企業で働くのは難しい時代
小沼:働き方っていう文脈だと、日本の企業って働き方を定義してるのは上の世代。つまり若者が理解し合えないって猪子さんが言ってる世代なので。そうすると若い世代が働きにくくて、副業も禁止だって言われてキツイみたいな。
だから企業に入っている人って難しいなって思いますね。今若い世代が持っている、本当に必要な、新しい世代の武器を持っている人が活躍できないようにされちゃってる、っていうのが企業の中で起きてるんじゃないかなと思うんですけど。
猪子:活躍したかったら辞めればいいんじゃない。
小沼:それしか選択肢が無くなってますけど。
猪子:そうそう。我慢するか辞めるか。
堀:辞めなくてもいい選択肢がもっと広がってもいいですよね。
猪子:高木さんみたいにこっそりやって、バレたら辞めるみたいなね。あとは堀さんみたいにクビになるとかね。
堀:僕は一応自分でやめたんで。
猪子:プライドがあるの、そこには。
堀:僕の話はやめてもらえますか(笑)。
朝比奈:僕7年くらい副業やってたんですよ。霞ヶ関で働きながら、副業っていうと語弊があるんですけれど、NPOを作って、霞ヶ関を変えるための提案みたいのをグループでどう作っていくかとか。それで一つNPOとして確立しだしたので、在り方としては面白いなと思ってるんですけど。
ただ上の世代っていう話で言うと、日本には敬語ってあるじゃないですか。上の世代に敬語を使って話したり、本音と丁寧な話し方が違ったりっていうのが面倒くさいなっていうのはあったんです。
逆に今すごく思っているのは、高木さんとか堀さんがシェアハウスにお住まいで、けっこう色々な世代がいらっしゃるって言ってましたよね。その中で敬語とか使われたかと思うんですけど、わりと率直に言うとわかり合える人って世代を超えていたりしないんですかね?
堀:考え方としては、年齢を超えても理解ができる人達と繋がりあうことでパイを増やすと。
日本は世界で最も若者が「20世紀に侵されている」民族
猪子:年齢を超えては繋がりあえないし、理解しあえないんだって。理解しあえてる人はマズイですよ逆に。20世紀に侵されているっていうことだよ。理解しあえない。ニコニコはするよ、俺も。
堀:それは決してコミュニケーションを拒絶したりとかしている話ではなくて。
猪子:だからニコニコはするよ、もちろん。お辞儀もするよ。なんなら土下座もするよ。