2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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記者3:NHKのエガシラです。千葉県木更津市のお正月のホテルのことについてお聞きします。「調査を」というお話ははわかりましたけども、これは先日、知事が弁明をされた件でありまして。
新しい話題について、弁護士とかそういう専門の方の調査を待つというのはまあ、少しはわかるところもあるんですけれども、これについては、知事は家族で行かれていたと、政治活動をしていましたというところまで説明していて。
あとは、誰と行っていたかとか、人数とかは、これを言うか、説明をするか・しないかというのは知事の説明責任を果たすかどうかの姿勢の問題だと思うんですけれども、やっぱりそこはおっしゃることはできないんでしょうか。
舛添要一氏(以下、舛添):今おっしゃってくださったことはよくわかります。ただ、冒頭申し上げましたように、いろんな私の説明に対しましても、厳しいご批判を受けておりますので、この件につきましても、第三者の厳しい目で調査をしていただきたいと思っております。
記者3:先日は「政治的機微が……」というお話だったんですけど、その弁護士の方々の調査次第では、そういうことを明らかにされる可能性はあるんですか?
舛添:弁護士のみなさん方が、私にヒアリングをなさると思いますので、その時にどういうヒアリングなさるか、いずれにしましても厳しく第三者の目で見ていただきたいと思っております。
記者3:先日の会見でペンディングになっていた件ですけれども、知事自身が「調べてお答えする」と言った件ですが。栃木県日光市のホテルの支出もございましたけれども。お盆に8万円を支出しているという。これに関しては今日は新しいご説明はないんでしょうか?
舛添:これにつきましても、この前はあの時に週刊誌で指摘を受けた件についてご説明をさせていただきましたけれども。
その後、ほかの支出についても、そのようなご指摘を受けてますので、それについては、今の件も含めて、第三者の厳しい公正な目で調査をしていただきたいと思っております。
記者3:もう少しお願いします。美術品に関してなんですけれども。ネットのオークションで、商品、多くのものを購入されていることがうかがえます。
私どもNHKで調べましたところ、平成24年と25年に、アメリカ現代アートのキース・ヘリングのイラスト入りの手紙でありますとか。日本画家の油絵の抽象画とかを購入をされております。
これについては、政治活動の中でどうご活用されたかというのはやっぱりきっちりおうかがいしたいところなんですけれども、いかがでしょうか?
舛添:それはよくわかりますけれども、その前に政治資金収支報告書、これをしっかりと精査していただいて。そのうえで事実を確定していただいたうえで、今おっしゃったこともそうだと思います。
そのうえで「これはこうだ」という調査結果が公表になりますので、そのうえで対応を考え、ご説明をしたいと思っております。よろしいでしょうか。
記者3:あの、同じご説明いただいてるので恐縮なのですが。ただ、この種のものというのは一つひとつやっぱり違って。知事がいろいろオークションとかで選んで、こだわって丹念に選んでいることもちょっとうかがえますし。
それを今までの説明ですと、海外の方にあげたとかおっしゃってもいたと思いますが。そういうのはやっぱりご記憶はされているはずなんだと思うんですけれども。
舛添:それはまず、政治資金報告書を政治資金に精通した弁護士の方にしっかりと一つひとつチェックをしていただいて、私のヒアリングに応じて、そのうえでのことになると思います。よろしいでしょうか。
記者4:朝日新聞のコバヤシといいます。竜宮城(スパホテル三日月)での政治の会議があったと思うんですが。事務所の関係者の方とお話をされていて。それで政治活動ということで計上されておられると思うんですけれども。
これまでの知事の支出の計上の考え方で、奥様が「舛添政治経済研究所」の代表をなさってると思うんですけれども。
奥様とお二人でなにかお話をされたり、飲食店でお話しされたりした場合というのは、それは事務所関係者という考え方で、政治の資金として計上するということが今まであったのかどうかをおうかがいしたいんですが。
舛添:その点につきましても、これは政治資金を見て、しっかりまず調査をして、そういうケースがあるのかどうなのか、これを厳しく公正な目で見ていただいて、私のヒアリングに応じて、それでお答えをいたしたいと思っております。
記者4:あったのかどうなのかということは、もう把握されていると思うんですね。それを、舛添知事のお考えで、それを「政治活動」とカウントされていたのか、それはまったくプライベートだと分けられていたのかという点なので。
ここは調査とはあまり関係なくて、今までの、ご判断されていた考え方の話だと思うのですが。
舛添:それは、政治資金の報告書がございまして、何年かございます。やっぱり一つひとつ見て、「これはどういうことであるのか」というのを第三者の厳正な目で見て、それで調べていくというようなことが前提だと思っております。よろしいでしょうか。
記者3:NHKの『ニュースウォッチ9』のタナカと申します。先ほどから、専門家による第三者委員会からの調査を行うという話でしたけれども、この調査の費用はご自身で負担されるんでしょうか?
舛添:もちろん当然です。
記者3:また、もし第三者委員会から、「適切な使い方ではなかった」となった場合はどのような対応を取られるおつもりでしょうか。
舛添:今、「第三者委員会」とおっしゃいましたけれども。私はいま複数の法律専門家にお願いをしているところでありますので。委員会というようなことではございません。今はお願いしているという段階です。
それで、その結果に従いたいと。その方々が厳正な第三者の目で見て「これはこうである」という結果を出されると思いますので、私はその結果に従いますし。その調査にも当然、ヒアリングを含めて、きちんと応じたいと思っております。
記者3:「使い方が適正ではなかった」というような結果になった場合は、どのようなご対応を取られる考えですか?
舛添:それは今申し上げましたように、これは政治資金規正法に精通した弁護士さんたちでありますので、「どういうふうにしろ」ということをおっしゃると思いますので、それに従いたいと思っております。
記者3:舛添知事ご本人は政治資金をどのようなものとお考えで、どう使われるべきだというふうにお考えですか?
舛添:それは、政治活動としてしっかりと都民、国民のために使うべきだと思っております。
記者3:そういう使い方をしてこられた、とお考えですか?
舛添:そこも今申し上げましたように、政治資金規正法に精通した弁護士さんが「これはどうだ、これはどうだ」ということをしっかりと調査して、ご指示がいただけると思っております。よろしいでしょうか。どうぞ。
記者4:テレビ朝日のウチダと申します。第三者の弁護士さんをお願いするということですけれども。その選定についてはどのようにお考えなんでしょうか?
舛添:それは、まず、今申し上げましたように、政治資金規正法にしっかり精通した方々にお願いすると。そして、先ほどより繰り返して申し上げましたけれども、厳しい公正、そういう目で見ていただけるという方を選定をお願いをしていたわけであります。
記者4:それは知事がお願いするということになるんですか?
舛添:もちろん、私の問題でありますから、私がお願いしたいと思っています。
記者4:知事が選ぶと、「疑念を持たれている」ということに対して、やっぱりまた、なんていうんですかね、「知事に寄った立場で見るんじゃないか?」という目も出ると思うんですけれども。そのへんについてはどうですか?
舛添:それはいま本当に複数の方にあたっております。ちょっとまだ名前を出すとかいうわけにはまいらないのはご理解いただけると思いますけれども。どなたが見られても、もうこの方ならば……例えば、私寄りだとか、私に贔屓目だと、そういうことじゃない方を選びたいと思っております。
記者4:その過程については、途中経過を公表されたり、結果を公表されるとか、そのお考えはありますか?
舛添:これはもうお相手のある話でございますので、その方が「じゃあ、自分の名前出していいよ」とか「じゃあ、中間報告しなさい」ということであれば、それはできると思いますけれども。お相手の方とご相談しないとできないというのが今の状況です。
あとはどうしましょうかね。今度は前で。
記者5:調査の件なんですけど、具体的にいつ頃までに調査結果をまとめられるというお考えですか?
舛添:今、申し上げられるのは、できるだけ早くということでありまして、2ヶ月かけるとか、3ヶ月かけるとか、そういうことではありません。
前回の週刊誌の件を調べるだけでも、ものすごく時間がかかりました。かなり膨大な量になると思いますので、多少の時間は必要だと思いますけど、いずれにしましても、6月の1日に、ご承知のとおり都議会がはじまります。
ですから、都議会のみなさま方にご迷惑はかからないよう、心がけまして、可及的速やかに調査をしていただくよう、お願いしたいと思っております。
記者5:6月1日の都議会開会に間に合わせるように、ということですか?
舛添:そういうことではありませんが、とにかく都議会にはご迷惑はかからないように、全力をあげて、速やかに調査したいと、お願いをしたいと思っております。
記者5:だいたいの目処というのは?
舛添:それも調査している相手にお願いしているとこなので、これはお願いしてお受けいただいた方が、精査をはじめて、その段階でのご相談になると思います。
ただ、私の気持ちは、今申し上げたように、できるだけ早く。それから、都議会がはじまりますので、都議会のみなさまにご迷惑をおかけしたくない。これはあります。
記者5:調査の件なんですが、これは政治資金規正法に抵触しているのかどうか、というのもお調べになるということですか?
舛添:今回、さまざまな疑念がさまざまな報道でなされています。これはもうみなさま方に申し訳ないと思っております。それだけこの疑念を提示されたというのは、本当に恥ずかしいことだと思っております。
それで、先ほどから申し上げておりますように、政治資金規正法に精通した方にやっていただくんですけど、それ以外の問題でも厳しい第三者の目で見ていただきたいと思っております。
記者5:どれぐらいの期間、さかのぼって調べられるんですか?
舛添:これはさまざまな問題が出てきております。どれだけというのは、調査していただく方との相談になりますけど、ある程度、過去にさかのぼって、包括的に見ていただきたいと思っております。これは決まり次第、調査なさる方とご相談しながらそういう方向でまいりたいと思います。
記者5:最後に1点、支出なども調べられるということなんですけれども、仮に専門家が問題があると判断なさった場合、知事は知事職というのは、続けるかというのはどのように?
舛添:まずは、先ほどお答え申し上げましたように、しっかりと厳しい第三者の公正な目で見ていただいて、そして、これが結果として公表されることになります。
そのときに、同時に、極めて公正な目でのご指示があると思います。それを受けて、その指示に従いたいと思います。
しかし今のところは、私は全身全霊をかたむけて、都民のためにいい仕事をして、信頼を回復したいと。今、その一念でございます。よろしいでしょうか?
記者6:ジャパンタイムスのオオスミです。調査を行われる方は1名ですか?
舛添:今のところ複数の方に……。
記者6:何名か教えていただけますか?
舛添:今、まだわかりません。数名の方に打診をしているところでございます。
記者6:わかりました。あと2点目の質問なんですけど、先ほどこれから全力を尽くして、都民の方の信頼回復されたいとおっしゃったんですけど。
各社で行った世論調査によりますと、先週の会見を見た方で90パーセント以上の方は辞任を求めているか、納得できないという回答が非常に多かったということで、具体的にどういうところを直したいというお考えでしょうか?
舛添:厳しいご批判を都民のみなさまにいただいている、これは先ほどから申しているとおり、心から真摯に反省をしております。
そして、そういうご批判を受けまして、それに対して二度とそういうご批判を受けないよう、そういうかたちでしっかりと仕事をしてまいりたいと思っております。
記者6:しっかりと仕事をして、というのは自分のご活動のなかで、どういうところで改善されたいと? すごく曖昧な表現になっていますので具体的にどういうところを改善されたいかっていうのをお聞きしたいです。
舛添:仕事はいろんな分野があります。オリンピック、パラリンピックの準備もしないといけませんし、それから社会保障の問題もあります。都政はいろんな分野でありますんで、これまでも努力をしてまいりましたけど、さらに、加えて努力をして、あらゆる分野において、いい仕事をしたいと思っております。
記者6:すみません、私の質問が悪かったかもしれませんけど、ご活動のなかでの分野ではなくて、知事ご自身のご活動か、これまでの行為のなかで、改善が必要な点はどのように考えられますか? という質問でした。
舛添:それは先ほど申し上げたように、都民のみなさまから本当に数多くのご批判を受けておりますので、一つひとつ肝に銘じて、批判を受けたことに対して、改善したいと思っております。よろしいでしょうか?
記者7:東京新聞のマツムラです。知事が先ほど言われた、弁護士さんに見てもらう件ですけど、法に抵触しているかどうかだけじゃなくて、どれくらいだったら一般都民の理解を得られるだろうかというラインを見てもらうってことなんですか?
舛添:それも、どういう調査をするかっていうのを先ほど申し上げましたように、第三者の厳しい公正な目で見ていただくと、そのときに、いろいろなご意見が、調査結果の公表とともに、いただけるものと思っております。
記者7:知事自身は自分で判断できないってことなんでしょうか?
舛添:先ほど申し上げましたように、大変都民のみなさんの信頼を失っておりますので、厳正なる第三者の公平な目で見て、しっかりと指摘していただきたいと思っております。
記者7:それは逆にいうと、弁護士さんが「いい」と言えば、それを楯にして、知事は「大丈夫でしょう?」ととられちゃうということがあると思うんですけど。
舛添:私はそういう気がまったくありません。
記者7:むしろ知事が今後は、政治的活動が半分以上占めるものでないと、支出しませんとか、ちょっと私的なものが入っているんだったら、それは計上しませんとか、そういうことをご自身で表明して、その基準に基づいて、弁護士さんに過去のものを見てもらうっていうんならわかりますけど、その基準自体を、弁護士さんにやってもらうっていうのはちょっとトンチンカンなんじゃないかと思うんですけど。
舛添:基準を作ってもらうということを申し上げているのではなくてですね、しっかりとまず調査をしていただいて、そしてそれに基づいていろんなアドバイスがある。こういうふうに思っております。
記者7:知事自身でもう、今後についてご判断する気はまったくないんでしょうか?
舛添:そういうつもりで申し上げてるんではなくて、まず、事実についてしっかりと調査していただくことがすべての前提だと思っております。
記者7:それ、事実が出てきたとしても、その事実をどう解釈するかという問題だと思うんですけど?
舛添:それはそれからのことだと思います。まずしっかりと、公平な厳しい第三者の目で見ていただきたいと思っております。
記者7:知事は辞めないまでも、給料削減するとか、そういう目に見えるかたちで反省を示すっていうことは考えてらっしゃるんでしょうか?
舛添:そういうことについても、すべては調査の結果を待ちたいと思います。よろしいでしょうか?
記者7:東京新聞のカワカミです。今の質問の続きなんですけれども、弁護士さんの方々にはいろんなことをお話しできて、こういうふうにカメラが入って都民の方が見ているこの場では正しいことはお話しできないと。そういうふうにも受け止められるんですけれども、この点についてはどうお考えでしょうか?
舛添:いえ、私はそういう気はまったくございません。先ほど来、申し上げておりますように、都民のみなさまに大変申し訳ございませんけれども、信頼を失っておりますので、まずは調査をしっかりとやっていただくということが前提でございまして。今、おっしゃられたような意図は毛頭ございません。
記者7:調査そのものということよりかは、知事自身の言葉で説明をしてほしいというコトだと思うんですよね。知事自身がこの疑惑に関して「こうですから、こうです」ということを説明していただいて、その上で都民の方々がその説明について納得するかしないかだと思います。
前回の会見では納得される方は大変少なかったです。むしろ我々の追求が甘いのではないかと、私どものほうに大変叱責を受けております。そのなかで、知事が今回なにも答えないということは都民の方々、大変お怒りになると思います。その点についてはどう思われますでしょうか?
舛添:そういうお怒りもあると思いますけれども、やはり私は厳しい第三者の公平な目で調査をしていただきたいと思っております。
記者7:知事自身は、知事自身が活動していくときに、都民の信頼がどれくらい必要だとお考えでしょうか?
舛添:それはもう都民の信頼がなければ仕事ができないと思っておりますので、信頼を回復すべく全力をあげて努力をしたいと思っております。
記者7:弁護士さんにお話しできて、都民にはお話できないというなかで、都民から信頼されるとお思いでしょうか?
舛添:そういうことで私が申し上げているのではなくて、厳しい第三者の目でまずしっかりと調査をしていただきたいということであります。
記者8:夕刊フジのヤマモトです。まず、調査の結果は6月1日の都議会に間に合わないということなんでしょうか? それとも間に合うんでしょうか? 目処を示さずに、中身について答えないというのはこれは都民誰1人納得しないかと思うんですが。
まず、第三者の調査なるものの目処、6月1日なのか、6月10日なのか、2ヶ月、3ヶ月かかりませんとおっしゃいましたけれども、まず目処を示していただけませんでしょうか?
舛添:これも今申し上げたように、調査してくださる方にお願いしている段階で。決まりましたら、細かくご相談いたしますけれども、先ほど申し上げましたように、何ヶ月も延ばすという気でやっているわけではございません。
できるだけ早くということでありますけれども、量もたくさんあります。それで1つの考えとしましては、都議会にご迷惑がかからないようにということでありますので、その日程はいろいろ都議会のみなさま方が迷惑がかかるのは、これにいたってのことをおっしゃると思います。
そういうことも含めて、まずはしっかりとした法律専門家をお願いするというのが前提でございます。
記者8:都議会にご迷惑をかけるということの意味がよくわからないんですが。都議会でこの件に関して、知事がご説明されないのならば、都政は停滞して、大変な影響が及ぶと思うんですけれども。そのことをご迷惑とおっしゃっているんでしょうか? 迷惑の中身とはいったいなんなんでしょうか?
舛添:都議会は、都民の代表者が集まっているということであります。そこでご質問があれば、私がきちんと答えるというのは知事としての義務であります。
記者:今日の会見では答えられないけれども、都議会が始まったら、個別の案件についても詳細にご説明されるということでよろしいんでしょうか?
舛添:そういうことを今、申し上げているわけではなくて、まず調査の結果をしっかりしていただきたい。まず、法律専門家を今選んでいるところですから。その上で、これは私の今の気持ちは都民の代表である都議会で、これをしっかりと説明するというのは、それは当然なので、そういう意味でご迷惑をおかけしたくない、ということを申し上げたわけです。
記者8:改めてうかがいたいんですけれども、政治家が政治と金の問題についてご自身でご説明できないという時点で、政治家を続ける資格があるのかどうか、たぶん私はないかと思うんですけれども。
それについて、知事は自分の政治とお金について、自分の口から説明できない現状について、どういうふうにお考えなんでしょうか?
舛添:説明できないという厳しいご意見を今いただきましたけれども、厳しい第三者の公正な目で、前提として実態がどうであるのか、これをまずつまびらかにする必要があると思いますので。しっかりと私の政治資金の支出についてみていただこうと思っております。
記者9:テレビ東京のシブヤといいます。先週の会見では、宛名のない領収書を受け取っていらっしゃったということをお認めになっていらっしゃいますが。こうしたことがミスの原因になったと思うんですが、こういうシステムは改善されたのかどうか確認させてください。
舛添:これもどういうふうに、よりよいシステムに改善するのかを今、検討中でございますので、今できるだけ早くいい方向に持って行きたいと思います。
記者9:あと1点、また先週の会見なんですが、収支報告書の訂正にいたった経緯について、「会計責任者のミスで人間だから100パーセントはない」とおっしゃっていらっしゃいましたけれども、これだけ多岐にわたる疑惑が出てきたということは、事務所そのものの体質じゃないかと思うんですけれども、それについてはどのように?
舛添:そういう面もあると思います。そういう厳しいご指摘を受けて、事務所のシステム、これも抜本的に改革したいと思っております。よろしいでしょうか?
記者9:いつまでに?
舛添:できるだけ早くしたいと思っております。
記者10:毎日新聞のシノハラと言います。調査についておうかがいしたいんですが、結果はどのようなかたちで公表されるんでしょうか?
舛添:これも、今、打診を専門家にしているところでございます。それでもちろん、公表はいたします。ただ、どういうかたちで公表するのか、それについては担当の弁護士が決まった段階で、ご相談して決めたいと思います。
記者10:これまで報道で、一つひとつの項目についていろいろな疑念が示されておりますが、その一つひとつの項目について、使途はこうであったとか、これは私的なものだったとか、これは公的なものだったとか、一つひとつ、公表されるというお考えはないんでしょうか?
舛添:ご質問の意味はよくわかります。だからみなさん方から、さまざまな分野について、さまざまな点について、疑問が呈されておりますので、そういう疑問であるとか、懸念であるとか、そういうものがすべて払拭できるかたちで、調査をお願いしたいと思っております。
記者10:一つひとつ?
舛添:もちろん、一つひとつ精査してくださると思っております。
記者10:それを出されると?
舛添:もちろん、そうだと思います。ただ、これはどういう公表の仕方をするかというのは、弁護士さんに任せないといけないですけれども。みなさん方から疑念や懸念がたくさん出されていますから、この説明で払拭できたら、ということをやるために専門家にお願いすると、そういうふうにご理解いただけたらと思います。
記者10:もう1点だけ。先週、知事は会見のなかで「説明責任は果たしたと思う」ということをおっしゃりましたが、今週この会見でさらに公正な調査をするとおっしゃられたということは、説明責任は果たされていないというふうに考え方を変えたんでしょうか?
舛添:いえ、そうではなくて、私は、私の事務所で一生懸命調べて説明をいたしました。ただ、冒頭で申し上げましたように、その後みなさま方からご指摘いただいたように、多くの都民が納得していない、批判的である、という声がありますので。私の事務所が調べるというよりも、厳しい、公平な第三者の目で見ていただくということのほうがはるかにいいだろうとそういうことで申し上げていることであります。
記者10:説明が不十分であったと?
舛添:不十分というよりは、私はじゅうぶん説明したつもりでありますけれども、先ほど来みなさま方がおっしゃっているように、9割の人が納得しないという数字が出てございましたよね。そういうことを受けて、しっかりと反省してやるということであります。よろしいでしょうか?
記者11:フジテレビのツバキハラです。第三者に厳しい目で調査をしてもらうということではありますが、結果によっては知事の職を辞するという覚悟はお持ちでしょうか?
舛添:これは、まずしっかりと調査をしていただくということが前提なので、その結果を待ちたいといのが今の状況です。
記者11:結果によっては、辞めるというお気持ちは?
舛添:今のところはしっかりと仕事をして、都民の信頼を回復したいというのが今の気持ちであります。
記者11:先週今週と2週間にわたって政治資金について釈明することで、すでに都政に支障をきたしていると思うのですが。その点についていかがお考えでしょうか?
舛添:私自身は決められて公務はしっかり行ってまいっておりますけれども、職員のみなさんの士気に関わったり、そういうことは決していいことではございません。これは心から反省をしてお詫び申し上げたいと思います。そのことは十分に認識をしております。
記者11:ご自身は政治資金に関して精査をして、都政の時間も削られてると思うのですが、支障をきたしているとはお認めにならないですか?
舛添:私自身は今日は決められた公務をこなしております。先ほども申し上げましたように、職員の方を不快にさせたり、士気に関わったりというようなことについては、心から反省しなきゃいけないと思っていますので、深くお詫びをして1日も早く信頼を回復して、みんなが元気に仕事ができるように努力をしたいと思います。
記者11:もう1つお願いします。猪瀬都知事が辞められたあとに、舛添知事は政治とカネの問題を批判して知事になられたわけですけれども。ご自身が次々とお金に対する疑惑が報じられていることをどう思いますか?
舛添:それはもう都民のみなさんに申し訳ないと思って、しっかりと反省をして、二度とそういうご批判を受けることがないようにしたいと思います。
記者11:次々と疑惑が出てくるなという、都民の目・世間の雰囲気をどう受け止められていますか?
舛添:それはもう、非常に厳しいものがあるなと思っていますので、真摯に反省して、信頼の回復に努めたいなと思います。
記者12:ニコニコ動画のナナオと申します。都庁に寄せられた批判の詳細を申し上げますと、ご存知だと思いますが、政治資金に関しては6,100件でございます。海外出張に関しては4,800件。公用車問題に関しては2,200件です。トータルで13,100件です。
この数は、参考として言いますと、先ほど出ました猪瀬都知事が徳洲会グループから5,000万円を受け取っていた問題で、そのときに都庁に寄せられた件数というのが、2010年11月27日時点で717件でした。
今回これと違う点が2点あるんですが、やはり猪瀬都知事も当時はかなり騒がれたんですが、それの約18倍の声が寄せられているという点と、都民が知事に対して明らかにしていただきたいのは、必ずしも政治資金だけではなくて、海外出張とか公用車の問題もあるんですが、こうした都民の声をどう見ていらっしゃいますか?
舛添:今数字をあげていただきました。大変厳しい数字でございますし、心から真摯に反省して、信頼を回復するしかないと思います。
記者12:第三者への打診はいつから始められたんですか?
舛添:今週の半ばあたりから打診をしております。みなさんお仕事持っておられますし、いろんな立場もございますから、なるべく早くということでお願いしているところでございます。
記者12:打診されてから、それぞれの方にまだお返事をいただいていないということで、知事としては今回第三者に依頼したというかたちで発表したかったと思うんですが、まだ決まっていないという焦りみたいなものは知事にはございますか?
舛添:私は一刻も早くと思っておりますけど、相手のあることですし、みなさんお仕事も持ってらっしゃいますので、即答できないというのもわかりますけれども、ぜひ早くしてくださいということを再度お願いしたいと思います。
記者13:TBSテレビのマツナガと申します。自民党公明党の幹部から「説明責任を果たしてほしい」ということがありましたが、今日の説明で説明責任を果たせているとお思いでしょうか?
舛添:今おっしゃったように、与党の幹部からも厳しい指摘を受けている、これは本当に反省しないといけないと思っております。ただ、私ないし私の事務所の体質が問題じゃないかと先ほどおっしゃった方もおられましたけど、説明責任を果たす前提として、第三者の厳しい専門家の目でまず公正にチェックしていただくと。それが大前提だと思っています。
与党の幹部のみなさん方の厳しい叱責、これは本当にその通りだと思っております。
記者13:知事はいつも透明性・スピード感が大切だとおっしゃっているんですけど、そのどちらも今ないように思うのですが、それについてはいかがでしょうか?
舛添:ご指摘の懸念はすごくよくわかります。調査の過程において、公正を期して厳しい目で見ていただいて、結果は必ず公表いたしますので、その点は問題ないと思います。
スピード、これもおっしゃるように私も1日も早いほうがいいと思っておりますけれども、かなり膨大な資料の量になると思いますから、お受けいただける弁護士さん、専門家の方には急いでいただくようにお願いしたいと思っております。
記者14:毎日新聞のハヤシダと申します。政治資金の問題については第三者の目に託したいということですので、公用車についてお尋ねします。
湯河原町と行き来なさった48回のうち、43回で世田谷区を経由なさっているのですが、これはなんのためにお寄りになったのでしょうか?
舛添:これについても、政治資金についてももちろん精査をしていただきますけれども、疑念が本当に恥ずかしいくらいたくさん出ておりますので、慙愧(ざんき)の念に耐えないところであります。
そういうことにつきましても、厳しく第三者の目を通したいと。それもきちんと公表をして、公正を期したいと思います。
記者14:先ほどから事務所のシステムの問題をご自身でもお認めになってらっしゃいますけれども、そもそも知事の私的なお金も預けて、公私両方のお金も預けるというシステムはどなたの考えだったのでしょうか?
舛添:どなたのというか……それは最終的に私がやったことですから、私の責任だと思います。ただ、これは私の記憶が正しければ、私が国会議員になった時に、先輩の国会議員のみなさん方、私も含めて、秘書さんたちがそういうことをおやりになっているので、だいたい「どういうようにやったんですか?」と聞くんですね。
「こういうやり方だよ」って他の議員の先生の方が、全員やっているわけではありません。ただ、そういうことをおうかがいして、「そうなんだ、そういうシステムなのか」ってことでやったということしか。10年以上前もことですので、いま記憶を辿ればそういう感じだと思います。
記者14:そうなると、そもそも会計責任者の方が話さる時点で、政治資金に関してもみていただく。同時に私的の資金も見ていただくというそういうお願いをされてらっしゃるんですか?
舛添:前回ご説明した通り、分けてやっていくということなんで、先ほどお話ししました通り、そういうシステムはよろしくない、それが一つの原因なんでこれから改善していくという......。
記者14:いや、当時です。ご依頼なさった当時。両方お願いしますといったかたちでご依頼されたんですか?
舛添:それは前回お話ししました通りです。
記者14:そうしますと、知事は国会議員時代から他の方々の「政治とカネ」について厳しく指摘してきたと思うんですけれども。そういう観点から考えるとそもそも同じ方が管理しないほうが透明性を保てると思うのですが。なぜあえて同じ方にお願いされたんでしょうか?
舛添:それはもうおっしゃる通りなんで、深く反省しておりますので改めたいと思っております。
記者14:なぜかということをお聞きしているんですが。
舛添:なぜかというよりも、そういうことをやってきていますので、それが1つの大きな原因でありますので、しっかりと改めたいと思います。そしてまた、今回専門家が調査してくださいますから、「これはよろしくない。こういうように改めなさい」というアドバイスに従いたいと思っております。
記者14:いや、知事が反省なさってらっしゃるのは非常によくわかるんですけれども、当時、あえて同じ方にお願いしたというのは、はたから拝見すると同じ方に白紙の領収書渡すほうがどちらにいっても計上できますよね? そういうことをあえて意図して同じ方にしたのではないかという疑いがもち得るんですけれども。
舛添:おっしゃりたいことはわかりました。私はそういう意図でやったわけではありませんけれども、今このような疑念を持たれるのは大変恥ずかしいことでありますので、なるべくはやく改善をしたいと思っております。
記者14:そういう意図でないとしたら、どういう意図だったんでしょうか?
舛添:ですから、それは会計にきちんと清算してもらうという意味でやったわけでありまして、それ以上のことはありません。
記者14:それなら政治資金の分だけお渡しになったほうがよろしかったのではないでしょうか?
舛添:ですから、なぜそういうことになったかは前回お話しした通りでございます。
記者14:そのほうが都合がよかった......?
舛添:というより、私はシステムとしてやっていたということです。よろしいでしょうか?
記者15:フジテレビ情報番組『グッティ』のヒロセと申します。今日のこの会見を見ている都民はどのような思いだと思われますか?
舛添:それは私が申し上げることではなくて、見ている都民のみなさんがお感になることだと思いますので、私がそれはここで都民の気持ちを類推するということはできません。
記者15:今日の会見で都民を納得させる会見をしようという気持ちはどのくらいお持ちでしょうか?
舛添:私は今の状況でこういうことをやるということを申し上げたわけでございます。
記者15:この会見を見た都民が第三者の見解を待ってくれるでしょうかという思いなんですが、その点いかがですか?
舛添:できるだけ早く結果を出すようにお願いしたいと思います。
記者15:今の疑惑にたいして知事の話が聞きたいという思いがあると思うんですね。それを第三者機関の目でというと待たせてしまう。このところ待ってくれると思いますか?
舛添:たしかに、少しお待たせするのは大変申し訳ないと思いますけれども、厳しい「公正な第三者の目」でみていただきたいと考えております。
記者15:「公正な第三者の目」とおっしゃいますが、「都民の目」はどのようなものだと考えておりますか?
舛添:それは大変厳しい目だとみなさんのご指摘をいただいております。
記者15:都民の目こそが公正だとは思いませんか?
舛添:政治資金規制法などの専門家の方が、都民の目も年頭に置きながらご判断いただけるものと思っております。
記者15:今日まったく疑惑に関して、ご自身から説明がないということでよろしいですか?
舛添:すべて「厳しい第三者の目」で判断いていただきたいと考えております。
記者15:いろんな疑惑がありまして。「似顔絵入り饅頭」ですとかいろいろ出てるんですけれども、これを作った記憶とかございますか?
舛添:もちろん存在していました。
記者15:これはどのようなお金でどのような目的作って誰に渡したっていうのは?
舛添:それにつきましても、収支報告書に記載されてることでありますので、「第三者の厳しい目」でしっかりと調査していただくというのはすべて他の項目と同様でございます。
記者15:これも回答を待たなければいけないということですか?
舛添:同様でございます。申し訳ございません。
記者:規制してもらいたいです。これ、記者会見にならないです。今日の記者会見じゃないんですか?
司会者:やめてください。支持に従ってください。
記者15:調査について、先ほど複数の弁護士に打診しているとおっしゃっていましたが、実際に調査される弁護士は1人なんですか? それともチームで何人かであたるということなんでしょうか?
舛添:いまのところ、複数で打診しております。
記者15:複数で打診してて、理想だと複数の人が調査を行うということなんですか?
舛添:そのつもりです。
記者15:先ほどから「公正な第三者の目」とおっしゃっていますけれども。あくまでも政治資金の使い方っていうのが、いわゆる法的に問題があるのかっていうのが弁護士さんていうのは専門家であって。
いわゆる、法的な問題もそうですけれどもチーム。例えば解散直前に移動させたとか法的には問題ないですけれども、いわゆる動機的とか倫理的に関しても弁護士さんが判断できるんでしょうか? また判断させてもいいんでしょうか?
舛添:それは、まさに担当になられる弁護士さんの方と相談をしないといけないですけれども。厳しい都民の目が背景にあるということを前提にして的確に厳しい公正な目で見ていただけると思います。
記者15:知事ご自身の処分までも弁護士に委ねてしまうんでしょうか?
舛添:そういうことではなくて、まず膨大な量にあたります。それは疑念がありますのでまずそれをしっかりみていただくと。そしてその公表した中の結果についてどうするかっていうのを私のほうでしっかりと考えたいと思います。
記者15:知事自身が自らをどう処するかというのは、ご自身がご判断されるということでよろしいでしょうか?
舛添:基本的に政治家の身体は政治家が判断するということです。すいません、みなさん順番にあてて。
記者16:日刊スポーツのナカヤマと申します。調査をする弁護士の方々はいま打診している段階で、決まってないということで、決まる目処はあるんでしょうか?
舛添:できるだけ早く、できれば週明けぐらいには決めたいというのが今の私の気持ちで、そういう思いで今、お願いをしているところです。
記者16:すみません、追加で。そうしましたら、週明けに決まったとしても、調査にはだいぶ時間がかかるとおっしゃいました。
もし結果が出ていない場合は、来週の記者会見もこういうかたちで、こういうやりとりが続くようなことになるんでしょうか。
舛添:それはもう、とにかく、それこそ週明けすぐにでも決めて、もっと早くできればそうなんですけど、ただちに調査に取り掛かっていただきます。その結果次第だと思います。
記者16:あの、都議会が来月1日から始まりまして、代表質問、一般質問ございまして、そこで質疑があると思うんですが、少なくともそれまでには、代表質問や一般質問の頃までには、ある程度の結果を出すということでよろしいでしょうか。
舛添:あの、先ほど申し上げてますように、この何月何日ということを申し上げているわけではなくてですね、都議会にご迷惑がかからないようにということでありますし、もちろん、都議会っていうのは、都民のみなさんの代表の方々がそこに来られるわけですから、都民を代表して、各議員からさまざまなご質問、厳しいご批判が出るのが当然だと思います。そして、それに対しては知事としてきちんと答弁をしていきたいと思っております。
記者17:朝日新聞のイトウです。公用車の話に戻るんですけれども、48回中、この1年間で44回世田谷に寄っていたということで、収支報告書とはぜんぜん関係ない話だと思うんですけれども、その件についても知事の口から公務だったかどうかっていうことはご説明いただけないんでしょうか。
舛添:これもですね、今ほんとにそういうことも含めて、出張経費も含めて、出ておりますなかで、私はこの公用車の問題も、今申し上げている専門家にきちんと精査をしてもらったほうがいいと思っておりますんで、その上でこの結果をお知らせしたいと思っております。
よろしいでしょうか。
記者17:すみません。世田谷はご自宅と事務所があると思うんですけれども、なにかお仕事の関係で行ったか、それか自宅だったかっていうところまで検証して公表してくださるんですか?
舛添:そういうことも、私が今非常にこれだけ都民のみなさんの信頼を失っておりますので、厳しい目で見ていただいて、調査をしていただきたいと思っております。
それじゃ、どうぞ。
記者18:テレビ朝日のタケウチと申します。よろしくお願いいたします。そもそも政治資金はどのような目的で使われるものだと思っていらっしゃるでしょうか。
舛添:それは、政治活動のために使うと思っております。それは都民、国民のためにしっかりと政治活動をするっていうことに尽きると思います。
記者18:逆に、政治資金として使ってはいけないものというのはどういうものだと思われますか。
舛添:それについても、今申し上げたように、都民、国民のために役に立つと、そういうことが政治活動だと思っております。
記者18:例えば、肌着ですとかパジャマというのは、都民、国民のためになるものなんでしょうか。
舛添:そういうことについても、今政治資金の報告書、それについてまず精査をしないと、それがそうだという、今おっしゃったことがそうだという確証はないと思いますから、これらはしっかりと、そうであったのかどうであったのか、すべて公正なる第三者の専門家の厳しい目で見ることが前提だと思います。
記者18:前回の会見で一部誤りを認められましたけれども、法に触れていなくても、世の中のみなさんは公私混同ではないか、常識的に考えておかしいのではないかという声も聞かれていますけれども、これまでの政治資金の使い方について、ご自身は客観的にどのように思われますでしょうか。
舛添:今おっしゃられたように、大変厳しいご批判を受けておりますので、そのことについて、二度とそういうご批判をいただかないように、しっかりと反省して、改めるべきところは改めたいと思っております。
記者18:少し緩かったのではないかというお考えはありますか。
舛添:しっかりとこれ改めていきたいと思います。
記者18:あともう1つ、失礼を覚悟で聞きますけれども、世の中の方たちは、都知事に関して「お金に細かい」ですとか、言葉は悪いかもしれませんが、「ケチではないか」というようなことを言っている方もいます。ご自身はどう思われますか?
舛添:それは、みなさま方がご批判なさることで、そういうご批判につきましても、しっかりと受け止めたいと思っております。
記者18:ご自身でそういった自覚はおありになりますか。
舛添:みなさまのご批判をしっかりと受け止めたいと思っております。よろしいでしょうか。それじゃ、ナカジマさん。
記者19:NHKナカジマです。よろしくお願いいたします。まず事務所費の計上に関してのご見解をいただきたいんですが。
舛添:もう一度おっしゃってください。
記者19:政治資金収支報告書で、自宅に対する事務所費の計上についてご見解をおうかがいしたいんですが。
舛添:これにつきましても、さまざまなご批判が出ていることは十分承知しておりますので、政治資金の報告書に書かれていることでございますから、これも厳しい、厳正なる第三者の目で調査をしていただきたいと思っております。
記者19:次に千葉の木更津のホテルの件なんですけれども、前回「事務所関係者等」とおっしゃった件での確認をさせていただきたいんですけれども、このなかに奥さんは入っているということでよろしいでしょうか。
舛添:あの……妻というのは家族であります。
記者19:そうすると「事務所関係者等」のなかには奥さんは入っていないということでよろしいですか?
舛添:妻は家族です。
記者19:入っていないということで……。
舛添:妻は家族です。はい。
記者19:次に、NHKの取材のなかで政治資金で美術品を購入しているケースが確認されていて、キース・ヘリングの手紙とか、吉川三伸の油絵というものがあったんですが、これについてはどういう使い方をされたのかっていうのと、今これはどちらにあるのかというのを確認させていただきたいんですが。
舛添:これにつきましても、ほかの項目もたくさんございますので、すべて第三者の厳しい目で精査をしていただいて、そして今のご質問に対しても、調査結果のなかで、しっかりと公表していきたいと思っております。
記者19:どこにあるかというのも?
舛添:それも含めて、しっかりと調査していただいて公表していただきたいと思っております。
記者19:調査の関係でお聞きしたいんですけれども、法律の専門家がメンバーになるとおっしゃっていらっしゃると思うんですが、そうすると法的な側面での検討が中心になると思います。
今、現実に、10,000件を超える批判もそうですけれども、都民から出てるのは、知事の感覚と一般の人たちの感覚のズレが指摘されてると思うんですけれども、これについては法的な側面ではないと思います。
これを法律の専門家に判断してもらうということではなくて、本来ならば、政治家・舛添要一がどう判断するかっていうことを、今この場で説明されるのが筋だと思うんですがいかがでしょうか。
舛添:先ほどより申し上げてますように、さまざまな政治家・舛添要一に対するご批判をいただいていること、何度も申し上げますけれども、ほんとに都民のみなさんにご心配とご迷惑をおかけしていることを深くお詫びを申し上げたいと思います。
そういうなかで、先ほど申し上げていましたように、厳しい都民の目を前提にして、厳しい第三者の目で公正にまずは調査していただくと、それをまず私はしっかりと受け止めたいと思っているのが今の現状です。
記者19:今現状、美術品を政治資金で購入するとか、事務所費を計上するとかっていうことの判断を本来なら説明していただきたいと思うんですけれども。
あと、今まで知事がずっと都民の信頼を失ったとおっしゃっていると思うんですけれども、今現在ではなぜだとお考えになっていますか。
舛添:ですから、これまでのさまざまな点について、都民のみなさまから厳しい指摘を受けてるんで、これに対しては、反省すべきはしっかり反省して改めていきたいと思っております。よろしいでしょうか。では後ろの方どうぞ。
記者20:日本テレビのミギマツと申します。よろしくお願いいたします。およそ1時間10分ほどこの会見が過ぎまして、そのなかでも知事の説明のなかでは、「第三者に任せる」といった説明に終始されていてですね、この会見を見ている都民さらには国民の方が納得していないという印象なんですが。
まずその調べる収支報告書の中身について、膨大な量と繰り返しおっしゃっています。ただその膨大な量というところの大体の目安というのがピンと来ないんですが、いくつぐらい、何項目ぐらいあるというふうに、規模感だけでも教えていただけますか。
舛添:基本的にはですね、この間さまざまな疑問が呈されました。それについてすべて払拭できるように調査をしていただくということでございます。
記者20:それは数万件なのか、数十万件なのか、そういった規模も私たちはちょっとなかなか把握しきれなくてですね。例えば今から何年前からさかのぼってなのか、その点についてはどうでしょうか。
舛添:これはある程度過去にさかのぼってと思いますが、何年というのはちょっと、いろいろ調べてみてですね、疑問にお答えできるようなところまでやるということがまず前提であります。
これはぜひ、しっかりと第三者に見ていただきたいんで、そういう意味では、いろんな資料がありますから、私が膨大って言ったのがちょっと言葉は悪かったかもしれませんけれども、かなりの量だと思います。
記者20:ちなみにその、弁護士への調査費用は舛添さんのポケットマネーということでよろしいでしょうか。
舛添:当然、私のほうの費用でやります。
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