シモダテツヤ(以下、シモダ):はい、どーも。第ウン回目のミサワ公式ホームページの……会議?

家入一真(以下、家入):はい。

シモダ:これ、放送したら意外と評判良くて。やっぱりこういう生の会議をギュッと保存して、みんなに公開するのは良いなって。みんなで作ってる感。

家入:そうですね。一つのホームページが出来るまでの過程が見れるって機会は、中々ないですからね。

シモダ:そうですね。

家入:やる意義がありますね。

シモダ:ありますねー。こういうプロモーションの仕方もあるんじゃないかと。で、今回も来ていただきました。地獄のミサワさん。よろしくお願いします。

家入:よろしくお願いします。

地獄のミサワ(以下、ミサワ):よろしくお願いします。……そろそろ、かっちり作ってもらっても、良いんじゃないかなと。見てもらうのは良いんですけど、過程もそろそろ……。

家入:まあまあ、そうですね。

シモダ:もうね、もうそろそろ、出していきたい。

ミサワ:今回はね(ちゃんとやりますよ)。前回撮った後に、イラストを欲しいと言ってたじゃないですか。

シモダ 家入:はいはい。

ミサワ:それを渡しておいたので。

シモダ:どういうイラスト?

ミサワ:まあ、この……。

シモダ・家入:(笑)。

ミサワ:これ、落書きしてありますね。落書きしてないやつ……。これですね。『袋を余分に持ってきてるヒデちゃん』。

こういうイラストを、僕が書いている。こういうのを載せたサイトを。

シモダ:それ一番、ミサワっぽい。なんか、色の使い方もミサワっぽいよね。

家入:そうですね。

ミサワ:これを渡しておいたので。まあ少なくともイラストレータ―らしいホームページには、なっているんじゃないかなと。

家入:僕とシモダ君はイラストをデータでいただいたので、僕たちはちゃんとね、それを……。

シモダ:そうですね。ちゃんと世界観、ミサワの絵のタッチとか、暖かさとか、おもしろさっていうのをすごく引き出した感じ。せっかくこんなに良いね、しっかり描いたイラストを。

家入:色も付けてね。

シモダ:これを前面に押し出して、ミサワのイラストっていうのをね。バッとつけさせるという形のを、作ってきました。

家入:今回は分担してね。トップページは僕が作りまして、次のページはシモダ。

シモダ:やっぱりイラストの良さってところをすごく考えて作ったので。ページのデザインとかも。前回の会議が終わって二人で話してたのが、、まあミサワは関羽じゃない、と。

家入:関羽じゃないことがわかった。

シモダ:めちゃくちゃ反省してたんですよね。社長(家入)も社長でいつまでも、関羽じゃなかったら于禁なんじゃないかなー、とか、曹操じゃないよねーとか。揉めに揉めたんですね。呂布じゃないと思います、とかね。で、ミサワから昨日、うちにイラストのデータが送られてきて、そこで我々も目が覚めた。

家入:そう。あーこれだー! と。

シモダ:そういうことを言いたかったんだ。

家入:早く言ってくれよ。

シモダ:で、社長と僕のほうですぐに作業に取り掛かって。で、これね。

家入:トップページ。下からいったほうが良いかな?今回のはね……。

シモダ:ロゴもいいですね。

家入:最近のサイトって、タイトルちっちゃめが多いんですよ。でもミサワのキャラクターとか、そういうの生かそうと思った時に、やっぱりインパクトがあったほうがいいなと。

シモダ:そうですね。

家入:で、ゴシック体を選びました。しかも太めのね。

シモダ:入口って感じがして、すごく良いと思います。

家入:下に英語で、地獄のミサワのサイトにようこそ、みたいな。

シモダ:はいはい。なるほど。

家入:これで外人さんも安心だし、英語使うとちょっとおしゃれですね。で、ENTER。

シモダ:ENTERから徐々に下へいくと……。

ミサワから送られてきたデータをもとにですね、社長のほうで。

家入:はい。

シモダ:一番いい形。

家入:このバランスっていうのが、すごい難しかったんですけど……。

シモダ:距離感もすごくいい。これ二人ともミサワなんですか?

家入:はい。本人ですね、ミサワ自身。で、向かって左は中学時代。

シモダ:あー、痩せててね。

家入:これが結構、男前なんですよ。

シモダ:本当に男前だなーっと思います。

家入:これ陸上部かなんかですか?

ミサワ:いえ、違います。

家入:これ陸上部の頃かと思うんですけど。

シモダ:そうですね、なんか走ってた感じの……。まだ友達と一緒にバトンを回すところに、喜びを感じてた頃ですね。で、それから大人になるんですよ。

家入:大人になって……。

シモダ:今(向かって右)。昔があったから今がある。そういう感じがすごく出てますよね。あの、これね、難百年か前に絶滅した、ステラカイギュウにすごく似てるんです。

家入:(笑)。

シモダ:肉がうますぎて、すぐ捕食されて絶滅したんですけど。

家入:そんなのいるんだ。

シモダ:マナティーのもっと大きいやつですね。それにすごく似てるなーってことで。

家入:顔が?

シモダ:顔、体。

家入:なるほどね。見てほしいのは、この顔。大人の顔。良い顔してるんですよねー。

シモダ:ちょっと笑ってるのわかりますか?

家入:これ、したり顔してるんですよねー。

シモダ:したり顔で、その目線の先には……。かっこいい頃の自分ね。昔をうらやましいと思って、でもいつか俺みたいになるんだぞ、いつかこんな恰好するんだぜ、というのを。そこで時間というものを表現してますよね。

家入:隙間でいうとそんなにないですけど、すごい時間を……精神的な距離みたいなものが表現されているんじゃないかな。

シモダ:そうですね。

家入:あと(写真の)大きさもあって、遠近も出てるんですよね。

シモダ:出てますね。若い頃って、将来こんなになるって思ってなかったと思うんですよ。そこの物語性、含みを持たせました。やっぱり見た人にいろいろ想像していただきたい、というのを社長は表現したかったのかな。

家入:そうです。で、(右の写真の)半身が切れてるのは、物陰から見ている感じね。

シモダ:そこを白で飛ばしてるのが、またおしゃれですね。

家入:そうですそうです。

シモダ:これは良いでしょ!

家入:ね。

シモダ:すごく良い。おーい! って感じ。

家入:でも遠目に見ても、おしゃれなんですよ。

シモダ:本当だ。

家入:すこしテクノっぽい感じしません?

シモダ:あーそうですね。テクノっぽい感じしますね。

家入:ミサワのイラストにテクノを感じるんですよ。

ミサワ:……イラストにテクノを感じてもらえるのは良いんですけど。これイラストじゃないですよね?

シモダ 家入:……。

ミサワ:これ。

シモダ 家入:……え?

ミサワ:え? じゃなくて、これ。よく見てください、これ。イラストじゃないでしょ。写真でしょ?

家入:……うん。

ミサワ:……イラスト、載せたいでしょ?

家入:うん。だって、こっち(イラスト)をデータとしていただいて。

ミサワ:渡しましたよね。

家入:これを元に。

シモダ:元にした感じの。

ミサワ:元にして、なんでこれなんですか?

家入:……インスピレーション?

ミサワ:……インスピレーション?

家入:ここから膨らんだんですよね、想像が。ミサワの絵がすごく良いなと思ったのは、これを見たときにすごい世界観が、頭の中でパーッと。

シモダ:溢れ出しちゃった。

家入:溢れ出して、それをどうにか形にしなきゃと。徹夜しましたよ、僕。

ミサワ:なんでそれの結果が……。タイツの俺なんですか?

シモダ・家入:……。