内定が出たのは某メガバンクと生命保険会社

水谷健彦氏(以下、水谷):まず最初に、就職活動でエントリーは何社した?

内定者:ES出したのが、30弱だったと思います。

水谷:30弱ね、結果的に内定が出た会社は?

内定者:2社です。

水谷:2社ね。それはどんな業界?

内定者:1つが某メガバンクの総合職、もう1つが生命保険会社の地域職です。

水谷:地域職なんだそれは?

内定者:はい。

水谷:2つ内定してるけど、けっこう毛色の違うものだね。

内定者:そうですね。

「やりたい仕事」か「働きやすい環境」か

水谷:それは総合職でいくのか、地域職でいくのかをずっと悩んでいたってこと?

内定者:ずっと悩んでいましたね。……なんですけど、金融の銀行の総合職の仕事がやりたいっていうのはずっとあって受けていました。

一方、本当に総合職でいいのかなって悩みもあって。生命保険とか損害保険とか、まだまだ総合職の女性の割合が本当に少なかったりして、そういう業界柄的にも地域職で保険は出していました。

水谷:最終的にはメガバンクのほうを選んでいると。

内定者:はい。

水谷:それはやっぱり総合職だったから?

内定者:そうですね、2社で迷ったポイントが「やりたい仕事ができるか」「働きやすいほうをとるか」でした。仕事か環境か。どちらかをとるかみたいになって、やっぱり「仕事」をとったほがいいかなと思って、それは銀行にしました。

1次面接での内容は?

水谷:メガバンクの話がちょっと聞いていきたいんだけど、面接は何回あった?

内定者:私は4回ありました。

水谷:最初の面接はいつ頃?

内定者:4月1日です。

水谷:だいたい何分くらいの面接でどんなスタイルで。

内定者:20分から30分……。20分くらいですかね。1対1で、本当に基本的な事を履歴書に沿って聞かれました。

水谷:基本的なことっていうのは、具体的に言うとどんな質問がくるの?

内定者:学生時代で頑張ったこと、ゼミの話、サークルの話、課外活動のほかになにやっていたか、あと自分の長所、短所、入ってからなにをやりたいか、ですかね。

水谷:なるほどね、本当に極めてオーソドックスなことを。

内定者:(笑)。そうです。

水谷:1次面接では聞かれましたって感じ。

内定者:浅く広く聞かれました。

1次面接の翌日に2次面接!

水谷:次に2次面接だけど。4月1日に1次面接して、2次面接はいつ?

内定者:次の日の2日です。

水谷:次の日、じゃあ4月1日に面接したら、もうその日の夜に連絡が来て「明日来れる?」みたいな感じ。

内定者:そんな感じです。

水谷:なるほどね。で4月2日に行きました。何分くらい? 面接で。

内定者:変わらず、20分30分くらい1対1で、同じように。

水谷:聞かれた内容は?

内定者:聞かれた内容は、人が変わっただけで同じような話を(笑)。

水谷:(笑)。

3次面接はさらに翌日だった

次の3次面接これ時期は?

内定者:時期も次の日3日。

水谷:3連チャンなんだ(笑)。なるほどね。どんな内容だったの?

内定者:3次面接になるともっと偉い人がおそらく出てきて、けっこう空気がピリッとした感じの中で面接を行いました。

水谷:1対1?

内定者:1対1です。

水谷:聞かれる内容は?

内定者:聞かれる内容は最初から最後まで、私はオーソドックスなことしか聞かれなくて。

水谷:一緒なんだ。

内定者:でも高校の時の話まで掘り下げられて、けっこう話しました。

面接官の方が私の高校のことを知っていたので、そういう話でちょっと盛り上がったりして。最初ちょっと恐い感じの面接官だったんですけど、話していくうちにけっこう笑顔で話してくれるようになって、最後は和やかな感じで終わりました。