8割の投資家が利益を出せていない

中原良太氏(以下、中原):今回も動画講座のほうを始めさせていただきます。今回のテーマは「トレード入門者が今スグすべき3つの緊急課題」。こちらのテーマでお話しさせていただければと思います。

これは主に投資の初心者の方が陥りがちな間違い、あるいは勘違いをしてしまう方が非常に多いんですね。

実際に、できるかぎり早く株式投資、株式トレードを上達したいとみんなが願っているにもかかわらず、ほとんどの人が間違った方向で勉強してしまったりですとか、あるいは、間違ったかたちで投資法を実践してしまうということがよくあるんですね。

その結果、利益が残せなかったという方もいらっしゃいますし、逆に、うまくはいったんだけれども、勉強しても自分の身になってると思えないと。勉強はしてるけれども、自分の何が良くなったのかがさっぱりわからないと悩まれてる方も非常に多いです。

なぜこんなことが起こるのかというと、そもそも株式投資、個人投資家として利益を出すための最短ルートを通ってないんですね。順番を間違えてしまっている。

投資家として利益を出すために一つひとつ辿っていくべきステップを1個飛ばしにしてしまっていたりとか、あるいは、そもそもその手順とはまったく違う方法で勉強を進めてしまう、学習を進めてしまうという方が非常に多いと。これが理由で相場にいる8割の投資家が利益を出せないというのが現状です。

利益への最短ルート

今回の本講座の目的としては、こちらの画面にあるとおり、株式トレード入門者が実践すべき利益の最短ルートを理解していただこうと思っています。

その利益への最短ルートとはなにかというと、一番はじめのテーマにもあったとおり、3つの緊急課題というのがあります。つまり、3つのことをすれば、最短ルートで利益を出せるような投資家になると、私は考えているんですね。

今回は、その緊急課題として、「利益を出せる投資法とはどのようなステップで課題をこなしていけばいいのか」「その3つの緊急課題とはなんなのか」というテーマでお話を進めてさせていただこうと思います。

では、この動画の目的の共有も終わったところで、ずっとこの話をしていてもしょうがありませんので、さっそくこの3つの緊急課題とはなんなのかというところからお話をしていきます。

トレード入門者が実践すべき3つの緊急課題

株式トレーダーが知っておくべき3つの緊急課題、株式トレード入門者が実践すべき利益への最短ルート、3つの課題とはなにか? それはこちらの3つです。

1つ目が、開発。新たな投資法を開発するということです。2つ目が、実践。実運用で利益を出すということです。3つ目、改善。投資法を改善するというものです。これが投資を始める最も賢い始め方だと私は考えているんですね。

それぞれ、この1、2、3の順でやっていくべきですし、この順番を1つでも飛ばしてしまえば、利益を出せることはありません。それはギャンブルになってしまって、賢い投資法、賢い始め方とは決して言えなくなってしまいますので、ぜひこの順番を守って、緊急課題をこなしていただければと思います。

では、それぞれ、ざっくりとどういうものなのかをお話していきます。まずは、開発。そもそも株式投資を始めるにあたって、自分専用の自分に適した投資法というのを持っていなければ、なんの計画もなしにトレードをしてしまうことになります。それはあくまで投資・トレードではなくて、ギャンブルと同じですよね。

なにも考えないで、自分の感覚でただただ売買してしまう。自分の感情に任せて、「これが好きだ」「これが嫌いだ」と売買してしまう。これはギャンブルと一緒なので、まず自分に適した投資法というのを開発する必要があります。これが第1ステップですね。

2つ目が、なにをするべきかというと、その自分で開発した投資法を実際に使うというのが非常に大事なステップです。

どのような投資家も、この実践を怠りがちな傾向にあります。自分で作ったものに対してお金を実際に使って運用するというプロセスまで辿り着く方が非常に少ない、あるいは、実践までためらってしまって、結果的に時間を無駄にしてしまう。こんな方が非常に多いので、この2つ目の実践が非常に大事なポイントですので、押さえておきましょう。

3番目に、改善ですね。自分で作った投資法、実践を通じて、悪いところ良いところというのが見えてくると考えられます。この改善点が確認できたところで、はじめて改善をしていくというのが非常に重要なポイントです。

ここで非常に肝になってくるポイントが1つあります。それはなにかというと、実践が2番目にきて、改善が3番目にくるというポイントです。

ほとんどの8割方の投資家は、この2番目と3番目を入れ替えてしまうんですね。改善を先にして、実践を後回しにしようとします。これは非常によくない癖であったり、あるいは間違えた改善につながってしまうので、私はよくないと感じています。賢いやり方とはとても言えないと私は考えています。