導入事例から見る、Airウェイトの今後

今まで、この2年間の実績についてお話させていただきました。続いては、これから私たちの新たな取り組みについて、お話をさせていただきます。

ここで話者は交代させていただきます。Airウェイトサービス責任者の渡瀬より、Airウェイトの今後について、お話をさせていただきます。

渡瀬丈弘氏(以下、渡瀬):リクルートライフスタイル・Airウェイトプロデューサーの渡瀬と申します。順番待ち管理アプリAirウェイトについて、私よりお話をいたします。先ほどの話でも簡単にふれましたが、Airウェイトは順番管理を行うアプリです。ちょうど1年前のこの場、Airレジカンファレンスにてリリースを発表しました。

みなさまもご経験があるのではないでしょうか。寒い中行列で待つことや、混雑した店内で長時間待つこと。お店にとっては列の整理をしたり、クレームの対応をしたり、本来の業務ではない周辺業務に追われます。Airウェイトは、ビジネスを行う上で、混雑や行列に関する煩わしさ、周辺業務の負荷を解決します。

利用はとても簡単です。お店の入口付近にiPadとプリンターを置いていただきます。お客さまは来店したときに受付登録をして、番号券を発券します。あとはその場でお待ちいただくことはなく、ご自由に過ごせます。状況はWebで確認したり、呼び出しは電話やメールで受け取ることができます。

2014年11月にリリースをしたAirウェイトは、この1年間でさまざまな業種で、日本全国で広く使われるようになりました。

施設の中の全てのレストランで使われたり、日本全国に展開するお店で、業務オペレーションの改善をお手伝いしました。

また、長崎県ハウステンボスのような人が多いテーマパークでもご利用いただき、混雑解消のお手伝いをしています。

また、ロボットと連携した受付も実現しました。

文化財、道後温泉では、多くのお客さまが観光を楽しめるような状況を作りました。

また、世界遺産でも利用され、行列の緩和や待ち時間の解放を実現しました。

さまざまな場所で使われるようになったAirウェイトが、この1年間で解放した待ち時間は100年分にものぼります。

また、単純な待ち時間の解放だけには留まりません。タビナカ支援として、待っている際の回遊クーポンを配布して、人々の観光体験をより豊かなものにしました。この取り組みは、従来のクーポンに比べて10倍の成果を上げています。

これは、年間数千万円の地域経済効果を創出することを立証しました。人気観光地を中心とした、地域の活性化やおもてなしの貢献を実現しました。このように、Airウェイトは混雑における周辺業務の負荷を解決できました。

企業の課題を解決するAirウェイトの新機能

さらに、この1年間で作り上げた機能は、混雑だけに留まりません。Airウェイトは受付における課題を解決します。Airウェイトは待ちの不満を解決する受付アプリとして進化したことを、本日お伝えできればと思っています。

Airウェイトは、順番管理から、受付管理というふうに進化し、受付専用モード、外部ディスプレイ、分析機能、多言語受付、窓口呼出し、担当者設定など、受付に関わるさまざまな機能を備えています。

今後も成長スピードは緩めることなく、受付に関わるあらゆる負荷を解決していきたいと考えています。業種は幅広く対応します。

現在ご覧の通り、Airウェイトの導入クライアントは大手企業さまを中心に、受付の課題を解決することを支持されています。今後、受付管理として進化するAirウェイトについて、ぜひご期待ください。

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