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笑っていいとも「タモリ×たけし」最後のテレホンショッキング 全文書き起こし

笑っていいとも「タモリ×たけし」最後のテレホンショッキング 全文書き起こし

2014年3月31日に最後の放送を迎えた『笑っていいとも!』。その最後の「テレホンショッキング」のゲストには北野武(たけし)が登場し、タモリと昔なじみならではの親しみのあるトークを展開した。以下、その全文を掲載。

スピーカー
タモリ氏
ビートたけし氏

ビートたけしからタモリへの表彰状

タモリ さあ参りましょう。ビートたけちゃんです。どうぞー! ビートたけし(以下、たけし) 一応今日は表彰状を読みに。 タモリ おお。その前に。この(和服の)紋はフジテレビの。 たけし ええ、ちゃんと。表彰状。タモリどの。長らく笑っていいともの司会を務めてきたタモリさんに、私から表彰状を贈りたいと思います。ちなみに、この表彰状はすべてゴーストライターが書いたもので、私は一切関係ないことをご了承ください。 本日は32年間続いた国民的長寿番組、笑っていいともの最終回という晴れの日に、世界的人気映画監督であり、高額納税者人気タレントでもあり、さらに総理大臣にしたい男5年連続ナンバーワン。上司にしたい男3年連続ナンバーワンという、人気と実力を兼ね備えた、超一流タレントである私を呼んでいただき、誠にありがとうございます。 タモリ 何しにきたんだよ(笑)。 たけし 私の『笑っていいとも』の思い出といえば、1983年2月、理屈ばっかり言っていた田中康夫が気に食わず生放送中に乱入し、首を締めあげたことです。その結果、翌日のスポーツ新聞には「たけし、心身症」と書かれてしまったこと、今となってはいい思い出です。 タモリ 表彰状じゃないじゃない(笑)。 たけし 『笑っていいとも』といえば、いいとも青年隊。いいとも青年隊を忘れるわけにはいきません。かつて女を騙し、金をせしめ、詐欺恐喝罪で訴えられた、H賀研二さん。パチンコでマンションを買ったと威張っていた、K保田Aつしさん。いまだ「世界ふしぎ発見!」でしか姿を見ることのない、N村真さん。さらには、いいとも青年隊卒業後、ホームレスになってしまったK田K作さん。そして全く売れなかった萩本欽一さんところの、あさりど、などなど、数々の一流タレントを輩出してきたことを忘れてはいけません。 タモリ 何が言いたいの(笑)。 たけし それになんといっても、この番組の名物コーナーである、テレホンショッキング。友達を紹介するという名のもとに、いきなり電話して出演をお願いするという斬新な企画でございました。しかしながら女優の矢田亜希子さんが女優の大竹しのぶさんを紹介したとき、思わず「はじめまして」と言った瞬間、私はショックのあまり耳が聞こえなくなりました。そしてまた、得意の作曲活動を諦めなくてはいけない事態に陥ってしまいました。改めて芸能界というのは、やらせの世界だなと痛感した次第でございます。 (会場笑) そして『笑っていいとも』を語る上で、32年間の間初めて、新宿に来た番組観覧の田舎者を相手に、何もやらず、間抜けな芸人に進行を任せてきたタモリさんに触れないわけにはいきません。 かつてあなたはヘルスの呼び込み、オレオレ詐欺の出し子、パチンコへのさくら、フィリピン人との偽装結婚の斡旋などを経て、芸能界に入り、イグアナの形態模写、四ヶ国語麻雀、意味不明なハナモグラなどの卓越した芸で、一部のエセインテリの集団から熱狂的な支持を受け、あれよあれよという間に国民的人気番組の司会者にまでのぼり詰めました。しかし、そんな『笑っていいとも』も今日をもって終わってしまうかと思うと、私としては残念で、ありません。ただ、明日からはO倉智昭さんの『かぶっていいとも』という番組が始まると聞き……。 タモリ やめなさい!(笑) たけし 私は思わず聞こえなかった耳が回復し、今ではゆがんで聞こえるまでになりました。最近では、新垣さんとの一度壊れた友情も復活し、今では二人で元気に作曲活動にいそしんでおります。ですからタモリさんも、なんの心配もすることなく、二流とも三流ともつかない芸人しか出ないと言われている「タモリ倶楽部」に全精力を注いで頑張っていただきたい! 2014年3月31日、「A女E女」復活を望む会会長、イジリー北野。 (会場拍手) たけし (目録を次々に渡していく)。まず、青山葬儀場割引券。紙おむつ一年分。ゲートボール高級スティック。都バス無料券。 タモリ もう無料だよ、俺は(笑)。 たけし 3D入れ歯交換券。多磨霊園、永代供養権と。 タモリ ありがとうございます(笑)。いやあ心温まる弔辞、本当に……。

『いいとも』はたけしがやるかもしれなかった?

たけし 俺、(いいとも)何回出たろ、俺? タモリ え? 4回か。 たけし その前に、『笑ってる場合ですよ』ってあったんだ。 タモリ そうそう、『笑ってる場合ですよ』があったんですよ、それに(たけしさんは)出ていたんですよ。 たけし でそれが2、3年? タモリ 意外とすごい人気番組で。けが人が出るくらいだったから。階段でね。B&B人気で。 たけし で、それ終わって、次帯でやるって言って。俺にも話きたんだよ。そしたらうちの事務所が「月金にあいつが行くわけないじゃないですか!」って言って。フジテレビはすぐ「あ、そうですね」と言って。あと、何もなかった。フォローも何もなかった。タモさんか、さんまか、俺だ、なんて話だったよ。 タモリ へえー! たけし でもはなから俺、相手にされてなかった。その前から休んでたから。「お化けが出た」って休んじゃったりなんか。 タモリ あの日、まったくゲストでもないのに、朝リハーサルであらわれたんですよ。で、「どうしたの?」って言ったら「お化けが出た」って言って。意味がぜんぜんわかんないんですよ。お化けがでて俺のところに来ても困るんだけどな、みたいな。あれ本当に出たの? 四谷かどっかいるときだっけ? たけし またね、気持ち悪いところ住んじゃってたの。窓を開けるとお墓があんのよ。でさ、別に、よく考えりゃどうってことないんだけど、なんか精神的に、気持ち悪いなって思ったら本当に気持ち悪くなってきちゃって。 タモリ 見たの? たけし 何も見ない。 タモリ 何も見ないの? たけし 一回すごいのあった。母ちゃんの墓参りいったらね、ふーってね。黒い影がふーっていなくなったの。うわって思って。あ、花買ってこようと思って、花買ってきたら、またフーって横切って。「わ、出た~」と思って。もう一回こう見たら、ゾマホンだったの。 タモリ なんでゾマホンが墓参りに(笑)。お母さん知らないでしょ、ゾマホン。 たけし 俺になんか、いいことがあったからって。大使になったりして、お世話になったからとか言って。 タモリ ああそう。義理堅いねえ~。 たけし 義理堅いのよ。俺より命日知ってるんだから。俺、おふくろの命日とかよくわからなかった。20何日、とかって。 タモリ (笑)。 たけし だってああいうところなんか、昔の人なんかしっかりしてるから。うちの父ちゃんの命日に、たまにはおふくろが、「たけし、父ちゃんの命日だからちゃんと墓参りくらいいこう」とか言って。「お前なんかお金持ってきたか?」って言って。線香とかどうすんのよ、お盆なのにって言って。どうしようどうしよう、って言ったら。隣の人がさっき来たみたいだよって。隣の線香ついてたから、それ取っちゃって。花もどうせ来ないだろう、って言って、全部墓の周りに山盛りにしちゃって。そしたら、ずっと坊主が見てやがって。そういうことしちゃいけませんよって。 タモリ 悪いねえ、そこは(笑)。霊感はあるの? たけし ない!  タモリ 霊感ないのに、なんでお化けが出たって。気持ち悪いって?

昔の局の思い出

たけし 本当はね、酒飲んで身体が疲れて、仕事行くのやめようって思って。その当時はまだね、テレビ会社も悠長なところあって、「あいつ休んでもいいや、また来週来れば」って。今そんなことやったら大変ですよ。 タモリ 昔さ、倒れそうになって、マネージャーもいい加減で、「いや今日熱あって倒れそう」って。「いやいや、ここで倒れるのやめましょう、ね、現場行って倒れましょ、って言ったって。 たけし 現場行って倒れりゃギャラ半分出ますからって。俺を背負おうとするんだよ。いや俺はそこへ行けないから倒れてるんだって。「いやだから、楽屋で倒れましょう」って言って運んでいくんだから、こうやって。ひどい会社だよ。 タモリ ひどかったね、昔は。あの頃はまたディレクター威張ってるしねえ。怒鳴るしねえ。 たけし こう、みんなセーター肩にかけちゃって。サングラスしちゃって。 タモリ あれ、最近また流行ってるんだよ。女の子が。セーターをこうやるのが。 たけし まだみんなやってるの? (監督のジェスチャーをしながら)こんなことやっちゃって。なんだこれはって思って。何やってんだって。こうやってくるもんだから、俺じゃんけんで「グー」って出したことあるんだよ。そしたら、何やってるのあんた、って言われて。 タモリ こっからこう撮る、ってことをやるんですよ。こっちから切り返して、こう撮って。で、上からこう、とかって。それ、俺らの目の前でやるんだよ。「はい、いってみよう」。ここまでくるときあるよね(顔の間近にまで監督の手がくる仕草)。 たけし ひどいときは看板にキューだしてる監督いるからね。「いらっしゃいませ」っていうのに「用意スタート!」って言って。看板は「いらっしゃいませ」ってこうやって。看板は演技しないだろって。「えいっ」とか言っちゃって。「う~」とか唸ったりさ。銀座の真ん中で隠し撮りで、車のなかにカメラ入れて、ビルの屋上からカメラ撮って、無線で「いいか、いいか、いくぞ本番。絶対バレないようにしろよ」って言って。で、「ようい!」って(大きな声で)言ったら、全員が見ちゃって。それで終わっちゃったって話で。

「お前らは5年ももたない」と言われた時代

タモリ いやあ、怒るしねえ。挨拶に行ったら、「この場で漫才やってみろ」とかっていうのもいたね。 たけし 何が面白いんだ、とかさ(言われて)。 タモリ 我々はね、結構ひどい目にあったよねえ。 たけし ひどい目にあった。テレビのね、絶頂期だもんね。だから、「漫才、それが何が面白いんだ」とか言われてさ。「いや、面白いと思うんですけど」って言ったら。「面白くないよお前」とか言って。それで、「じゃあ帰ります」って言ったら、「なんでお前勝手に帰るの?」とか言って。「いやつまんないんだから」って言ったら。「少しお前、違うネタ見てくれとか言えないのか」とか言って。「言えませんよ、馬鹿野郎」って言っちゃったんですよ。「言うか馬鹿野郎」って言ったら、2年後に漫才ブームになっちゃったの。局の前で「たけちゃーん」とか呼んでるのが、同じ奴なの。「待ってたよ」なんて。「もう笑っちゃった君」なんて言って。「ふざけんなこの野郎! 馬鹿野郎!」なんっつって。 タモリ そうそう、覚えてるんだけど。2人そろってなんか色々言われたことがあった。なんだったっけなあ。お前たちはなんとかかんとかって本当に言われたよね。 たけし 今までの、お笑いとかテレビのタレントらしくないんで、要するに素人みたいな扱いで。 タモリ こんなもの5年もつわけねえとか言われて。3年でせいぜいだろう、かなんか2人で言われたんですよ。 たけし 俺はタモさんだけダメになればいいって思ってた(会場笑)。「ちぇ!」って。俺だけでも生き残ろうと思ったんだけど。そしたら、ふたりとも生き残っちゃったねえ。これ。 タモリ 生き残っちゃったねえ。

これから平日何をする?

たけし 月金でさ、休みの日があるわけでしょう? タモリ 月金で、日曜日休みのときもある。 たけし でしょ? そうすると、これから今度、ペース変わんないんですか? タモリ どうしようかと思って今。そっちのほうが心配で。 たけし だからあの、囲碁の会とかでも紹介しましょうか? タモリ 囲碁の会はいいわ(笑)。俺、休みの日はさ、「あー今日は休みだから」って、朝からビール飲むんですよ。もう歯を磨く前に、今日はいいんだって思って、ビール飲むの。ちょっと暇になると、俺毎日朝からビール飲むんじゃないかと思って。で、大体、7月くらいには死ぬんじゃないかと思って(会場笑)。 たけし お笑いソウスケさん。 タモリ これ、ありがとうございます、本当に(冒頭に渡された目録を持ち上げて)。 たけし 永代供養権。 タモリ あ、これも。

黒柳徹子さん、大橋巨泉さんとの思い出

たけし 前ね、正月の生中継で、おじいさんとおばあさんと女のアナウンサー温泉にいれといて。温泉の栓を抜いちゃったの。最後はうつ伏せになっちゃって。おじいさんは平気なんだけど。レポーターの女の人最後はだんだん前かがみになっちゃって最後は伏せちゃって(笑)。 タモリ 悪いことしたねえ、そりゃね(笑)。 たけし でも今日、この後夜もあるんでしょ? タモリ 20時からあるんだ。3時間、23時過ぎまであるんだ。 たけし フジテレビでお礼とか、こういうの(目録)くれるんですか? タモリ こういうのはくれないと思うけどね。中に入れなきゃいけない袋が、裏にもうこうやって。もうちょっと用意してきてほしい。 たけし フジテレビのお台場のまるいカプセルのなか入れるっていう。地震になるとあれがすとっと落ちるんでしょ? それで逃げてくんでしょ? 日枝さん(フジテレビ会長)たちがみんな。 タモリ 自分でくるくるやりながら、こうやって(笑)。 たけし 俺だけは生き残ってやるって。俺だけは生きるぞってこうやって。でもあれ、黒柳さんが来たじゃないですか。 タモリ 黒柳さん来たね、こないだはもう時間守ってくれて。ありがたかった。 たけし あの人ここにチャックがついてるんじゃないの? 黒柳さんを誰かが着てんでしょ? 元気だよねえ。 タモリ 着てない着てない。元気ですよ。だって90歳まで人の話を聞いたり喋ったりすることが目標だって言ったりしてるんです。 たけし 昔のテレビ朝日は、楽屋入っていくと、すぐ左がたに黒柳さんの楽屋があるのよ。で、徹子の部屋に出したいなって思うと、さっと出てきて。地蜘蛛みたいな人なんですから。「たけちゃん、出てくんない」とか言って。で、断れないから「はい」って言うと、(徹子さんが)「ひとり確保」とかいって。 タモリ ひどいのはあの、大橋巨泉さん。 たけし あ、あのジジイはしょうがないよ! タモリ あれ、ひどいね。廊下ですれ違っただけで「おいタモリ、出てやるよ」って言うんだもん。出てやるって、頼まれてから返事するわけでしょ? 何にも話がいってないんですよ。 たけし 出てやるのが好きなの。 タモリ しょうがないから、「ああそうですか、プロデューサーに言っておきます」ってなるんですよ。 たけし あのオヤジはまだえばってるんだ。 タモリ えばってる。うん。長い間仕事してたよね? たけし いつもあのオヤジに騙されてやめちゃうのよ。ゴルフやりゃ騙されちゃうしさ。あのオヤジさんはこう構えてね、声出すとね、「今声出したろお前」って言うんですよ。だから息止めなきゃいけないの。で、やると、キャディさんがぱたっと音をだして。キャディさんいい加減にしてよ、音うるさいよ、ティーの音もするし、って言うのよ。だからみんなこうやって(息止めて)待ち構えるのよ。それでみんなはーって(息を吐いて)。 タモリ しーんとしてるの? たけし 大体3回あるわけ。自分の番が来るときにはヘトヘトになんだよ。打てないよ全然。 タモリ それでゴルフ友達がいなくなったんだ。あの人一時期ね、旧テレビ朝日の道路でね、時間があったんで、車の中で寝てたの。そしたら助手席に乗り込んでくるんだよね。で、誰が乗り込んできたんだって思ったら、また乗り込んできて。「おいタモリ、あの番組面白いな」出てやるって言って。また出てやるって。で、そこで久米さんが通りかかって。そしたらパッと降りて。「おい久米、お前の番組も出てやる」って。玄関先で仕事してるんだ、あの人ね。すごい人だよ。田舎のニワトリみたいな人だよあれ。これ見てると怒られる(笑)。
<CMに入って終了>

  
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