2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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佐村河内守(以下、佐):まずご迷惑をおかけした皆様に、ひとつひとつ名前を読み上げながら、謝罪をしたいと思います。CDを買ってくださった皆様、音楽を聞いてくださった方々、演奏会に来てくださった皆様、本当に私の嘘によることで、非常にご迷惑をおかけしたことを謝罪いたします。本当に申し訳ございませんでした。
次に、本を出版してくださった講談社の方、および幻冬舎の方々、CDを発売してくださった日本コロムビアの皆様、全国ツアーを開催してくださったサモンプロモーションの皆様、楽譜のレンタルをしてくださった○○○コピー様、本当に申し訳ありませんでした。NHKを始めとした民放各局のテレビ局の皆様、新聞雑誌等の皆様、このたびは本当に申し訳ございませんでした。
髙橋大輔選手にも、深くお詫び申し上げます。また、被災地の皆様、NHKスペシャルでのご家族の皆様、本当に申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます。一旦着席させていただきますが、もう少しだけお話させてください。聴力の検査の結果、ほかにつきまして、お話させていただきます。失礼します。
(着席)
障害者手帳につきまして、検査の結果、返納いたしました。私はこれまで障害者年金は一度も受け取っておりません。近いうちに横浜市からも公表される予定です。私が謝罪文で、3年前くらいから言葉が聞き取れるときもあるまで回復しましたと書いたため、結果的に健常者と同じように聞こえていると多くの方が理解しており、手話通訳者も必要ないのに依頼しているという誤解に繋がりました。「聞き取れるときもある」という状態は非常に説明しにくいのですが、音声はひずんでしまうので、会話は聞き取れないことがほとんどなので、手話通訳も必要としていることに嘘偽りはありません。
世間では、耳が悪いことを示すために手話通訳を派遣させているとか、手話通訳はグルであるとか、儲けを山分けしているとか、悪い噂が流れております。ですが、この噂は完全に間違っています。聴力が回復していることやゴーストライターがいることは誰にも話していませんでした。
ですので、手話通訳も知っていながら通訳していたという人は誰もいません。これまで全国各地で手話通訳をしてくださった方々にも、無関係なのに疑われてしまったすべての関係者にも、改めて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。
今回の記者会見でも、質疑応答のときに手話通訳が必要になりますので、今まで同様に依頼いたしました。今お伝えしたことをご理解くださいますよう宜しくお願い致します。なお、手話通訳に関しての質問に関しては一切お控え下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。
改めてお詫び申し上げます。このたびはたくさんの方々に多大なご迷惑をおかけしました。そのことを心より深くお詫び申し上げます。今の私には信用が全くないと思います。しかし本日の会見では、天地神明に誓って嘘偽りなく真実をお話いたします。なお私のテレビ出演につきましては、本日をもって最後といたしますので、何卒宜しくお願い致します。
2002年の手帳の交付について、この2月12日の午後14時から横浜市役所内での会見で発表されたことですが、当時の会見に疑わしいことはなく、適切な診断書であったことを横浜市が発表しております。
後はお話ししたいことを一応箇条書きに書いたんですが、ひとつひとつやると長くなってしまいますので、ちょっと質問もあると思いますが……。でも一応、お話します。どうしても伝えておかなければならないことを話します。
私はまるで映画の「コスモス」のときから、まったく音楽をやっていなかったにも関わらず新垣さんに初めて音楽というものを依頼してやらせた、というような報道になっていますが、私はそれ以前にもプロとして音楽をきちっとやっておりました。何年前か覚えておりませんが、NHKのハイビジョンができた当初なんですが、「さんがどうけい」という番組で音楽を担当しております。それを受けての「コスモス」の依頼でした。そのときは打ち込みの音楽というもので曲を完成しております。
次になぜ交響曲を身銭を払ってまで作らなければならなかったかという疑問が多いかと思いますけれども、これはあの、非常に語弊があって申し上げにくいんですが、私は子供のころから音楽が大好きで、クラシック音楽も特に好んで聞いておりました。そのなかで、日本で言えば70年間に渡る現代音楽というものに対して、私自身は肯定的ではありませんで、昔の「調整音楽」というものの復権が、いちファンとして、そういう尖兵が現れて時代が変わればいいなあというような希望を持っておりましたけれども、それを、やり方は間違っておりましたが、新垣さんというゴーストライターを使って。当然この70年間続いたアカデミズムの伝統ですから、絶対に生きているうちにはこの長大な音楽、交響曲は演奏されないと思っておりました。
でもそのことと、それを世に残しておく。いつか尖兵が現れて、時代が変わったときに「今の時代に見合うような音楽がここにもある」と誰かが拾ってくれればそれでいい、というようなことで、何百万もかけて新垣氏にお金を支払って、私が事細かに全体の設計図、内部の事細かな構成図、設計図ですね。作って、新垣氏に音符を書いて(もらい)完成させたのが、交響曲第1番です。
次に、新垣氏と私と音楽の関わりですけれども、これは2人だけの秘密で行われてきた、18年間のものです。私が詳細な設計図を書き、それを新垣氏が音にしていくというものでした。私が疑問に思うのは、なぜあれほど新垣さんは師匠である三善晃先生にバレることを恐れていたにも関わらず、なぜこのタイミングで暴露するに至ったかという、私が言える立場ではありませんが、私個人にとっては、それはとても大きな疑問、疑念でした。
たとえば否定したいひとつのことではありますが、ギャラについてもですね、「もうこんなことは止めにしましょう」と新垣さんは何度も言ったとある雑誌に書いていました。彼はただの一度も、私に「もうこんなことは何度も止めましょう」なんて言ったことはありません。
彼が私に言ったのは、つい最近、新潮45の野口様という方が私に対する批判の記事を書かれたときに、何かがバレるのを恐れたのだか、私の家に来て、もうこんなことは止めましょうと。そのときはハッキリ言われた。18年間のなかのただの一度、そのことを言っただけです。それがつい最近のことです。
それから、新垣さんの心のなかで、「もうこういうことはやめよう」と心のなかで今まで18年間言い続けてきたと言っていますが、私は今ここで、正直なことを言っています。
とても言いにくいことですけれども、いつも私が新しいコンセプトを思いつき、楽曲をつくろうとするときに、新垣氏は新宿のある喫茶店で「次も曲を作りたいので、いついつ待ち合わせしよう」というようなことがありまして、彼は何の問題もなくそこに訪れ、私が曲の内容、意味合い、構成など説明してギャラを提示するんですね。このくらいで、と。すると必ず彼は最初は間違いなく首を横に振ります。次に私が値をつり上げると、おそらく渋い顔して「うーん」とやります。その後にもう少し値段をつり上げると、彼は笑顔で「いいですよ」と。
これがこの18年の真実です。本当に心からこんなことはもう辞めたいと思った人の発言でしょうか? 私は雑誌を見て目を疑いました。
最後に、報道では聴覚障害者や病気を持っている方々を、まるで自分のブランド作りのために利用したというように報じられておりますが、それは真実ではありません。ゴーストライターを使うなどというやり方は本当に間違っていたと思いますし、ですが、闇に沈む方たち。その人たちに光を当てたいという気持ちは、自分で障害を持ってから現在に至るまで、天地神明に誓って本物です。
以上が、本当はここに文春さんの記事が4本ほどあって、そこに、これはまだ1ページですけれども(雑誌のコピーを見せる)、蛍光の線で事実無根であることを言ったものです。ここに線を引っ張っているところは真実ではありません。
ちょっとこれを見ながら、ひとつひとつ「これは間違っています」と言うと時間がなくなってしまいますので、素直にお怒りとかお叱りとか質問がございましたら、質疑応答で受けさせてもらいたいと思いますので、宜しくお願い致します。
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