今回の放送は29の日

西澤ロイ 氏(以下、ロイ):Today is March 29th. It’s a meat day.『西澤ロイの頑張らない英語』。

上村潤 氏(以下、上村):このコーナーは、納得英語学習カウンセラー西澤ロイがリスナーのみなさまからの英語に関するお悩み、疑問、質問などにお答えしたり、西澤ロイならではの『頑張らない英語学習法』を紹介していくというコーナーです。ロイさん、おひさしぶりです。

ロイ:おひさしぶりです。

上村:約1ヶ月ぶりでございますね。

ロイ:ですね。

上村:僕、ロイさんに会えない間も、ロイさんのこの『頑張らない英語学習法』そして『頑張らない英文法』を読ませて頂いて、日々、自主練というか自己学習をしていたんで、もしかしたらそのせいなのか、もしくはロイさんが簡単な英語にしてくれたのか、今日はちょっと聞き取れました。

頑張らない英語学習法

ロイ:何が聞き取れました?

上村:meat dayっていう(笑)。

ロイ:おー!

上村:よくよく考えたら、あっ、今日29日だと、肉の日じゃん! と思って。そのことを言ってたということでお間違えないですよね?(笑)。

ロイ:この日を待ってたんですよ!

上村:そうなんですか!?

ロイ:そう、で、カレンさんがいてくれるかなと思って(笑)。

上村:すみません、あいつ今日ライブなんです(笑)。

中学生Nくんの話

上村:今かかってきた曲は?

ロイ:この『肉肉筋肉』。この曲、僕すごく好きな部分は、この最初の九九、2の段を言っていくところなんですね。「にいちがにから、にはじゅうろく」まで言ったのが、「肉はおいしい」への前振りだったみたいな。それがすごい好きなんですけど。これ初めて聞いたときに、思い出したエピソードがあって。

僕以前、中学生に英語を教えていたことがあるんです。その時に、もう今、高校生なんですけど、N君という子がいました。あんまり英語が出来ない子だったんですよ。それで、数字を英語で言わせていたときに20のことをtwenteenって言ったんですよ。普通、teenが付くのは13から19までじゃないですか。

20のことをtwenteenって言ったんですよ、twentyなのに。だから、彼ちょっと理解が怪しいなと思って、「1から順番に数えてみよう」と言って数えさせたんですね。そして、彼が言ったのは、「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブンイレブン」。

上村:それ、実話ですよね?(笑)。

ロイ:実話です、作ってないです、作ってないです(笑)。

上村:それ、聞いた瞬間、どんな衝撃を受けたんですか?(笑)。

ロイ:いや~、どうしようかと思って(笑)。

上村:いや~、普通に僕、こいつふざけてんのかなと思っちゃいますけど(笑)。

ロイ:いや、真面目なんですよ。

上村:本気なんですね、まぁでも、そういうもんなんですかね~(笑)。

ロイ:セブンの次はイレブンなんでしょうね(笑)。

上村:自然に出てきちゃったんでしょうね(笑)。

ロイ:そうそう。

上村:特に数字なんて、刻むのがリズムじゃないですか。だから、「セブン、イレブン」ってなっちゃったんでしょうね(笑)。その後に「いい気分」とか言ったら良かったんでしょうね~(笑)。

英語を読むときは「英語脳」になれ

上村:まぁね、そんな肉の日。またN君じゃないですけど、基礎から英語を学んでみるというのも良いかなと思ってます。今日も、僕が学んできたことに対して、ちょっとお話させて頂きたいなと思います。

ロイ:初心者じゅんじゅんの挑戦みたいな?(笑)。

上村:そうです! 牛歩のような、のろ~い歩みですけど(笑)。リスナーのみなさんも、この『頑張らない英語学習法』または『頑張らない英文法』を買われた方、けっこういるみたいなんですけどね、やっぱり。これをちょっと見ながら、一緒に僕と進んでみませんか? みたいな感じで、お届けしたいと思います。

今日のテーマなんですが、「日本語と英語の構造の違い」そして「動詞の重要性」。この日本語における動詞と英語における動詞の重要性を、こちらの『頑張らない英語学習法』の方に載っている項目なんですが、そちらを読んで、やっぱりはっとする部分というのがありまして、それをロイさんに報告?(笑)。

ロイ:ぜひぜひ、ちょっと聞かせてくださいよ~(笑)。

上村:生徒として、ちょっと報告したいということでね~。まず、日本語文の構造っていうんですか? 日本語というのは、まず名詞が助詞で繋がっているっていうですか? 名詞と名詞を助詞で繋げた文になってて、動詞が最後に来る。

ロイ:そうですね。「何とかは~とか、何とかで~、何とかを、何とかに、何とかしたんだよ」みたいな喋り方しますもんね。

上村:それが日本語を基準とする人たちの中では当たり前の構造なんですけど、英語になると、まず動詞が先に来るといいますか、名詞が来て、名詞と名詞の間にまず動詞が来る。私だったらI、「~をした」動詞ですね。「私が~をした」その先に続く「どこで、何を」みたいな感じですもんね。っていう、まず構造自体が全然違うんだなという。やっぱりそのあたりが、まだ日本語脳なのかな~っていうのが気づきましたね。

ロイ:その切り替えは大事ですよね! やっぱり「私食べたんですよ」みたいな喋り方をしないと英語らしくないんですよね。「私買ったんです」みたいな。

上村:特に日本語だと動詞を用いらなくてもなんとなく理解できちゃうっていうか、例えば、「今日お寿司を食べた」って言うのを、「今日私お寿司」でも日本語として通じちゃうじゃないですか(笑)。でも、英語にすると、それって全然通じないじゃないですか。

ロイ:通じないわけじゃないかもしれないけど、英語的な発想ではないですよね。

上村:やっぱり、そのあたりが、まだ切り替えというか変換が上手くいってないのかなと。イメージがまだ足りないのかなと。

日本語に訳してから考えるはNG

ロイ:日本語的に考えちゃうと、「Today lunch sushi」とか言ったら、もちろん通じるんですけど、カタコトから絶対に抜け出せないんですよね。英語だったら「I ate」みたいな風に、動詞を言わないと、ちゃんと喋ることは出来ないんですよね。

上村:そうですね、例えば「I ate sushi at a restaurant」日本語だと「私はレストランでお寿司を食べた」まぁ動詞が最後に来るわけですよね~。

ロイ:そう、「食べた」が最後なんですよね~。

上村:もうこの時点ですよ。初心者らしく。僕は一つひとつ気づきを大事にしていきたいと思いますんで(笑)。

ロイ:これがどういう気づきというか、どういう衝撃というか、どんなこと感じました?

上村:日本語と全く違う文の構造というのが、まず英文を見て、日本語に直そうとしちゃうんですよね。その時点で良くないのかなと。

ロイ:訳すのが癖として、もうなっちゃってますもんね。

上村:中学生の時に、英語の文があって、それの英単語の下に全ての単語ごとの意味を書いちゃって、っていうのがまず間違いなのかなと(笑)。まぁ、そのあたりは、かなり痛感しましたね。

ロイ:いや~、良い気づきですね!

上村:もう、かなり最初の頃から道に迷ってたんだね俺、みたいなね(笑)。

ロイ:いやでも、そういう方多いと思うですよ。だいたい英文の下に日本語が書いてあって、この英語どういう意味だっけって言って日本語を見て分かった気になっちゃうことって、よくあるんですよね。ほんとは、その英語だけを見て、その意味を自分で掴まないといけないんですよ。

上村:その構造の違いっていうのが気づきでありました。その他に、こちらですね、動詞の意味なんですが、前回やった時に、辞書に載っている単語の意味っていうのは、厳密には直訳ではない、って言うんですか?

ロイ:意味じゃなくて訳語、日本語訳だっていう話をしましたね。