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卓球男子団体銀メダル(全1記事)

【全文】水谷隼「中国を倒すことは不可能じゃない」卓球男子団体、史上初の銀メダルに見せた自信

リオ五輪の卓球男子団体が史上初となる銀メダルを獲得。水谷隼氏、丹羽孝希氏、吉村真晴氏の3選手の記者会見を書き起こしました。

一夜明けて、銀メダルの実感は

司会者:それでは、日本代表選手団、卓球男子団体で銀メダルを獲得しました3選手の記者会見を始めたいと思います。手前から丹羽孝希選手、水谷隼選手、吉村真晴選手です。

まず最初に私のほうから。丹羽選手、団体は前回に続いての出場だよね。ベスト8だったのを、今回セミファイナルにいき、そして3位決定戦を勝利するという。なにかチームで壁で乗り越えたという思い。そしてまた、ご自身で今どのような実感を持っているか、教えてください。

丹羽孝希氏(以下、丹羽):メダルを取って1日経って、こうしてたくさんの方々に取材していただいたり、取り上げてもらって、「メダルを取ったんだな」という実感が強く湧いてきました。

前回のロンドンではベスト8で悔しい思いをしていてので、今回メダルを取れたことはすごくうれしく思っています。

司会者:ありがとうございます。水谷選手、北京、ロンドンでベスト8、ここへきて銀メダル、その思いと、すでに1週間経ちましたけど、個人で銅メダルを獲得した、その思い、それぞれお願いいたします。

水谷隼氏(以下、水谷):北京オリンピックで準決勝でドイツに敗れてから8年、ずっとメダルを獲得するためにがんばってきて。その長い道のりだったんですけど、こうやってやっと結果を残すことができて、本当にうれしく思います。また今回、今までやってきた成果が現れてよかったです。

司会者:ありがとうございます。吉村選手、一夜明けましたけど、今、銀メダルの実感はどのように受け止めてますか?

吉村真晴氏(以下、吉村):非常にうれしく思ってます。やはり自分が卓球を始めてから今まで、漠然とした夢としてオリンピックでメダルというものがあって。

実際に代表に選ばれてからは、それが目標と変わり、使命となって、今回「絶対にやりたいな」という気持ちがあったので、このメダルはすごい重さを感じています。

中国を倒すことは不可能じゃない

司会者:それではみなさまからの質問を。ササキさんどうぞ。

記者1:産経新聞社のササキと申します。水谷選手にお聞きします。今大会、得られたもの、もしくはご自身に足りないものを、まずひとつお聞きしたいと思います。

水谷:得られたものとしては、自分のなかで、オリンピックが始まる前は、自信があまりなかったというか。中国選手にはほとんど勝ったことがなかったですし、準決勝で戦ったドイツの選手にもぜんぜん勝つことができなくて。

今回、その選手らを破ってこうやってメダル獲得することができて、本当に自信が一番ついたんじゃないかなと思います。

また、自分のキャリアのなかで、世界選手権だったりオリンピックだったり、大きな試合でのメダルが今まで一度もなかったので、それを獲得することができて、1つまた上のステージに上がったんじゃないかなと思います。もう1つはなんでしたっけ?

記者1:足りないものを。

水谷:試合前はやっぱり自信が足りなかったんですけど、今回こうやって結果を残して、その足りなかった自信が得られたんじゃないかなと思います。

記者1:すいません。その意味でお聞きします。今日、一夜明けて、中国の壁とはなんでしょうか? どう表現しますか?

水谷:もちろん中国はすごく高くて硬い壁ですけど、昨日僕が中国選手に勝つことができて、倒すことは不可能じゃないなというのは、みなさんに見せられたのかなと思いますし。僕ら卓球界、みんなもいつか日本は中国を破るんじゃないかなと思ってると思います。

男子も成績を残して輝きたいと思っていた

記者2:北海道新聞のアラヤと申します。丹羽選手にお聞きします。ご自身はシングルス・ダブルスの両方とも中国に敗れてしまいましたけれども、その中国の壁についてどのように思われるのかと、東京五輪に向けてどのようにお考えかお聞かせください。

丹羽:昨日はシングルスとダブルスの2試合に出て、シングルスはオリンピックチャンピオンの馬龍(マー・ロン)選手とやらせてもらって、やはりまだまだ差があるなと感じましたし、本当に強いなと感じました。

その分ダブルスはシングルスよりも勝てるかなと思ったり、僕1人ではなくて吉村さんともっと練習を積んでやれば、シングルスよりは可能性があるかなと現時点では思いました。

東京オリンピックは、まだリオが昨日終わったばっかりなんで、具体的な目標はまだわからないんですけど、絶対に出場したいという思いはあります。

記者3:共同通信のハセガワと申します。水谷選手にお尋ねしたいんですけど、今回の卓球男子チームが残した結果が、日本の卓球界にどういうものを残せたのかという意義と、これから2020年に東京五輪もありますが、より上のステージ行くために、これからどのようなことが必要だと思いますか? 今の時点のお考えを聞かせてください。

水谷:今まで卓球と言えば、女子が話題になることが多くて、男子は陰に隠れがちだったんですけど、いつか絶対男子も成績を残して輝きたいなという話をみんなでしていたので、今回メダルを獲得することができて、すごくいろんな方に取り上げてもらってよかったと思いますし、これをきっかけに子供たちが卓球を始めたり、卓球を見て、勇気をもらったり感動してくれたらうれしいなと思います。

東京オリンピックに向けて、日本全体がもっともっとレベルアップしていかなければいけないなというのは感じました。

今回、銀メダルとりましたけど、中国以外の、ドイツだったり、韓国だったり香港だったり、日本はその国に負ける可能性っていうのはまだまだぜんぜんあるので、まずはやっぱりその中国以外の国に絶対に勝てる国まで成長して、日本が見るのは中国の壁だけっていうふうにならなければ、中国を倒すのはなかなか難しいかなと思います。

まだ東京オリンピックまでちょうど4年あるので、その4年間しっかり練習して、もっともっと成長していきたいです。

水谷選手が一番食べたいものは奥さんの手料理

記者4:青森の東北日報社のヤマグチと言います。水谷選手と丹羽選手にお聞きしたいんですけど、今回、お2人が中学高校時代を過ごされました青森も一緒に沸いているので、ぜひ青森の方に一言いただければと思うんですけれども。

水谷:青森では、約5年間、青森山田中学校、青森山田高校で過ごさせていただいて、そこでのバックアップがあったからこそ僕はドイツに留学することができて、またプロの道に進むことになって、そういう道のりがあって今回こういう結果を残せたのですごく感謝しています。

また日本で行われた壮行会では青森山田の理事長も来てくださって、エールを贈ってくださって、すごく力になりました。

丹羽:僕も6年間青森山田で練習させてもらって、そこで強い人のプレーを間近で見て、世界を目指そうと思いましたし、中学3年生の頃に日本代表になることができたので、プレーした6年間はすごく感謝しています。

青森山田は卓球部が廃部のようになって、また今年から力を入れるということなので、僕も力になれるようにサポートしていきたいと思います。

司会者:次の質問いかがでしょう。

記者5:たびたびすみません産経新聞社ササキです。この4年間ずっと練習をしてきたと思います。緊張が今、解けてる状態かなと思います。今、食べたいものはなんでしょうか。そして、自分へのご褒美があるとしたら、それはなんでしょうか。3人にお聞きします。あと会いたい人もよろしくお願いします。

丹羽:今回、ブラジルにいたんですけど、日本のハイパフォーマンスセンターで毎日日本食を食べることができたので、毎日食事に関しては日本にいる感覚でしたので、とくに食べたいものっていうのはないです。会いたい人もとくにいないです。

(会場笑)

自分へのご褒美は、3人で話し合ったんですけど、フランクフルトの空港でみんなでなんか買いたいねっていうのは話していました。

水谷:今、一番食べたいものは奥さんの手料理です。会いたいのは子供です。ご褒美は、時計を買いたいかなと思っています。

記者:なんの時計ですか?

水谷:それは内緒にしておきます。

吉村:とりあえず、日本に帰国したら焼き肉祭りをしたいなと思ってます。ご褒美としては、孝希が言ったようにフランクフルトでみんなで自分にご褒美する瞬間を分かち合うっていうのをフランクフルトで行うというのをちょっと考えています。

会いたい人は本当にいっぱいいますけど、彼女であったりとか、家族であったりとか、帰ったらしっかりと休養したいなと思います。

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