私の総選挙への出馬はございません

記者1:よろしくお願いします。まず知事から、今日どういうお話だったのかお願いします。

小池百合子氏(以下、小池):考えてみたら25年ぶりにこうやって2人で話す機会を設けることができたということです。

改めて、今回の総選挙、戦いが始まったわけですけれども、始まるわけでありますけれども、やはり安倍一強をどうやって倒して、そして国民に実感のある生活、これをどうやって確保するのか、連携をしていこうということを改めて確認をさせていただきました。

そのうえで、これまで民進党におられた、籍をおいていらしたみなさんが、希望の党とともに、政策を共有し、そしてともに戦っていこうということを改めて確認するにいたって、私はその際に寛容な心で仲間をしっかりと受け止めて、そしてともに戦っていく。

そしてまた、今回の選挙戦において、私どもの政策をしっかりと全国津々浦々で伝えていこうということも確認をさせていただきました。

なお、前原代表のほうからは、私自身が出馬をというお申し出を今日もいただきましたけれども、最初からこの件については、私の総選挙への出馬はございませんということを改めてお伝えを申し上げました。

その際に、ではどういう旗頭で戦うのかということでございます。希望の党のチャーターメンバーとともにどのようなかたちが一番いいのかということをきちんと整理をしていきたいと考えております。

考えてみますと、この首班指名うんぬんのときにこれまで自由民主党の方々は、羽田政権のあと村山政権を担がれたということがございました。こんなかたちで水と油で手が結ばれたなどということも「首班指名」という言葉で改めて思い出したところでございます。

少なくともしっかりとこの戦いにおきましては、「安倍政権に対峙をしていく」という方向性を一致しながら、これからの総選挙に臨んでいきたいと考えております。

前原氏からも熱心なラブコール

記者1:そうしますと、もう立候補は完全にないということを前原さんとも確認したということでよろしいんですか?

小池:たいへん熱望をいただきました。ラブコールいただきました。私は冒頭から私自身の総選挙の出馬ということは考えていないということは再三お伝えしてきたとおりでございます。

ではどうするかということで、改めてきちんと私どものほうで整理をさせていただきたいと考えております。

記者1:ただそうであっても、党代表として当然選挙戦には?

小池:はい。例えば大阪の日本維新の会のほうでは、共同代表で松井知事が就いておられます。もう片方の共同代表が片山虎之助さんということで、あちらの場合は国会の顔として片山虎之助さんがなっているというのが現状でございます。

記者1:今回一部、受け入れたことによって、政策的な整合性を問う声もあるんですけれども、そこはとくに問題ないと知事はお考えですか?

小池:いや、私は今回の協定を結ぶ際に、これまでいろんな国会でのご活動をなさってきた。しかし、やはり今リアルな北朝鮮情勢などを目前にしながら、議論のための部分と、それからどうやって国民の生命、そして生活、財産をこの状況で守っていくかというと、自ずと答えは新しいものを描かざるをえないと、このように思っております。

そこにみなさんが意識を共有していただいて、政策を共有していただいて、新しい流れを作っていこうというのが現時点でございます。

記者1:知事はあれですか?  都議会で(聴き取り不明)?

小池:そうなんです。ということでよろしくお願いします。22年ぶりの女性副知事が誕生しますので。

記者2:首班指名を決めるのはいつまでに? 旗頭ですけれども。公示前には?

小池:その点はきちんと仲間で話をしていきたいと思っております。ありがとうございます。