「イングリッシュドクター」なので白ジャケットを着用!

西澤ロイ氏(以下、ロイ):I bought the white jacket yesterday.「西澤ロイの頑張らない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーはイングリッシュドクター西澤ロイが、英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューしたりするコーナーです。ロイさん、おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:I bought yesterday white jacket.

ロイ:I bought the white jacket yesterday.この白いジャケットを昨日買ってしまいました。

上村:今日、ロイさんは目にまばゆい真っ白なジャケットをお召でいらっしゃいますが、

ロイ:はい。イングリッシュドクターを名乗るということで、白衣を着るのはやり過ぎだなと思って、ちょっと白っぽい感じでやってみようかなと思ってですね。

上村:僕は、ロイさんのFacebookを見ていて、本当に白衣でくるのかなと思ってたんですよ。白ジャケットなんですね。

ロイ:白衣はやり過ぎだろうなと。

上村:でも、ただの白ジャケットじゃないんですよね?

ロイ:これはお医者さんが実際に着たりできるような、そういうつくりになってまあう。

上村:裏地がまたおしゃれなんですよね(笑)。

ロイ:これは腕まくりもできるジャケットという珍しいつくりなんですよ。

上村:さすが目の付け所が違うなと。そんな気分を新たにイングリッシュドクターとして活動されているロイさんと、やっていきます「頑張らない英語」。今週も素敵なゲストをお迎えしてお送りしていきたいと思います。

グルメアプリ「テーブルクロス」の代表が登場

上村:さっそくご紹介してよろしいですか? こちら飲食店を予約すると予約した人数分の給食を途上国のこどもたちに届けるグルメアプリ「テーブルクロス」を運営する、株式会社テーブルクロス代表の城宝薫さんにお越しいただきました。おはようございます。

城宝薫(以下、城宝):おはようございます。

(一同拍手)

ロイ:おはようございます。

上村:せっかくなので、まずは城宝さんの自己紹介から始めていただいてよろしいですか?

城宝:はい。ありがとうございます。私は食べログとかぐるなびとかと同じような飲食店の広告「テーブルクロス」というサービスをしています。今は、立教大学経済学部の4年生でもあるので、来年卒業を間近に迎えた今日この頃でもあります。実際は、途上国のこどもたち給食を届けるような、社会貢献型のグルメアプリにもなっているので、忘年会やクリスマスシーズンに予約してもらうことによって、途上国のこどもたちの給食にもなるような形になっています。

ロイ:という素晴らしいビジネスをやっていらっしゃる大学4年生。

城宝:はい。

上村:現役大学生ですか?

ロイ:それで代表取締役社長。

城宝:ありがとうございます。

上村:学生と社長の2足のわらじですね。

ロイ:いやあ、すごいですね。

城宝:はい。

ロイ:テーブルクロスでアプリがありまして、スマホで使えるわけですけども、それで飲食店の予約をするわけですよね。

城宝:はい。

ロイ:そうするとお店には、もともとはぐるなびとか、ああいう飲食のサイトがあって、ああいうのって飲食店さんが広告費を払っている。

城宝:そうなんですよね。既存のモデルのサイトが広告を掲載することで課金される。掲載する時には料金が発生するというモデルなんですけど、今回のテーブルクロスは集客をすることで課金が発生するので、完全成果報酬というモデルになっています。

ロイ:要するに、お店には最初はお金も掛からないし、月々もお金が掛からないし、予約が入った時だけ、ちょっと払ってくださいねと。

城宝:そうなんです。そういうモデルになってます。

支援はどんな仕組みで成り立っているのか?

ロイ:その中から支援が発生するんですよね。どんな感じですか? 仕組みとしては。

城宝:1人のお客さんを集客することによって、180円の広告料をいただくので、その中の1部が途上国の給食資金に当てられる。実際は現地で12円ぐらいが給食1食分なので、1食届けるような形で、NPOとかと協力をして現地の給食配給をしていることになります。

ロイ:だから、例えば10人で「忘年会だー!」って言って、テーブルクロスで予約をしてお店に行くと。

城宝:そうすると給食10食分が現地に届いているという形です。

ロイ:途上国のこどもたちが。

上村::これ、アプリで予約する人からすると、やることは普通の予約とまったく一緒なんですか?

城宝:まったく一緒ですね。

上村:他に何かこう入力をするとういことも一切ない?

城宝:はい。電話の予約もできるのでお店に直接電話を掛けることもできますし、Webでのネット予約もできる形ですね。

上村:いいアプリですね。

城宝:最近はちょうど昨日、一昨日発表させてもらったんですけど、全国で1,000店舗を突破したところなので、まだまだ少ないんですけども、これから徐々に徐々に増えてくるかなというのと、意外と身近なチェーン店なんかも入ってたりもします。

上村:加盟店をちょっと見たんですけど、宮崎のお店がけっこう多かったんですけど。

ロイ:塚田農場ですね。

城宝:塚田農場は全国の全店舗で加盟していただいているので、北海道から九州まであります。

ロイ:だから塚田農場ファンで、私あそこの部長ですとか社長ですという人は、テーブルクロスで予約をすれば、もう毎回行くぞと。

城宝:はい。お腹も心も満たされて。そういう流れですね。

起業を志したきっかけ

ロイ:そういうことをやろうって、いつから思ったんですか?

城宝:私は、おじいちゃんが起業家なので、小さい頃の夢が社長さんになることからスタートしていました。

上村:すごいこどもですね。

ロイ:しかも実現しちゃった。早いな(笑)。

城宝:おじいちゃんみたいになりたいなって、それだけだったんですけど。あとは小さい頃から家族旅行とかで、海外に行くことも多くて、その中で、先進国も行ってたんですけど、インドネシアとかの途上国も回っていた中で、自分と同じ年のストリートチルドレンを見た時に何かしなければいけないなという気持ちがふつふつと沸いてきて。

ロイ:それは何歳の時ですか?

城宝:それは小学校の最初の頃ぐらいだったと思うのですけど。

ロイ:じゃあ、7、8歳とかで、同い年のこどもがストリートチルドレン。

城宝:はい。

ロイ:それは衝撃ですよね。

城宝:そうなんですよね。私にはそういう環境がなかったなとか思うと、何かできることはないかなと模索していて、その時に、たまたまいろんなことにチャレンジする中で大学生になってアルバイトもしていたんですけど、その時に飲食店の広告を販売する側に回っていて、営業している中で、飲食店業界って寡占市場で。

広告料も高かったので、ここも改善したいし、あと本当に幸せにしたいのは、さっきのこどもたちだな、というところから、一緒にすることができるんじゃないかな、同時にやろうかなというところからアイデア自体が生まれていて、その時に出会った方々と一緒に、今はスタートしています。

ロイ:なるほど。いやあ、本当、大学生というのがすごい独り歩きしそうですけども。

城宝:そうですね。大学生で始めるのはいいことも悪いこともあるので。

ロイ:ちゃんと勉強はしてる?

城宝:そうなんです。ゼミも行っているので(笑)。

上村:大忙しじゃないですか。

城宝:先週も研究論文の発表をしてたんですけど。

ロイ:でも、下手に就職活動でそっちにうつつを抜かすよりは、ずっと社会の役に立っているというのは素晴らしい学生活動ですよね。

城宝:いやいや。はい。

上村:やっぱり、あだ名は「社長」とか呼ばれるんですか?

(一同笑)

城宝:もうちょっと可愛い名前で呼ばれたいですよね(笑)。

ロイ:呼ばれたいということは言われてる? 実際に。

城宝:いやいや(笑)。

上村:なるほど。

城宝:そういうことをしています。