2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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記者22:共同通信のアサダと申します。今日は枝野代表と共に、赤松(広隆)さんと長妻(昭)さんと阿部知子さんと菅直人さんと初鹿(明博)さんが同時に、というか同じ日に離党届を出していますが、この6人が結成メンバーというか、そういう理解でよろしいんでしょうか?
枝野幸男氏(以下、枝野):他の方の事実関係は、私は直接は承知しておりません。
記者23:TBSあさチャンのフジモリと申します。よろしくお願いします。先ほどから「残念なプロセス」というお言葉が続いていました。
これまで両院議員総会後に共に戦おうと合流を目指していた希望の党の小池代表から、「排除」ですとか「合流という考えはさらさらない」なんていう言葉が出てきましたが、これについては、代表代行としてどんな思いでいらっしゃいましたか?
枝野:このプロセスについては、全体として残念であると。そして民進党が、民進党という枠で結束して前に進むことを期待していただいたみなさんには、代表代行であったものとして大変申し訳なく思っておりますが。
そのプロセスの1個1個について、今私が何か申し上げることはまったく建設的ではないと。まあ残念なプロセスを経た上で、この機会に私共がこれまで優れた理念と政策を持っているとは自負していながらも、それが十分に国民のみなさんに伝わらなかった、理解を得られなかった。これをそうした状況から脱皮する大きなチャンスに変えていきたいと思っています。
記者23:それからもう1つだけ。「希望の党の小池代表がこの選挙に出馬するかしないか。どちらにしても無責任だ」という声まで挙がっていますが、選挙で戦っていく相手としての希望の党、代表が出馬するかについて、枝野さんのお考えをお聞かせください。
枝野:他のどなたが出馬をするのかしないのかとか、どの党でどの方が出馬するのかしないのか、ということは他の党や他人がコメントする性質のものではないと思いますけど。一般論として。
記者24:毎日新聞のカゲヤマと言います。選挙制度は政党政治だということをおっしゃってましたけれども、立憲民主党として全国の比例ブロックには登載するというお考えでよろしいのでしょうか。それだけ確認させてください。
枝野:先ほどから申し上げてあげます通り、ご期待いただいている、あるいは潜在的に期待をしていただけると思われる有権者のみなさんがいるというなかで、そうしたみなさんの声を受け止める政党が必要であるということが今回の結成の最大の目的でありますので。
本来であればすべての小選挙区に立てるのが筋かもしれませんが、それは現実的ではないし、自民党を利することにもなりますので、それはまったく考えておりませんが、比例ブロックについては、できればそうしたいと。
ただまさに今1人で呼びかけた段階でありますので、そうしたいとは思っていますが、今できるという見通しを明確に持っているわけではありません。
記者25:サンケイスポーツのマルヤマと申します。よろしくお願いします。
2点あるんですけれどもまず、民主党という名前を今回党名の中に含んだことには、特別な思いというか、原点に帰るとかそういうような思いがあったんでしょうか。
枝野:私にとっては民主党の時代から、20年余りの積み重ねが、昨日までの民進党の理念や政策だと思っていますので、そのことに思い入れがなかったらおかしいと思っていますし。
私は地元でも訴えている私の姿勢の1つが「変わらぬ初心」ということですので、そういった意味でありますが、当面をどうするかということについては、さきほど申し上げました通り、むしろ、今私たちが明確に、とくに我々が何者であるかと。他と比べてですね。
といったときには、立憲主義をしっかりと守るということ、そして、我々が考える本来の民主主義というものをこの国により深めていくと。それが大きな柱であるということから立憲民主党という名前を選ばせて頂いたということです。
記者25:ありがとうございました。もう1点ですが、最初に今回民進党出身の方で、希望の党の合流に一旦応じた方でも、望んだ方でも、呼びかけに応じるならばどなたも排除することはしないとおっしゃいましたけども。
もし戻ってくる方がいるとすれば、先ほど枝野さんがいみじくもおっしゃったように、何事にも代えがたいという理念を再三変えて戻ってくるというふうにも捉えかねないんですけれども、そのことについては有権者にどういう説明をされるんでしょうか。
枝野:ここは非常に短時間でのさまざまな急激なプロセスや判断を求められるということのなかでありますので、もし私の今日申し上げた立憲民主党の理念や政策と異なるのであれば、それは希望の党で戦われるんじゃないかと思いますけど。
記者26:すいません。朝日新聞のマスダと申します。この間、希望の党との政策とか理念の違いが、理念が違うのではないかという思いが高まってきて、今日ご決断なさったと思うんですけれども、最終的に決断するきっかけとなった大きな分水嶺みたいなものはあるんでしょうか? このタイミングになったことというのは。
枝野:いろんなものが積み重なっていくなかで、昨日前原代表に電話でお話をさせていただき、午後もう一度今度はお会いをしてお話を聞かせていただいて、ちょっと残念ながら認識が違っているなということが、まあ、きっかけと言いますかですね。そのうえで熟慮をさせていただいたということです。
記者26:その認識が違っているのは、何に対しての何の認識が違っていらしたんでしょう。
枝野:前原さんは、両院総会で提起をした、そうしたプロセスを踏んでいるというか、それにのっているという認識なのではないかと私は受け止めさせていただきましたので、そこは私の認識と違っているなということでございます。
記者26:両院総会でみなさんが了承されたプロセスには則っていないと認識されているということですか?
枝野:そうですね。先ほどから申し上げている、我が党の理念・政策を新しい器で実現をするんだということについて、違っていると判断せざるをえなかったということでありますから、この決断にいたったということです。
記者27:すいません。ニコニコ動画の七尾です。冒頭発言含めて、基本的なことを確認したいんですけど。
やはり有権者、これ民進党の支持者にかぎらずなんですけれども、十数年間やってきた民主党・民進党が、あっさりと衆議院民進党が今回、事実上解体したことにかなりやはり有権者は相当ショックを受けていると思うんです。
こうしたなかで、ネット的に言えば、昨日までは、選挙に関してはいわゆるリベラルが死ぬ寸前だったわけだと思うんですけれども、TwitterなどのSNSで、3.11の時は「#枝野寝ろ」だったと思うんですけど。
今回「#枝野立て」というハッシュタグが出まして。「今こそ枝野氏が立つべきだ」という声がネットから出てきたと思います。
リベラル層の期待が枝野さんの新党に集まりつつあるんですが、こうした状況の受け止めについてお聞きしたいと思います。
枝野:冒頭にも申し上げましたとおり、さまざまな国民、有権者のみなさんから「このままでは困る」と。「自分たちの思いを受け止めてくれる政党がない。この選挙で立候補者が出ないということは困る。なんとかしてほしい」という声は、ネット上にかぎらず、この間たくさんいただきました。
そうした声はたいへんありがたいと思いますし、責任も重いと思いますし。ただ、そうした声にお応えしなきゃならない責任を感じたというのが、今回の決断の大きな理由であります。
記者28:日刊スポーツです。お世話になります。民進党から希望の党のほうに移られて出られる方の選挙区でも、立憲民主党に参加する議員の方が出たいという区では、つまり民進党から出られた方が希望の党から出馬される選挙区において、立憲民主党の候補者がそこに出ることもいとわないということでしょうか?
枝野:基本的にはそういうケースは、民進党から希望の党に行かれた方のところに立憲民主党から候補者が出るということは想定していません。
基本的には民進党でともに戦うことを想定をしながら、今回「どうしても出たければ無所属で出ろ」という状況になっていらっしゃる方にまずは呼びかけさせていただいていますので、その方の選挙区には、民進党のから希望の党に行かれた候補者はいないはずですから。
記者28:その選挙区においては有権者の、先ほどおっしゃられた、受け皿というものがなくなってしまうかと思うんですけど、そのあたりはどうお考えですか?
枝野:これが選挙の1年前であればいろんな選択肢があったんだと思いますが、今回は残念ながら選挙の直前にこういう選択をせざるをえなくなったという状況のなかでありますので。
先ほど申し上げましたように、できれば比例区においては、すべての比例ブロックに候補者を擁立したい。それもなかなか簡単ではないという状況でございますが、できるだけそうした意味では選択肢をお示ししたいと思っています。
記者28:あともう1点。みなさん離党されて立憲民主党のほうに入られるということですけど、今までの民進党の資金からどの程度、立憲民主党のほうに行かれる方のところへ入れることができるのかと。そのあたりはいかがなのでしょうか?
枝野:これまでも、無所属であっても、あるいは違う党に行かれる方に対しても、民進党として公認料等をお支払になっていたわけですから、同じように、違うところから立候補するということだけれども、この間まで一緒にやってきた我々に対しては差別なく、そうした対応はしていただけるものと思っています。
記者29:毎日放送のミサワと申します。大阪の選挙区について聞かせてください。週末、小池さんと松井知事がお話をしまして、選挙協力をしていくということになりました。
小池氏はこれまで「政策と理念の一致する人は、公認するかどうかを決める」というふうに言っていたんですけれども、維新との選挙協力ということで、大阪の民進からの候補予定者はすべて排除をするというかたちになりました。こういった選挙協力のかたちというのはどういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか?
枝野:個別のことを言い出しますと、いろんなそれ以外の地域の思いがありますので、そのことは申し上げるつもりはありません。
でも今、政党として大事なことは、理念・政策を明確して、私は判断するかぎりでは私たちが目指している理念・政策とは違うということなので、希望の党とは違う政党を立ち上げなければならない。
そうしたことのなかで、我々と理念・政策を共有をしながら、どうしても出たければ無所属で出るしかないという状況になっている人たちが、いろんな事情が地域によってあるんだと思いますが、いらっしゃると。
そうしたみなさんにはぜひ参加をしていただきたい。大阪においてはそういう方が多いというふうに思っています。
記者29:ありがとうございます。
記者30:「ビデオニュース」のジンボウです。これ、新党立ち上げの会見なんですけれども、枝野さんを拝見してて、なにか新しい党を立ち上げる、希望に満ちた明るい雰囲気というよりも、どちらかというとちょっとやつれている雰囲気も感じるんですけれども。
そこでおうかがしたいのですが、これ枝野さんとしては不本意な状況なんですか? それとも、もともと民主党・民進党というのは党内に基本政策で大きなやはり対立を抱えていて、なかなか1つになれないという悩みを抱えていた。
今度、こういうかたちで枝野さんが手をあげることでリベラル新党というのがはっきり受け皿ができると、もしかするとパイはいったん小さくなるかもしれないけど、明確な政策的な共通項ができる集団ができる可能性もある。
その意味で、枝野さんとしてはこれをやむをえずこういう状況になったと捉えているのか。それとも、いや、むしろ打って出るチャンスだと見ておられるのか。そこをお願いします。
枝野:それはどちらか片方ではないと思います。この状況を喜んでいたほうがおかしいと思います。
つまり、今まで長年存在をしてきて、つい1ヶ月前の代表選挙で2人の代表候補が、私を含めて、「一致結束してやっていきます」と言っていた政党がこういう状況にあるというのを、それを喜んでいたらおかしいわけでありますけれども。
やはり「ピンチはチャンス」という言葉があるように、こうした状況のなかで、先ほど来繰り返しておりますとおり、私どもが積み重ねてきた理念や政策をよりクリアに、よりわかりやすく国民もみなさんにお訴えをして理解を得る。
そうしたことに向けて新たな出発をするということは、大きな可能性を持っていると。そうした意味では、ピンチはチャンスであるというふうに前向きに受け止めております。
それでごめんなさい。もう1時間超えておりますので、この方入れて、あと2問ぐらいでお願いします。
記者31:IWJのサワと言います。よろしくお願いいたします。離党届をもう出されたということなんですが、それ以前に弁護士でもある枝野さんにお聞きしたいのですが、今回の前原氏のだまし討ちのような行為は背信行為に当たらないのでしょうか?
前原氏を代表から解任することはできなかったのでしょうか? また、そのつもりはおありだったのでしょうか?
あともう1点よろしいでしょうか。新党にせずに民進党のままのほうが、何度も出てますけれども、政党交付金や組織力の面ではいいのではないかと思うのですが、手続き的に不可能だったのでしょうか? よろしくお願いします。
枝野:法律家としてのというお尋ねの部分については、事実関係がよくわかりませんので、なにか申し上げられる状況ではないと思っております。
本来であれば民進党の一員として、しかも1ヶ月前の代表選挙で結束してがんばっていこうということを私も訴えたわけですし、とくに地方組織のみなさんからそのことを強く求められているというなかでは、なんとか民進党の中においてこの選挙を戦うと。
そして、民進党として準備をしてきた仲間がちゃんと党の公認として戦えるということを、まずなんとかできないだろうかということを努力をしたということは客観的な事実として申し上げますが、その具体的な中身については申し上げるべきではないと思っています。
じゃあ最後。
記者32:フリーのニシナカと申します。1点は、今、「立憲民主党」の名前で、要するに民主党が今の民進党になる前に「立憲民主党」にするか「民進党」にするかという議論がありました。この命名するにあたって、「立憲民主党でいこう」と言った方に相談したのかどうかということが1点。
それと、今日は連合の神津会長にお会いになったそうですけれども、希望の党についても一時期、支援するといったような話が連合のほうからあったと思うんですけれども、そのへんのことについてどのような話をされたか? 原発の話を今日連合とされたかどうかってことをうかがいたいんですけど。
枝野:まず1点目については、民主党と維新の党との合流の際の候補としての「立憲民主党」の、候補としてこの名前をあげた人の1人は私ですので、相談をしたというか、人格が一緒です。
それから候補者なんですが、他党とのことについては聞いておりませんし、具体的な話というよりは、私どもは、ここまでの私の話でご理解いただいているとおり、民主党・民進党で積み重ねてきた理念の政策をよりブラッシュアップして実現をすると、クリアに実現するということでございますので、連合のみなさんと民進党が積み重ねてきた政策ということについても、基本的にはというか、完全に引き継ぐ立場です、というようなお話はさせていただきました。
記者32:原発の話はしてないですか?
枝野:具体的な政策テーマについてお話はしていません。すいません。長時間やらせていただきましたので、まだ手は挙がっておりますが、次の日程ありますので、お許しをいただければというふうに思います。
今日の会見が10年も20年も30年も先も使われるようにがんばっていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
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