成績最低の2人のスピーチ

司会:次は、成績最低の2人のスピーチです。それでは、ボビー・リスティックとローガン・ダフィーを呼んでみましょう。

(会場拍手)

ボビー・リスティック氏(以下、ボビー):1989年卒のみんな、元気ですかー? 私はボビー・リスティックです。

ローガン・ダフィー氏(以下、ローガン):俺はローガン・ダフィー。ダフトロン3000号とも知られていると思います。

(会場笑)

ボビー:俺たちは、この学校で過ごした8年間でいろいろな事を学びました。そして、みんなに英知ある言葉を与えたいと思います。

ローガン:まず最初に、将来に注力すること。パソコンのように、長くは続かないものに没頭しすぎないこと。電線でできた無言の箱が、10年後も本当に残っていると思いますか。

ボビー:同級生の皆さん。さよならを言う時が来ました。私たちのほとんどはもう二度と会うことはありません。何でしょう、いつか私たちが多数の顔写真が載った魔法の本を使って、連絡を取り合うと思っているんですか。そもそも、それを何て呼ぶのか知っているんですか。

ローガン:僕は何て言うのか知っています! 「一生起こらない」ものです。意義有りですか? それは残念ですね。それを言えるのは、私だけです。

ボビー:私たちは、人生の次のステージに入ろうとしています。私はこの学校で学んだことを一生忘れません。例えば、「moat(堀)」と「boat(船)」の音韻を学びました。

ローガン:偶然だね。私は「noat」が良いと思いますが。私は、なりたいものに何でもなれるということを学びました。つまり、私は人気者です。私は強いです。私は、アスリートです。この言葉を覚えておいてください。今世紀のO・J・シンプソンになります!

ボビー:話題を変えますが、この世界は危険ばかりです。もし、生き抜いて成功したいのなら、たったひとつの言葉をあなたに与えます。「カンフー」。

そして、2人は空手のパフォーマンスをします。

何かを成し遂げたか否かはあまり差異を生まない

ローガン:89年卒の皆さん、私たちは卒業の準備が出来ました。私たちは、将来が今であるということを覚えておかなければなりません。実際には、今は過去です。でも、5秒後は、将来です。待ってみてください。5、4、3、2……今が、将来です!

いえいえいえ! それは今です。おっと、また過去です! 時間は無情です。

(会場笑)

ボビー:私たちは、高等教育を終えたわけですが、まだ沢山の疑問が残っています。例えば、どうやってゴミの缶を捨てればいいのか。考えてみてください。ロナルド・マクドナルドは童貞なのか? 最後になりますが、学んだものを持ち続けなければなりません。

ローガン:何かを成し遂げたか否かはあまり差異を生みません。

ボビー:私たちがお互いに知り合えました。それは凄いことです。

ローガン:愛のために。歌いましょう。そして、2人は歌いだします。

ボビー、ローガン:私たちは道半ばです。希望を持って、生きていきましょう。

(会場笑)

テロップ:ボビー・リスティックは、ハロウィーンにて、ロナルド・マクドナルドの仮装をしている間、童貞喪失しました。

ローガン・ダフィーは、多数の顔写真が載った魔法の本のアイディアを使って、ネット上のソーシャルネットワークを創り出しました。彼はそれを「マイスペース」と名付けました。

(会場笑・拍手)