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どんな投資法にも弱点はある! 心理効果を駆使した、3つの投資法の使い分け

どんな投資法にも弱点はある! 心理効果を駆使した、3つの投資法の使い分け

株式予報チャンネルでは、Yahoo!ファイナンス株価予想達人の中原良太が、初心者でもわかりやすい株式投資のコツをお届けします。第26回目のテーマは、「状況に応じて投資法を使い分ける」です。中原氏が、投資法を使い分ける必要性・そのコツについて語りました。

シリーズ
株式予報チャンネル > 【#0026】状況に応じて投資法を使い分ける
2016年6月24日のログ
スピーカー
株式予報 中原良太 氏
参照動画
株式予報チャンネル【#0026】状況に応じて投資法を使い分ける

どんな投資法にも弱点はある

中原良太氏 こんにちは。株式予報の中原良太です。今回は「状況に応じて投資法を使い分ける」というテーマで、動画セミナーをさせていただければと思います。 0.00.15 なんでこのセミナーをやろうかなって思ったかというと、いろんな型……逆張り投資だとか順張り投資だとか、あと押し目買いだとか、循環株投資。いろいろな投資法が、世のなかにあるじゃないですか。 いろいろ投資法があるんですけれども、その投資法を万能だって思い込んでる方が非常に多いんですね。「逆張りができれば、それだけでもう、いつでもどこでもいくらだってお金を稼げる」みたいな、そんなことを考えている方が非常に多いということに、ちょっと問題意識を感じています。 なぜかというと、万能な投資法ってないんですね。どんな投資法にも弱点はあります。利益を出しやすい時期もあれば、出しにくい時期もある。ということで、やっぱり状況に応じて使い分けるというのが、一番大事なポイントだと私は思ってるんですね。 今回はそれで、1つの投資法をずっと使い続けるのではなくて、状況に応じてAという投資法を使ったりBという投資法を使ったり、いろいろと切り替えられるようになっていただければなと思いまして、このセミナーをやろうと思いました。 0.01.42 今回の講座の目的は、相場の状況を押さえた上で、今この瞬間に最も利益を出しやすそうな投資法を使えるようになる、あるいは選べるようになるということです。 今回は、投資法を全部で3種類ご紹介しようと思っています。この3種類を僕だったらどうやって使い分けるのか? というのを、ご紹介していきたいと思います。 0.01.59 1つ目が、順張り投資。上がった株を買って、さらなる値上がりを目指しましょう、という投資法ですね。 2つ目が、逆張り投資。下がった株を買ってリバウンドを狙いましょう、という投資法です。 3つ目が、押し目買い投資。これは(株価が)上がったり下がったりしてる株、とくに上がり途中の株がトンっと落ちたときに買いましょう、という投資法です。 この3つが、よく世のなかで言われてる、有名な3種類の投資法なんですけれども。この3種類を状況に応じて、僕だったらどう使い分けるかというのをご紹介したいと思います。 この投資法3つを使い分けるという具体的な話をする前に、ちょっとだけみなさんと復習しておきたいことがあります。それはなにかというと、「気分一致効果」という心理的な、人間の行動特性についてのおさらいをしていきたいと思います。

「気分一致効果」のおさらい

0.03.00 こちらは、くわしくは前回の先週の動画セミナーでご紹介したんですが、人間には気分一致効果という心理的な行動特性があります。 これはどのような特性かというと、良い気分のときには、人間はポジティブになりやすい。逆に気分が悪いとき……悲しいとかつらいとか苦しいとか、そういうときには悪いものばかりが見えてしまう、ネガティブになってしまう。こういう人間の行動特性を、傾向として示したものです。 良い気分のときは、良い物が見える、上向きになる。悪いものを見てるときには、下向きになる。そういう行動特性ですね。 この心理効果は、株式投資をやってる方だったら、誰しもが押さえておくべき特徴だと思っています。なぜかというと、周りの投資家がいい気分なのか・悪い気分なのかを知っておくことで、今の時期に合った投資法というのが選べるようになるからだと、私は考えています。 0.04.07 例えば、相場が上昇しているとき。TOPIXが上がっている、日経平均が上がっている、なにもかも順調に上がってる。こういう相場のときは、みんな気分がいいです。なぜかというと、自分の持っている株が上がっているから。利益が出ているから、投資家はみんな気分がいいです。 アベノミクスの初期とかその時期は、どんな株を買ってる投資家も、もう(株を)持ってればとりあえず上がるという相場だったんですね。こういう時期には、誰しもが利益を出しているので、みんな気分がいいです。 みんなに「株と言えばなんですか?」って質問したとき、おそらく「利益です」っていう答えを出してくれる。そんなみんなが……少なくとも、相場の多数派の人たちの気分がいい時期ですね。「株を買えば利益になります」「株を買うってことは、利益を出すことです」と考えている。そういう方程式が成り立ってる時期です。 こういう時には、株を買うこと自体に抵抗を感じる方が非常に少ない。ちょっと悪い情報が出たとしても「そういうのは関係ない」「でも、利益出てるんだから関係ないでしょ」と考えるようになります。なので、積極的に株を買いたがるという行動特性が出てくるんですね。 その一方で、下落トレンド……相場が下落しているときにはなにが起こるかというと、みんなが損を抱えています。ですので、株を買ってる人たちはみんな、株に対してネガティブな印象を持っています。 なので、「株を買う=悪」「株を買う=損」と考えるようになっています。例えば「決算発表でいい決算が出ました」という情報が出たとしても、「いやでも、現実問題、自分は損してるし。いい報道とは言うけれども、本当にそうなの?」と懐疑的な考え方をしてしまう。そんな行動特性があると考えています。 相場が上昇してるとき・相場が下落してるときで、投資家たちは真逆の行動を取るんですね。ですので、相場の状況を見ながら柔軟に、どんな投資法を使えばいいのかを見極めるのが、一番大事なポイントだと思っています。 ということで、まずこの気分一致効果を、ぜひ覚えておいてください。私も、よく使う心理効果ですので、ぜひ覚えておきましょう。 じゃあさっそく、この気分一致効果を使って、具体的にどういうふうにして投資法を使い分けていくのかをご紹介していきたいと思います。投資法の使い分け方……順張り投資・逆張り投資・押し目買い投資。この3種類の投資法をどうやって使い分けるのか。僕だったらどういうふうに投資するのかというのを、お伝えしたいと思います。

順張り投資×2つの心理効果

0.07.05 ざっくり分けると、このように使います。 順張り投資は、相場が上がってるときに使います。相場が上がっているときは、上がってる株を買おうとします。逆に相場が下がってるとき、下がってる株を買おうとします。 相場が行ったり来たり、もうどっちつかずな動きをしてるときには、ククッと上がってきた株がストンと落ちてきたとき、「押し目」を狙うという投資法を取っています。あるいは、循環性のある株を買うということをやっています。 0.07.41 それぞれの理由をご紹介していきたいと思います。まず、順張り投資。上昇相場で順張り投資をなぜ使うのか? 先ほども言いましたが、順張り投資は相場全体が上昇しているときに使うのが、とくにいいと思っています。相場が上昇してるときに、高値を更新しているような銘柄を買い付けるのが、個人的にはいいかなと思っています。 先ほどお話しした気分一致効果でも、立証というか傾向が掴めているとおり、相場が上昇しているときは、誰しもが「株=利益が出る」と考えています。ですので、上がっている株ほど、「あ、利益を出した株なんだ」と考えるようになります。ですので、上がっている株に飛びつくような投資家が、非常に増えてくるんですね。 高値を更新した株というのは、別の心理効果で「アンカリング効果」というのがありまして。「今までは、いくらまで上がったら(株価が)下がっちゃったよ」という株よりも、天井を突き抜けてもういくらまで上がるかわからない、ふわふわしてるような……もう、将来がまったく予想できないような、ワクワク感のある銘柄。これはとくに、買われやすい傾向があります。バイオ関連とか、そういうのも1つの選択肢だと思うんですけれども。 このように、相場が上昇してるときには、利益が利益を呼ぶような構図ができ上がってきます。ですので、上がってる株を買うというのが、1つの効果的な投資法じゃないかなと思っています。 正直なことを言いますと、相場が上がってるときは、どんな株を買ってもだいたいうまくいきます。なので、あえて選ぶとすれば……高値を更新したような、より絶好調な銘柄を選ぶというのが、私なりのスタンスですね。 じゃあ、具体的に相場が上昇してるっていうのは、どういうときなのか? 高値を更新した銘柄というのは、どのようにして選べばいいのか? 私なりの、ざっくりとした方法をご紹介したいと思います。

どのタイミングで買う? どの銘柄を選ぶ?

0.09.55 それが、このページに表示されている方法です。 タイミングの決め方。どんな相場のときに買えばいいのかというタイミングの決め方は、例えば、「年初来高値を更新した銘柄が何銘柄以上ある」「日経平均の終値がMAよりも何パーセント大きい」。MAとは、Moving Averageで、移動平均のことです。「移動平均線よりも、終値が何パーセント高い」とかですね。 これらを使いながら、「今、相場が盛り上がってるな」「ちょっと盛り下がってるな」というタイミングを見極めています。 銘柄を選ぶ時には、例えば、年初来高値を更新した銘柄であるとか、あるいは終値が移動平均よりも何パーセント大きい銘柄であるとか。そういった銘柄を選ぶように心がけています。 すごくシンプルですよね。みんながイケイケドンドンで、「もう株価っていうのは上がるもんなんだ!」と考えてるときには、自分もその波に乗ろうとするのが、私なりの考え方です。 次、じゃあ下落相場のときどうなのか? 相場が落ち込んでるときにはどうすればいいのかというのを考えたときには、逆張り投資を使います。

逆張り投資の狙いどころ

0.11.03 逆張り投資では、相場全体が下落しているときに安値を更新した銘柄を狙うというのが、個人的には王道だと思っています。 絶対にやっちゃいけないことがあります。相場が下落しているときに高値を更新中の銘柄は、狙っちゃダメです。これは、根拠があってお話ししていることなんですけれども。 相場が落ちたとき、みんなが含み損を抱えて損し始めたときに、投資家たちが一番最初に取る行動はなにか? というと、利益確定なんですね。損切りよりも先に、利益確定をします。 気分的にはわかりませんかね? 損切りをするというのは、なんかネガティブな印象があってすごくつらい、あるいは「元に戻るかもしれない」って淡い期待があるというのはわかると思うんですけれども。利益を確定するということに対しては、誰も抵抗を持たないんですね。 「あそこで株を損しちゃったから、まずこっちの利益を確定しよう」「その利益を、新しい株に当てよう」と考える投資家が、非常に増えます。 ですので、相場が下落してるときというのは、順張り投資で狙うような高値更新中の銘柄というのは、けっこう反落しやすいんですね。なので、そういう銘柄は狙わないほうがいいんじゃないかなと思っています。 逆に、相場が落ちてるときには、相場のせいでしょうがなく値下がりしてるような銘柄。その株自体はなにも悪くないんだけれども、相場が下がっているから、やむを得ずその銘柄も下がってしまったとか。そういう銘柄に、注目するのがいいと思っています。なので注目するべきは、安値を更新中の銘柄だと考えています。 じゃあ、具体的にどういうタイミングでどういう銘柄を選べばいいのかというのを、こちらでご紹介します。 0.12.51 タイミングの決め方は、順張り投資とまったく逆です。順張り投資では、年初来高値を更新した、高値を更新中の銘柄が何銘柄以上というのを調べますと話したんですが、逆張り投資では逆です。 「年初来安値を更新中の銘柄が何銘柄ぐらいあるのか」「日経平均の終値が移動平均よりも何パーセント下にあるか」を、判断規準の1つとしています。 そして銘柄の選び方は、相場のタイミングの決め方とほぼ一緒ですね。「年初来安値を更新した」「終値が移動平均よりも何パーセント小さい」というふうに、下落中の安値更新中の銘柄を探すというのが、王道の方法だと考えています。 ここまでご紹介したのが、逆張り投資ですね。 順張り投資では、上昇中の銘柄を、上昇してるタイミングでやっていきましょう。逆張り投資では、下落相場で下落している銘柄を狙っていきましょう。 じゃあ、どっちつかずのときはどうすればいいのか? こちらについて、3つ目の投資法の押し目買い投資をご紹介していきます。

いつ使う? 押し目買い投資

0.14.04 押し目買い投資は、相場がどっちつかずのときに使うのが、効果的な投資法だと思っています。具体的にどういう銘柄を選ぶかというと、急落した人気株。今まで上がってたけど、つい最近ちょっと落ちてきた銘柄を選ぶのが、無難じゃないかなと思っています。 こんな感じですね。すごくシンプルなんですけれども、基本的には相場の動きと似たような動きをしてる銘柄を選ぶのが基本です。 0.14.53 押し目買い投資で、例えばどういう銘柄を選ぶのか。相場のタイミングとしては、上昇しまくってるわけではないし、下落しまくってるわけでもないと。だから、移動平均と比べて終値がある程度の範囲……上下何パーセントの範囲に収まっているというタイミングを見極めるのが、いいかなと思っています。 銘柄の選び方も同じように、終値と移動平均のちょうど中間値くらいにあるような銘柄。徐々に上がっているぐらいの銘柄ですかね。じわじわと上がっている銘柄が、前日比が何パーセント以下ということでドーンっと急落したとき。じわじわ上がってた銘柄が、ズドンと落ちたとき。こういう銘柄を選ぶのが、押し目買いのいい方法だと思います。 急落した銘柄ほど、押し目買いでは利益を出しやすいことが傾向として掴めていますので、ぜひそういう銘柄を選ぶといいかなと考えています。

3つの投資法のまとめ

ということで、今回3つの投資法についてご紹介しました。 1つ目が、順張り投資。これは上昇中の相場で使うのがいいかなと思っています。狙う銘柄上昇中の銘柄。上昇相場では上昇中の銘柄を選びましょう、というふうに考えています。 2つ目が、逆張り投資ですね。下落相場では下落中の銘柄を狙いましょう。くれぐれも、下落相場では上がった株には手を出しちゃダメだと考えています。 3つ目が、押し目買い投資ですね。これは、どっちつかずの相場のときには、じわじわ上がっていってストンと落ちてきたような銘柄。そういうのが狙い目なんじゃないかなと思っています。 0.16.14 ということで、すべてをまとめると、このようになります。 順張り投資は上昇相場で、逆張り投資は下落相場で、押し目買い投資はどっちつかずの相場で使うのがいいと考えています。 これは人それぞれ使い分け方があると思うんですが、個人的にはこういう投資法の切り替え方が、非常に効率的なんじゃないかなと思っています。ぜひあなたもご活用いただければと思います。 ということで、今回はこれで終了にいたします。最後までご視聴いただきまして、ありがとうございました。

  

kabushiki

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