半径5メートルの就活

はあちゅう氏(以下、はあちゅう):よろしくお願いします。はあちゅうです。

霜田明寛氏(以下、霜田):どうぞよろしくお願いします。霜田です。

はあちゅう:2人でしゃべるのは、早稲田祭で、大学生活に関する話をするために、11月に会って以来かな。

霜田:そうですね。たぶん3、4回目くらいだと思うんですけども、なんか見たこともある人もいますね。どうぞよろしくお願いします。

はあちゅう:よろしくお願いします。今日わざわざこのイベントのために地方から来てくれた人もいるみたいです。Twitterで話しかけてたりもして、スーツケースとかが見えるのもちょっとうれしいですね。

霜田:そうですね。皆さん基本的には大学3年生ということでいいんですよね? 僕は普段はあちゅうさんとしゃべることはあるんですけども、この『半径5メートルの野望』という本を読んでちょっと聞きたいこともあるので、そのことを交えつつ。

はあちゅう:宣伝協力ありがとうございます(笑)。今日はせっかく就活生の方がいらっしゃってますので、就活のことに特化してお話ししていきたいと思います。一応今日のハッシュタグみたいなものを作ってみました。

「#半径5メートルの就活」っていうハッシュタグにしているので、たぶん皆さん知らない同士だと思うんですけど、これをつぶやいている人が中にいるなっていうことで、どんな人が来ていたか後からわかったりとか、自分でメモを取れなかった部分が補足できるかなと思います。

是非ここおもしろかったとか、私たちは写真を勝手に撮っていただいても全然大丈夫なので、アップしていただければと思います。

霜田:そうですね。ハッシュタグってそうやって使うんですね。

はあちゅう:えっ、使ったことない? 全然?

霜田:実はそういうの疎いんですよね(笑)。そうなんですね。繋がればいいんですね!

はあちゅう:登壇者側に質問をしにくかったら、リアルタイムにここで募集するみたいなこともできるんだけど、今日はその装置がないのでできないんですが。やっぱり後から来てくれた人の感想を全部見れたら嬉しいものなんですよ、出演者にとっては。あと、どんな人が来てるかも分かって単純に楽しい。

霜田:確かに。同じ趣向の人が集まってきているわけですからね。

はあちゅう:そうですね。

霜田:それを辿れば仲間が見つかるかもしれない。

はあちゅう:わりと同じ大学出身の人も多いんじゃないですかね。

霜田:ほう。

はあちゅう氏の自己紹介

はあちゅう:いきなりですが、プロフィールもちゃんと最初にご紹介をさせていただきたいと思うんですけど、じゃあまず私から。

霜田:はい。

はあちゅう:たぶん応募してくださった方はプロフィールも見てくださったと思うんですけど、はあちゅうという名前で今ブロガー、作家として活動しています。大学は、慶應大学の法学部政治学科を卒業しました。

大学在学中の18歳の時からブログを書いていて、そのブログが書籍化されたことをきっかけに、女子大生プロデューサーとして活動をしていました。その過程でレストランや手帳のプロデュース、後は企業の方と一緒に営業のプロデュースなんかもしていて、その後普通に就職活動をして電通という広告代理店に内定をもらいました。

内定をもらってから1年間フリーダムな時間があったので、世界一周にタダで行くという企画をして、それもまた本になったんですけど、そんなことをして無事広告代理店に行きました。

電通で1年間は中部支社でインターネットの媒体を担当して、いろいろインターネットの企画を企業に売っていました。1年後、クリエイティブ試験という社内の部署移動の試験を受けて合格して、コピーライターという職種についたんですね。

1年半はCMを作ったりとかコピーを書いたりするお仕事をして、トータルで電通に2年半勤めた後、トレンダーズという会社に行きました。それが今霜田さんが勤めている会社で、2人の共通点は元同僚ということなんですけど、トレンダーズでは美容サイトの編集長と広報を担当しました。

その後、新規事業の担当なんかも務めたんですけど、去年の9月に独立して今はいろいろな所でコラムを書いたり、こういうふうに講演会をさせていただいたりして、今日皆さんのお手元に渡った新刊『半径5メートルの野望』が最新の本になります。こんなところで、じゃあ霜田さんのお話を是非。

霜田明寛氏の自己紹介

霜田:ではでは、僕のことを知らない人のために、軽く説明をさせていただきます。はあちゅうさんが華々しい就活をしているころ、僕は就浪して苦しんでいました。

僕ら学年は全く一緒で、卒業年度も一緒なんです。はあちゅうさんは留学して2009年卒なんですけども、僕は留年して2009年卒です。その間アナウンサーを中心とした就活をずっとしてまして、これが最終まではいくんですけども全然通んないんですよね。

という苦しみをしているうちに、僕が一緒に就活してた人たちがテレビに出だすわけですよ。「あの子知り会い?」みたいな。「あの女子アナってどうだったの?」みたいなことを聞かれまくったりして、これなんかネタになるんじゃないかなと思ったんです。

僕が最後までいった話と、最後までいって友だちになった人達がどうアナウンサーになっていったか、みたいな話をまとめて本にするっていう感じで、大学5年生の終わりくらいに書き始めまして、発売は大学卒業直後だったんですけども。

っていう感じでずっと本を書いていたら、そのまんま就職せずにこのまんまいけんじゃねえかみたいな気になっちゃって、そのままライター活動してたんですけれども、27歳くらいでちょっと何か新しいことしたいなと思って、トレンダーズというはあちゅうさんと同じ会社に行って出会うという感じで。

それまではいろいろ塾講師をしたりとか、水野敬也さんの弟子をしたりとかしているんですけど、まあ追い追いその話もしつつ今日はいけたらなと思います。

就活生に向けてはいろいろ発信をしているので、それで来てくれているみたいなんですけど。今日も早稲田で就活講座し終わってここに来たので午前中会った人もいるんですけども(笑)、テクニック的な話とかも出来ればなと思いますのでよろしくお願いします。

はあちゅう:聞き入っちゃった(笑)。

霜田:何僕を彼氏みたいに見てるんですか(笑)!

就活だけが入り口じゃない

はあちゅう:いや、おもしろいなと思って、霜田さんの就活テクニック。私も霜田さんの本読んでるんですけど、結構ショッキングなタイトルなんですよね。

霜田:そうですね。

はあちゅう:アナウンサー就活の極意で『パンチラ見せれば通るわよっ!』っていう本を出されていて、今Kindleなんかで読めるんですけど、本当に霜田さんはマスコミ就活に関してはかなりのテクニックを持っているというか。

霜田:テクニシャンですね。

はあちゅう:他の人に教えるのが上手なんだよね。だから就活生を導くようなことを、今トレンダーズに勤めながらやっていて、ライターもやっていて、かつ27歳で初就職っていうことだから、それまでにいろいろな職経験も積んでいるので。

霜田:そうですね。

はあちゅう:そういう、就活だけが1番の入り口じゃないっていうようなことも今日お話しいただけると思います。

霜田:Twitterのプロフィール覧(@akismd)を見ると、僕の経歴がやばいことになっていると思うので是非後で見てもらえればと思います。

『ゲスアワー』誕生秘話

はあちゅう:霜田さんと私はトレンダーズで一緒になったことをきっかけに仲良くなったんですけど、私はすごい人見知りで。あんまり普段はTwitterみたいにフレンドリーな感じではないので。

霜田:そうですよね。会社でとても人と話さないオーラを出してましたからね(笑)。

はあちゅう:スーパー忙しかったというのもあったんですけど、1番忙しい時期は胃薬を5種類飲みながら働いてたので。そんな中で霜田さんと仲良くする機会とかがあんまりなくって、でもふとしたきっかけに仲良くなったんですよね。

私がYouTubeの新規事業担当になった時に、YouTubeで生活しているYouTuberさんを育成したりサポートするっていう事業内容だったので、せっかくだったら自分でもYouTubeにアップして、そういう人たちの気持ちをわかりたいなと。

編集作業も自分でやってみたら、そういうユーザーさんの気持ちがわかるかもしれないと思って、動画をアップしようと思ったんですけど、ちょっと1人で「こんにちはーー!!!!」みたいにテンション高くできなくって、誰かを道連れにしようと思った時に、そういえばTwitterにフォローしてる人がトレンダーズにもいるんじゃないかと思って……。

霜田:遠いですね(笑)。そういう認識だったんですね。

はあちゅう:それで声をかけてしゃべるようになって、徐々に仲良くなって。

霜田:そうですね。

はあちゅう:その番組は『ゲスアワー』という番組で、今も結構見られているみたいなので、もしYouTube見るのが好きな人がいたら是非。

霜田:それきっかけで来た人とかいるんですかね? 真っ先に手が! そうなんですね。

はあちゅう:嬉しいですね。

霜田:嬉しい。

はあちゅう:恋愛トークとか下ネタとかを話しています。あっちとはちょっとモードが違うんですけど、今日はわりと真面目なことを話そうかなって思ってます。

霜田:そうですね、ゲスじゃない部分を。

はあちゅう:そう。でも会社のおかげでプライベートでも仲良くなることができて。ちょうど先々週はインドでヨガをするというお仕事があって、インドに一緒に行っていたんですけど、それ霜田さんのお友達の紹介だったんで霜田さんも付いてきてくれて、2人で瞑想を。

霜田:してきました。

はあちゅう:3泊でしてきました。瞑想に興味がある方がいたら、質疑応答の時間にインドの滞在について聞いてください。

2人の共通点、キラキラ部コンプレックス

はあちゅう:そんなわけで今日は時間がたっぷりあるので、ゆるゆると進んでいくんですが、2人の共通点を改めて整理してみました。元同じ会社、トレンダーズというソーシャルメディア会社ですかね。PR会社ともいわれるんですけど、トレンダーズに勤務していて、後は学生時代に本を出したこと。

それから元々わりと2人ともクラスの真ん中にいるタイプではなくって、キラキラしている人達を羨ましいと思うドロドロした気持ちが原点になって、大学時代で見返してやろうとか、覆してやろうというところから今に至るという感じですかね。

霜田:そうですね、言葉にするのとても嫌な感じですけれども……。サッカー部とかが嫌いでしたね。

はあちゅう:何? サッカー部? サッカー部だけじゃないでしょ。サッカー部バスケ部野球部、あと地味に吹奏楽部も嫌だった。

霜田:今もちょっと似てるかもしれないんですけど、僕友だちは多いほうなんですけど、商社の友だちがほとんどいないんですよ。で、なんでか考えたときに、商社の人たちは接していて、所属したことで偉くなったような意識を持ってしまう人が多いんですよ。「何このすげー嫌な感覚、昔あったな」と思ったら、中高時代のサッカー部の感覚に似てて。いや、もちろんそうじゃない商社の方もいますけどね。

はあちゅう:オールAが取れる人たちだから、自分(霜田)のコンプレックスが刺激されるんじゃないんですか?

霜田:それもありつつ(笑)、サッカー部でかっこいいやつはいいじゃないですか。時々サッカー部の中に、えっお前? みたいなやつが紛れ込んでて、サッカー部面してモテてることってあるじゃないですか。そこが嫌だったんですよ。

はあちゅう:なるほどね。電通に入った人が電通という肩書でモテるみたいな、それにちょっと似てる?

霜田:しかるべき人はいいと思うんですけど、お前いるだけじゃない……? みたいな人が昔から嫌いだったという話です。すみませんね(笑)。

電通へのコネ入社という噂

はあちゅう:今、どれだけひねくれた人が壇上に上がっているかっていうこと皆さんにひしひしと伝わったと思うんですけど、そんな2人のひねくれ就活を振り返ってみたいと思います。

霜田:はい。

はあちゅう:私はよく青田買いされたんでしょとか、もうはあちゅうさんは内定もらってたでしょって言われるんですけど、もらってなかったんですよ、普通に。

霜田:僕同学年なんで、はあちゅうが電通のコネ入社決まったらしいよ、みたいな噂を聞いたりしてましたけども、そうではないと。

はあちゅう:そうですね。別に偉ぶるつもりはないんですけど、ブログで本を出したりとか、ちょうどやっぱりブログっていうものを企業が使いたい時期にブログをやってるということで、ネットの中では「はあちゅう」って目立ってたっていえば目立ってたと思います。

「はあちゅうだったらベンチャー企業はどこでもいけるんじゃない?」とか、「電通とかもう実はコンタクト来てるんじゃない?」とか、「ゼロ次面接とかって本当にあるの?」とか聞かれて、めちゃめちゃプレッシャーだったんですよ。「全部ないけど?」って思って(笑)。どうやったらそれもらえるんですかと思って。

就活対策で気づいた自分の適性

はあちゅう:普通に就職をして、今はもしかしたらちょっと違うのかもしれないですけど、11月くらいから外資系の投資銀行とかコンサルとかが始まるでしょ? 就活って大体どんなものかなと思って、私1番早いマッキンゼーとかボスコンとかの筆記試験を受けに行くんですよ。筆記試験でスコーンと落ちるんだよね。やっぱり難しいよね。

霜田:英語ができるはあちゅうさんでも。

はあちゅう:「フェルミ推定」みたいなのやらない? あ、今この単語が自分の口から出たことがびっくりするくらい懐かしい(笑)! そんなのありますよね。なんか日本中にテニス部はいくつあるかとか、ラケットの数を求めよみたいなのを論理的に思考していくみたいな。外勤とか投資系を受けている人は絶対避けては通れない。

霜田:受験知識じゃ太刀打ちできないやつですよね。

はあちゅう:そうそう。確実に対策が必要になるやつ。

霜田:基本的にSPIとかはね、大学入る能力とか中学受験知識とかあれば乗り切れますけど、あの辺は……。

はあちゅう:私センター受けてないからね。高校受験で慶應実際入って、久しぶりの試験だったんですよ。

霜田:はいはい。

はあちゅう:TOEICとかは受けてたけど、こういうふうに全国統一試験みたいなのめっちゃ久しぶりだと思いながら受けて、やっぱストンって落ちて、落ちるけど、そういう対策問題とかはやるじゃん。フェルミ推定、一応もし面接までいったときのために。そしたらこれを日常的にやる職業は、私合ってないなということがわかったんですよ。

霜田:はいはい。

はあちゅう:試験はもしかして万に一つの確率で受かるかもしれないけど、これ入ってしまってから毎日毎日これやってたら、私人生が今の3倍くらい大変になっちゃうと思って、私コンサルじゃないなっていう気付きがあったんですよね。

霜田:はいはい。

ブランド重視で就活をはじめた結果

はあちゅう:霜田さんはそういうとこ受けてないの? 外銀・コンサル系。

霜田:全く受けてないですね。

はあちゅう:周りに受けてる人もいなかった?

霜田:ちょっといましたけど、早稲田の意識高い人達が受けて挫折していくみたいな感じですよね。

はあちゅう:まあね、私の代は東大の人しか受かってなかったらしい。

霜田:そうですね、だいたい東大の人たちでしたね。僕の友だちの中でも行ったのは。

はあちゅう:外銀とかコンサルとかっていまだに人気なのかな? 私の時は結構まだリーマンショックの前だったから、「あそこに行けば年収ウン千万だぞイエーイ!」みたいな感じで、周りがなんかモチベーションが高かったんですよ。

霜田:はいはいはいはい!

はあちゅう:だからお金に目がくらんでみんなで受けてたりとかして。私も外資系の投資銀行とかコンサルっていうのが、何をやるかっていうのよくわかんないままブランドで受けていたところがあったと思っていて。

霜田:はあちゅうさんもブランドで受けたんですか?

はあちゅう:そうなんです。某外資系の投資銀行でインターンをさせてもらって、すごいんですよ。学生時代に1日1万円って結構大きい額だと思うんですけど、1日1万円で10日インターンをしたから10万円もらって、っていうのがあったんですよね。

そこでインターンしてる時、毎日朝から晩までエクセルを見ていて、「あれ?」って。これ10日で終わるからいいけど、一生やるのは私マジで合ってないと思って。一応受けてはみたものの、違うなというのを感じたのが11月から1月にかけてかな。年末にかけて。

インターンでわかる組織との相性

霜田:はいはいはい、あれですね。そろそろ面接が始まっちゃうんであれですけど、インターンをして「これない!」って消していくのはありですよね。

はあちゅう:そうだね。でも私ね、自分でお仕事もしてたからタダでやるインターンは、なんとなく嫌で行かなかったの。何様だって感じですけど、その時はタダで働くの嫌だって思っちゃって。

あと、サークルっぽさがちょっとあるでしょ。私基本的に人間と接することが怖いから、行ってネット詳しい人に「はあちゅうだ」とか言われたら嫌だから、受けられなかったの。リクルートとかにいる人ってみんなリア充っぽいじゃん。

リクルートのインターンにいる人って絶対、学生なのにもう営業マンだ、みたいな人たちばっかりだから、その中に入っていく勇気がなくって。あれこそサッカー部の集まりみたいなやつじゃん。キラキラしてるから怖くて。だから受けなかったですよね。1人でやる系の仕事ばっかりでした。

霜田:確かにそうですよね。お金もあれですけど、チームに馴染めるかどうかみたいな。わかる気はするんですよね。僕もドリコムという会社でインターンしてて、大学2年生の夏とかだったんですけど、めっちゃ意識高いじゃないですか、それ。

はあちゅう:すごいね、大学2年とか!

霜田:2年生の夏でベンチャーにインターンして、僕はなんだろう。はあちゅうさんみたいにエクセル見てるのがどうとかじゃなくて、毎日スーツ着て、同じ場所に朝9時に行って6時まで同じ場所にいることが無理で。

はあちゅう:あぁ、そうなんだ。もう会社員無理だってことだね。

霜田:会社員が無理だなと思って。本当4日目くらいで、家帰って、当時『内村プロデュース』を見てて、『内村プロデュース』が本当にその日は超くだらなくて。なんとなくの記憶ですけど、TIMの吉田がウッチャンがそっぽ向いてる間にウッチャンのドリンクに唐辛子入れるみたいな。

本当中学生レベルのネタをしていて、すげえ笑えるな、ハッハッハッて笑ってたら急に涙出てきちゃって、「うぇーーん」みたいになって、そうとう俺精神的に追い詰められてるなと思って……。

はあちゅう:大学2年生でまだ就活始まってないじゃないですか(笑)。

霜田:始まってないのに。別に社長も社員さんも優しかったんですよ?(笑)

はあちゅう:いじめられてないし(笑)。

霜田:いじめられてもないし、たぶん今考えると学生のわりにいろいろ任せてもらって、企画考えさせてもらったりとか恵まれてる環境ではあったんですけど。だけど無理で、1分でも多くトイレに行こうとしてましたから。無理だってことです。

だから本当に楽しくないと、これ仕事出来ないなと思って。という経験があったんで、インターンをやってすごく良かったんです。

半径5メートルの野望

制作協力:VoXT