2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会者:はい、では次の方どうぞ。一番前の方どうぞ。
質問者4:フリーランスの○○と申します。よろしくお願いいたします。さきほどの日刊ゲンダイの記者の方とほぼ似たような質問なんですが、この人質事件を巡って今、政権批判は慎むべきという、本末転倒した自粛ムードが共産党にまで蔓延しています。これを、国会論議を通じてどう打破していくのか教えてください。
それと最後にあと一つ。今永田町には保守層まで巻き込んだ市民政党、庶民型の政党が全くありません。これはどうやってこれから作っていくのかというのを。
小沢:特定の政党の名前を上げて論評することは避けますけれども、今さっき言ったように、人命救助が大事だから、とにかくそれでもってあと物を言う、言わないというようなことが非常におかしいと思いますね。
安倍さんが大きな一線を越えた形で集団的自衛権の事実上の実行、それを行ったと、踏み出したということは、それで結構だと言う政党は別ですけれども、それは日本の方向としてよろしくないということであれば、人質の生命云々とそれとは別、異次元の問題ですから、徹底してこういうときにこそ論争すべきだと私は思いますね。
何かすぐそういった情緒論的な話でもって口を閉ざしてしまうというのは、政党として、政治家として私は無責任でおかしいと思いますね。私はそう思っております。それから、一般国民の皆さんと対話を出来る、あるいはいろんな意見交換の出来る、そして俗にいう、いわゆる保守という意味だろうと思いますけれども、そういう政党がなかなか見当たらないということだと思いますが。
まさに今回、山本太郎さんと私どもが連合体を組んで政党を作るということになりましたのは、そういう意味で我々の持っているものと、太郎さんの持っているものと両方で相まって、今言ったように、国会の場合いろんな旧来の政治の手法だけではなくて、直接国民に働きかけたり対話したりということも太郎さんの手案を、能力を通じてやっていけるという、大変大きなメリットもあるので、そういう意味で私は、今後にとってとてもいい政党を形付かれたと思っています。
山本:先ほど国会でどのような話をしていくのかという話ですけれども、小沢代表がおっしゃった通りで、そこはどんどん球を投げていくと。本当に人質の人命救出という部分とはまた別な話だと。この安倍政権による外交の失策といいますか。まず、人質の話が浮かんできたというか、向こう側から情報が流れてきたのは去年の夏、湯川さんですよね。そして秋、後藤さんですよね。
その間に一体何をやっていたのかと。それまでにやっていたこと、夏以前までにやってきたことは、例えばイスラエルとの包括的パートナーシップとか、いろんな問題があるわけですよね。今まで手を伸ばしてこなかったところに、どうしてわざわざ手を伸ばしたのかという問題も入ってくると思うんです。それだけじゃなく、その人質問題が表面化してきた。
その問題があるにも関わらず、その決着がつく前にわざわざ中東まで出向いて行ったと。その中東の中ではやはりイスラエルという存在がかなり微妙な立場だと思うんですね。にも関わらず、そのイスラエル国旗のある前で、このテロに関しての発言、これは完全に挑発ですよね。
だからこの船の、日本国という船の船長としてふさわしいのかどうかという部分も合わせて話をしていかないことには、やはり諸外国から見ても、そして今回このISILという人たちから見ても、日本は一体どちらの立場なんだと。
これは日本国民の総意なのかと。この安倍という人が言っていることは日本国民の総意ということでいいのかということであるならば、この先どんどん国益が失われたりとか、この日本国内のテロというものが本当に現実化してくると思います。例えば新幹線であるとか、原発であるとか、ある意味いつでもテロをしてください、と(いうような状態)。テロを防ぎようのないような状況で存在しているものが多数あるわけですから。
こちら側からわざわざ足を踏み入れるわけないですよね。踏み入れる必要はないわけですよね。でもそこをどんどん入っていこうとしているのが、現政権のやり方だと思うので。
すみません、話が長くなりましたけれども、要はこの人質問題。それはすごく大切な問題で救出しなくてはいけない問題はありますけれども、現政権の失策というものに対しては、やはり追求していくという手は緩めないということは一番大切なことだと思っています。
山本:そして、もう一点いただいた市民。私、ブログの中で市民政党、市民との繋がりを深く持っていくということをやっていきたいんだと文章として出したことがあるんですけれども。
要は、ある意味、政局のプロフェッショナルといいますか、小沢一郎さんという方と一緒にやれるということは、僕はやはり現場の声ということをこの数年間、全国を歩いて拾ってきてそして現場に行ってきたと。この二つを融合しながらやはり多くの人たちに理解を広げていかないことには、選挙がある度に戦後最低の投票率というものを更新し続けているわけですよね。
これだけもう政治に期待は出来ない。がっかりだ。もうどうでもいいというところにいってしまうと、誰が得をするのかと。やはり大企業と繋がった政党、大政党がどんどん自分たちの幅を広げていくことになると。
今、市民の手に政治を取り戻すということに、この「生活の党と山本太郎となかまたち」というのが、希望の星になれるように精一杯やっていきたいと思います。
質問者5:朝日新聞社の○○と申します。次世代の党から生活の党と山本太郎となかまたちという会派名について、個人名が入っているということについて問題視する意見が上がってきておりますけれども、これに対してどう対応されるおつもりでしょうか。
山本:どうしてそんなことが問題になるのかなというのが一つ疑問と思いますね。そんなことよりも、もっと問題にすべきことというのはこの国に山ほどあると思うんです。恐らく個人名が入ったというのは、その手があったかということの裏返しなのかなと思うんですけれども。
この動きになるずっとずっと前から、11月18日ですかね。参議院の内閣委員会におきまして、個人名がそのような形になるのはどうなのかということを参議院の内閣委員会で聞きました。すると問題がないと。公職選挙法の第八十六条の二におきまして、それは問題のないことだということの確認がとれています。総務省においても。
だからそのことが問題になるというのは、恐らく何かこれから勢いづきそうだなということに対して不安と思っているのかな? そんなことを問題にするのではなく、本当に手を繋げるところは繋いで、現安倍政権に対しての退陣というのは進めていったほうがいいと思うんですけどね。
ごめんなさい、話のついでにと言ってはなんですけれども、この「生活の党と山本太郎となかまたち」という名前に対して、小沢さんが「いいんじゃないか?」と言ってくださったことに、この方の度量の深さというか、やはり目的は何なのかということがはっきりと見えた方だと。
山本:その前にも、山本太郎は他の党名も一応提案しているんですね。例えば、一郎太郎とかどうですか? とか。本当に普通から考えればあり得ない話ですよね。お前政治をなめてるのか! と言われそうな話なんですけれども。でも、うーんって、その件に関してもちゃんと考えてくださるんです。
でもちょっと待ってくださいね。一郎太郎じゃゴロが悪いから、太郎と一郎、いやでも先輩の名前が後にくるなんてどうなんですかねってことにもちゃんとお付き合いしてくださって。本当にその名前がふさわしいのであればそれでも構わないと。
でもいろいろこういう選挙法上のこととかを考え見ていくと、一番直近の選挙で、これから先に選挙を迎えるのが恐らく衆議院になりますよね。僕の改選が次の参議院ではなくその次の参議院になるので、現在の枠組みの中で考えたのならば、一郎という小沢さんの名前が入っているというのは、そこにはふさわしくないだろうということで。
じゃあ、この提案はどうですかということに対して、小沢一郎さんはそれを他のメンバーにも聞いてみるというふうに話をしてくださったんですよね。だから僕はびっくりしたんですよ、こんな柔軟な人が政界にいたんだなということを。
山本:それ以外にもやはり民主党から離れる理由になったことは何なのかということを考えてみれば、消費税ですよね。25年間続いた消費税。これによって日本国がどうなったか。日本に生きる人々がどうなったかということをはっきりと分っていらっしゃって、それには反対だということをはっきりと離党という形で示した。
やっぱりその義といいますか。この国に生きる人々に対して、正義を貫いたという部分でも一致できますし、それだけではなく、山本太郎が参議院のときに一番大切に、今もそうですけれども知っています? 被爆の問題。
原子力発電所の事故による被爆の問題に関して、脱被曝という部分に関して、被爆防護という観点の政策が入っているというのは生活の党なんですよね。
高線量(地域)にお住いの方々に対して避難の権利を与えるべきだという内容のものがあると。当然ですよね。どうして原発のことは語られて被爆のことは語れないのかというのが本当に自分の中で、政治に対しての不信感というものを持っていたんですけれども。
生活の党に関しては、その部分に関して僕と近いものがあるんじゃないかなと。やはり人々の命を守るという部分に関して。この党の枠組みになったことによって、山本太郎が今まで発言していた委員会では必ず被爆の問題というものを取り上げていたんですけれども、そこでちょっと足がすくんでしまうんじゃないかということもあるかもしれないですけれども、しっかりとこの脱被曝、被爆問題に関しても突き詰めていきたいと思っています。
司会者:はい、大変恐縮なんですが、そろそろ最後の質問にさせていただきたいのですが、一番後ろの方、短めにお願いいたします。
質問者6:すみません。○○です。今お話に出てしまったんですが、山本議員が当選されたときに後押しをした一番の塊というのが、脱原発というより脱被曝だったと思うんです。その脱被曝というものが、ある政党や組織と繋がることによって緩んでしまうんじゃないかと心配がなくはないのですが。
お答えをいただいてしまったのですが、小沢代表のほうからもその点に関して、脱被曝というものが突き詰められるのかどうかというのをお聞きしたいです。よろしくお願いします。
小沢:我々は旧来の政党の中では唯一明確に脱原発、脱被曝という考え方を表明しておる政党であります。ですから、そういう意味において、山本さんの主張となんら変わらないというふうに思っておりますので、その心配は無用だと思います。
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