2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
リンクをコピー
記事をブックマーク
記者1:それでは、現役生活を振り返っていただきます。初めてスケート靴を履いた日のことを覚えていますか?
浅田真央氏(以下、浅田真央):私は……5歳だったので覚えてないんですけど、ヘルメットをかぶって、スキーウェアを着て、肘当て・膝当てをしていたのは写真に残っているので、覚えています。
記者1:どうですか? それから20数年間。スケートをやってきて一番楽しかったことはどういうことでしたか?
浅田:やっぱり小さいときに、フィギュアスケートはいくつも技があると思うんですけど、その技ができるようになったときは本当に楽しい気持ちで、「次は2回転飛びたい」「次は3回転飛びたい」という思いがすごく楽しかったです。
記者1:逆にプレッシャーを背負って辛かったこともあると思いますけど、辛かった部分は今どう受け止めていますか?
浅田:辛かったことはそんなになくて、やっぱりこの道を選んできたのも自分ですし、自分がやりたいと思って望んでやってきた道なので、辛いと思ったことはありません。
記者1:2回のオリンピックを振り返っていただきます。まずはバンクーバーオリンピックでは銀メダルを手にしました。バンクーバーの思い出を今振り返っていかがですか?
浅田:バンクーバーは19歳だったんですけど、10代ですごく若くて、本当に気が強くて、本当にその強い気持ちだけで乗り越えてきたなという感じがします。
記者1:そして4年後のソチオリンピックではすばらしいフリーで国民に感動を与えてくれました。ソチオリンピックを振り返って、今どんな思いでいらっしゃいますか?
浅田:ソチオリンピックは、やはりショートが残念な結果だったので、気持ち的には本当にすごく辛い試合ではあったんですけど、フリーで最高の演技で終えることができて、あの気持ちの状態から、バンクーバーからソチの4年間の思いをすべてその4分間に注ぎ込めたと思っています。
記者1:2度のオリンピック経験というのは、浅田さんにとってどんな経験になりましたか?
浅田:私の今後の人生においてもすごくいい経験だったり、いい思い出だったのかなと思います。
記者1:そして3回の世界選手権の優勝。これは日本人最多です。印象に残っていることはなにかありますか?
浅田:世界選手権で2回金メダルを獲ったあとは、すべてオリンピックのあとの世界選手権だったので、オリンピックの悔しさを世界選手権で晴らせた大会だったと思うんですけど、最後の世界選手権が気持ちの中では最後だと思って臨んだ試合だったので、今までのスケート人生をすべてプログラムにぶつけた試合だったので、最後の世界選手権が一番思い入れが強い試合でした。
記者1:現役生活でもっとも印象に残っている演技、いま1つ選べと言われたらどれになりますか?
浅田:難しいですね、1つというのは。やっぱりソチのフリーかなと思います。
記者1:やっぱりあの時間に込めた思いは大きかったですか?
浅田:そうですね。気持ちがいままでの試合以上に落ち込んでたり、つらかったりした部分もあったんですけど、それでもあれだけの挽回の演技ができたこと、それにそれがオリンピックであったことが一番よかったかなと思いますけど
記者1:長く指導を受けた2人のコーチついておうかがしたいと思います。まずは山田コーチについて、長くご指導されたかと思いますけど、どんな思いがありますか?
浅田:はい。満知子先生(注:山田満知子氏)は、小さい頃に指導を受けてたんですけど、スケートの楽しさであったり、挑戦することの楽しさについて教えてもらいました。その一方でスケートだけではなく、いろいろなことを教えてくれた先生です。
記者1:そして佐藤コーチ、佐藤コーチへの思いはいかがでしょうか?
浅田:はい。佐藤コーチは大人になってから指導を受けたんですけど、自分の意志も強いので、先生といろいろ話す機会も多かったんですけど、それを静かに、見守っていてくれてた先生でした。
記者1:特に休養が終わってからの2シーズン目から、佐藤コーチとのやりとりもいろいろあったと思います。振り返ってみて、この2年間の意味、復帰してからの2年間の意味というのは、ご自身でどう捉えていますか?
浅田:ソチオリンピックのシーズンで、世界選手権を終えて、自分が選手を終えていたら、いまも自分が「まだできていたんではないか」と思っていたと思います。でも、自分が望んで復帰をして、チャレンジして残した結果なので、ほんとにいまは、自分でもう一度チャレンジすることができてよかったなと思っています。
記者1:それでは今後のことについてうかがいます。まずは今後、浅田さんがどんな仕事をしていくのか注目されると思いますが、浅田さんの中でどんなプランがありますか?
浅田:まず本当に、すぐ夏にあるのがザ・アイスのアイスショーなので、そこでまた選手生活を終えて、はじめて滑るので、いい演技を目指してがんばりたいなと思います。
記者1:フィギュアスケートにどういうかたちで携わっていくんだろうと、我々は考えるんですけれども。そのあたりはいかがですか?
浅田:やはり私、5歳からスケートを始めて。今までスケートにお世話になりました。なので、これからどんなかたちであってもフィギュアスケートに恩返しができるような活動はしていきたいなというふうには思っています。
記者1:具体的なプランはこれからという感じですかね?
浅田:そうですね、はい。
記者1:そして、日本フィギュア界についてうかがいます。浅田さんに憧れてフィギュアスケートを始めた人たちがどんどん出てきています。そういった人たちに向けて、今後のエールをお願いします。
浅田:はい。えっと、そうですね。引退された本当に大先輩の方々をはじめ、私も引退をすることになったんですけれども。今まで本当にスケート界を引っ張ってこれたかなというふうに思っています。これから本当に……。今若い選手が本当にどんどん出てきていますので。若い選手が若いパワーでフィギュアスケート界を引っ張っていってほしいなというふうに思います。
記者1:浅田真央さんにとってフィギュアスケート、改めて今振り返ってみてどんな存在ですか?
浅田:存在……。どんな存在ですかね。難しいですけど(笑)。一言で言うとやはり人生かなというふうに思います。
記者1:今、引退を発表されて、自分を褒めてあげられる部分、褒めたい部分というのはどういうところですか?
浅田:私けっこう、飽きてしまうことが多いんですけれども。でも、すごくハマってしまったら、すごくそれにハマってしまうんですけれども。すぐに飽きちゃう性格で。でもこのスケートは5歳から26歳まで続けてこれたので、「長い間、すごいね続けてこれたね」って言いたいです。
記者1:そういった意味では、どういったスケート人生でしたかね。今までを振り返ってみて。
浅田:やはり私のすべてがスケート中心の生活だったので、本当に私の人生です。
記者1:ファンのみなさんもずっと浅田選手を支えてきたと思います。浅田さんとともに歩んできたファンのみなさんにもなにか一言お願いします。
浅田:本当にたくさんのファンの方が私のことを応援してくださって。本当に長い間、良い時も悪い時も諦めずに応援してくれていたので、私もすごくそれが励みになりましたし、それがすごくパワーになりました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
記者1:ありがとうございました。代表者質問は以上です。
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05