2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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前原誠司氏(以下、前原):はい、どうも。
記者1:よろしくお願いします。代表、今回の両院議員総会を控えて、真摯に意見を聞きたいとおっしゃっていました。3時間半に及ぶ会合でしたけれども、どのようにみなさんの声をお聞きになりましたか?
前原:大変な総選挙を戦っていただいた参議院のみなさん方に感謝しかありませんし、そしてまた無所属で堂々と勝ち上がってこられた衆議院のみなさん方のご意見も傾聴に値するものでありまして、私にとってはたいへん有意義な実りのある両院議員総会だったと思います。
記者1:冒頭のご挨拶でも方向性を出した上での辞意というのを示されました。今後どのようなかたちで身の処し方というのを決めていかれるお考えでしょうか?
前原:投開票日の夜に記者会見をさせていただいて、私は今でもこの道しかなかったと思っています。結果が出ていませんので、正しかったとは言いません。
ただ、この道しかなかったと思っていますし、この判断をした私自身の決断については、私はこれしかなかったという確信を持っております。
ただ、結果がすべてですので、その際にも申し上げたように、辞任をさせていただくということは申し上げたところでありますが。
前原:今後の方向性と、やはり私が最後に責任を負うのは、やはり地域のみなさん方にもちゃんと声をうかがうということで、全国幹事長会議を設定させていただきました。
その意味におきましては、方向性は、民進党という塊はそのまま残してもらうということを今日両院議員総会で決めてもらいましたし、これで希望、立憲(民主党)、そして民進という、まあ言ってみればブリッジの役割をするなかで、再来年、参議院選挙のプラットフォームがしっかりできるのではないかと思います。
一部、分党とか、あるいは党が割れるんじゃないかという心配がありましたし、全国幹事長会議の前にやはり党は存続させるということを決めたかったので、今日それを決めていただいてよかったと思っています。
記者1:全国幹事長会議でおそらく全国各地のいろんな声が寄せられると思います。その後は、ご自身としては進退というものをどのように考えていますか?
前原:今日両院議員総会で申し上げたのは、全国幹事長会議の話を受けた上で私自身が判断をするということであります。
記者1:各社さん、いかがでしょうか?
記者2:民進党はこれから、衆議院では今回公認を出さなかったわけですけれども、参議院や地方議会ではまだ民進党が存在しているなかで、どういう存在として有権者に立ち位置を表明していくんですか?
前原:民進党の綱領というのは、納税者、消費者、そして勤労者、そして生活者、この立場に立って政治を行うというものが綱領ですし、この考え方というのは希望に行かれた方も、立憲に行かれた方も変わりがない。
そしてまたさらなるポイントで申し上げれば、今の自民党の自己責任型社会ではなくて、みんながみんなで支える社会を作るということにおいては、みんな共通認識を持ってると思います。
そのなかで、再来年の統一地方選挙においては、国政政党は今ちょっと分かれたかたちになっていますけれども、地方組織を存続するなかで、お互いが協力をしながら統一地方選挙の現状維持ならびに勢力を伸ばすことに努力をするということに尽きるのではないかと思います。
記者3:前原さん、2点あるんですが。報道特集のカネヒラですが。
前原:はい。
記者3:「この道しかなかったと思っています」という意味は、先ほど「政治は結果責任だ」とおっしゃっていましたですけれども、なおかつ、今日辞任の意向を示されたということでね。
前原:いや、辞任の意向はもうすでに投開票日に示していますので。
記者3:そうですよね。
前原:はい。
記者3:そうすると、あの希望の党への合流というご自身の判断は今もって間違っていなかったというふうなご認識でよろしいんでしょうか?
前原:先ほどの繰り返しになりますけれども、政治はすべて結果ですので、正しくはなかった。つまり結果が出てないわけですから、正しいとは言えない。
しかしながら、私は歴史に「たられば」はありませんけれども、民進党のまま突っ込んでいた場合には悲惨なことになっていた。その状況をどう回避するかというためにとった判断であったと。
例えば、小池新党が出てきた。そして離党者が相次ぐ。そして結果的にどんどん民進党に対する期待感が急速にしぼんでいく。これが私が代表になってからの約半月の現状に置かれた現実でした。
それを踏まえて、さらなる低下を食い止める手段がほかにない以上は、新たな活路を求めるということしか、私はあの時は選択肢はなかった。
とくに私の代表選挙の時には、外交安全保障の考え方が根本的に違う、あるいは内政の消費税で根本的に考えが違う、そういった野党と政権選択の選挙で完全に協力をするということについては、それは国民に対して私はとるべき道ではないと、こう申し上げました。
そういったところからすると、私は、正しかったとは申し上げません。結果が出てないわけですから。しかし、あの時点で私はこの道しかなかった、この判断しかなかったと思っております。
記者3:今の時点で、政党交付金の扱いについて、今後の扱いについておっしゃられることはないでしょうか?
前原:これも今日確認をいただきましたけれども、民進党を現状存続させるということでございますので、当然ながらお金も残す。他の党にそれを分配するというようなことはありません。
記者4:先ほどの質問の関連ですけど。地方議会やそういったところで今後選挙があると思うんですけれども、民進党としてそれは出馬するということになるんですか?
前原:これは月曜日にいろんな方々のご意見をうかがおうと思います。つまりは、プラットフォームとしての民進党というものは残させていただくということを今日決めていただいたわけですけれども。
ただ地方によっては例えばローカルパーティを作ろうというようなところも出てくるかもしれません。つまりは、立憲、それから希望、それぞれの議員がおられるなかで、お互いを包括するようなローカルパーティを作ろうと。地方議会はですね。そういった動きもあるかもしれませんし。
そこは今日最後の両院議員総会で決めた、とにかく民進党は存続させる。プラットフォームは存続する。その前提で月曜日の全国幹事長会議はご議論いただければと思います。
記者5:すいません。フリーランスのミヤザキですが。いわゆる「リベラル切り」と呼ばれたことに関してなんですが。今日両院議員総会では、立憲民主党を結党したということは「想定内」という言葉の範囲内だったというふうなご発言が、そういう趣旨のご発言があったと思いますが。
実際のところ、希望と結党する際に話し合った時に、そういったペーパーのようなものがあったのか? 「全員の公認は難しい」ということは提案の前に事前にご本人としては認識はあったんでしょうか?
前原:まず、今日両院議員総会でもお答えをしましたが、リベラル切りというものが念頭にあったわけではまったくありません。
向こうからはじめに出てきた公認のリストについては、別にリベラルの方だけではなくて、外されている方々がたくさんおられましたので。
押し返すなかで、今、立憲に行っておられる方々もこちら側のリストとして認めさせるような交渉を行ったということですので、そういった事実はありませんし、ましてやペーパーはございません。
記者5:1点確認ですが、そのリストというものを最初に見たのは、解散直後の両院議員総会よりも前にそのリストというのは見たんですか?
前原:リストというのはなんですか?
記者5:最初の公認リスト。希望の党での公認リストというものを見たと今おっしゃいましたが、それは両院議員総会を最初に開く前での話?
前原:リストというのは160ぐらいのリストでありますけれども、それはもう10月に入ってから。しかしそれをしっかり見てるのは、玄葉光一郎さんを通じて私は見たということであります。
司会者:よろしいですか?
前原:繰り返しになりますけれども、投開票日に私は辞意を表明しているわけです。そして今日、1つの区切りというか、民進党を存続させる、地方政党は、地方組織はそのまま残る。そして当然ながらお金を他に分配することはないということを確認をいただきました。
そのうえで来週、地方のあり方はどうしたらいいのかということについて、さまざまなご意見を全国幹事長会議でうかがうということでありますので、そのうかがったときに、自分自身がどう判断すれば党にとってもっともいいのかということについて、自らの結論を下したいと思います。
記者7:代表、すいません、ちょっと確認なんですが、分党はないということですよね?
前原:今日の両院議員総会の確認事項は、分党はないと。つまりは民進党は存続をさせる。地方組織もそのまま残すと。こういうことですね。
記者7:となると、参院からもし移りたい場合はそれぞれの判断で、もし行きたい人が仮にいれば移ってもらうし、職員もそのままだと理解してよろしいでしょうか?
前原:議員一人ひとりがどうご判断されるかというのは、それは議員のご判断ですので。つまりは、なにか協議をして分党ということについては、今日の両院議員総会ではそういった意見は1つも出なかった。
したがって、参議院も一体化、地方組織も一体化、当然ながらお金も他に移すということはないということが確認されたということであります。
職員については、これは職員の方々の、まあ職業選択の自由もありますし、その中ではもう辞表を出されて立憲に行かれた方々もおられますし、また希望の党で働きたいという方々もおられます。
また、新たな政党としてできている以上、今までの業務に精通している人については手伝ってほしいと、こういう要望も両政党から来ております。
したがって、そのへんについては、いったん退職されて行かれるのか、あるいは出向というかたちで行ってもらうのか、こういうことも含めて今判断を、判断というか、相談をさせていただいているということです。
記者8:NHKです。代表の後任に岡田(克也)さんを推す声もありますが、これに関しての説明をお願いします。
前原:まあ辞意を表明している代表が、あとはどなたかということを申し上げるのは極めて僭越だろうと思います。この間も岡田さんにはいろいろ相談に乗っていただきましたし、本当に信頼のできる政治家だと思っております。
記者9:フリーランスのタナカともうします。混乱が1日でも長引けば長引くほど民進党のイメージは落ちますし、政治家・前原誠司としてのイメージも落ちます。なのに30日まで引っ張るというのはなにかあるんですか?
前原:ん? 先ほど申し上げたとおり、私が従来から申し上げてきたのは、1つは投開票日に私は辞意を表明しているんです。その上で、自分自身の政治家としての矜持として、方向性を定めさせていただき、そして地方の組織の方々は、今回ご苦労をされたと。
それについては私がしっかりとご批判も含めて承るということの中で、今後の方向性というものを承ることが大事だろうと。ということを判断する中で、今日が両院議員総会総会、そして月曜日に全国幹事長会議をセットさせていただいたということであります。
記者9:出席された議員さんによりますと、そういった答弁が安倍総理の答弁よりもひどいという人もいるんですけど。
前原:まあ、それはいろんな受け止めがあったんでしょうね。はい。
記者10:方向性は定めた上で辞任ということは、この地方組織を存続することを全国幹事長会議で認められたら、方向性を出したということで辞められるという?
前原:まあ、なぜ両院議員総会の後に全国幹事長会議をセットしたかというと、今回の両院議員総会で決めたことを前提として説明し、そして全国からその前提でご意見いただく中で、いろんなご意見が出てくると思いますので、それを今後の党運営に反映させるということになろうかと思います。
記者11:時事通信キシモトです。結果的に希望の党との完全合流というのはなくなったという理解なんですが、それに関して小池代表に説明されたのかというのと、小池さんの言葉があればご紹介いただければと思います。
前原:別に説明していません。立憲にも説明していません。
記者11:これから説明されるご予定ですか?
前原:いや、説明する予定はありません。
記者12:「NHKニュースウォッチ9」のイケハラともうします。今、立憲と希望と、その間のブリッジとしての民進党という話がありましたけれども、それでまた分裂してしまうとますます与党に利するようなかたちになってしまうのではないかと思うんですが。
今後の選挙の中での立ち位置なんですが、まだ民進党が残るという中での分裂してしまった状況というのは、これはどういう状況なのか教えてもらえますか?
前原:ん? すいません。ご質問の主旨がよくわからなかったんですが。分裂したというのはどういうことですか?
記者12:ブリッジとして機能していくというお話があったんですが、また野党として3つ存在がでてきてしまうと、与党に利することにならないかと思うんですけれども、どういうふうに存在価値として存在していくか。
前原:月曜日の全国幹事長会議というのは大事な位置づけだと思うんですね。つまりは党員サポーター、自治体議員というものがあってこその我が党であります。
そういう意味では逆に今、民進党を立憲側あるいは希望側と明確に分けてしまうと、自治体議員さんもどちらに行くかを迫られるということになるわけですが。
自治体議員さんはどちらも友好関係、あるいは今までの組織というものを大事にしながらうまく地域でマネジメントしていくという意味においては、先ほども申し上げたようにいい民進党が存続する。
中央組織としても存続をするということは、ブリッジとしていい役割を果たしていくんではないかと期待しています。
記者13:共同通信のウチカワですが、今のお話全体を聞いていると、30日の全国幹事会終了後に辞任する聞こえるんですが、それでいいのかということと。
前原:あの、辞任するということは日曜日の投開票日に申し上げているわけです。「私は辞任する」ということ。そして自分自身の中でどういう中で自分自身が判断するかということについて、判断するというのが全国幹事長会議の後だということであります。
記者13:それと同時に11月1日から特別国会が始まりますが、新執行部への円滑な移行という点ではどのようにお考えでしょうか?
前原:さまざまなことを考えなくてはいけないと考えています。
記者14:前原代表は首班指名はどなたに入れるお考えですか?
前原:まだ私自身は決めておりません。
記者14:合流を試みた希望の党には、しばらく特別国会が終わるまで共同代表を置かないことになりましたけれども、仮に前原さんは合流を明言されていますけれども、希望の共同代表につくということはありうるんでしょうか。
前原:私は今、民進党の代表で、そして自らの責任とそして党をどうすれば今後、結束が保たれ、そして統一地方選挙、参議院選挙に向けて、良い方向性が出せるかということが私の使命でございますので、いまご質問があったことについてはまったく考えておりません。
記者15:BuzzFeed Japanの石戸です。先ほど党員サポーターへの説明というようなことをおっしゃいましたが。
希望の党合流というのは、かなり党員サポーターからすると置いてかれたという感じがあるかと思うんですが、その説明をより早くすべきだったというふうには思いますか。
前原:私自身がですか? これは私自身が今回の選挙で民進党の公認候補はすべて取り下げて、そして戦っていただくという前提でお話している以上は、当然私自身それを主導した人間として、逆に他の選択肢をするとおかしなことになるんではないかと私は思っています。
記者16:ご自身の希望の党への合流はいつ頃を目処に考えてらっしゃるんでしょうか。
前原:全国幹事長会談のあとに、私自身が判断をし、そしてその判断に基づいてのことになります。したがって、まだ、とにかく私のこの民進党代表としての役割をしっかりと果たす。これが大きな役割だと思っています。
記者17:プラットフォームとしての役割というのは今後、この議決事項以外になにか、プラットフォームの役割というのを代表自身が考えてらっしゃるのか。もしくはこの議決事項がすべてなんでしょうか。
前原:議決事項がすべてです。そして、これからのことはやはり、新たな執行部でお決めをいただくということになろうかと思いますし、参議院選挙というのは、比例代表と選挙区選挙がありますし、選挙区選挙は47都道府県のなかで32県が一人区ですから。どういう戦いにしていくのか、するのかという話し合いもあるでしょうし。
また同時に、今後は私は、自公というものがあって、そして改革保守というのものが中間層をとれていくのかということ、あるいは、左派・リベラルというものがその自公の対極になっていくのか。
そこらへんは私は今後の大きな分水嶺になるんではないかと思っておりまして、そこを、私自身がどういう立場に身を置くかということも含めて、今後の大きな政治の新たな選択肢を作るというのが私の申し上げてきたことでありますので、それに邁進をしていきたいと考えております。
記者18:東京新聞のヤマグチです。30日月曜日の5時に会派届けの締め切りだったかと記憶していますが、前原代表はそれをどの会派で出そうと考えているのかということと。
関連して、11月1日に始まる国会に臨むにあたっては、民進党籍で臨むのか、もしくは希望の党籍で臨むのか、どうされるおつもりでしょうか。
前原:後者のご質問はまだ未定です。前者のご質問は、希望の党の会派に入ることはもう従前から申し上げている通りです。
よろしいですか。どうもありがとうございました。
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