「ここの会社が第1志望ですか?」にどう答えた?

水谷健彦氏(以下、水谷):どんなことを聞かれたの?

内定者:「ここの会社が第1志望ですか?」っていうところから入って(笑)。

水谷:いきなり⁉

内定者:最終面接で聞かれると思っていたので、びっくりして(笑)。

水谷:「第1志望なんですか?」というのは「第1志望です」って言ったら、「そうですか」で終わるの? それとも、そのあとまた質問が続くの?

内定者:質問が続きました。

水谷:それは、本当に第1志望なのかってことを確認する感じ? なぜ第1志望なのかを確認する感じ?

内定者:それもあったんですけど、他社の状況を知りたかったみたいですね。

水谷:なるほどね、「ほかをどう受けていて、どう思っているの?」という話をけっこう聞かれるわけだ。

内定者:けっこう聞かれましたね。

水谷:そこは正直に答えたの?

内定者:答えました。

水谷:そこ、一瞬答えていいかどうかって不安みたいなのは?

内定者:ありましたけど(笑)。

最終面接で聞かれたのは学生時代の頑張り

水谷:最終は? そのあとどのくらいの期間で?

内定者:それから1週間後くらいに連絡がきて、「来てください」みたいな。

水谷:相手はどんな人だったのかな?

内定者:人事の部長、偉い方と、あとは自分が行きたい方面の薬、行きたい領域の、希望している領域の所長さん。

水谷:そこではどんなこと聞かれるの?

内定者:学生時代で頑張ったことを事細かに、「あなたはその時どうしたの?」「それをして結局どうしたの?」「そこからどうつなげたの?」みたいな感じで。

水谷:ものすごく深堀られるわけだ。

内定者:はい。

水谷:ほかにはどんなことを聞かれるの?

内定者:主には学生生活で頑張ってきたことについて20分くらい聞かれて、MRについての理解がしっかりしているか。本当に大変だからMRの理解度をすごい質問で聞かれました。

内定に至った理由は、親しみやすさ

水谷:その入社を決めた会社もそうだし、残り2社からもMRとして内定をもらっているわけじゃない。どこが評価されて内定に至ったと思ってる?

内定者:「親しみやすいよね」「話しやすいよね」と言っていただいたことが多くて、面接の中で。そういったところがきっとお医者さんも話したくなるし、世話をしてあげたくなるような雰囲気なのかなと。そこかなとは思っています。

内定者:自分の可能性を狭めるなと思いますね。

水谷:どういうこと?

内定者:例えば周りみんな、英語を喋れる人っていっぱいいるじゃないですか。英語を使いたいかた商社に行く、みたいな。そういう考えもありだと思うんですけど、その時点で商社って自分の道を狭めている気がします。

ほかにも英語を使いたいなら、通訳って仕事もあったりとか、接客でも英語使えたりとか、バイヤーとかいろんな職種があるから、自分でいっぱい遠回りをして、ルートを最終目的地を決めたほうがいいなって、すごい思うので。

志望する業種、企業は固めすぎないほうがいい

水谷:どうしてそう思ったの?

内定者:私も初めは、メーカーに行きたいと思っていたんですよ。でもメーカーが本当に自分のやりたいことかなって思って、そうしたら途中でMRっていう知らない職業に出会いました。

そこで社会貢献度が、私が見てきたどの職種よりも1番高いと自分は感じて、MRを目指そうと思ったんです。知らないところに意外と自分のやりたい、やれるってマッチングすることはいっぱいあると思う。

水谷:最初から固めていたら出会えなかったってことね。

内定者:はい。

水谷:いざいろんなものを見ていたら、自分が「これだ!」って思うものに就活の間で出会えましたって話ね、今の。

内定者:そうですね(笑)。ありがとうございます、まとめていただいて(笑)。

水谷:なるほどね。

内定者:はい。