2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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記者1:幹事社からはまず2点おうかがいします。今発表された観光ボランティアの新ユニフォームの件なんですが、これは今後新しいユニフォームにすべて一新されるのでしょうか。今までの従来使っていたような古いバージョンの扱いというのはどうされるのでしょうか? 知事のお考えを教えてください。
小池百合子氏(以下、小池):まず、古いのはこれまで使っていらした方に活用していただくといたしまして、これから新しいユニフォームにだんだんと季節ごとに切り替えていくということになります。
ということで、これまでのユニフォームを着てボランティア活動を行うということも可能でございますので、無駄なことにはならないというふうに思っております。
記者1:ありがとうございます。もう1点が、都民・職員による事業提案型予算制度についてうかがいます。この制度が導入されると、今までにない都民民主主義、まったく新しい地方自治のかたちが始まることになります。
小池知事としては、例えばどんな提案を期待していますでしょうか? お聞かせください。
小池:やはりどちらかというと生活に密着したご提案が多くなるのではないかなと思っています。待機児童対策一つをとりましても、行政が考える対策と、また実際のお母さんたち、保護者の方、もしくは預かるほうも、いろんなご意見をお持ちだと思います。
いろいろとそれぞれの団体を通じたりしてご要望は聞いておりますけれども、現場の声というのを活かして、それぞれ工夫したアイデアを出していただければと思います。
予算がつくものもあれば、そうでないものもあるかもしれませんけれども、これって本当にみなさんが真剣に、どうすれば自分たちの東京が、生活が、より住みやすくなるかと考えていただく良いきっかけになるのではないかというふうに思っております。
ちなみに、今度2024年のパリ大会が決まったフランスの首都パリでありますけれども、パリにおきましても、市民からの提案というのを入れて、そして予算編成を行っているという、そのような例もあるようでございます。
記者1:ありがとうございました。幹事社からは以上なのですが、各社にお願いがあります。今から質問をされたい方は挙手をしていただきまして、知事より指名を受けられた方が社名・氏名を名乗ってご質問ください。
指名されていない方の不規則な発言は進行の妨げになりますので控えていただきますようご協力をお願いしたいと思います。それでは各社どうぞ。
小池:すんごい勢いで。はい、どうぞ。
記者2:日本テレビのシモムラですけれども。ボランティアのユニフォームの件なんですが、前回いろいろ課題が上がったと思うんですけど、とくに前回と比べて今回はここはよくなったというアピールポイントをいくつかあげていただきたいのと。
費用がおいくらぐらいかかったということで、その金額と、ワイズスペンディングに資するためにはどのように活用していくか、お願いいたします。
小池:まず、私はこの統一感というのが今回出たんじゃないかと思います。コンセプト、伝統と革新ということ。そしてまた、この市松模様などはまさしく江戸の模様でもございます。そういった点でメッセージ性が一貫しているという基本的な部分をきっちりと抑えた。
それから素材なども、かなり日本ということも、そして環境ということも考えて、かなりグレードも高く作ったというものでございます。
それから私も提案していたんですけれども、夏の、ポロシャツの時には、ちょうど夏が暑いですから、小さなハンカチのようなもので水に濡らしてキュッとここに結ぶだけでひんやりとするという、そういう素材を使ったチーフなどもございます。
なかには保冷剤を一緒に包むといったような、いろんな工夫があるので、そういうことを東京の観光ボランティアはやっているというのは、これまた環境のメッセージにつながってくると思いますので、これらのほか、いろいろこれからもいろんなアイテムも加えていきたいと思います。
それからユニフォームの製作でありますけれども、これにつきましては、できるだけ予算も抑えながら、それから前回の費用等々も勘案しながら、約8,000万円。3,000枚それぞれ作っていくということでございますので、税込み約8,000万円というのが、セットでなります。
記者3:朝日新聞のイシイです。ちょっと話が変わって政治の話で恐縮なんですけど。
小池:政治部さん。どうぞ。
記者3:政治家としての知事の政治行動と、若狭さんの模索する新党の関連性についてお伺いします。民進党のほうから離党者が相次いでいて、その多くの方々が若田さんが模索する新党の合流を意識しているようです。
そうした中、知事は先日も例えば細野(豪志)さん、若狭(勝)さんと会食したりしているので、知事は新党にどう絡むのか、絡んでほしいという期待もあるようですが。そういう声がある中で、知事は実際どのように新党と関連するのか・しないのか。また都民ファーストもどういう立場で関わっていくのかについて教えてください。
小池:若狭さんが呼びかけをされました政治を学ぶ塾「輝照塾」と名付けられたようでございますけれども。明日がちょうど最初の講義、講座ということでトップバッターとして私がうかがうことにいたしております。
私が都知事として、そしてまた都民ファーストの今回の都議選の勝利、これは一貫して訴えていることは改革であり、しがらみがないということを正面に出してきた。
そういう中において、若狭さんが今提唱していきたいというのは、同じように改革を国のレベルで、そしてまたスピード感を持って、そのためにはしがらみのない政治をやっていきたいということでその仲間を集めておられるということであります。
若狭さんは旗を揚げておられるのでどういう方が来られるのかについては、私は永田町にはおりませんのでよく存じません。ただそういったことをちゃんとクリアできる人じゃないとメッセージが伝わらなくなることは、若狭さんには申し上げているわけです。蜘蛛の糸のようなかたちになってもそれは意味を為さないと思っております。
とくに私は若狭さんに申し上げるのは、私自身は基本的にいろいろなアドバイスをさせていただくと。つまり国もそうですし、都もそうですし。
今この国が国際競争に打ち勝って、そしてこのような歴史的な大転換期において、ずっと議論ばかりしているのではなくてちゃんと答えを出してスピード感を持って対応しなければ、日本も首都・東京も置いてけぼりをくっちゃいますよということで。
そこでスピード感ある改革のためにはしがらみがあるとスピードが鈍るわけでありますから、そういったことをこれからも私はアドバイスをしていきたいと思っております。
顔ぶれがどうなるのかというのはよくわかりませんが。でも本当にこの国のことを思い、そして改革の想いを明確にしてそのことが客観的にわかる方々が集っていただければ、それは国にとっても東京都にとっても良いのではないかというスタンスでございます。
記者3:都民ファーストとの関連性は、要は都民ファーストに近い組織というイメージになるんでしょうか?
小池:基本的に考え方を共有するということになるかと思います。
記者3:最後に確認で。知事は今まで若狭氏への支援を公言されてきて、それというのは若狭氏個人ではなくて若狭氏と行動をともにする人、要は新党に対する支援という考えでよろしいですか?
小池:新党というか、改革への支援です。本当にこの国のことを考えると、先ほどから申し上げているように、気が付いたら日本そのものがガラパゴスになっているような……まぁなってるわけですよ、今ね。すでに。
有名な財界を代表するような企業が今解体されようとしているような状況にあってですね。こういう中で、日本の柱である経済が揺らぐというようなことがあってはならない。そのためには明確なビジョンとそれをやり抜く信念、それがまず重要であると思っております。
それをみんな手弁当で集まってやるくらいの気持ちでしないと、結局またしがらみができてしまうということなのではないかなぁと思っています。
都民ファーストの会は、名称からして都民ファーストなので(笑)。国民というわけではないわけですから、そこを国民、日本というかたちでどういう方がなさるのかというのは、私は大変関心を持っていきたいと思っております。
記者3:改革への志が共有できた方は若狭氏に限らず支援するということでよろしいですか?
小池:そこは若狭さんにお任せをしているところです。
今月の4日に準備書面が出されて、弁護団のほうが従来の東京都の主張を、方針を変えられました。その結果、例えば、2002年の合意した基本合意書っていうのは、中間的な合意であって最終的な合意でないので、東京都には東ガスとの間での売買契約を締結する法的な義務はなかったと、そういうご見解で方針を転換された。
しかしながら一方で、石原都知事の賠償責任については、都議会の議決が必要なので、賠償責任について弁護団がどうこう言う立場じゃないということで、そこの問題については言葉を濁されております。
で、小池都知事はこの1月頃に弁護団を全部改組されてまでして、この訴訟に臨まれたとみなさん考えていますので、この石原都知事の責任について、どのように考えられているのかをおうかがいしたい、という点が1点お願いします。
それから、もし石原都知事に責任がないとお考えであれば、いったい誰がこの責任を取るのかというふうに考えられてるのか、この点についておうかがいしたいと思います。
小池:今、東京都と、そしてまた訴えてきておられる方々と、それから石原さんの代理の方と、ある意味、三角のシステムで裁判が続いていると承知をいたしております。
これまでも詳しく勝丸弁護士のほうからもみなさんに別途レクがあったと思いますけれども、今件については、基本的に裁判というか、司法が判断をするべきものであるという認諾の点を挙げておられた、というふうに思います。
そういうことで、法的な対処についてはこれからも続くと考えておりますし、また、それを判断するのはまさしく司法の方々であるというふうに、私も聞いております。そして、じゃあ、誰が決めるのかというと、その司法ということになろうかと思っています。
じゃあ、すいません、最後……。
記者4:司法が決めるのはもちろんわかってるんですけども、その前に小池都知事の判断として責任がおありだから、その判断を司法にあおぐというご判断があるのかないのか、と。
小池:いや、だって、あの……、まず訴訟になっているわけですから、それをどのようにして結論を出すのかというのは、司法の場において今行われているという、そういう認識でございます。
記者5:TOKYO MXテレビのシライと申します。よろしくお願いします。都民ファーストの会の代表人事についておうかがいします。
荒木(ちはる)代表は先日の記者会見のほうで、「選考過程に瑕疵(かし、注:欠点)はない」と発言されましたが、一方で、「今後は代表選挙も含めて協議を進めていきたい」というようなご発言ありました。
瑕疵がないとするならば代表選挙の必要性もないのかなと、私、個人的には思うんですけども、代表選挙を例に出して規約を協議していく方針について、知事はどのように思われるかと、あと、代表選挙自体は必要かどうかというところ、おうかがいできればと思います。
小池:最初は、規約を定めた頃はまさしくベンチャーで、もうわずかの人数で始めたということから、規約もそういうかたちで作られたわけでございます。その規約作りに関わった方も、今も議員として何人かおられるわけでありますけれど。ですから、規約に則って決めたというのは、まさしくそのとおりです。
今、その規約が小さな政党というか、産声を上げたばっかりの頃に決めたものと、今55人の都議会議員を有してる中において、「どういう議決をしましょうか?」っていうのは、自ずとそこに変化があってもよろしいのかと思います。
まさしくたった3人で決めたっていうのを、みなさん批判しておられるわけでしょ。であるならば、私はむしろ、普通の政党でもね、どうやって、例えば「都連の会長をどう決めますか?」って、まだもめてるところもありますしね。
そういったことを考えますと、議論すればいいと思ってるんです。ですから、それを新しい代表のもとで進めていきますということを、荒木代表が言われたというふうに思っています。
これから都民ファーストの議員、つまり、都民に選ばれた議員のみなさんが、自らの党をより活発にしていくという思いで、これから荒木代表のもとで、「じゃあ、どういう方法がいいのか?」っていうのを議論していかれれば、政党としてもまた一歩進むのではないかと、期待をしているところであります。
すいません、じゃあラストで。ファイナル。はい……違う。ごめんね。ネクストね。来週ね。
記者6:産経新聞、オオイズミです。市場の移転問題についてお聞きしたいんですけれども。補正予算が通って、いよいよ移転へ向けたスケジュールを着々とこなしていく段階だと思うんですけれども。
明日は築地市場で市場協議会も開かれると聞いております。そこで移転に向けては業者のいろいろなご理解が必要だというのは、知事も常日頃おっしゃっているんですが。
この業者の意向というのは、これは知事のお考えでは、業者がワンボイスでなきゃいけないのか、それとも例えば過半数ぐらいが量としているようなプランで、もう移転を決断できるということなのか。
それとも過半数でもなく、だいたい8割ぐらいの量を得ていればそういうスケジュールで移転ができると判断するのか。そこらへんの業者さんたちの意見をどうまとめていくのかというのをちょっとお聞きしたいんですが。
小池:意見をまとめるのが、挙手なのか、ボーティングなのか、どうするのか。そういう手段よりは、むしろみなさんの事業の関係者のみなさんにご理解をいただくようにしっかりと都としてていねいにご説明をするということに尽きるのではないかと、このように思っております。
みなさんもそれぞれ、豊洲に新しいブースをお持ちであったり、いろんな準備をされてきたことも事実でございますので、それについてはしっかりと都のほうから今後のことについても……。
また追加対策工事がどのように、今どうなって、どういうふうなかたちで進みますということなども、またていねいにご説明を申し上げて、そしてみなさまがたのご理解をいただくということにつきるのではないかと思っております。
しっかりとご理解がいただけるように……それから追加工事なども使い勝手をよくするというみなさんの声を受けての追加対策工事の部分もございます。カーブのミラーをつけるといったようなことなどは、まさしく現場の声として承って、今回それをつけたり。
それからいわゆる風評被害等の払拭ということについては、これからも都としてしっかりと正確な情報などをお伝えすると同時に、市場視察、見学会などを催すというようなことで、これからも真摯に対応していきたいと、こう考えております。
以上で本日終わらせていただきます。
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