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イチジクに侵入、ゴキブリを洗脳… 生きるためにはなんでもする、奇妙な蜂たちの習性

イチジクに侵入、ゴキブリを洗脳… 生きるためにはなんでもする、奇妙な蜂たちの習性

蜂といえば、悪名高いスズメバチや巨大なクマバチ、養蜂に用いられるミツバチなどが思い浮かびますが、実は蜂は3万種もいると言われており、見た目や生態も多彩です。なかには、常識を超えた不思議な習性を持つ蜂も存在します。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」では、そんな蜂のなかからとくに奇妙な3種を紹介します。

スピーカー
Hank Green(ハンク・グリーン)氏
参照動画
3 Wasps That Will Do Anything to Survive

蜂はなんと3万種が存在する

ハンク・グリーン氏 蜂の評判は悪いですよね。ピクニックで黄色いやつにまとわりつかれたくないですよね。蜂蜜を作るだけでなく、刺しますからね。 蜂はおよそ3万種類もいて、哺乳類と鳥類を合わせた数より多いのです。驚くような外見のものもいれば、カストラクション・ジャキュレーターとかなんとかいう名前のものだっています。 彼らは生き残って子を産むためなら、かなり極端なことだってします。イチジクにとらわれてみたり、神経システムを破壊したり、ゴキブリのマインドコントロールをしてみたり。 40 すぐれた送粉者だということはご存知かもしれませんが、イチジクコバチもその1つです。何百万年もの間、イチジクの中で生き、交尾し、死んできました。複雑な進化の関係を築きながら。 49 若いイチジクというのは、身の中にいくつもの閉じた花があると状態です。その底に、ちょうどメスのイチジクコバチが入れるくらいの穴があるのです。その穴は極めて小さく、侵入の際に触覚と羽はもげてしまいます。まあもうそのメスには必要がないといった感じですが。 イチジクの花に卵を産みつけ、その花は孵卵器の役割を果たします。そしてメスは閉じ込められて死に、使命を全うするのです。まずオスが生まれ、残った孵卵器に穴を開けます。そしてまだ孵化する前にメスに子を孕ませます。オスには羽がないため外では生きられません。メスが脱出できるようにイチジクに穴を開け、またサイクルが始まるのです。 では、イチジクはどうやってこの状況から抜け出すのでしょうか。 それは再生です。イチジクにもオスとメスがあります。イチジクコバチは花粉を持つオスのイチジクにしか卵を生みません。花粉を受けたメスのイチジクの花の形がそれを防ぎます。 基本的に、すべてのメスのイチジクコバチはオスのイチジクの花粉にまみれて生まれます。メスのイチジクの中で息絶えるのはあまりいいことではないのですが、イチジクにとってはいいことなのです。かつて生まれたオスのイチジクの花粉があるため、卵を産まなくとも入ったメスのイチジクが受粉することになるのです。 そしてイチジクは実り、動物がそれを食べ、種を拡散させます。中で死んだメスのイチジクコバチ以外のみんなが恩恵を受けるのです。

ゴキブリを操る蜂

蜂にもいろんなサイズがあります。最大のものはアジアスズメバチで、女王蜂は5センチにもなります。 225 しかしそれ以外のほとんどは1ミリをわずかに上回る程度です。捕食者に簡単に襲われるほど小さいのですが、あまりに小さいため、卵の中に卵を産むことができます。そして他の種の栄養を利用するのです。その小さな体に大量の細胞を持つため、素晴らしいトリックも持ちあわせています。 Megaphragma mymaripenneという名前の蜂を見てみましょう。世界で3番目に小さい虫です。臓器や神経のある完全な体なのですが、その大きさは単細胞であるアメーバと同じなのです。大人になってもその小ささを保つため、DNAを持つニューロンの核をほとんど壊してなんとか生き残るのです。 私たちはすべての細胞がDNAを必要とすると考えていました。タンパク質を作りすべてのプロセスを実行する。動物が生きて機能するために必要なことです。神経システムが破壊されたにもかかわらず、この蜂は飛び、交尾し、卵を産み、5日生存することができるのです。しかもこれは決して短い人生ではありません。 大人になって核を破壊するまでに5日生きるだけのタンパク質と神経を作り出していると考える研究者もいます。しかしまだ謎で、生存における最小限についてこの小さな虫からまだまだ学ぶことがありそうです。 メスのエメラルドゴキブリバチはおしゃれな感じですが、騙されてはいけません。 337 彼女は文字どおりマインドコントロールをします。子どものために生きたゴキブリを使います。ゴキブリを見つけると1~2発の毒をお見舞いします。1発目は胸に当て前足の動きを止めます。2発目はゴキブリの脳の部分を狙います。毒に致死性はありません。私とは違い、エメラルドゴキブリバチはゴキブリに死んでほしいわけではなく、ただその行動を変えたいのです。 ドーパミンの注射でゴキブリは自分の体をきれいにすることに執着します。オピオイド系を狂わせ、反応を鈍くして驚きにくくさせます。それにより、明らかな体格差でも争わなくなるのです。30分ほどでゾンビ化したゴキブリはちょうどよく回復し、いよいよエメラルドゴキブリバチの目的地に向かいます。ゴキブリが自分の手入れを忙しくしている間に作った地下の穴です。 一度中に入ると、エメラルドゴキブリバチは1つお土産を送ります。ゴキブリの体内に卵を産むのです。そして墓を閉じ、新たな標的を探しに行くのです。閉じ込められたゴキブリになすすべはありません。毒により昏睡状態で、体内の幼虫を養う程度には生きています。そして次世代のマインドコントロールを生むのです。

  

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

・公式チャンネル

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