『東京タラレバ娘』作者が登場

東村アキコ氏(以下、東村):今日はね、跳ねるよ、今日は。

(一同笑)

東村:バーンと行きますよ、今日は。

乙君氏(以下、乙君):バーンと行きますか。

久世孝臣氏(以下、久世):跳ねるんですか。

乙君:バーンとどこに行くんでしょう?(笑)。

東村:めずらしく7時半入りだから、私。

乙君:そう、ビックリした。

山田玲司氏(以下、山田):そうそう、そうですね。

東村:みんな、味噌鍋しよっ!

(一同笑)

東村:持ってくればよかった(笑)。味噌鍋しよっ!

久世:やらないと、やらないと(笑)。

乙君:いやいやいやー。

山田:どうもみなさん、こんにちはー。

乙君:どうもどうも。前回のフレンズ回以来、あれですけども。

山田:そうそうそうそう。

乙君:3周年記念なんでね、今月は。もう。

山田:あん時、でもね、退院したばっかだったんだよ、アッコ。

乙君:そうですね。

東村:そうそうそうそう。

山田:いろいろあるよね、本当に。

乙君:でも、この3ヶ月の間に、なんとCMまで。

山田:そうなんだよ。

久世:こなされてね。

山田:しかもね、芸能プロの社長になってるしね。気が付いたら。

乙君:そうなんですよ。

山田:もう油断も隙もない、この人。

(一同笑)

山田:気が付いたらね、どんどん上り詰めていきますよ。

乙君:日進月歩だ。

東村:暇で。

山田:暇で?(笑)。あー、終わったんだね。連載終わったから。

東村:連載終わったから暇で。

山田:忙しすぎたからね。

乙君:その『海月姫』がね、終わったのこちら。今、発売中ですね。

乙君:『Kiss』に最終話が載っていますので。

東村:そうです、そうです。

乙君:そして、『(東京)タラレバ娘』最終巻も出てますという感じで、そんな、まあ。

東村:大きい連載が2個終わったんで、ちょっと今ゆとり……、ゆとり進行で。

山田:ね、がんばったねー。

東村:うん。

乙君:軽井沢とか行って。

山田:また随分描いたよね(笑)。

東村:描いた。

山田:描いたね(笑)。

東村:50、50、全本100だからね。

山田:すごいよね!

東村:「100って!」って思って。「100って!」って思いながら、夏はずっと描いてましたね。

山田:本当だね。

「とり野菜みそ」CMに出演

乙君:ちょっとそのCM……。

久世:あ、もう行っちゃう?

山田:CM行っちゃう?(笑)。

乙君:観ましょうよ。

久世:観たいね。

東村:CMに出たの。それは金沢の北陸でよく食べる「とり野菜みそ」っていう、鍋に入れる味付け用の味噌があるんだけど、私それは学生の時に、金沢美大の学生はいっつもそれを食べるのよ、集まって鍋する時に。

山田:決まってんだ。

東村:決まってんの、決まってんの。そしたら、そのCMが来たの。だから、出た。

(一同笑)

久世:食べてましたもんね。

山田:そりゃね、おいしかった。

久世:そら、出るわ。

東村:全国ですよ、全国。

山田:全国ですよ、全国。みんな観たのかなあ?

乙君:じゃあ、まだ観てない人のためにも。

山田:そう。

乙君:あと、今日、アッコ先生、初めて見る人もいるかもしれないんでね。どういう人なのか、CM出てるよっていうところも合わして。

山田:もうね、職場が出ますから。

乙君:職場も出てますし。

山田:そう。

乙君:アッコ先生の人となりのね、あれがすべてわかる。たった15秒のCMが。

山田:そうそうそう。

東村:普通さ、文化人っちゅうのは、ダバダーみたいな。

(一同笑)

乙君:文化人なんだ(笑)。

久世:ダバダー(笑)。

東村:文化人はネスカフェみたいな。

乙君:上質を知る人なんだ(笑)。

東村:上質を知るのに、だいたい最初出るわけ。

乙君:あー、なるほどなるほど!

久世:違いがわかる。

東村:違いがわかる。もうダメダメ。もう私は鍋商戦に、もう今はね、この秋、いろんな鍋のさ、「プチッと鍋」とか「鍋キューブ」とかあるでしょ。

乙君:あー、ありますあります。

山田:あー、あるね。

東村:あそこに戦いを挑んでいってるから。

(一同笑)

山田:挑んでいく(笑)。

乙君:初陣が鍋戦線なんだ(笑)。

東村:初陣が鍋の、鍋に入れる味噌のCMだから。最初が。

山田:大事なところですね。

東村:観てほしいな、みんなに。

CMの東村アキコは仕上がってる?

乙君:それではちょっとみなさんで観てみましょう。アッコ先生、初CMということです。

東村:これ、YouTubeで観れるから。

乙君:YouTubeですね、こちらは。

(一同、CM鑑賞)

乙君:(笑)。

(一同拍手)

山田:仕上がってるーー! 仕上がってましたねー!

乙君:ちょっと生でも言ってもらえますか? 「おいしくなければ……」。

山田:いいですねー。なんか恥ずかしいですか?

東村:おいしくなきゃがんばれないでしょ。

(一同笑)

東村:おいしくなきゃがんばれないでしょ。

久世:その通りです(笑)。

乙君:誰が考えたんですか? それ。

山田:がんばれないよね(笑)。

乙君:台本みたいなのがあったんですか?

東村:いや、私が言ったんじゃない? その場で。

(一同笑)

東村:私が言った! 打ち合わせで「キャッチを考えて」って言われて、「おいしくなきゃがんばれない」。……まあ、「締め切りを乗り切ってる感じですかね?」って言って。

あそこに出てる人、エキストラでもなんでもなく、ガチのうちのその日入ってたアシスタントだからね。

山田:何人か観たことある人いる(笑)。

東村:何人か。

山田:そうそうそう(笑)。

東村:本当にアシスタントが出ちゃって。

山田:あの人たちの中にも、ヤンサン観てる人もいるらしいですよね?

東村:いるいるいるいる。

山田:ね。うん。それ、ちょっとうれしい。

東村:3人ぐらいいるんじゃないの?

乙君:うれしいことで。

山田:ね。うれしいことでね。

東村:YouTubeで何回でも観れるんで、観てください。

山田:観てください。

アシスタントと鍋はする?

乙君:東村プロはあんな感じで鍋やるんですか?

東村:やるよやるよ。

乙君:あ、やるんだ。

東村:やるやる、ぜんぜんやる。

山田:え? アシスタントにごはん作ってあげることあるの?

東村:昔はいっつも作ってて。最近は上手な子がいると作ったりするけど。

山田:そうなの? すげーな。

東村:そうそう、作ってたよ、いつも。

山田:そんなことあるの?

乙君:相撲部屋のね、女将みたいな(笑)。

久世:角界のね(笑)。

山田:一番働いてる人がやるんだ。

東村:そう。私、ペン入れしたら、あと暇だからさ。作ってましたよ。

山田:作ったりすることあるんだ(笑)。

東村:あとはアシスタントが大変なだけで、ペンさえ入れちゃえば、あとずっと。

山田:早いんだよね、絵がね。

東村:うん。ずっと遊んでるから、仕事場で。

山田:そうそう。漫勉でお馴染みのあの早さ。

東村:みんな、最後しゃべってくんなくなっちゃってさ。最後のほう、もう忙しくなってきてさ。7時に原稿送るってなったらさ、5時くらいから誰もしゃべってくれないのよ。

山田:しゃべってくんない(笑)。あ、話し相手になってほしいんだ。

東村:私としゃべってくんない。私、暇だからさ、「困ったな」つって、うん、「なんか作るか」つって作る。

山田:(笑)。

久世:作ったらしゃべってくれるだろう、と(笑)。

東村:そうそうそう。部活みたいなもんですよ、本当。料理上手?

漫画家はみんな料理上手?

乙君:えー、いいないいな。玲司さんはそういうのあるんですか? アシスタントにごはん作ってあげるみたいな。

山田:あー、うん、たまーに。

乙君:あるの!?(笑)。

久世:えーー!

東村:いや、あるよ。漫画家っつーのは、みんな料理できるんだよ。

乙君:えっ、そうなの?

東村:うん。漫画家はみんな料理上手いよ。

山田:あと、なんかそん時にハマってるものとかあるじゃん。俺、タイ料理とかにハマったことあるからさ。そうすると、「ちょっとおまえら食えよ」みたいになったりするじゃん。

東村:うんうん、そうね。

乙君:それ、『クッキングパパ』の人ならまだあれですけど、玲司さんが……。

山田:俺はイメージないよね(笑)。

乙君:イメージぜんぜんない。

久世:何作ったんですか? ガパオとか作ったんですか?

山田:えー、何だろう。トムヤムクン作ったよ。

久世:あらっ!

乙君:えー!(笑)。マジ?

山田:そんなこともあったよ。そんな時期もあるよ。

久世:(笑)。

山田:いろいろあるんだよ。もうとにかく面倒くさいから、「外食みんなで行こうぜ」みたいになる時もあるし。なんかそうやってしのぐわけ。

東村:そうね。

乙君:漫画家あるある、新しいのが。

久世:料理ができるというね。

今回はフリートーク企画

乙君:そんな感じで今日なんですけれども、あの伝説のフリートーク回。

山田:はい。

乙君:まあ、リベンジということで。これ、実は2年半前にやりまして、フリートーク。今日もあるんですけど、みなさんからお題をいただきまして、なんとその数400個。

山田:「お題くれ」って募集したら、400も来ちゃって。

乙君:「久世のTwitterにリプしてくれ」って。

山田:本当にみんなありがとう。本当に。久しぶりだよね、これ。

乙君:これ、パッと引いたやつを、もう何の用意もなく、反射神経でしゃべると。で、おもしろくできたら勝ち、っていうことなんですけど。今日は……。一番最初にやった時は、基本的に俺と玲司さんだけだったんで。

山田:さびしく始まったんだよ。

(一同笑)

山田:3人だけだった(笑)。

東村:それさー、どうなの?(笑)。

(一同笑)

乙君:だから、それがマジで「どうなの?」みたいな空気になって(笑)。

山田:大失敗(笑)。

東村:うんうんうん。

乙君:(過去にやったフリートーク企画の中で)伝説のカラアゲ。「カラアゲ」って出たんですよ、パッて引いたら。「カラアゲ、……おいしいよね」みたいな(笑)。

(一同笑)

東村:ぜんぜんダメダメダメ。そんなんじゃダメダメ。

山田:どうしようもなかったな。地獄の1時間。

乙君:え、カラアゲで広げられます?

東村:だから、「カラアゲと言えば」から広げていかなきゃいけないんで、「おいしいよね」とか、そういうんじゃないでしょ。

山田:やっちゃった。

東村:きっかけなわけでしょ? これは。

乙君:そうなんですよ、そうなんですよ。

東村:カラアゲについて語れじゃなくって、カラアゲから思いつくエピソードってことでしょ?

山田:そうだったな。

乙君:あります? カラアゲ。

東村:今やんなきゃいけねーの?

(一同笑)

東村:なんで、恐ろしいことを言うんじゃねーよ。

(一同笑)

東村:後に取っとくんだよ。喉が痛くなる、気管支弱いんだから、私。

(一同笑)

東村:すぐガラガラになる。

乙君:で、今日はお祭りということでね、3周年記念なんで。

山田:すげーよ、今日は。

乙君:すごい人お呼びしてるんで。

山田:うん。

乙君:まあ、そちら、ちょっと後でまた紹介するんですけれども。