思い出の品は捨ててはいけない

DaiGo氏:今回ご紹介するのは、失恋から簡単に立ち直る方法です。「簡単に」って言ったんですけど、多分簡単には立ち直れないと思うので、「より早く」失恋から立ち直る方法を今日はご紹介したいと思います。

大きく分けて2つあるんですが、1つ目のポイントがすごく重要です。1つ目は何かというと、別れたとして、元カレあるいは元カノの、思い出の品とか思い出の写真とかを決して捨てないということが大事になります。

こうすると、多くの人が「え〜、だって捨てたほうが区切りがつくし、けじめがつくからいいんじゃないか」と思う方がいらっしゃるかと思うんですが、思い出の品を捨てていいのは、立ち直った後にしてください。

なぜかというと、実はこれも実験されたことなんですけど、自分が失恋をしたとしましょう。失恋をしたときに、相手の具体的な思い出の品だったり写真を捨ててしまうと、立ち直るスピードが遅くなるということがわかっています。

逆に写真とか思い出の品を手元に残して、それを見ていた人のほうが、失恋から立ち直るのが早くなったんですね。なぜか。

これも理由は簡単なんですけど、具体的な思い出を表すものがなくなると、どうなるかというと、自分の中の記憶を思い出すことしかできなくなるんですね。そうすると、人間の記憶っていうのは美化されるものですから、良い記憶ばかりが頭のなかでグルグル回るようになるんですね。

そうするとどうなるかというと、ドンドン美化されていく記憶に苦しめられるわけです。こうすると、後は悲惨ですよね。立ち直ろうにも、頭の中にいる元カレや元カノは、どんどん理想的なパートナー像になっていってしまう。

こうなると、新しい出会いもなかなかできないし、傷から立ち直ることも難しくなってしまう。

失恋ソングをたくさん聞くこと

そして2つ目のポイント。2つ目のポイントは、さらに強化するポイントなんですけど、失恋したときには失恋ソングをたくさん聞いてください。自分の感情を代理するような、自分の代わりに失恋についての言葉を語ってくれるような媒体ですよね。失恋ソングって。それをたくさん聞くことによって、自分の悲しいという感情を発散することができますから、これも使われる方法ですね。

ですから、失恋から立ち直りたいんだったら、2つのことを意識してください。1つ目は、立ち直るまで思い出の品を捨てないこと。そして2つ目は、失恋ソングをたくさん聞くことです。

この2つを、ぜひ試してみてください。メンタリストのDaiGoでした。