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セブン銀行、3Qは増収増益も17年度通期計画は下方修正 海外事業の不調響く

セブン銀行、3Qは増収増益も17年度通期計画は下方修正 海外事業の不調響く

2018年2月2日に行われた、株式会社セブン銀行の2018年3月期第3四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

シリーズ
株式会社セブン銀行 > 2018年3月期第3四半期決算説明会
2018年2月2日のログ
証券コード
8410 (SBI証券で株価をチェックする)
スピーカー
株式会社セブン銀行 執行役員 企画部長 竹内洋 氏

損益状況<連結>

分割-03
竹内洋氏(以下、竹内):みなさまこんにちは。セブン銀行の竹内でございます。
本日はご参加いただきありがとうございます。それではまず私から平成30年3月期第3四半期の決算について説明資料に基づいて説明をいたします。 2ページ目からご説明いたします。 まず連結の損益状況です。 記載の通りですが、当第3四半期は前年同期比は増収増益で着地しました。経常収益947億円、対前年比24億円プラスです。経常利益は300億円で、11億円のプラスです。純利益も205億円で9億円のプラスになりました。 こちらについては中計初年度のこともあり、一部未達もあるのですが、全体としてはおおむね順調に推移したと考えています。 もう1つ、17年度計画を修正をしています。経常収益が当初計画に対し41億円マイナスして1,267億円、経常利益は12億円マイナスして374億円、純利益は11億円マイナスで253億円に修正をしたいと考えています。 のちほど詳しく説明いたしますけども、セブン銀行単体としては、堅調に推移したと考えていますが、すでにもう12月を過ぎていますFCTIの決算については、おおよその見通しが立っています。 そちらの部分について、反映をさせたとご理解いただければと思います。

損益状況<セブン銀行 単体>

分割-04 続いて、個別の内容についてご説明いたします。
3ページをご覧ください。
セブン銀行の単体の状況です。記載通り増収増益です。 まず経常利益ですが、対前年24億円のプラスの882億円となりました。うちATMの利用手数料が14億円で、プラス803億円となりました。 経常利益ですが、こちらは22億円プラスの326億円。純利益も15億円プラスの224億円となっています。 当初計画ということで、単体では変更はしていません。現在のラップで考えれば予定どおりのみで、計画どおりの着地はできてくるものと考えています。利益ベースの着地はできてくると思っています。 一方、のちほど件数のところで少し補足いたしますが、経常収益は今回の中計で見立てていた前年比103パーセント程度の利用の増加には、少し届いていません。 そのこともあり、経常収益部分では、計画には少し届いていない状況です。 費用の面ですが、経常費用は対前年2億円しかプラスになっていません。556億円となっています。 こちらは通年通してご説明しているかと思いますが、昨年対比減価償却費が大きく減っています。その分があり、全体としては2億円のプラスで推移しています。 中身としては利用件数、それから設置も、やや遅れがあったりもしますので、経費については少しマイナスになっている部分もあります。加えて、現時点で必要な経費の削減等々の努力もしているところであります。 一方で、広告費については対前年プラスで推移しています。こちらはテレビCM等も今回行ったりもしていますので、その分で積極的な施策を行った関係でプラスで推移しています。 続いて、次ページ目以降で細かい数字の動きを合わせてご説明いたします。

ATMプラットフォーム事業 計数

分割-05 4ページ目になります。 ATMの利用件数の推移です。 記載の通りですが、季節要因がありますので、1-3月は毎年減ってきますが、第3四半期までを加えますと、順調に計画どおり推移していると考えています。 総件数ベースで言いますと、目線としていました103パーセントには届いておらず、現時点で102パーセントちょっとで推移しています。 一方で平均件数ですが、こちらもまだ100パーセントには届いていないところで、まだマイナス基調をかわせていないところではありますが、11月12月については、件数の伸びも少し回復してるかと思っています。 99.5パーセントぐらいまでは回復しています。引き続き1-3月もこの水準に近づけるよう努力していきたいと思っています。 台数の推移は、年度計算に対してオンラインで推移していると考えています。 これから2月などに向け、セブンイレブンでも増えていきますので、計画達成に向けて引き続き努力いていきたいと考えています。 こちら記載はないのですが、受入れ手数料単価については中間期に修正をしていますが、そのときお示しした133円については、ほぼオンラインで推移しています。全体的に大きな変動要素は今のところ起きていません。

決済口座事業 計数

分割-06 続いて決済口座事業について簡単にご説明いたします。 左側のグラフを見ていただきますと、口座数それから預金については12月末までに順調に推移しています。 計画線は点々、マイナスで下がっていますが、これは計画以上の口座獲得数は達成できるものと考えています。 それから個人ローンですが、全銀協等の通達等があり、審査等が厳格化が進んでいるところです。当社の場合は比較的堅調に推移していると考えています。 そのほか海外送金です。デビッドについても引き続き目標額達成に向けて努力していきたいと考えています。

国内事業(ATMプラットフォーム・決済口座) 進捗状況

分割-07 6ページに国内事業の検証で記載をしています。 記載の通りなんですが、私から2点ご説明させていただければと思います。 いずれもATMプラットフォーム事業です。 1点目は、今回の中計で上げていた新しいATM利用スタイルの創造部分です。堅調に推移していると考えています。 具体的にはLINEPayさんとか10月に提携を開始していますが、新しい事業会社さんとの提携は、まだ件数自体は全体に大きな影響を与えるところではありせんが、一定量の底上げをできているものと考えています。 まだ2社ぐらいしか繋いでいませんので、今後拡大の余地もあると思っています。決済については、最近新聞等報道を通じて、いろんなかたちの決済事業の参加者が増えていると思っています。キャッシュレスが進むのは、間違いないところです。 新しい決済事業者さんとのリアルとの接点で、ATMの利用については、今後も拡大できる余地はあると考えています。
新しい利用先の開拓には引き続き努力をしていくとともに、件数に繋げる秘策も打ち出していきたいと思っています。
現金受取サービスは、先般、会社設立のリリースも発表していますが、4月から開始できるように準備しています。 こちらについては、もともとは通販の返品とか、チケットの返金などにともなう資金の受取を想定しながら準備をしていたわけですが、最近、いろんなお客さまとの営業の中で、我々が想像していなかった事業者さんから契約も取れてきています。 まだ具体的には、なかなかお示しできる段階ではないのですが、いろんな事業者さんがネットを中心として増えてきている中で、リアルでの資金需要、受取需要が確実にあるものと考えています。 4月からのスタートに向けては確実に準備を進めて、ある程度のスタートダッシュができる状況が進んできています。 詳しくお伝えできることになりましたら、お伝えしていきます。みなさまの期待に応えられるように、準備を進めていきたいと考えています。 もう1つ、従来の金融機関等の利用は、どのように見ているかです。まず各地銀さまをはじめ、金融機関さんが、従来のスタンスを大きく変更しているとは感じてはいません。 昨今報道がありますが、合理化を進めていくとか、支店を減らしていくなどの話は出てきており、その中に当然、ATMについても検討しているものとは考えます。 我々としては、このような金融機関さまとはコミュニケーションを密にしていますので、何かATMの部分でお役に立つことがあれば、積極的に協力できるように努力していきたいと考えています。 一方でゆうちょさん、ファミリマートさん等のイーネットさんでの手数料です。1月の半ばから、昼間の時間帯はプレーンになっているかと思います。 まだ半月しか経っていませんけども、現時点で1月の利用件数で見れば、当社への影響は限定的だったと考えています。 まだ半年ではありますので、この先どうかをコメントすることは難しいと思います。当社としては、それからメガバンクさんの中には、回数制限を少なくしていくといった動きが起きているのは事実です。 12月(2017年)、久しぶりにテレビCMを、ある程度投入いたしました。 12月の利用件数、それから1月の利用件数もすでに開示されているところですが、12月、1月については総件数対前年比103パーセントを2ヵ月続けて超えることができています。 もちろん広告をしたからといって順調に伸びるとは当然考えてはいませんが、従来からご説明していました1店舗1店舗の利用環境の改善と相まって、広告の効果もある程度あったものと考えています。 こちらについては、金融機関さんとの情報交換、連携等を密にし、我々ができるところがあれば積極的に関与していく姿勢は変更はありません。一方で、我々が利用環境でできることは、地道なところも含めてしっかりやっていきたいと考えています。 以上2点、大きなところで説明いたしましたが、キャッシュレスの流れはここのところの報道でも随分出てきていますが、それらを認識しつつ、我々のATMの役割を、新しい役割を、きっちり増やして拡大していきたいと考えています。

海外事業(FCTI) 計数

分割-08 続いて7ページ。
海外事業についてご説明いたします。
海外事業はFCTIの状況になりますが、記載の通りですが当第3四半期は対前年比で減収減益となっています。 経常収益は5,670万ドルとなっています。費用についても当初よりも増えた中で、経常利益はマイナスの1,330万ドル。純利益についてもマイナス850万ドルとなっています。 17年当初計画に対して、経常利益、純利益ともすでにマイナスが超過している状況です。 FCTIについては、去年の8月からSEIの中にATMの設置を、入れ替えを進めています。こちら第3四半期9月までのことですので、右側に票がありますが、うちSEIは2,100台程度で、設置が進んでいる状況です。 期間総利用件数です。こちらが対前年比でマイナスになるなど、利用件数に工夫をしているところです。 これはSEIだけでなく、既存のポートフォリオを見つけても、残念ながら件数については苦労していたのが実態となっています。 計画に対して言えば、SEIへの設置が7月を通して予定していましたが、こちらが8月の後半にズレてしまったこともあり、計画の収益、利益に届かない1つの要素でもありました。 一方で、それは期の途中からわかっていましたので、挽回をしていくべく、努力をしたところではありますが、残念ながらこれも功を奏しなかったというのがFCTIの実情です。 こちら第3四半期の数字ですが、すでに12月を過ぎていますので新しい期に入っています。 17年度の結果については、先ほど修正計画を示した通り、残念ながらセグメント単体でも大きくカバーすることは難しい状況と考えています。 この次のページ、8ページであらためて中計期間の検証で、もう一度説明いたします。

海外事業(FCTI) 進捗状況

分割-09 SEIの設置についてです。 これからのビジネスを進めていく上で重要なインフラとして設置をしているわけですが、設置開始時期は後ズレしました。 しかしながら、ATMの入替については現時点でも順調に推移しています。また入替後の稼動も、新しい環境に置くことで、稼働率について心配をしていたところです。99パーセント以上ということで、極めて安定的な稼働を実現しています。 今後このインフラを安定稼働させるのが、まず大前提と考えています。 加えて、オペレーションコストについて、17年度については想定よりもかかってしまったのが実態かなと見ています。 金利上昇は、従来からアメリカで起きていた話なので、ここは織り込みをある程度していました。 安定運用を求められていたこともあり、例えば、装填現金について、余裕を少し見すぎたとか、その結果調達量が増え、金利負担が増える状況も起きています。 加えて、設置が並行して進んでいた中で、不測の事態も起きたこともあり、想定外の費用がかかったこともありした。 全体的には想定よりも費用がかかってしまい、この分のアジャストがなかなか追いつかなかったというのが17年度の状況です。 それからもう1つ重要な要素になります。入替期間中の利用件数については、おおよそ60件程度です。これは出勤に加えて残高照会の件数も入っているわけなのですが、1件あたり60件程度で想定していましたが、残念ながら17年度期間中は40件程度になっています。 理由としては、設置が途上だったこともありましてサーチャージフリーネットワークがあるのですけど、これが我々の違うネットワークと切り替わっています。 実際のところは使えるカードの差はあまりなかったのですが、カード登録者さんのネットワークさんがセブンイレブンにあるATMでは使えなくなりますという告知をしてしまったこともあり、今まで使っていたお客さんが、カード自体は使えるにも関わらず、離れてしまった要素があると考えています。 こちらについては、我々も新しいネットワークさんとすでに話はしており、設置完了後はしっかりとした告知をしていく合意ができている状況です。 そのようなことで、ある程度17年度に起きたことについては検証を加えた上、18年度はすでに始まっていますが、その中での解決は着手しているところです。 ただ1点、残念ながらまず認知促進観点でいくと、セブンイレブンに設置が全店終わってからでないと始められない事業もあります。 それからオペレーションコストの見直しというのも、一定のタイムラグがあるものと考えています。 残念ながら18年度上期については、多少厳しい状況が続くとは思っていますが、18年度後半は今申し上げた手法が功を奏してくるものと考えています。 こちらについては、東京本社からもしっかりとサポートしつつ、こちらの秘策が着実に善戦するようにしたいと考えています。 アメリカでのビジネスは、利幅が厚いものではないとは認識していますけども、想定されている収入、それから設置料等も含めた支出とのバランスを考えても、ビジネスモデルが成立しない状況になっているとは考えていません。 設置の入替と新しいATMの利用拡大といった部分が、まだまだ精緻化されていないと考えています。このあたりしっかり進めていきたいと考えています。

株主還元

分割-10 最後になりますが9ページです。 株主還元で、配当についてです。こちら期末の配当予想については修正しています。 当初1株あたり4円75銭で、下期の配当予想をしていましたが、今期の配当は50銭増配して1株あたり5円25銭。年間では10円にしたいと考えています。 中計にもありましたが、株主還元の基本方針を変更して配当性向の最低(目標)を35パーセントから40パーセントに引き上げています。 その方針に沿ってセブン銀行そのものも堅調に推移していると考えています。 FCTIについては今申し上げた課題は、もうすでにわかっています。こちらを確実に実施していくことで、持続的成長が可能と考えていますので、今回、増配を実施したいと考えています。 以上、資料に沿った説明になります。 引き続きみなさまの期待に応えられるように努力していきたいと考えています。 私からの説明は以上となります。

  
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