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深海に棲む謎の生物「クセノフィオフォラ」の生態

深海に棲む謎の生物「クセノフィオフォラ」の生態

私たちは人間はまだ海の5パーセントほどしか探索できていないと言われています。深い海の底には、常識を超えた不思議な生物がいても驚くにはあたりません。今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」では、巨大な細胞を持つ謎の深海生物「クセノフィオフォラ」の生態について解説します。

スピーカー
Hank Green(ハンク・グリーン)氏
参照動画
Xenophyophores:The Strange Life of a Giant Single Cell

謎の生物クセノフィオフォラ

ハンク・グリーン氏 現在私たちは、地球上のほとんどすべての土地を探索したと言っても過言ではありません。しかし、海に関してはまだまだです。私たちは海についておそらく5パーセントほどしかカバーできていないでしょう。 科学者や探検家は海洋中の発見をし続けていますが、そこに棲む生物には生物学上の通常の規則性が当てはまらなくても驚きではありません。 例えば、クセノフィオフォラと呼ばれる単細胞生物です。 image1 クセノフィオフォラは単細胞であっても、直径は通常約10センチメートルで、最大のものになると約20センチメートルにまで成長します。これらは細胞に核があることを意味する原型生物の一種で、植物や動物あるいは真菌ではありません。 クセノフィオフォラは壊れやすく、また誰も実験室で育てることができなかったので、非常に研究が難しくなっています。ですから、私たちはそれについて多くのことを理解できていません。ただ、とても奇妙な生物ということだけは明白です。 1883年、イギリスのの古生物学者であるヘンリー・ボウマン・ブレイディーは、他の深海の海洋生物の中にクセノフィオフォラを発見し、それを有孔虫と呼ばれる原生生物に分類しました。 有孔虫は、保護シェルを生産し構成する藻類のような単細胞生物とは大きく異なるため、クセノフィオフォラ独自の属性に分類しました。 有孔虫のほとんどは方解石または石灰岩からシェルを作ります。クセノフィオフォラはシェルを持っていたので、ブレイディーはこの小さなシェルを作るものがより古くて巨大な形態であると考えました。そして単一の細胞が本当に巨大であることがわかりました。 平均サイズのクセノフィオフォラの細胞の大きさは、1,000億以上の人間の細胞に値します。どうして地球上にこのような巨大な細胞が存在するのでしょうか? クセノフィオフォラは少しごまかしていて、巨大な細胞内にたくさんの核を持っています。核は細胞の一部であり、何になるべきか、何をするべきか、どこに行くのかを指示する役割を担っています。 ほとんどの細胞は1つまたは2つの核しか持たないため、特定の役割に限定されています。肝臓に肝細胞があり、腎臓に腎臓細胞があるように、細胞がさまざまな機能を果たすためには異なるタイプのものが必要になります。 つまり、クセノフィオフォラは何千もの核を持っており、1つの細胞が生き残るために必要なすべてのことを行うことができるのです。 ですからクセノフィオフォラの人生はかなりシンプルです。海底の砂や岩の上に良い場所を見つけ、ただ待ちます。 ほとんどの有孔虫とは違って、クセノフィオフォラは自分のために硬いシェルを作りません。その代わりに、スカベンジャーとなります。クセノフィオフォラは砂の上に留まり、汚れ、動物の死骸、岩、ミネラルが上または近くに来るのを待ちます。 image2 それから、糞でできたセメントを使いすべてを合体させます。基本的にクセノフィオフォラは、死んだ動物の皮と自分の糞で覆われた中で生活します。 しかし、奇妙なことはこれだけではありません。クセノフィオフォラはまた、放射能を持っているのかもしれないのです。 研究者らは、いくつかの種類のクセノフィオフォラが見つかった場所によっては、非常に高いレベルのウランやラドンのような成分をシェルに有することを発見しました。 誰もその理由を正確に知っているわけではありませんが、金属を吸い上げる場合にはスポンジのような働きすると思われています。それはまた、シェル内に高いレベルの水銀と硫酸バリウムが存在する理由になるかもしれません。 しかし、科学者はこれらのものを吸収する方法と理由について、まだ混乱している状態にあります。クセノフィオフォラは、海に住んでいる奇妙で謎の生物なのです。

  

SciShow

Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

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