2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
社会人学習領域(全1記事)
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本日はお集まりいただきましてありがとうございます。「ケイコとマナブ」編集長の根岸と申します。
私からは2015年の社会人学習領域のトレンド・キーワードを発表させていただく前に、まずはケイコとマナブのご紹介をさせていただきます。
ケイコとマナブは来年で25周年を迎えるメディアになるんですけど、社会人向けの資格 スキルアップや趣味のお稽古の情報を提供しております。
そんな私たちが注目しているキーワードは「ママ喜業」。ママがママに向けてサービスを行う小規模な開業が今、とても増えているんです。
具体的に申し上げますと、子育て中のママというのは日々、色々な気付き、そしてストレスを感じています。
それを自分自身で解消するために学ぶ人が増えているんです。そして、学ぶことでそれをスキル化し、後輩のママのためにサービスとして提供している。小規模な開業というものが今、増えています。
そういう具体的な非常に実体験に則ったサービスであるからこそ、提供されるママも非常に喜び、そして提供する方のママ、喜業側のママもそういった自分の力が役立てるということに喜びを感じている。
ということで、双方のママが喜ぶような「ママ喜業」というものがますます流行ってくるのではないかと考えております。
その背景には、このようなママの関係性の広がりというのがあると考えています。今までは直接的な関係性で、無償の助け合いといった中でサービスが提供されておりました。
ただ、今ですね、主婦の方の8割もがスマホを持っている。そんな中に行きますと日常的にSNSを活用して情報が提供される。それによって瞬く間にネットワークの中で色々なサービスが広がっていきます。
対価が少量ですが発生することによって、より頼みやすい、サービスとして利用しやすい状況が、この「ママ喜業」を拡大させていると私たちは考えます。では、どんなサービス内容が行われているのでしょうか。
こちらのグラフを見ていただきますと、実際に「ママ喜業」されている方がなさっているお仕事は7割以上の方が独身時代もしくは出産前になさっていたお仕事とはまったく違う仕事をしています。
そして、そのお仕事の気付きになっているのが子育て経験、ママ経験こういった経験を非常に気づきとして新しい仕事をはじめていることがわかっていただけるのではないかと思います。
そしてそんなサービスを提供する先の7割以上がママ。まさにママがママのためのサービスを提供して「ママ to ママ」のビジネスがうまれているという状況です。
こちらを見ていただきますと、そんなママの集客手段を調査したものなのですが、今非常に集客手段についてお金をかけずにもできるようになってきています。
こういったところでも、ママが気軽に開業ができる、そんな土壌が整っており、さらにFacebookの活用というもの非常になされており、ママ間で情報を提供するのに同じママ目線で選ばれているものだから、ということで情報の信頼性が上がるということも「ママ喜業」の追い風になっていると考えられます。
そしてご注目いただきたいのが、こちらそんな「ママ喜業」をされている方の7割が実際に学んでそのお仕事に就かれているということです。皆さん非常に子育てを一生懸命やりながら、しかも同時に自分磨きをする。
そしてそれが次のお仕事へつながっていく。非常にたくましい女性の姿がここに見えてくるように思えます。
その傾向はケイコとマナブの雑誌における主婦比率というところからも見て取れます。5年前までは10%程度だった主婦比率が、今はその1.7倍に伸びております。
そして、主婦の方が何を学びたいかといったものも、非常に変化しておりまして去年まではビジネス資格、医療といった定番の主婦に人気のものがポイントを下げており、何が上がっているかといいますと、ビューティーとか心理、クラフトという「ママ喜業」につながるような習い事というものの人気が非常に上がってきています。
事例をご紹介させていただきます。アニバーサリープランナーというお仕事をされているという方。ブライダルプランナーというのは皆さんもお聞きになったことがあると思うのですが、アニバーサリープランナーというのは子どものお誕生日会を総合プロデュースするお仕事です。
ご自身が海外のパーティーなどをみて、非常に感化され、「子どものパーティーをよりかわいく、印象に残るものにしてあげよう」そういった思いからこのお仕事を新しくつくられて、今、ママがいる非常に人気が高いお仕事になっています。
もう一方。お子さんと自分との関係性の中で朝、出かける際に子どもが忘れ物をしたとかバタバタすることが非常に多くて、ご自身が非常にストレスだったという方。
そんなことを手帳を使って、なにか子どもとのコミュニケーションを変えることでできないだろうか、ということで自身が手帳術というものを学ばれて、今はお子さんに手帳で自分の時間管理、持ち物管理というものをすることを後輩のママに教えているというお仕事をなさっています。
お二方の事例をみてもわかりますように、非常に実体験に則したサービスを女性が今はじめているという兆しがあります。
社会人学習領域からはトレンド・キーワードとして「ママ喜業」。今、非常に女性の活用というものが注目を浴びていると思うんですけど、ママに向けてママが小規模な開業をするということで新しい動きだと思います。
2015年、「ママ喜業」にご注目いただければと思います。ご清聴ありがとうございました。
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