2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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福島良典氏(以下、福島):いろいろ論点が出てきてるかと思いますが、2つ大きなものがあるんじゃないかと思っていて。1つはスマートフォンになって、そもそもトラフィックの質が変わりましたよという話なのかなと思ってます。
そして、もう1つは先ほどの発表でもお話させてもらったようにPCが前向きというか検索を中心に様々なサービスとつながっていて目的がはっきりしていたと。かつ1セッションあたりの時間がすごく長かったと。
一方、スマホでは電車の中とか余った時間で何か面白いことをしたいとか、あまり目的がない状態でそれでも入り口としてはそういう状態になっていると。だからSNSですとか、我々のニュースキュレーションサービスみたいな曖昧なおもしろいモノを集めているところに来るというか、目的がはっきりしていないんだけど、ただ欲求が満たされると。
よくスマホ時代におけるフォームってどんなものなんだろうと言っているんですけども、例えばトイレの中で興味があるサービスを見つけて登録しようとなったときに、フォームで登録してるうちに時間がきちゃってとか、送信したらバリデーションに引っかかって入力が終わらせられないでという中で一旦消してしまったらフォームがまだ埋まってないみたいな、そういった分断みたいなのがすごくあるんじゃないかと思っています。
福島:ちょっと宣伝になってしまうんですが、グノシーのプラットフォームというのはそういった隙間時間とか、スマートフォンを見ている人の曖昧な欲求から最後のコンバージョンまでの間をうまく埋められるようなサービスを考えています。
もう1点は、先ほどもスマートフォンで今まで大きくなってきたサービスって何かPCのサービスの機能を切り出して、それをアプリにしてユーザーをとっているものが多い。
そういうのが非常に多いんですけど、一方でスマートフォンのもうひとつの性質を見ると接触時間が長くて、いろんな興味にフォーカスしないといけないというどこか矛盾したものをカバーしなくてはならないんですね。そこの問題の解決策というのがまだ誰も示せていない。
例えば、スマートフォンですごく伸びたアプリでInstagramとかがあるんですけども。あれというのはもともとFacebookやTwitterでみんな写真をアップしてたんですけど、それをうまく切り出して、うまく加工できるってなった瞬間にすごく広まって、最終的にSNSになったんですけども。
ただ、Instagramだけでスマホの時間を全て埋め尽くせるかというとそうではないですし。そのバラバラになったアプリがどこかで1つにまとまるというか、まとまらせるものが必要になっていて、それが実現できていないというのが大きなポイントになっているなあと。
ユーザーの気持ちから考えた時に分断されてるという部分と、スマートフォンというのは接触時間が長いメディアなのに企業の性質としてどんどんバラバラになっているっていう点が大きく分断しているなぁと。そこに、ポータル化の再定義とか、プラットフォーム化のようなビジネスチャンスがあるんじゃないかと思っています
竹谷祐哉氏(以下、竹谷):ありがとうございます。
竹谷:今回のグノシープラットフォームにご賛同いただけた理由と特に期待してること、この2点についてお伺いしたいと思います。では中島様からお願いします。
中島真氏(以下、中島):賛同及び期待というところで言うと、5,000万人構想という考え方自体が非常にその通りだなと共感を覚える部分が大きいんです。
そういう観点からして期待するところと言えば、今後のリプレイスされるという話ではないんですけども検索エンジン以降のマーケットというのは、世の中全体から見たときにまだまだ小さいなと思っていて、それ以外のところでオンライン上で作られるマーケットのところにすごく期待があります。
そこはグノシーさんが担っていただけるであろうプラットホームというところなので、そこを共にやれればなあというところです。一方でグノシーさんはすごい人気があって、日々やりとりさせてせていただいてる中でスゴク柔軟性もある。実務的な話ですけども、こっちも模索していけるというパートナーシップが組めるという点が非常に魅力的で、今回は一緒にやらせて頂いたというのが経緯になります。
竹谷:ありがとうございます。中島様と1回目にお会いして多分1回目のミーティングで40分ぐらいお話させていただき、その後こういうコンテンツを提供していただけないでしょうかって話をして、10分ぐらいで「とりあえずやってみればいいじゃないですか」と非常にライトな感じで承諾いただいたことが記憶に残っていますね。
竹谷:では土屋様お願いします
土屋益雄氏(以下、土屋):最初にお話をいただいた時に、一般的にやっぱり旅行業界の中で旅行の商品を探す中で目的地を入れたりとか、日程を入れたりとか、検索主体でモノを探していく形が、今回のグノシーさんのプラットフォームではそういったユーザーの層とマッチしないんじゃないかと最初は言われていて。
今回オンラインチャットという形で機能を提供していこうという話が、まず興味を持たせていただいたきっかけです。我々としてもどうしても従来の探し方に対して、はっきり明確に探そうという意思がないと、なかなか目的のものにたどり着けないという課題がありまして、そこに対して何かしらのソリューションを提供したいという思いから今回の考え方に対してマッチしたというところが1番大きな点だと思ってます
竹谷:ありがとうございます。土屋様とも、初回のミーティング20分ぐらいで「とりあえずやってみましょう」というお言葉をいただけて、非常にベンチャースピリットがあるというか、その場ですぐ即決する。とにかく試してみるみたいなリブセンス様とすごく近いなと思っています。
竹谷:では、福島から何かありますか?
福島:そうですね。これからご参画いただける企業様向けに考えていただければというメッセージとして、グノシープラットフォームというもので分かりやすく解決したいもので言うと、例えば自社でアプリを作ってマーケティングコストをかけてやる場合とグノシー上でサービスを展開してやる状況のどちらがいいですかってことを判断基準として考えていただきたいなと。
最初にアプリをインストールさせるコストって非常に高いんですね。しかも、それが全方面でないと数1000万人のユーザーには刺さらないと。なので数は少ないですけども厚い、深いユーザーがいるプラットフォームとの相性は非常にいいんじゃないかと。
お互いがいいもの出し合って何か成長できるんではないかと思っています。サービスやアプリのプロモーションってそもそも悩んでいますといった方々にご参画くいただけると非常にありがたいなと思っています。
竹谷:ありがとうございます。
竹谷:私が入社したのが2013年の10月1日で、弊社はまだ単なるメールマガジンで1日に20か 25かの記事が届くサービスというタイミングで参加させていただいていて。
その頃って人工知能があなたのSNSを分析してニュースをキュレーションしてあなたのもとにお届けします、という形で、周りの人には何を言っているかわからない。
多くのユーザーからすると理解されないような顔つきのプロダクトでした。その頃って結構凄い物新しい感じでカッティングエッジのユーザーの方々からご登録いただいたりとか。
広告をそんなにうたないでも30万人、40万人のユーザーが入ってきたんですが、30万人、40万人のあたりから途端に日々入ってくるユーザーの数がすごく小さくなって、なおかつだんだんニュースをキュレーションするとか、パーソナルニュースとかが多くのマスの人には響かない言葉なんだなっていうのを実感するようになって、それがきっかけで今のユーザーインターフェースへの変更を行いました。
また、ユーザーインターフェースの変更を行っていて、どうしてもニュースキュレーションアプリという見せ方をしていて700万ダウンロードとかおそらく2,000万ダウンロードくらいには―先ほどの2,000万人理論の話ではないんですけれども―いくのかなというイメージが湧くんですけど。
ニュースキュレーションアプリでニュースを読まれる方って比較的真面目だと思うんですよね。ゲームをやられたりだとか。パイが少なかったりするので。
そういったこともあって、より多くの様々なコンテンツをグノシー上に届けていけるようにしたいという思いがあって、今回のグノシープラットフォームを進めるに至ったという背景があります。
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