2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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記者1:幹事社、産経新聞のイトウと申します。よろしくお願いいたします。まず、幹事社から何点か質問させていただきます。
冒頭にも発言がありました、リオ五輪の出張に関係してなんですが、舛添要一前知事の時代には、ファーストクラス、スイートルームの利用ですとか、随行人数が19人と多くて、大名視察だなんて批判もありましたけれども、今回の出張に関して、そうしたものの利用や随行人数ですとか、なにか決まっていることやお考えがありましたらお願いしたいです。
小池百合子氏(以下、小池):本件については選挙期間中も、またこの場でもお伝えしたと思いますけれども、基本的にビジネスクラス、そしてスイートルームは使う方針ではないということをお伝えをいたしました(注:会見の後半で「ビジネスクラスではなくファーストクラス」と訂正)。
そして、今回は出張人数も私を含めまして5名と絞らせていただいております。もちろんオリンピック・パラリンピックの準備で、リオのケースを調べるというのは、別働で向かっているところではございますけれども、私と同時に移動するのは、5名に絞らせていただいております。いずれも必要な人材だと考えております。
それから今回は、ホテルはちょっと特別でございまして、特別というのは、オリンピックで出かけるということで、IOCからホテルの提供を受けることになっておりますので、結果的に経費の削減に寄与するものと思っております。
それでも、総額はみなさんからすればお高いと感じられるかもしれませんけども、地球の裏側にまいるということと、「早割り」とかの類のものが見つけにくいというのが実情でございまして、5名で1,000万円という価格になります。
ふつうに考えたら「それでも高い!」とおっしゃる方いらっしゃいますけれども、これが今回のかかる費用となっております。
記者1:ありがとうございます。それと、2点目なのですが……。
小池:そうそうそう。それから、今回ちょっと、かなりIOCがらみで、車両の提供もIOCとなっております。私も今日はそもそもリオに行っているはずだったんですけども、ホテルの提供など、IWF(International Weightlifting Federation)から提供を受けるということになっております。
今回の出張というのは、いろんな点でイレギュラーな経費計上となるかと思います。いずれにしましても、今後も、都民のみなさま方の感覚をよく理解した上で、経費の削減については努めてまいりたいと考えております。
記者1:ありがとうございます。2点目なんですが、先ほどおっしゃられた29年度予算のなかの、「すべての事業に終期を設定する」。これが目新しいというか、かなり目を引いたものなんですけども、俗にいうバラマキ事業をいったん始めると、終期がないのでなかなか終えられないという問題が背景にあるかと思うんですけども。
そのあたりの知事の考え方ですとか、また最終的に事業評価を行うのが、かなりやり方が難しいところがあるかと思うんですけども、事業仕分けみたいにオープンなかたちでやるのか、そのあたりも考えがあればお願いしたいのですが。
小池:今回2割が終期を迎えると、残り8割が今後の対象ということで発表させていただきました。この2割については都政のほうでこの点についてはもういいだろうと仕分けを済ませているものであります。
よってこれは東京大改革を進めるというなかにおいて、都庁自らがもう一度点検をして、さらにこの後8割のさらなる精査をするという点において、その指針なども含めて、取り組んでいきたいと思っております。
やはりどこかでいったんピリオドを打つということをしなければ……パーキンソンの法則だったかしら? とにかく事業は永遠続くというものがございますので、いったん私が知事に就任するということで、いいきっかけになればと思っております。
残りの8割についても、存続の理由、そしてこれはもういいだろうというものについては、今後、改革委員会のなかでも、改革本部を設けると。またこれについては、追って発表の機会を設けさせていただきますけれども、この改革本部のなかで、なにをどう続け、なにをどう止めるかということについても、検討していくことになると思います。
記者1:3点目ですが、就任の日に、元秘書で元都議の野田数さんを特別秘書として任命されました。その起用の狙いと、特別秘書の業務が国や都議会との調整であるとか、政策立案であるとか、なんらかの知事の特任を受けるかたちになるかと思うんですが、「こういう働きをしてもらいたい」ということがありましたら、よろしくお願いいたします。
小池:私が兵庫県の選挙区で戦っておりますときに、彼は非常に若くして、私の隣の選挙区で出たいと手を挙げてこられまして、その頃から政治に非常に積極的に取り組む姿勢を発揮しておられました。
その後も、さまざまな折に活動を続けてきたということでございます。本人は都議の経験もございまして、非常に知己も多いということでございます。都議会のさまざまな仕組み、人脈……私が都知事に就任したということから、彼にお願いしたということでございます。
また、これまでのさまざまな活動のなかで、国会等にも人脈がございますし、人脈の広がりも政界のみならず大変豊かでございますので、私に対していろんな点でサポートしてくれるものと期待をしております。
記者1:すみません、あと1点よろしいでしょうか。先日私たち記者クラブのほうに知事の日程というものが寄せられるんですけど、先日8月4日の日程がこちらになります。報告事案が7件並んでいるんですけれども、この日に知事がなにをされたかと言えば、冒頭に安倍首相と面会をされ、そのあと自民党本部のほうにうかがわれたと聞いております。
都のほうから私たちに提供する日報というものが、「政務」というかたちで詳しく書かれていないと。前知事のときの、政務については触れない、(報告は)公務のみということに乗じたのか……まあ美術館の視察を繰り返したり、東京ドームで巨人戦を見たりなんてことが横行していたんですけれども。
「都政に透明化を」ということをうたっておられましたので、知事の日程の透明化についてはどのようにお考えでしょうか。
小池:そういったかたちでみなさんにペーパーが回っていることは、私、初めて拝見させていただきました。私の政務につきましては、前広にお伝えできるものはできるだけお伝えしていこうと思いますが、往々にして直前に決まるものがございまして、お伝えできる時間がないケースもございます。
見える化という観点からどのようにしていけばいいのか、みなさま方とも話し合わせていただいて、発表できるものについては、私の行動などについてできるだけお伝えできるようにしてまいりたいと考えております。
記者2:日本経済新聞です。補正予算についておうかがいします。9月議会に提出するということですけれども、補正予算の規模としてはどれくらいを考えているのか、中身としては待機児童対策ということですけれども、具体的に「こういうことは入れたい、実現したい」と現時点でお考えのことはあるのでしょうか。
小池:待機児童問題は喫緊の課題でございます。よって、次の予算を待つことなく、補正とさせていただくわけでありますが、今、精査をしているところでございますし、ご承知のようにこのあと区長会のほうにもご挨拶に行くわけでございます。
ご承知のように、待機児童、子育ての現場は区であったり市であったりするわけでございます。よって、区長会のみなさま方からもご要望などを聞きながら、それを反映するかたちで進めてまいりたいと思います。規模については、これもふくめて検討中でございます。
記者3:フジテレビ『直撃LIVEグッディ!』のヒロセと申します。よろしくお願いいたします。
以前、小池さんが、舛添さんのお金の問題について、第三者委員会を設置するとお話をされていたと思いますが、ここらへん、具体的にはどのように考えていらっしゃいますでしょうか?
小池:バラバラとあちこちに委員会を立てるのではなく、まず今、改革本部を立ち上げ、こちらに集中をさせていただいております。
お金の問題についても、都政の改革という、その流れで含めてまいりたいと、このように考えております。
まず改革本部を立てて、そしてオリンピック・パラリンピック、それから情報公開、この2つの調査チームについては先だってお話をさせていただいたところでございますので。
そのなかでどこの部分、まあオリンピック・パラリンピックには当然入らないんですけど、情報公開等の部分で、カバーできるのか、それとも特出しにするのか。
これについても改革本部設置後、それらのさまざまな項目について取り扱う部署なりチームなりを立ち上げるということで対応していきたいと、このように考えております。
いくつも課題がございまして。こちらのほうも先ほどの終期ではありませんけれども、役目を終えたチームについては、それで終わりと。
で、次、また別の……、日々課題は山積いたしておりますので、これについては機能的なチームの編成ということを旨としていきたいと考えております。
記者3:その委員会の設置に関して、具体的な人数であったり、日程であったり、そういうことはまだこれからということですか?
小池:はい。今、詰めているところでございますので、みなさま方にきちんとご説明する、その準備をまさにしているところであります。
あ、それから、すいません、1人1問にしていただけますか。
記者4:TOKYO MX……。
小池:昨日出ました、私(笑)。
記者4:ありがとうございます。TOKYO MXテレビのミシマです。
知事はオリンピック組織委員会の森会長と、9日に初めて話し合う予定だと聞いております。国民のため、都民のためのオリンピック、東京オリンピック成功に向かうという決意もおっしゃっていましたが、会長との間でも連携関係も極めて重要だと思います。初会談では、どのような点をお話したいとお考えでしょうか?
小池:まさしく初会談でございます。まずは目的を共有するところから始まろうかと思います。
また、今回リオにいらして戻られて、そしてパラリンピックのほうにも、ということになろうかと思うんですが、ちょっと確認しておりませんけれども、たいへんお忙しいなかで今回お時間を頂戴することといたしました。
その意味で、目標を共有していることをまず確認をする、という作業が一番重要ではないかと思います。細かな話というよりは、まずそのことの重要性を私は感じているところでございます。
記者4:ありがとうございます。
記者5:日本テレビのクノムラですけれども。今週1週間は報告事項とかが多かったかと思うんですが。今後、予算編成などのために、取り急ぎどこか視察に行きたいというところが、報告を聞いていて、出てきていれば、教えていただきたいです。
小池:現時点はいろいろと仕込みの時期でございまして。選挙中も各地視察をいたしましたが、今、仕込みを中心にといたしております。
それから、来週はとくに各社さんのインタビューが、3日それでいかさせていただきますので、そちらのほうに時間を割いて発信のほうに努めたいと思っております。
また、視察に参りますときは、私がどこに行くかというのはある種メッセージでございますので、それによって都政の改革を進めていくんだと。それから選挙中に訴えさせていただきました公約など、それに資する行き先ということになろうかと思います。
できるだけ同行していただけるように、視察については前広にご報告させていただければと思っております。
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