2024.10.10
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柔道女子48キロ級銅メダル/柔道男子60キロ級銅メダル/重量挙げ女子48キロ級銅メダル(全1記事)
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司会者:それではまず、本大会の日本人メダリスト第1号となりました、柔道48キロの近藤亜美選手から感想をお願いいたします。
近藤亜美氏(以下、近藤):私は金メダルを目指していたので、素直に悔しいという気持ちです。柔道は金メダルが必須なので、本当に情けなく申し訳ないと思っております。
司会者:続きまして、同じく柔道60キロ男子、高藤直寿選手、お願いいたします。
高藤直寿氏(以下、高藤):自分は一度負けてから3位決定戦まで勝ち上がるまでに、本当にたくさんの人の応援があったから3位になれたなと思うんですが、やっぱり自分の夢である金メダルが取れなくて、悔しい気持ちでいっぱいであります。
司会者:ありがとうございます。そして最後に、ウェイトリフティング48キロ、三宅宏実選手、お願いいたします。
三宅宏実氏(以下、三宅):みなさん、おはようございます。一晩明けて、なんとか銅メダルを取ることができて、本当にうれしかったです。ありがとうございます。
司会者:はい、ありがとうございます。ただいま、選手それぞれ、本日の一晩明けての素直な気持ち、感想をコメントとしていただきました。それでは質疑応答に入りたいと思います。
記者1:産経新聞のナガノと申します。三宅選手に3点質問させてください。1点目は、競技が終わった後にご家族にどういったお話をされたのか教えてください。
三宅:家族には会えなかったので話していないんですけれども、父には「よくがんばったな」という言葉を励ましの言葉をかけてもらいました。
記者2:2点目は、出発前から体の痛みを抱えてらしたと思うんですけれども、その痛みを抱えながら競技に臨まれた、そのときの心境をお聞かせください。
三宅:4月からずっと腰が痛かったんですけれども、今回リオにトレーナーさんが帯同してくださって、いろんなケアをしてくださったり、チームのドクターの方がいらっしゃるので、注射を打ちながら緩和して、試合には思い切って臨むことができたので、結果的にメダルが取れたのでうれしかったです。
記者1:最後は、今後の競技人生をどのように考えていらっしゃるかということですけれども、東京五輪についてはいかがでしょうか?
三宅:やっぱり東京オリンピックはすごく魅力的で、「出たいな」という気持ちもあるんですけれども、4年の歳月というのは何が起こるかわからないので、とりあえず今は、次のことは日本に帰ってから先のことを考えようかなと思っています。
記者1:ありがとうございました。
記者2:共同通信のヤマオと申します。柔道のお二人はまだ若いので、当然以前から東京(五輪)のことは考えていらっしゃると思うんですが、一度(リオ)五輪に出られて、東京についての気持ち、意欲、思いなどに変化がありましたら教えてください。
近藤:私はまだ21なので、もちろん東京オリンピックを目指していこうと思うんですが、今回3位という結果で、まだまだ足りないということがとてもわかったので、4年しっかり努力して、次は金メダルが取れるように、東京オリンピックはがんばりたいと思います。
高藤:自分も東京オリンピックが決まったときから、自分の場合は60キロ級で野村選手が3連覇という記録があったので、それに臨みたいなと思ったんですけど、今回銅メダルで……ちょっとそれには敵わないかなという気持ちもありますが、東京オリンピックで勝つというところで、すごいインパクトを与えられるんじゃないかなと思っているので、東京で必ず金メダルを取りたいと思います。
記者2:ありがとうございます。
記者3:時事通信のイワオと申します。三宅選手にお願いします。ひと言でというのも難しいと思うんですけれども、ロンドンの銀と比べてどういうメダルだったかということと、今回の銅メダルはひと言で言うと、どういうメダルだったかということ。もし違いなどがあればお願いします。
三宅:ひと言だとちょっと難しいんですけれども(笑)。でもこのリオで取ったメダルはロンドンとは違って、本当に特別にうれしく……。なんていうか、いろんな経緯があってリオで臨んだ試合だったので、私にとっては本当に思い出に残るオリンピックになりました。
記者4:朝日新聞出版『AERA』のフカザワと申します。三宅選手におうかがいしたいんですけれども、腰痛でリオに入ってからもとても苦しまれていたかと思うんですけれども。
そのときには話さなかったような、今メダルを取った後に、どういった腰痛でどういうふうに苦しんでいたかというのを、改めて聞かせてもらえますか? その当時はしゃべれなかったこともあると思いますし。
三宅:一昨年ぐらいに右の腰を痛めていて、今年の3月から左の腰に痛みが変わってしまって、ずっとそれから痛みが消えることのないまま、この4月から8月まで過ごしてきて、朝起きるのも痛かったり、日常生活にも支障があったんですけれども。
でも、なんとか練習できる状態には持っていけることができて過ごせたので、なんて言ったらいいかわからないんですけれども、本当にみなさんのサポートとフォローしてくださったおかげで、あの舞台で精一杯することができたので、私にとっては結果オーライでうれしかったです。
記者5:みなさん昨日のために、この4年間ずっと努力されてこられたと思うんですけれども、その4年間が終わって、今朝起きたときとそれまでと、まったく違う朝だったと思うんですけれども、朝一番最初に考えたことって何でしたでしょうか?
近藤:朝は早かったので、ちょっと眠たくて(笑)。あとやっぱり格闘技なので、傷などもあって、体中がちょっと痛かったです。
高藤:僕も近藤選手と一緒で、体が痛いというのを一番最初に感じたというのがありますけど、やっぱり目が覚めて、「メダルの色が違うな」というふうに、部屋の天井を見つめながら思いました。
三宅:昨日は本当にぜんぜん眠れなくて、体もすごく燃えていて興奮もしていて、あまり寝付けなかったんですけれども、朝起きたときに実感がわくというか、「メダルを取ることができてうれしいな」っていうのと同時に、とてもお腹が空いてました(笑)。
司会者:ありがとうございました。
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