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仕事ができない人(全1記事)

仕事ができない人の特徴的な「思考パターン」と「話し方」とは? 改善のために今すぐできる実践プラン

【3行要約】
・仕事の成果を上げられない人には、思考パターンやコミュニケーションスタイルに共通する特徴があることが明らかになっています。
・仕事ができない人は、情報収集を含む事前の確認を怠り「前にやったから大丈夫」と思い込む傾向があると指摘。
・改善には自分を客観視する「メタ認知能力」を高め、行動前に立ち止まり上司や先輩に確認を入れるなど、他者の意見を取り入れる姿勢が重要です。

仕事ができない人に共通する思考パターン

職場において「仕事ができない」と評価されてしまう人には、いくつかの共通した思考パターンが見られます。その中でも特に顕著なのが、「少ない情報量で物事を判断し、一度判断した後は新たな情報を受け付けなくなる」という傾向です。

この傾向は、特にタスクに着手する際のプロセスに現れます。仕事ができる人は、情報収集や事前確認に十分な時間をかけ、実務とのバランスを取ります。

例えば全体の仕事量を10とした時、情報収集に5、実務に5といった配分で進めることで、7割以上の確率で成功する方法を見出してから行動を開始します。これは、目的地へ向かう前に地図をじっくりと確認し、最適なルートを頭に入れてから歩き始めるようなものです。

一方、仕事ができないとされがちな人は、このバランスが大きく偏っています。情報収集は0.5程度で、すぐに9.5の実務に取り掛かろうとするのです。「とりあえずやってみる」「やってみなければわからない」という言葉を多用し、地図を見ずに歩き出してしまいます。

この行動の背景には、早く成果を出したいという焦りや、自信のなさの裏返しとして「自分は聞かなくてもできる」とアピールしたいという心理が隠れている場合があります。しかし、この進め方をしていると、結果的に大きな失敗を招く原因となります。

この思考パターンは、具体的なコミュニケーションの場面でより明確になります。株式会社北の達人コーポレーション・代表取締役社長の木下勝寿氏は、仕事ができない人の思考パターンを、上司と部下の会話を例に挙げて次のように解説しています。
具体的な会話を例に出すと、あなたがあまり仕事のできない方に「Aの業務をやってください」と依頼しました。仕事ができない人は「これ前にやったBと同じだな」と思って「はい、了解です。すぐやります」と答えます。

そしてあなたが「いや、ちょっと待ってください。Aの業務は複数の注意点がありますので、いきなり始めないでください」と言いました。すると仕事ができない人は「前にやったことがあるので大丈夫です」と答えます。

あなたが「前にやったことがあるBとは違って、今回のAはこういう特徴があって……」みたいな感じで説明しました。ところが仕事ができない人は、まずこれを聞いていません。そして「大丈夫です、前にやったから注意点もわかっています」と言います。

そしてもう一度あなたが「いやいや、前にあなたがやったのはBであって、今回はAです。別物です。だからCという注意点が別に存在しています」と言いました。ところが仕事ができない人は「だから前にやったことがあるって言ってるじゃないですか、しつこいな」と(笑)。

引用:なぜあの人は仕事ができないのか? できない人の思考パターンから学ぶ、無駄な失敗を避けるコツ(ログミーBusiness)

この会話例からわかるように、最初の「Aの業務をやってください」という少ない情報だけで「これはBと同じだ」と判断し、その後の「Bとは違う」「Cという注意点がある」という重要な情報を一切受け入れていません。その結果、注意点Cを見落としたまま業務を進め、当然のように失敗します。

そして失敗した際には、「Cという想定外のことが起きたのでできませんでした」と報告し、あたかも自分の責任ではないかのように振る舞います。事前に何度も伝えたにもかかわらず、本人にとっては「聞いていなかった」ため「想定外」の出来事になってしまうのです。

このような悪循環を繰り返すことで、いつまで経っても成果が出せず、周囲からの信頼も失い、「仕事ができない人」と評価されてしまうことになるのです。

仕事ができる人・できない人は、話し方にも違いがある

仕事ができる人・できない人の違いは、成果物だけでなく日常的なコミュニケーション、特に何気ない一言の「話し方」にも表れます。仕事ができない人には、無意識のうちに相手に不快感や不信感を与えてしまう話し方の癖が見受けられます。その代表格が「否定からの切り返し」です。

例えば上司から「あの件、どうなってる?」と進捗を確認された際に、即座に「いや、違うんです」と返してしまう人がいます。この返答は「何かを隠しているのではないか」「言い訳をしようとしているのではないか」という印象を相手に与えかねません。

実際に研修トレーナーの伊庭正康氏は、自身が上司だった頃、「いや、違うんです」が口癖の部下は、確認した際にタスクを完了していないケースが多かったと語っています。この言葉は、営業の電話対応など、ビジネスのさまざまな場面で無意識に使われがちですが、相手との間に壁を作ってしまう可能性があります。

仕事ができる人は、このような場面で真っ向から否定するのではなく、「申し訳ございません。説明が不足しておりました」といったクッション言葉を使い、相手の指摘を一度受け止める姿勢を示します。これにより、対立的な構図を避け、円滑なコミュニケーションを維持することができるのです。

もう1つ、仕事ができない人と見なされがちな人の話し方の特徴として、語尾に「思います」を多用することが挙げられます。例えば、「このタスクは明日までに完了できると思います」「この方法で問題ないと思います」といった表現です。

この「思います」という言葉は、もしうまくいかなかった場合の逃げ道を用意している、つまり責任を回避しようとしている無責任な響きを伴います。自信のなさの表れでもあり、聞いている側は「本当に大丈夫だろうか」と不安を感じてしまいます。車の販売員が「この車はたぶん潰れないと思います」と言ったら、誰もその車を買いたいとは思わないでしょう。

ビジネスにおける発言は、相手に安心感と信頼感を与えるものでなければなりません。できる人は、「思います」という曖昧な表現を避け、「です」「ます」とはっきり言い切るか、「確信しております」「そのように存じます」といった責任感の伴う言葉を選びます。

語尾を意識的に変えるだけで、発言の重みは大きく変わり、「この人は責任を持って仕事に取り組んでいる」という印象を与えることができるのです。これらの話し方の癖は、自分では気づきにくいものですが、意識して改善することで、周囲からの評価を大きく変えるきっかけとなり得ます。

仕事ができない人の中にあるプライドの高さ

仕事ができない人の中には「プライドは高いけれども、仕事の成果が伴わない」というタイプの人も存在します。彼らは一見、自信に満ち溢れているように見えるかもしれませんが、その行動には特有の「防衛的な態度」が色濃く現れます。

研修トレーナーの伊庭正康氏によると、このタイプには主に3つのよく見られる特徴があると言います。1つ目に、「指摘をされると防衛的になる」ことです。業務上のミスや改善点を指摘されると、「いや、違うんですよ」「でも、それは……」といった言葉で即座に反論し、自分の正当性を主張しようとします。これは指摘を自身への攻撃と捉え、自尊心を守ろうとする無意識の反応です。

2つ目に「助言を素直に受け取れない」という点です。より効率的な方法や異なる視点からのアドバイスを受けても、「でも、自分はこうやることがいいと思っているんですよ」と固執し、他者の意見を取り入れようとしません。

3つ目は「変化を極端に拒む」ことです。新しい方針やツールの導入に対して、「それっておかしいですよね」「従来の方法のほうが良い」と否定的な態度を示し、現状維持に強くこだわります。特に経験を積んだベテラン社員にこの傾向が見られることがあります。

これらの態度は、単に個人の成長を妨げるだけでなく、周囲にも悪影響を及ぼすため、特にマネジメント上で大きな課題となります。彼らが発する「これってやる意味ないよね」といったネガティブな発言は、チーム全体の士気を下げ、他のメンバーを萎縮させてしまう可能性もあるのです。

仕事ができる人の思考をインストールする方法

では、仕事ができない人が仕事ができる人に近づくためには、どうしたら良いのでしょうか。仕事ができない人は、多くの場合、自分の視点だけに固執してしまいがちです。

しかし、成長のためには、自分を客観的に見る「メタ認知能力」が欠かせません。特に「自分より仕事ができる人から見たら、今の自分のやり方はどう見えるのだろうか」という視点を持つことは、無駄な失敗を避ける上で極めて重要です。

仕事ができない人の行動は、指示する側の「できる人」から見ると、「着手する前から失敗することがわかっている」ケースが少なくありません。本人は「やってみなければわからない」と意気込んでいる一方で、経験豊富な上司や先輩は「そのやり方では、あの問題に必ず突き当たるだろう」と予測できているのです。

この構造を理解し、自分自身に当てはめてみることが成長の第1歩となると、株式会社北の達人コーポレーション・代表取締役社長の木下勝寿氏は指摘します。

つまり、「自分が今まで良かれと思ってやってきた数々の失敗は、実はもっと仕事ができる人から見れば、事前に予測可能なものだったのではないか」と自問自答してみるのです。この気づきは、独りよがりな仕事の進め方から脱却するきっかけを与えてくれます。自分の考えや経験だけに頼るのではなく、より高い視点を持つ他者の知見を積極的に活用しようという姿勢に変わるからです。

具体的なアクションとしては、仕事に取り掛かる前に、1度立ち止まる習慣をつけることが有効です。自分の考えで「こうやろう」と決めた後、すぐに実行に移すのではなく、信頼できる上司や先輩に「これからこの業務をこのような手順で進めようと思っているのですが、どう思われますか?」と確認を入れるのです。

このステップを踏むことで、自分では気づかなかったリスクや、より効率的なアプローチについてアドバイスをもらえる可能性が高まります。

それは、無駄な失敗を回避し、成功への最短ルートを学ぶ機会を自身で作り出すこと。それが、仕事ができる人に近づくための、誰もができる第1歩となるのです。

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