ひとつの操作で1年が“13ヶ月”になる超簡単な魔法

どれくらい瞑想すれば効果がでるの？

DaiGo氏：では、続いて、実際に脳のかたちを変えるレベル。瞑想って個人差もありますけど、「一体全体どのくらい行えば成果がでるんですか？」って、聞く人がいるんですね。

これは難しくて。瞑想による成果って、3つの段階があるんです。1つ目の段階はなにかというと、自分の感覚として、主観として、「あ、集中力ついたな」「自制心ついてきたな」っていうのが最初の感覚、第1段階ですね。これはだいたい瞑想の合計時間が3時間を超えたくらいですかね。だから、1日10分瞑想したら、18日分ってことですね。

第2段階としては、瞑想の合計時間が11時間を超えた辺りから、脳の中の自制心を司っている、いわゆる前頭葉ですね。前頭葉の領域の神経連絡がよくなります。だから、脳細胞のつながりがよくなるってことですね。これが第2段階目。

そして、第3段階目として、脳のかたちが変わるっていうところがあるんです。つまり、前頭葉が肥大化して、筋肉が太く大きくなるのと同じですね。肥大化して、パワーがつくというか。自制心が付き、集中力が付き、決断力も上がりよい効果が出てくると。

これがどのくらいで起きるかというと、これは諸説あるんですけども、多分一番これが言ってること正しいんだろうなと思うのが、だいたい30分の瞑想を8週間続けたら、それが起きるよってことがわかってるんですね。

そうすると、8週間、1日30分の瞑想を8週間続けることができれば、脳への血流、脳全体への血流がアップして、灰白質という、脳のいわゆる前頭葉の自制心を司っている場所、自分をコントロールしている場所ですね。それが増加するってことがわかっているので、物理的な変化が起こるのは30分の瞑想を8週間やったときのですね。

だから、ぜひみなさん、30分の瞑想ってけっこうきつそうに感じるんですけども、意外とできます、やれば。で、15分はね結構きついんですよ。15分突破するまでがきついんです。15分を超えちゃったら、もう、おんなじです、30分まで。同じなので、ぜひ、やってみてください。

DaiGo氏が電話に出ない理由

それで大事なのは座り心地がいい場所とか、環境を用意するっていうことですね。僕も電話出ない人なんで、「電話出ない」って言ってるんですけど。

みなさん、例えば電話をなかなか切れないとか、仕事とかでそういうのかかってきたりして困るっていう人は、そんなのかかってこない時間帯にやるとか、ちょっと早めに会社に出社して、「瞑想中」とか書いた紙を置いて、話しかけられないように瞑想するとか。そういうのをやってもいいかもしれない。あとは公園でやってみるとか。それで、携帯の通知は切るのが基本ですね。

電話、出ないんですよ、僕。仕事とかで、「すいません。緊急の連絡先が必要なので電話番号教えてもらってもよいでしょうか？」「出ないですけど大丈夫ですか？」って言って教えるという。教える、または教えないって、感じですね。

鳴らないんですよ、電話が基本的に。登録している人、お気に入りに登録している人しか鳴らないので。だから、僕に電話をかけられる人は片手で足りる人しかいないという。出ないから、緊急役に立ちません。

これは、すごく重要で瞑想が人生を充実させたり、満足度を上げるというのは、注意力の問題なんです。特に現代ではお金とかモノがあふれてるじゃないですか。お金とかモノよりも、みなさんの集中力とか、注意力が財産だと覚えておいてください。

「注意力こそが最高の財産である」

これで、一応ビジネスの部分の話は終わりにして。ここから先は具体的な仕事のなかでも使える、日常生活のなかでできる瞑想トレーニング、前頭葉のトレーニングをご紹介することによって、なかなか瞑想する、まとまった時間がないって人でも、よくあるいつもどおりの日常生活のなかでも、脳を鍛える方法をご紹介します。

会員限定でも紹介しますけど、最後にお話したいのが、「注意力というのが最高の財産になる」って予言した人がいるんですよ、人工知能の父って呼ばれる人なんですけども。ハーバードサイモンだったかな、がそういう話をしてて。

それはなにかというと、ものがあふれて情報があふれてくると、僕らがいろんなものを選択しなくちゃいけないし、いろんなものに注意がそれちゃうんですよ。そうすると、本当に注目すべきところに、脳の力が向けられなくなる。

成功している人も失敗している人も、別に同じで、けっきょく、例えば成功している人というのはいろんな情報が入ってきて、いろんなことを判別しなくちゃいけないから、本当に人生を充実させるためにやるべきことに注意を向けられない。

逆にあまり裕福じゃない、生活が苦しい人は、その目の前に起こるいろんなこととか、生きていくために必要な、でも自分が人生をかける集中力を本当はかけるべきじゃない場所にに注意をもってかれてしまって。

だから、お金とかモノじゃないんですよね。注意力こそが最高の財産なんだと。

1年を13ヶ月にする方法

それはなぜかというと、現代は注意力を向けられる時間が非常に少なくなっているからです。だから、最後に1年を、これは前にちらっと言ったことあるんですけども、みなさんの1年を13ヶ月にする方法をご紹介したいと思います。

みなさんの1年を、13ヶ月、つまり1ヶ月増やす方法があるんですよ。これはなにかというと、携帯電話の通知を切ることです。携帯電話の通知、すべての通知を切ってしまって、携帯にピコンと鳴った携帯にいちいち目を向けなくていいようにしてほしいんですね。

これをやるだけで、みなさんが今持っているのが12ヶ月だとすると、13ヶ月に伸ばすことができます。だから、携帯の通知に振り回されるのはやめてほしいんです。

なぜかというと、1回ピコンて鳴って、LINEとかを見たりしますよね。これでみなさんがどれくらいの時間を損しているかというと、ピコンと鳴って、この注意が携帯に向いた瞬間に、この注意をもう一度自分の目の前にあった作業に戻すのに……。しかもトップの集中状態だった場合ね。

集中状態がピークだった時にLINEとかが鳴ってしまって、目がこういってしまったと。それから、また戻すのに、どのくらいかかるかというと、集中力のエンジンが1回切れてしまって戻すのに、25分もかかるんですよ。25分ですよ？　だから、携帯が1回鳴るごと、通知が鳴るごとに25分ずつ奪われているんです。

そしたら、あっという間に1ヶ月、2ヶ月と奪われますよね、1年経ったら。そうだから、集中力、意志力の奪われ方というのは本当に今は酷い状況にあるので、ぜひ、通知を切るというのをやってみることをおすすめしたいと思います。

会員になるとすごく学びがあるチャンネルです

というわけで、ここから先は会員限定に切り替えまして、日常生活でできる瞑想法についてご紹介したいと思います。

ぜひ、無料で見ていただいている方は、この先も聞いていただければと思います。今、アーカイブ作業を着々とやっておりまして、けっこうたくさんの動画がアーカイブで公開されます。特に、4月は、今までみなさんからリクエストがあったアーカイブを、もう全部、仕掛けてありまして、順次公開されていきます。来月の中旬くらいから、2日に1回くらいのペースで、アーカイブ動画がぶわっと、ボカスカ追加されていきますので、ぜひ、見ていただければと思います。

自分から言うと、押し付けがましくなるので、あまり普段は言わないんですけども、だいたい、1回の放送で、3冊とか5冊くらいの本の知識を凝縮して伝える放送をしていますというのを、初めての方もいらっしゃると思うので。

それがだいたい、月4回を目標って言ってるんですけども、8回か10回くらい放送しています。10回放送だったら、1日5冊だったとすると、1冊1,000円と考えても、5,000円。で、これが10冊分なんで5万円分くらいの情報量が絶対にあります。

プラス過去の放送も、極端に音質が悪いものとか、異常に長いものとか、あと権利関係で出せないものを除いて、ほぼすべての動画が見られますので、月540円で全部見放題です。