
2025.02.06
ポンコツ期、孤独期、成果独り占め期を経て… サイボウズのプロマネが振り返る、マネージャーの成長の「4フェーズ」
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小池百合子氏:こんにちは。今日はまず3点、私のほうからご報告がございます。まず環境がらみで2つございます。
キャップ&トレード制度を東京都では進めているわけでありますけれども、これは大規模なオフィスビルなどに対して、CO2の削減を義務付けるという制度であります。
平成27年度からは第二期計画に入るということでございます。その1年目の実績が結果となってまとまりましたのでお知らせをするということであります。
総CO2の排出量が1,227万トンでありまして、これは基準年度と比べますと、マイナス26パーセントという大幅な削減となりました。
対象となります建物の延べ床面積、こちらのほうが増えている、それも前年度で40万平米増えているということにもかかわらず、排出量が1パーセント、16万トン削減しているということになります。
まあ、ひと言で言えばかなり省エネの設備が増えてきたということだと思います。
この数値でありますけれども、都庁舎の全体、第1、第2両方、そして議会棟も含めてでありますけれども、ここ全体の年間CO2排出量の7倍に相当するということでございます。かなり省エネが進んだというご報告であります。
先ほど申し上げましたように、LEDの照明であるとか、空調がCOP効率になっているといったようなこと、事業者のみなさんがそれぞれ積極的に取り組んでいただいた成果かと思われます。ご協力に感謝したいと思います。
それから第二期から新たに導入した低炭素な電力や熱、これを選んで使用した場合にはCO2の削減分とみなす、というような仕組みがございますけれども、これについては、119にわたる事業所が活用しているということであります。
これもそれぞれの事業者のみなさんが積極的に環境対策、省エネ対策に取り組んでいただいた結果だと思います。
ということで、このCO2削減の取り組み、とくに優れたトップレベルの事業所を表彰しようということで、今年度は20事業所の認定をしたところであります。
LED照明を全館に導入するとか、窓へ大規模な薄型太陽光パネルを設置するなどなど、先導的な技術を駆使してその成果を挙げたところには、「よくがんばりました」ということで表彰をしたいということであります。
そして、今後認定書を交付する準備を進めてまいりますので、できれば私から直接お渡しする機会を設けていきたいと思っております。
このようにキャップ&トレード制度のほか、中小規模の事業者、それから家庭の省エネ支援などを進めてまいりまして、私が目指しておりますスマートシティなどの実現に一歩進めてまいりたいということでございます。これが1点目であります。
2点目もスマートシティ関連になりますけれども、今年が日本とデンマーク国の外交関係樹立150周年なんだそうです。
それにあわせまして、ラーセン環境・食糧大臣が来日される。そして、せっかくですから東京都に訪問して「円卓会議なんかやりませんか?」という話がございまして、行うことといたしました。
デンマークというのは、国策としてまず食品ロスの積極的な対策、それからデンマークの空港に着陸する時に風力発電の林がうわーっと見えるんですけれども、本当に覚悟を持って再生エネルギー対策に取り組んでいる国であります。
ということで、2本立ての円卓会議になっております。1本目が食品ロスの削減について、2本目が水素社会の実現に向けて、ということで、この2つをテーマとして議論をしていきましょうということであります。
この第1庁舎の大会議場で行います。私も出席させていただき、またこの大臣の方も大変、とくに食品ロス問題には熱心と伺っております。
それからこれらのテーマに積極的に取り組んでいる企業やNPOの方々と自由闊達な議論をして、そして様々な知見をですね、日本と東京、デンマークと共有できるように持っていきたいと考えております。
ネットで中継することとなっておりますので、環境に熱心な方もぜひご覧いただいて、アーカイブにもなることと思いますので、どちらでもご覧いただければとこのように思っております。
ガラリとかわりまして、3つ目が明日土曜日に開きます「東京縁結び2017」の開催についてお知らせでございます。これは、結婚応援イベントということですが、婚姻件数が今、大変減っている中においてですね。
そして少子化問題等々ございます。そして「でも子供産んでも預ける場所もないんでしょ?」という待機児童問題もあります。
ずーっと全部つながっている話になるわけでありますけれども、最初の一歩は結婚したいと思っている方々の後押しを、背中をそっと後押しして差し上げるような機会になればいいなと思いまして、明日の3月3日の13時から17時までで、場所は東京国際フォーラムでございます。
その中で、基調講演といいましょうか、「家族こんなに楽しいよ」という話をタレントの高田延彦さん、それから印象アップなどのミニセミナー、いかがですか?「デートの際はどういうスタイルがいいか」とかのアドバイスが入るそうでございますので、ぜひいらしていただきたい。
そのほか行政関係とか、企業のブースなどをそこで設けるということでございます。1億総活躍担当大臣の加藤 勝信内閣府特命担当大臣もお越しいただく予定でございます。
ということでだれもがイキイキと活躍できるダイバーシティの実現に向けてということで進めていきたいと考えております。
婚姻件数も、このところ減り続けてきましたけれども、そろそろ底を打って、反転攻勢をかけたいということではないでしょうか。
地方から東京に人口が集中するということではなくて、それもあるかもしれませんけれども、やっぱり東京で「オギャー」と産まれる、産みやすい、産んでみたいと、そういう機運を醸成したいと思っております。
行政ですから手取り足取りというわけにはいきませんけれども、でもやっぱりその雰囲気ってのがないと、みんなで将来のことを儚んでいても、それよりもっと楽しくどうすればいいかと。そういう流れを作っておきたいと思っております。
これから東京都としてすることは、大きなハコ物をガンガン作るのではなくて、そうやってネットワークであったり、機運であったり、そういうことが私はソフトの方が重要になってくるんじゃないかなと。
それを後押しするためのハードの部分も必要じゃないかと思ってますね。そういった考え方で進めていきたいということでございます。
私の方から3点ご報告させていただきました。
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