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「今はドローン飛行の副産物として動画を撮っている」スマホコンテンツ制作会社が空撮に取り組む理由

「今はドローン飛行の副産物として動画を撮っている」スマホコンテンツ制作会社が空撮に取り組む理由

航空法の改正手続きが進むなど、産業面での活用の道筋が作られつつあるドローン。医療から物流、アートなど幅広い分野での展開が期待されますが、これからのドローン産業を担う人材育成も求められています。デジタルハリウッド大学ではドローンについてのスクールの設立を前に、2015年7月22日にシンポジウムを開催。さまざまな立場から発表が行われました。このパートでは、スマホ向けのコンテンツ制作などを手がける株式会社ORSOの坂本義親氏が登壇。同社がドローンを使った映像制作に取り組む理由を、ファッションブランドのPVなどの事例と共に紹介しました。

シリーズ
デジタルハリウッド > 公開シンポジウム「ドローンとデジタルコンテンツの未来像」
2015年7月22日20時のログ
スピーカー
株式会社ORSO 代表取締役社長CEO 坂本義親 氏

スマホのコンテンツ制作会社がドローンに取り組む理由

坂本義親氏 はい。皆さんこんばんは。ORSOの坂本でございます。初めてやらせていただきまして、実は僕らは神田に会社があるんですけれども、こんなに勉強する方がいらっしゃることに感動してまして、やっぱりドローンはすごいんだなと思っています。 僕らは株式会社ORSOというところで、だいたい約120名程度でコンテンツ作りを行っています。僕らはスマホメインでこれまでやってまして、古くは2001年にDwango.jpの、昔は「いろメロミックス」って言ってたんですけど、そちらの着メロを僕が最初に川上さんと一緒に作って、そこからのコンテンツ作りをしています。 今はORSOって言う会社でやっております。本来もともとうちはスマホ屋なのでソーシャルゲームであったり、スマホのサービス事業をやっている会社です。 今回ドローンをなぜ始めたかというと、去年の7月にチーフドローンオペレーターと書いておりますタナカミチトという、今日GH4を持って後ろに立っている男が1人いまして、昔は着メロを作っていた現場だったんですが、ちょうど去年の7月ぐらいに、「坂本さん、ちょっとドローンを飛ばしたい」と。 「もしできるんだったらコンテンツ化を何とかできないだろうか」というのを持ってきまして。じゃあもしかしたら何かできるんじゃないかな、というところが最初でした。 僕らスマホ屋をずっとやっている経験上、携帯端末は昔から端末数が多いんですね。昔でいうと16和音が入ってきたのは、503ぐらいですね。NECさん、富士通さん、NFPDSO。その端末も実は差異っていうのがございます。チップの差異があったり、あるいは音色の差異があったり。 僕ら的には全てのユーザーさんに対して、同じ感動体験を届けたいというのがコンセプトの元にありますので、じゃあ一旦機材を買ってみて、それで試して、どういうふうなことが起きるか実証実験をしようと去年の7月に決めまして、今に至るというかたちです。

観光地や球場、式場などの動画を制作

目的として「言うだけじゃ何も生まれないから実際にやってみる!」と。誰よりもドローンをたくさん飛ばして、データ収集しながらとりあえず動画を作ってみることを、ここ1年やってまいりました。 その中で気温だったり、あるいは湿度、天気などの環境条件、耐久性やメンテナンス、あと一般の方々のドローンの知識や認識はどんなものかというのをずっと。 去年は、「ドローンなんですが」と観光協会さんに電話をかけまして、「すみません。よろしければこちらを撮影させていただきたいんですが」って言うんですけど、皆さんわからないんですね。ドローンってなんですかと。 でもいろんな事件がありまして、いろいろ飛ばせていただきたいというお電話を差し上げると、「ちょっとドローンは勘弁してくださいよ、よくわからないし怖いし」と言われるから、何か少しでも安全なドローンの認知がきちんと伝わればと思っています。だから今回登壇させていただいております。 去年の7月から撮らせてもらった場所は、モバゲータウンをDeNAさんと立ち上げた経緯がありまして、いちばん最初は去年の7月、富士スピードウェイでちょっと飛ばさせていただきました。 その次に、僕の地元は大分県でして、大分の方たちに申し訳ないですが、動画を撮らせてもらえると、インバウンド的な感じで、もしかしたらいろんなところから人が来るかもしれない。だから、まずは撮らせてくれと、大分県の隠れた名スポットを新視点で撮らせてもらう動画を撮りました。 その後、DeNAの横浜ベイスターズの球場と、ベイスターズの中の方たちも撮らせていただき、その他11月になれば京都、大阪、Plan・Do・Seeさんというウエディング場でも撮影させていただき、後はまた秋田、釧路湿原、四万十川などいろいろ撮らせていただいてます。

アウトドアウェアブランドのイメージ映像も

概算になるんですが、この1年でタナカがフライトしたのはたぶん1,500本を超えるかなと思っています。今日は喋っているだけではちょっとわからないので、ちょっと動画を見ていただければと思います。 すみません、昨日ロスから帰ってきて、鼻声でちょっと聞こえづらいところがあると思うんですが、まず動画をご覧ください。 (動画がスクリーンに映し出される) こちらの動画は、群馬県の水上で撮影をした動画になります。アウトドアウエアブランドの「mountain of moods」さんっていうところのブランドのイメージPVを撮影させていただいたものです。 使用させてもらってる機材はPhantom2になります。たぶん飛ばしている方たちもいらっしゃると思うんですが、結構こういうアングルで、グゥーッと撮ったりとか、チルトせずにずっと我慢する映像っていうのは、「結構難しいことやってるなぁ」と思っていただけると僕たちはすごく嬉しいです。 この動画に関してはDJIさんのケーススタディーの中で取り上げていただきまして、中に入ってますので是非見ていただけるとうれしいです。こちらは全てドローンで撮影しています。 もう1本見ていただこうかと思うのは、キレイな映像ばかりでは実はございません。いろいろおもしろいこともやりたいなと思ってまして。 (動画がスクリーンに映し出される) ちなみにこれは公開してませんので、メディアの方たち、すいませんがよろしくお願いします。「ドローンを使っておもしろいことをしたいなぁ」というので弊社の中で企画チームと企画をしまして、あまり見たことがないような映像を撮りたいなと作った映像を今ご覧いただいてます。 なんとなくわかりますかね? ワカサギ釣りなんですけど、もしかするとドローンでワカサギ釣ってみたらおもしろいんじゃないかと。一応我々エンタメのコンテンツを作っている会社ですので、なんかおもしろいことやりたいと。きちんと許可をいただいた上でやらせていただいてますので、そちらだけよろしくお願いします。 公開したいんですけれどちょっと勇気がなくて、まだ公開できておりません。すみません、プレゼン資料に戻ります。

今はドローンの飛行データの蓄積がメイン

僕らの基本方針は安全を第一に考えて、自分がされたら嫌なことはしないと、ずっと掲げております。実は今年の2月にソニー研究所の北野社長と中央大の野波先生と、パネルディスカッションを渋谷でやらせていただきました。 もうずっと言ってきていることなんですが、やはり自分がされたら嫌なことはしないというところが、一番わかりやすいんじゃないかと僕らはずっと思ってます。 もちろん飛ばすための確認を必ず行ったりとか、あるいはバッテリーの安全、1フライト10分を心がけるとか、自主ルールとしてきちんと設定した上で撮らせていただく。お客様に対して、それもきちんと説明をする。 「もうちょっと飛ばしてください」と言われる方たちは実は多いです。ですが僕ら的にはそれ以上は飛ばせません。きちんと管理された敷地、権利がきちんとされている敷地の中でしか飛ばすことができないところも含めて、これから先、撮られるほうも撮る側も、ここの意識はどんどん補充できるといいんじゃないかなと、ずっとやっております。 僕らはこれだけ言いたいのですけど、動画を撮ること自体が目的では実はありません。この機体を、この温度の中で使ってみたらどのような事象が起きるかと。例えば栃木のある氷の滝みたいなところで飛ばさせていただくことがありまして、実は環境はマイナス10度でした。 マイナス10度の中でバッテリーがきちんと作動するか? あるいは電源は入るか? 実は入らなかったんですよね。それをじゃあどのような形で飛ばすのか? ホッカイロを持っていって何とかするのか? あるいは風は無い状態かもしれないけど、電源がつかないというのはどうクリアするか? あるいは飛ばしてる最中にたぶん磁場の影響だと思うんですが、山のところでクルっと帰ってくるっていうことも僕らは経験しています。 その経験がどんどん積み重なっていったときに、たぶん財産になるんじゃないかなと思って、今飛ばしていて、ちょっと凝った作りになってますが、副産物として動画を撮影しているというようなスタンスです。 動画を撮影させていただくというより、飛ばさせてもらうために動画を納品させてもらう。それがたぶん正しい理解かなと思います。 もちろんどのような方たちからお話をいただくかっていうと、いわゆる海外向けの観光素材ですね。こういうところはうちのほうに結構折り合いがあるので、うちのチーフオペレーターのタナカが上手いんですよ。1人しかいませんので、もしご一緒していただける方がいらっしゃいましたら是非よろしくお願いします。

ドローン練習の機会も提供

触る、学ぶ、操作するっていうのは、うちでもイベントをやってまして、もしご興味がある方がいらっしゃいましたらFacebookでORSOドローンって検索すれば出てきます。小さいドローンをうちでは練習していただいています。 やっぱり風がある中で練習をしたりよりかは、小さいものでマイコンが入ってないかたちのもので操作をすることを、うちでは推奨してやってもらってます。ちなみにうちはノード2です。よろしくお願いします。そんな話です。 これから先も、まだたくさん飛ばしていくと思います。ただどのような形でドローンが事業化できるか、どうかっていうのは、もちろんまだ未知数だと思います。その中で安全について、このようなパネルディスカッションに呼んでいただきまして、発表させていただいたことにすごく意義を感じています。 これから先も頑張りますので是非よろしくお願いします。ありがとうございました。 (会場拍手)

  
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