視界に浮かぶ虫みたいなアレの正体

ハンク・グリーン氏:動画の設定を変えないでくださいね。スクリーンが真っ白なのはわざとです。

わざと真っ白にしてその光が皆さんの眼球の膠原の網膜に影を落とし、目の中の濁りが良く見えるようにしています。目の濁り(眼球に浮かぶ虫)とは、透明な虫が皆さんの眼の中をうろうろと動き周り、視界に影響を与えることを指します。

そしてそれに気が付くのは、真っ白な紙や綺麗な青空を見た時です。皆がこの虫を持っているのですが、気が付かない人もいます。この虫を見たことがあるのであれば、きっとその虫はまだそこにいますよ。

眼球の真ん中、光が入る瞳孔の間に硝子体液というものがあります。それは眼球の中にあるねばねばしたものです。この硝子体液というものは非常に透明度が高く、その透明度は皆さんの自宅のシンクから出る水よりも高いです。

実際硝子体液の99パーセントは水分で、残りの1パーセントはコラーゲン繊維です。コラーゲン繊維は腱や靭帯といった結合組織をつくります。眼球の中にある1パーセントのコラーゲン繊維が眼球のゼリー質を一定に保ち、すべてがきちんと機能するようサポートしているのです。皆さんが眼球の中を実際に見たことがあるかは知りませんが。

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