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フルスピード、通期営業利益は58.5%増 今期はアジア市場への戦略的投資を加速

フルスピード、通期営業利益は58.5%増 今期はアジア市場への戦略的投資を加速

2018年6月11日に行われた、株式会社フルスピード2018年4月期通期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。 ※話し言葉に忠実に書き起こしております。IR資料

(提供:株式会社フルスピード)

シリーズ
株式会社フルスピード > 2018年4月期通期決算説明会
2018年6月11日のログ
証券コード
2159 (SBI証券で株価をチェックする)
スピーカー
株式会社フルスピード 代表取締役社長 友松功一 氏
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2018年4月期通期決算説明会

友松功一氏 フルスピード代表取締役社長の友松です。本日は、お足下が悪い中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。それでは私より、2018年4月期通期の決算概要についてご説明いたします。

FY2018通期 実績

th_4 まず、通期の業績になりますけれども、売上高は190億円、営業利益は13億5,000万円となりました。要因等につきましては、この後ご説明いたします。

FY2018通期実績 業績予想との差異

th_5 業績予想に対しての結果になりますけれども、売上高は(達成率)95.2パーセント。営業利益・経常利益は約85パーセント、当期純利益は50.9パーセントということで、未達成となってしまいました。 売上高の未達の要因になりますけれども、1つは去年(2017年)秋口ごろのアップル社の広告の対応に関する影響が1つ。もう1つは、新規事業ということで行なっていた、動画アドネットワーク事業の計画未達が大きく響いています。 当期純利益の未達の要因になりますけれども、こちらはDSPのソフトウェアを期末で特別損失として、減損損失処理をしたことが大きく影響しています。

参考)ADMATRIX DSP売上高推移

th_6 こちらの理由なのですけれども、約5年ほどDSP事業を展開してまいりまして、前期2017年度の後半ぐらいからはB2B向けのDSPにしていこうということで舵を切って、今期2018年度の営業活動を行っておりました。 そのようなところで、B2B向けのDSPの売上はかなり成長したのですけれども、その手前に開発していたコンシューマー向けの配信機能ですとか、そういった事業がなかなかうまくいっていなかったところもあり、過去分に開発したレガシー部分等もありますけれども、かなり昔に開発した分の投資回収も見込めないだろうということで、減損処理約2億円を出させていただいております。

FY2018通期実績 セグメント別ハイライト

th_7 セグメント別の事業概要です。アドテクノロジー事業がアフィリエイト・プラットフォーム事業およびDSP事業ともに、売上前年比で伸びています。 インターネットマーケティング事業は、こちらのグラフのとおり、昨年度末に大口取引先の破産申請があり、そちらのお客さまの売上がかなり大きかったこともあり、前年比ベースでマイナスという状況ではあるのですけれども、そちら(の影響)を除くと、前年比でプラスの売上高の結果となっています。

FY2018通期実績 売上高の増減分析(前年比)

th_8 数字はこちらのとおりになっています。アドテクノロジー事業は約12億円のプラス。インターネットマーケティング事業は、(増減を)2つ合わせるとマイナス約2億円で、約190億円の着地となっています。

FY2018通期実績 営業利益の増減分析(前年比)

th_9 営業利益は、アドテクノロジー事業、インターネットマーケティング事業ともに、前年比でプラスとなっており、前年比約60パーセント増の13億5,000万円となりました。 インターネットマーケティング事業は、前年比でいうと、逆に昨期の取引先破産手続きの影響がプラスに影響していることが大きいかなと思います。 あとは、人材関連費です。開発メンバーを含めて、営業人員・開発人員を増やしていますので、販管費が増えてはいますけれども、粗利益の増加で十分吸収できています。

FY2018通期実績 財務状況

th_10 続きまして、財務状況です。自己資本比率は48.0パーセントということで、健全な状況でずっと来られていると思っています。

FY2019 業績予想

th_12 続きまして、2019年度の事業方針です。売上高の予想は、前年比約10パーセント増の210億円。営業利益は、前年比約20パーセント増の16億4,000万円という計画で出させていただいています。

事業の加速

th_13 事業については、アドテクノロジー事業、アフィリエイトプラットフォーム事業、インターネットマーケティング事業の3本の柱で事業運営していますけれども、こちらはより展開を加速させて、各事業を成長させていこうというところを、今期2019年度の方針としてやっていきます。

アドテクノロジー事業① CRAID

th_15 一つひとつの事業についてご説明いたします。まずはアドテクノロジー事業です。 こちらは昨期末になりますけれども、動画をやっていたPolymorphicAds事業とDSPのADMATRIX事業を、子会社の株式会社カームボールドを「株式会社クライド」に社名変更し、広告配信系のプロダクトを1つにまとめました。 こちらで新しいアドテクノロジー事業をやっていくというところで、リソースを集約させて成長していこうという方針で、今期からやっていきたいと考えています。

アドテクノロジー事業② プロダクト・ラインナップ

th_16 現状のプロダクトのラインナップとしては、前期とそれほど変わらないような状況ですけれども、とくにADMATRIXのB2B関連の売上はかなり伸びてきていますので、こちらを中心に展開していくかたちになると思っています。

アドテクノロジー事業③ 開発体制

th_17 開発体制というところで、現状、株式会社フルスピードの子会社のFULLSPEED TECHNOLOGIES INC.ということで、フィリピンのセブ島に開発拠点を作っていまして、運営を開始してから約1年半経っています。 セブ島は、開発の人件費も日本の3分の1から5分の1くらいということもあり、日本に比べてまだまだ仕事が少ない状況もあり、優秀なエンジニアを採用しやすい環境にあります。 ですので、当社としてはアドテクノロジー事業の開発もありますけれども、アフィリエイト事業や他の新規事業も含めて、セブ島での開発をより強化していく方針で進めていきたいと考えています。

アドテクノロジー事業④ 戦略的事業提携

th_18 こちらも先日発表させていただきましたけれども、B2B向けのDSPをやっていこうというところで、今回、アイティメディア株式会社さんと提携いたしました。 アイティメディアさんが持っている閲覧データや購買者のデータを分析して、DSPに生かしていくことを進めていくところです。 このようなメディアさんがいろいろなデータを持たれていますので、今後もさまざまなメディアと連携することによって、DSPの製品開発をより進めていきたいと思っています。

アドテクノロジー事業⑤ 動画アドネットワークシステムのOEM展開

th_19 もう1つ、製品としては「PolymorphicAds」という、動画アドネットワークシステムがあるのですけれども、こちらは今期からOEMということで、他社さんに動画の広告システムを使っていただくことを進めています。すでに1社導入が決まっており、今月、来月には配信を開始するのかなと思います。 とくにスタートアップの会社さんなどが動画メディアを作るのですけれども、なかなか広告の売上が上がっていかないというところがありますが、エンジニアがいなくても簡単に動画の広告事業を進められるということで、かなり問い合わせをいただいていますので、いったんはOEMで事業展開を進めていきたいと思っています。

アフィリエイト・プラットフォーム事業① afb

th_21 続きまして、アフィリエイト・プラットフォーム事業です。 アフィリエイト・プラットフォーム事業は、国内市場もありますけれども、今期は海外展開により注力していきたいと思っています。 また合わせて、アフィリエイト・プラットフォーム事業も、昨今いろいろなジャンルで展開されていくようになっていますので、このようなかたちで横展開を広げていきたいというところが大枠の方針です。

アフィリエイト・プラットフォーム事業② 海外展開

th_22 前期(子会社の)フォーイットで、台湾向けの事業を拡大して拠点を出しました。アフィリエイト(事業)としては、初めて海外に展開しました。 いわゆる越境ECなどの文脈もあり、台湾で日本の美容系の製品が売れているということで、今はフォーイットも台湾だけでやっていますけれども、東南アジア向けに日本の商品などを展開していくような事業を拡大していきたいと考えています。

アフィリエイト・プラットフォーム事業③ 新プロダクト開発

th_23 合わせて今、フォーイットのアフィリエイト事業をCRAIDと連携して、新しいプロダクトの開発も進めています。 「afb」にはクライアントさんなど、いわゆるアフィリエイトのパートナーさんという、これまで積み上げてきたプラットフォームとしての資産がたくさんありますので、こちらとアドテクノロジー事業で持っている新しい技術を掛け合わせて、新しいプロダクトを作っていくことで、また少し違った展開をしていきたいと思っています。

アフィリエイト・プラットフォーム事業④ プラットフォーム拡張

th_24 「afb」は今、金融、旅行、美容、人材領域などをやっていますけれども、新ジャンルということで、仮想通貨の取引所も、口座開設を増やしていかなければいけないということで、プロモーション費用を追加されたりしています。 また、いわゆるアフィリエイトに取り組んでこられなかったような業種業態なども、アフィリエイトでの広告だったり、顧客獲得をやっていこうという流れがありますので、そのような需要の取り込みをやっていきたいと思っています。

アフィリエイト・プラットフォーム事業⑤ 「afb」× J!NS

th_25 1つの事例ではありますけど、J!NSさんと提携いたしました。ヘアサロンにiPadを置いて、カットする方が「このメガネだと(髪型に)合いますよ」ということをiPadを使って販売します。 ヘアカットに来られている方がiPad経由でそのメガネを購入されると、ヘアサロンの従業員の方にインセンティブが支払われるような取り組みを実験レベルで開始しています。 このようなかたちで、今期は従来のアフィリエイターさんとのお付き合いとはまた違ったアフィリエイトの取り組みを、進めていきたいと考えています。

インターネットマーケティング事業① 事業ビジョン

th_27 続きまして、インターネットマーケティング事業です。 インターネットマーケティング事業は、昨期から引き続き、中堅企業NO. 1マーケティングパートナーを目指そうということでやっています。 1社1社の顧客に対して、より深く入り込んでいくようなビジネス展開を進めていきたいと考えています。

インターネットマーケティング事業② SNSマーケティングの伸長

th_28 インターネットマーケティング事業の商品としては、昨今SNSマーケティングに関する需要が伸びており、こちらの売上高が好調です。 合わせて、弊社では何年か前から訪日インバウンド事業も進めていますので、「WeChat」や「Weibo」といった中国向けSNSの事業展開も進めていきます。

インターネットマーケティング事業③ ジョイントベンチャー創出

th_29 先ほどお伝えしたように、各社のお客さまにより深く入り込むというところで、フルスピード1社だけでも当然やってはいくのですけれども、このようなジャンルに強い企業と提携することにより、そのジャンル・セグメントの企業の信用をより深めていくところを進めてきました。 1社、株式会社フルスピードリンクということで、BtoB向けのジャンルに特化したジョイントベンチャーをつくりまして、まずはBtoB向けということで進めています。 ヘルスケア関連や不動産関連、金融関連などは、インターネット広告予算のかなり大きい市場ですので、横展開を進めていきたいと考えています。

インターネットマーケティング事業④ 中国企業との連携強化

th_30 続きまして、とくに訪日向けにはなりますけれども、前期に「Baidu」より基幹代理店に認定していただいたというところと合わせて、「Tencent」から訪日医療インバウンドに特化したディスプレイ広告の販売権をいただきました。このようなところで、訪日向け事業もさらに拡大していきたいと考えています。

その他投資領域

th_32 その他の投資、インキュベート領域ということで、今までのご説明でも少し出てきている会社がありますけれども、海外/アジア向けということで、今までどおり「GoJapan」という訪日インバウンドアプリを進めていきます。 ヘルスケアということで、「common(コモン)」というメディアがありますけれども、フィットネス関係の動画メディアへの投資。 あとは「Flipmap(フリップマップ)」という、位置情報を使ったメディア事業も今、インキュベートで進めています。

新たな展開① 市場変更の検討

th_34 続きまして、新たな展開とさせていただいておりますけれども、フルスピードは今期で(マザーズに)上場して10年が経ちますので、本則市場への変更に向けて準備を開始していきます。

新たな展開② インキュベーション機能

th_35 それに合わせて、今後の展開というところですけれども、1つはインキュベーション機能をさらに強化して、スタートアップスタジオなどと、新しいビジネスをやっていこうと思っています。 先ほどお伝えしたように、弊社はセブ島に開発拠点があったり、DSP、アドテクノロジーをやっていく中で、いわゆる機械学習やAI領域のエンジニアも多数抱えていますので、単純に広告だけに技術を使っていくのではなく、これまで培ったノウハウをもう少し横のビジネスに展開していきたいと思っています。

新たな展開③ 将来イメージ

th_36 当然既存のインターネットマーケティング事業やアフェリエイト、アドテクノロジー事業の成長は、市場もまだネット広告市場の10~15パーセントぐらい前年比で伸びていますので、こちらもきっちりキャッチアップしてやっていきます。 2020年、2021年以降に向けて、このような弊社の持っている技術をうまく活かして、次の展開を新たに進めていきたいと考えています。 以上、私からのご説明とさせていただきます。どうもありがとうございました。

  
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